登録日:2009/06/14(日) 00:09:39
更新日:2020/04/15 Wed 11:48:01
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目次

1)武器としての刀

中国における柳葉刀、西洋の騎兵刀(サーベル)など、刀という文字を当てる刀剣はあるが、
ただ単に「カタナ」と発音した場合は「日本刀」を指すと思ってほぼ問題ない。
広く見ると、片刃の刀剣類を「刀」に、直刀の両刃の物を「」にカテゴリする。
だが片刃のものは反りを持っていることが多いのでここらの分類は曖昧である。

直刀の物ももちろん有り、こちらは古い時代によく見られる。

刀は引き斬るために湾曲しているものが多く、ある程度の技術があってその真価を発揮するものが多い。
とは言え鋼(鉄)の塊には変わりないので思い切り振って人体に当たった場合、十中八九重体あるいは死ぬことになる。
ぶっちゃけ刀で有効打を与えられない程に腕力がない場合は、むしろ他の剣(細剣を除く)を使っても満足な戦果は得難いだろう。
ただし大振りだと実戦的ではなく、武器などで防がれた場合や態勢が崩れても満足に振れるかどうかなどを考えると、やはり刀でも他の多くの剣と同様に腕力が必要となる。
更に実戦では鎧や甲冑(材質の違いなど質や性質は千差万別)やらを纏っている者も多いため、そう簡単にはいかない。


尤も刀においては真価と言える切れ味を発揮できるか云々よりも、強度の方がよく問題視されている。
特に日本刀においては言わば剃刀の様な刃で物体を切断する、というのが主な思想なので強度はそれほどでもない(どの程度の強度かは想定が違うのか専門家の間でもブレがある)というのが通説。
鍔迫り合いや敵の刃を受け流したりしているとすぐに刃はガタガタになるはずである。甲冑の上から斬り付けるのも同様。
それならしなけりゃいいじゃんとか思うかもしれないが、そういう行動を取れないと死ぬような事態はぶっちゃけ多いだろう。達人ならば回数を少なく出来ると思われるが…。
それと流石にスパスパと何人(あるいは十何人)も連続で斬れるものではなく、戦場では途中から鈍器として振るわれたりしたともされている。
また、上手く肉だけを斬れればそうそう刃毀れはしないが、実際のところは骨を断たない(叩かない)なんて余裕をかますなんて無理。

他方では、(時期や工房などにもよるが)丁寧に鍛錬された鋼なので、当時の外国産の剣と切り結ぶことを想定した場合はむしろ強靭という説もある。


ただ槍や薙刀などを相手にする場合にやりやすいかと言うとそうではない…というかむしろかなり厳しい。
そのため刀以外の武器を尽く禁止された江戸時代では主流だったものの、戦国時代では日本刀をブンブン振りまわすよりも、よりリーチの長い長巻などを使う方が主流。
刀を振るにしても馴染み深い打刀や片手で振るう刀身の短いものではなく、大太刀(野太刀)の方が主流だったと思われる。
ちなみに大太刀は馬上戦から発達したものと見られている。
しかし江戸時代に入るとこの大太刀(野太刀)ですら禁止され打刀が主流になる。

なら我々が思い浮かべる長さの日本刀はどう使われていたかと言うと、常に身に着けていられるので補助の武器としては使いやすかったことが一つ。
そしてもう一つは武士の嗜みというステータス…つまり装飾品(名刀の類はほぼ萬集品として扱う)みたいなものである。
もちろん農民上がりの足軽などは武士のステータスとして刀に憧れ、その延長で使いたがる者も多かったと思われる(その証拠になるかは不明だが、戦国時代に入ると日本刀が大量生産され全体的に品質が悪くなったとされている)。


外国においては海賊の下級構成員でもある水夫達がカットラスという湾刀を愛用していたり、モンゴルの影響から馬上の決闘用武器としてサーベルが流行ったり、として農業で使われたり工兵が作業用として所持したりと、
同じ刀の括りで見ても文化や世情に応じて色々な形態になったり使われ方をしている。


実際のところは他の武器ひっくるめてなどの遠距離攻撃の方が主流だけどそれは置いておく。




主な刀へのカテゴリは以下のとおり。

日本刀

手首のスナップを利かせて相手をたたっ切る接近戦全世界最強(らしい)の武器。実際切る以外にも突く、叩くなど、攻撃パターンは多種多様。
居合い二刀流など、構え方にも種類はある。また、日本刀は西洋刀のように両刃ではないので、峰で相手の剣戟を弾いたり、弧を描くその刃で受け流したりできた。
忍刀のような仕込み武器から脇差のような護身用まで、多くの人間に親しまれてきた。
名刀として名高いもの(業物と言う)には、正宗、村雨、村正、備前長船、虎鉄など、FFシリーズなどで聞いたことがある物のほか、雪走、子烏丸など、色々な名がある。
自分の好きな武将の刀を調べてみるのもまた一興だろう。

○柳葉刀

一般に青竜刀と呼ばれている中国の刀。
石像の守護する町で乳ぱんつを盗まれる黒髪のお姉さんが振るっている刀である。

○シャムシール

西洋ではシミターとも呼ばれているペルシアの刀。13世紀から登場した。名前は『獅子の尾』を意味する。

○キリジ

上記シャムシールに酷似したオスマン・トルコの刀。イェリチェリと呼ばれる歩兵部隊の標準装備。

○ヤタガン

こちらはシパーヒー(騎兵)の武器として使用された刀。

○タルワール

こちらもシャムシールによく似た、ムガール帝国の時代に登場したインドの刀。様々な階級で使われた。
広刃の物は処刑用として使われたこともある。

○シャスク

シャシュカとも呼ばれるコーカサス地方の刀で、馬上の武器としてコサックが愛用。

○ショーテル

刃が鎌型になっているエチオピアの刀。を使って攻撃を防ぐ相手の急所を突くために湾曲しているのが特徴。

○サーベル(セイバー)

シャムシールなどの影響を受けて16世紀以降に登場した、主に竜騎兵などの騎兵が使う刀で持ち手を保護するためのハンドガード(護拳)がついているのが特徴。
セイバーは英語表記・呼称。フランスではフェンシングで知られているサーブルと表記・呼称する。曲刀の物だけではなく直刀の物も数多くある。
時代が下るにつれて武器から日本刀同様に身分を証明するステータスシンボルになっていく。

○カトラス(舶刀)

こちらは船乗りが使う刀。元は鉈と同じ作業用の刃物だった。突き刺し易くするよう先を尖らせた物も作られた。
タチウオの英語表記は「Cutluss Fish(カトラスフィッシュ)」とカトラスに擬えたネーミングになっている

別名山刀とも呼ばれる、作業用の刃物。
詳しくは上記項目参照。

○タングステン刀


○ハルパー

ハルペーとも呼ばれる、刃がCの形になっている古代ギリシアの刀。ペルセウスがメデューサの首を切り落とした武器としても知られる。

○ニムシャ

北アフリカの刀。短い刃が特徴。

○コラ

ネパールの刀。刃先が幅広くなっているのが特徴。

○カラベラ

アラブ、インド、北アフリカなどで使われていた刀。
ヨーロッパにもナポレオン・ボナパルトの時代にフランス陸軍の軍刀として導入された。


◆刀がモチーフのキャラクター


日本刀がモチーフのものは日本刀(漫画・ゲーム)を参照。

†ひとくいサーベル/ドラゴンクエスト
体は刀で出来ている……否、体が刀である。ギロンに似てる。

アヌビス神/ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース
刀鍛冶のスタンドがとりついた意思を持つ刀。手に取った人間を操ることが出来る。

†ツルギバチ怪人/仮面ライダーBLACK
右腕が刀になっているハチの怪人。

†サーベルドグラー/光戦隊マスクマン
頭の上にサーベルがついている地帝獣で、飛ばしたり手に持って攻撃する。

ヒャクヤッパ/侍戦隊シンケンジャー
上半身が刀の集合体のようになっているアヤカシ。

†カットラス/Devil May Cry4
カットラスと肉食魚を合成した姿の下級悪魔。


追記頼んだ……。



2)オートバイ


スズキ社が開発、販売していた大、中型バイクの名称。

1980年、スズキ社はケルンモーターショウにて元BMWの車両デザイナーであったハンス・ムート氏が手がけた斬新なデザインのオートバイを発表。
GSX1100S KATANAである。

そのあまりの奇抜なデザインに評価は真っ二つに分かれ、このままの姿で市販されることはまず無いだろうとまで言われた。

しかし翌1981年、そんな声を覆し、輸出のみではあったが刀はほぼそのままのデザインで市販が開始された。

当時世界最強の111ps、トルク9.6kgmを誇る空冷エンジン、なによりその前衛的デザインですぐに大ヒットとなった。

国内では、当時750cc以上のバイクを販売してはならないことになっていたため、排気量を750ccに落としたGSX750S 刀が発売されたが、
法律の関係でスクリーンは外され、ハンドルもセパレートからアップハンドルに変更されていた。
この変更は大変不評で、「耕運機ハンドル」と揶揄された。
このため、自前でスクリーンを取りつけ、ハンドルを交換する改造が流行したが、これが警察の格好の点数稼ぎになり、
刀を見れば呼び止めて車検証を確認し、1100ではなく750であった場合、容赦なく切符が切られる「刀狩り」が行われた。
(逆輸入で国内販売された1100はそのままのスタイルであったが、これは見逃されるというガバガバ運用だった)
ただ、前傾姿勢を取るのがつらい高齢者ライダーには、このハンドルがちょうどよいらしく、ライダーの平均年齢が上がっている近年には需要が多かったりする。世の中何が求められるかわからないものである。

また、中型免許で乗れる250、400ccの刀も発売され、刀は身近な存在となっていった。
94年からは1100刀も国内販売が始まったが、2000年の「ファイナルエディション」をもって、全ての刀シリーズは生産を終了した。
当然ながらこのファイナルエディションは最も完成度が高く、程度が良い個体が多いため、中古車市場では新車時以上の値が付くことも多い。

1100刀は有名なだけにフィクションでの登場率も高く、
西尾維新著作のライトノベル『戯言シリーズ』の登場人物、匂宮理澄
家庭教師ヒットマンREBORN!』の雲雀恭弥
東本昌平の漫画『キリン』第一部の主人公、
等々、多くのキャラの愛車として登場している。

大型の2モデルは馬力は高いがフレームが弱く、高速域でのハンドルのブレ、エンジンからの振動が尻にクる、
ブレーキが利かないなど古いバイクならではの欠点も多い。

中型モデルはそれぞれ脇差、小刀と呼ばれ馬鹿にされることが多いが、
実際はフレーム、ブレーキもしっかりしていて、なおかつ中古で安く出回っているので初バイクとしてもお勧めである。
最近だとおりもとみまなの漫画『ばくおん!』のメインキャラである鈴木乃凛の愛車として知名度を上げた。

スズキのオートバイとしてはに並び高知名度を誇る伝説的バイクとなっている。

某ホビー雑誌でB3グフが乗ったKATANAが掲載された事がある。

同じスズキのバイクで50ccのGAGのカウルを変えてKATANAもどきにした「ギャガタナ」がある。
プラモデル
タミヤから1/6と1/12スケールで発売されている。



3)ゲーム機


セガのゲーム機・ドリームキャストの開発コードネーム。
正式名称KATANA。
正確には「刀」ではなく「勝たな(あかん)」の方である……というのはかつて本家wikiにも載っていた誤情報。
同時に開発中だったもうひとつの試作機「ブラックベルト(黒帯)」を斬って勝つという意味を込めて「カタナ(刀)」と名付けられていた。



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