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&font(b){田代 まさし}（本名・田代 &ruby(まさし){政}）とは、[[日本>日本国]]でかつて活動していた元タレントであり、複数回の服役を経験した受刑者である。
1956年8月31日生まれ。[[佐賀県]]唐津市出身。
細面の顔にサングラスをトレードマークとし、かつてはレギュラー番組を何本も持ち、芸能界においても「不動の中堅」とも呼べる地位を築いていた存在だった。
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目次
#CONTENTS
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*■経歴
**&font(#00F){タレント活動の始まり}
芸能界進出の最初は1980年、ドゥーワップグループである「シャネルズ（後のラッツ&スター）」での歌手デビューであった。
高校時代の不良仲間だった鈴木雅之、桑野信義たちと共に発表した「ランナウェイ」が売上110万枚の大ヒットとなり、これがタレントとしての大きな一歩となった。
その後、[[志村けん]]からそのお笑いのセンスを見出だされ、芸人としてもデビューする事となる。
特に、ダジャレと小道具の使い方には定評があり、「ダジャレの帝王」「小道具の帝王」との呼び名を戴くほどであった。
また、芸能活動の他に本の出版や作詞業、さらには自分をモチーフとした[[ファミコン>ファミリーコンピュータ]]ソフト「田代まさしのプリンセスがいっぱい」を発売するなど、その活動はまさしく多岐に渡っていた。
ある漫画では、「芸能界において、落ちこみも浮かび上がりもせずにずっと存在し続ける理想的な立ち位置」とまで例えられた事すらある。
だが、実はこの時から、&bold(){些細な事で怒り狂い暴力を振るうなど、後の彼の姿を納得せしめるような情緒不安定な一面も見せていたらしい……}
**&font(#808){最初の転落}
彼の転落の契機となったのは2000年9月24日、[[東急東横線]]の都立大学駅における盗撮騒ぎである。
彼は、サングラスにマスクと言う出で立ちで、鞄に仕込んだカメラを用いて女性の[[下着]]を盗撮していたのだ。
この時点では書類送検こそされたものの、実はそれほど騒ぎになっていなかったのだが、それを不服とした通報者が各メディアに情報をリークし、全国的に知られる事となった。
ちなみに、当の田代はインタビュー等では逆ギレの態度を見せ、「ミニにタコができる」と言うダジャレ映像を作ろうとしていたと[[言い訳]]した（側近の入れ知恵らしい）。
それからしばらく芸能活動を休止していたが、2001年6月末に各種番組にて復帰。心境の変化があったのか、&font(i){「誠意を込めて頑張ります」}と、謙虚な姿を見せた。
が、その姿には明らかにかつての精彩さは無く、めちゃイケでも盗撮をネタにされるなど微妙な空気。
昔のふてぶてしさすらあった態度からは信じられないほどのおどおどした姿で、共演者達も困っている様子だった。
**&font(#F00){逮捕}
芸能活動再開からわずか半年後の2001年12月に、男性宅の風呂を覗く((女性宅かと思って覗いたら男性宅だった。))などの不祥事を次々と起こし、さらに家宅捜索の結果、大量の[[覚醒剤>覚せい剤]]が見つかった事から、あえなく逮捕。
この時点では執行猶予がつき、またテレビにも姿を表していたのだが、2004年6月に今度は[[自動車]]での人身事故を起こしてしまった。((転回禁止区域でUターンしたため完全に田代に非がある。この時は代わりに鈴木雅之が謝罪した。))
さらに、同年9月にバタフライナイフや覚醒剤が次々と見つかった事により逮捕され、とうとう懲役を避けられなくなってしまった。
彼は公判にて、「普段から芸能活動に対してものすごいプレッシャーを感じていた事」「最初の盗撮スキャンダルをきっかけに家族との折り合いが悪くなり、やけになっていた事」などを告白。
更に、裁判官の「元々芸能界に向いていなかったのでは？」と言う質問に対し、&font(b,i){「そう思います」}と答えた。
彼の代名詞たるあのサングラスは、実は上がり症である自分を守るためのものだった事も話している。((彼の上がり症はかなり重度で、本人曰く「カメラの前ではサングラスか伊達眼鏡をかけていないとまともに話せない」ほどであったという。))
これには師匠の志村けんも、&font(b,i){「あいつは最低なことをしたんだから、芸能界から消えてもらいたいね」}とコメントし、以降彼のことを擁護しなくなった。
公判の最中も緊張から、身体も声も震えっぱなしだったという。
2005年2月、懲役3年6か月の判決を受けて服役。
**&font(#00F){活動再開}
だが、かつての彼を知る者、更には[[2ちゃんねる>2ちゃんねる／5ちゃんねる]]等にてネタにした者の中にも彼の復帰を願う者は多かった。
2008年6月の出所後、志村けんを始めとした芸人仲間も田代の復帰を支援し、主にインターネットやラジオなどで芸能活動を再開し、徐々にではあるが、また彼の姿を見かけるようになっていた。
更に、有志による応援本&font(b){「帰ってこいマーシー」}の出版が発表されたり、元ラッツ&スターのリーダー鈴木雅之も&font(b,i){「田代が居ない限り再結成しない」}と告げるなど、確実に彼の帰りを待っていた者は存在していたのだ。
**&font(#808){再再転落}
しかし、悲劇は終わらなかった。
彼は2010年9月に[[横浜>横浜市]]にて、またまたコカインをポリ袋に入れ持ち運んでいた事が判明。また逮捕されてしまった。
2011年7月に懲役3年6か月の判決を受け、控訴を取り下げ、またまた服役。
この時の彼の顔はかつての顔からは想像もつかないほど痩せこけ、薬物がいかに人を変えてしまうかをまざまざと見せ付けてくれるので、検索してみるといいだろう。
「帰ってこいマーシー」というエールは耳に入ることはなく、ここまで信じていた人々も&font(b){「今度こそ終わった」}と落胆したことだろう……
志村けんはコメントこそ出さなかったものの、非常に落胆した様子だったという。
また、鈴木雅之に至っては&font(b,i){「あれだけ家族や周りの人たち、そして自分自身がつらい思いを味わったわけだからその思いを肝に銘じて生きていって欲しかったです」「本当にあいつは大馬鹿です」}と田代を完全に見限ることになった。
その後刑期を終えて2014年7月に釈放され、元受刑者が覚醒剤から抜け出すための互助団体「ダルク」に通い、講演などもするようになっていた。
覚醒剤阻止のキャンペーン役としては、ある意味ではうってつけと言えなくもなく、リハビリの一環でもあるという。
「覚醒剤使用経験者のタレント」として、有名人が覚醒剤を使ったニュースが流れた時にはメディアの取材が集まったことも。
…が、出所から1年を迎えたばかりの2015年7月、二子玉川駅で女性のスカートの中を携帯電話で盗撮した疑いで書類送検され、罰金刑を受けていた。
一応これについては警察の事情聴取の末、冤罪であるという判断にはなったようだが、いずれにせよそれらしい動きをしたことには違いない。
ちなみにその1か月前には「コカイン所持で捕まった」という情報が拡散したが、それは以前逮捕された記事でデマであると&font(b){本人が}公表したばかりだった。&font(b){…一体どうなってんだ！？}
**&font(#808){現在}
平成から令和に改元して間もない2019年6月、YouTubeにブラック・マーシーというチャンネルを開設。
ロックバンド「クールス」のリーダーにして盟友の佐藤秀光とともに転落人生を語る内容で、そこそこ人気を博していた。
しかし2019年11月、宮城県塩竈市の宿泊施設での覚醒剤を使用、及び都内で覚醒剤を所持していた覚醒剤取締法違反の疑いで宮城県警に四たび逮捕された。
ネットでは落胆や批判は勿論の事、その依存性から改めて覚醒剤の恐ろしさを思い知らされることになった。
なお、先のチャンネルにおける田代のトーク動画は今でも残されている。
懲役2年6か月の判決を受け、2022年10月に釈放された。
出所後に撮られた映像では手が震えていたが、禁断症状なのかストレスによる心身の不調の現れなのかは明らかになっていない。((上記YouTubeチャンネルでは「通常時こそ震えやすく、むしろ平常にしているときの方が怪しむべき」と語っていた。))
また、服役中に志村が逝去。協力者を通じて後述するコメントを発表した。
2023年には「MARCY'Sちゃんねる」を開設し、YouTuberとして再スタートを果たす。ただし田代出所後まで温めておくはずだった「ブラック・マーシー」の方には復活せずだった。
また、小さな企業のCM（ネット専門だが）に登場したり、&font(12,l){不祥事仲間の}宮迫博之のチャンネルとコラボするなど、なんだかんだ言っても彼に手を差し伸べる企業や人物は今もいる。
出所後、遺族に許可を得て志村けんの墓前にも手を合わせたという。
*■お笑いタレントとして
志村けんの相方は誰か？と言えば、加藤茶の次に来るのがこの田代まさしである。
特に弟子を取らなかったこともあって師弟関係という訳ではないものの、志村は田代が不祥事を起こすまで田代を非常に頼っていた。
後年、志村が後輩達が自分達に遠慮してツッコんでこないということに不満、というか煮えきらなさを持っており、容赦なく罵倒し殴ってくるダウンタウンの浜田雅功を高く評価していたが、田代にもそういう傾向はあった。
目上である志村相手でも容赦なく叩いたりするツッコミなどを行えて、ツーカーで笑いのセンスが分かる田代は、まさに志村にとっては理想的な相方であった。
タレント・芸人として一般的には期待されてはいないものの、ネットではしばしば動画に出演。
内容も往年のようなキレが見える程のトークの面白さがあり、未だに評価している人は評価している。
なお、2020年に志村けんが死去したことにより、志村と田代の師弟コンビ復活は永遠に叶わぬものとなってしまったが、&font(b,i){「志村さんより僕が逝くべきだった」}と自身のYouTubeチャンネルで語るなど、田代自身もこれまでの所業に罪悪感はあったようである……
しかし捨てる神あれば拾う神あり。逮捕直前までずっと彼を支援してい佐藤秀光も、数度裏切られながらも今後も田代を見捨てないとコメントし、ライブに田代を呼ぶなど、現在も交流を続けている。
ちなみに保釈金を払ったのも彼で、クリスマスだったこともあり&font(i){「サンタって本当にいるんだ」}と泣いたという。
志村とは「いつかあの世でコントがしたい」とも語っているようなので、いずれにせよいつか必ず薬物と手を切り身を清めてほしいものである。
*■インターネットスラングとして
今や、彼を「小道具の帝王」「ダジャレの帝王」として認識している者は少ない。
彼は、今や&font(#F00){「盗撮の代名詞」}と言う不名誉を戴いてしまっているのだ。
インターネットで「タシーロ」「タシロする」とは、&font(#F00){盗撮する}・&font(#F00){ストーキングする}と言う意味となってしまった（※実は彼はストーキングはしていないのだが）。
また、どこぞの[[マザコン英雄>セフィロス]]も、[[テーマ曲>片翼の天使]]の空耳から田代呼ばわりされることがある。
なおこの空耳、&font(b){公認ネタである。}
2010年8月のコミックマーケット78では音楽サークルとコラボして[[東方Project]]のボーカルアレンジ曲に参加したこともある。
&font(b){歌詞は田代のここまでの所業と前科を自虐するような内容だった。}
……まさか&font(b){マーシーが[[射命丸 文]]のコスプレするとは誰も思わなかっただろうが。}
田代自身も『東方風神録』をプレイしたことで文のことを気に入いったという発言をしている。&font(12,l){シンパシー？}
まぁ上述の通り、&font(b){曲を出した1ヶ月後に逮捕された}わけだが。&font(12,l){気づいた時にはもう手遅れ……一部では「逮捕されることで完成されるネタだった」とも}
片翼の田代を公認したのもこの曲。
ネタ人物としての彼を好きな者はいれど、「芸人・田代まさし」の真の復帰を望む者は、もはやほとんどいない。
*■田代祭り
前述の覗き・覚醒剤所有で逮捕された際に2ちゃんねるで起こった祭り。
米雑誌『News Week』の年中企画「Person of the year」（その年で話題になった人）に田代を推薦し、ネット投票で1位にしようという悪ふざけ。
当時は9.11アメリカ同時多発テロが起きたばかりであり、容疑者ウサマ・ビン・ラディンが最有力であったため、強力すぎる対抗馬に挑むというシチュエーションも参加者を燃え立たせたようである。
素早い多重投稿を可能とする「田代砲」なるスクリプトも制作され、圧倒的な票数で1位を獲得したのだが、
不正投票であることは誰の目にも明らかであったため、当然無効票。
その年（2001年）の「Person of the year」は、ニューヨーク市長ルドルフ・ジュリアーニとなった。
ビンラディンは田代に次ぐ2位だったのだが、やはり世論への配慮か無効となった。
単なる悪ふざけで、世界的なメディアに対し、サイバー攻撃とも取られかねないアクセスを繰り返すという、
非常にたちの悪い企画ではあったものの、この田代祭りは、今なお2ちゃんねる史上最大の祭として語り継がれている。
特に田代砲による大量投票はインパクトがあったのか、かの[[コイルショック>コイル(ポケモン)]]やスフィンクスのワサビ事件にも転用されて大量投票ツールが作られた。
そのため「2ちゃんねる民の不正投票＝田代砲を応用した連続投票スクリプト」という印象を持つ方もいるだろうが、意外にも[[イナズマイレブンの人気投票>五条勝]]には使われていなかったりする。
なお、田代砲の使用は&font(#F00,b){DDos攻撃として犯罪になる}ため、使用は控えるようにしよう。令和の今となっては古代兵器だが。
&font(l){そもそもこんな古代兵器を持ち出すような事件が起こってたまるか。}&font(b){[[→起きました。>ゆっくりしていってね！！！]]}
*■薬物との関わり
田代自身や関係者が言っているように、田代はいわば「薬物依存症の反面教師」となっており、数度の逮捕後は生々しいエピソードを披露している。
本人にとっても、2度目の逮捕までは気持ち的に揺らいでいる中で「絶対にやりません」と豪語していたことから不安が増幅され、結局また手を染めることになったと自己分析。
そこで3度目の逮捕後は薬物断ちの一つの手法である「二度とやりませんとはお約束できませんが、今日はやらないということはお約束できます」という、一日一日約束を果たしていくという成功体験を重ねていき、少しでも薬物への思いを断つ、という施設でも行われていた方針に沿って薬物と手を切ろうという努力をしていた。
プラスに見れば、逮捕ごとに薬物断ちの期間が伸びており、少しずつ良くはなっているのは確かである。
そもそも薬物事件というのは使った側ばかりに非難が集中し、売るだけ売って雲隠れする売人の方への批判が向きづらい。
かつ、薬物中毒は薬物断ちだけではなく、熱心なカウンセリングを合わせて行うことで精神的にも立ち直させる、つまり更生プログラムが求められ、その点はアメリカなどの諸外国ではしっかりと用意されているのである。
にもかかわらず、日本の薬物依存症からの更生プログラムはただただ懲罰的なだけに留まっており、ただ懲役刑を課して薬物と距離を置かせるだけという、世界的にもかなり遅れているものである。
使ったことは明らかに悪いことであるが、その過去を変えることはできない。&font(b){大事なのはそこから抜け出すためのプロセスなのである。}
が、そこが日本は先の通りろくな更生プログラムがなく、民間レベルの組織が成り立っているくらいであまりにも古臭く、薬物依存を防止するどころか助長しているまであるのである。
実際、田代自身も服役中に悪い人達から「あの田代まさし」としてすぐ有名になり、ヤクザ崩れなどから出所後の薬物を薦められるとされている。
今は薬物使用により削除されたが、かつてNHKの番組で語ったところによると「マーシー、そんなろくでもない奴から買うから捕まるんだよ。俺から買えば絶対バレないんだから…」と刑務所で言われたといい、田代自身が番組で&font(b){「そいつ（今）捕まってるんだよ？}」と突っ込むというオチが付いているくらいである。
結局売る側が諸悪の根源であるのにもかかわらず、日本の薬物取り締まりがまだヌルく、それを思わせるエピソードでもあるといえよう。
このことは4度目の逮捕の際、田代の息子が窮状を訴えている。
まあぶっちゃけ薬物使用者を捕まえてムショでシバいていれば薬物使用者が減る……という理屈が通るなら&font(b){世の中こんなことにはなっていない。}
まとめると、現在ネット上で田代の残している発言の数々は&font(b){ただ安易に自己弁護をしているわけではない}ことを、批判するうえで理解しておくべきである。
また、電撃ネットワークのリーダーで、数度の薬物逮捕の後も田代を応援していた盟友の南部虎弾が急逝した際、葬儀に出向いた田代を俗に言う「逮捕系／世直し系Youtuber」が葬儀の場で絡んでくるという&font(b){不謹慎極まりない事態}も発生している。
自業自得と言えるかもしれないが、だからと言って仮にも刑期を終えて罪を償った人間に向かって、しかも葬儀でやるようなことではなく、非難する人間にもモラルが強く問われる事件となった。
MARCY'Sちゃんねるで2年の保護観察が終わった後、彼が語ったところによると「ラッツ&スターを自分含めて完璧なメンバーで復活させることが夢」としており、薬物等の諸々の誘惑から手を切り、堂々とライブに立てるようにと奮闘しているという。
これはブラックマーシーの頃からそうだが、薬物から少しでも立ち直ろうとしている田代を応援する人自体は、まるでいないわけでもない。
4度目の逮捕の際もファンはガッカリこそしたものの、番組内では「いつまた気持ちが揺らぐかはわからない」という本音をしばしば吐露していた。
こうしたほとんどフィルターなしのリアルな薬物中毒者の姿は日本ではなかなか拝めないこともあり、反面教師としてある意味社会貢献しているのかもしれない。
当然、支援者は彼の依存症克服を信じて向き合っており、才能自体が枯れたわけでもないことから、それがしばしば企業等にお呼ばれされる要因になっている。
追記・修正はまたまた世間をお騒がせしてからお願いしマーシー。
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- 反対意見がなかったので、リセットしました。 -- 名無しさん (2022-11-16 15:02:27)
- はい。 -- ナナシさん (2023-04-04 18:57:05)
- 理想的な立ち位置の芸能人って、今だと誰になるのか。 -- 名無しさん (2023-09-18 20:46:42)
- この人薬物とかの人って印象しかなかったな、結構幅広く活躍してる人なんだな -- 名無しさん (2023-10-05 11:05:34)
- ラッツの振付全部考えてたし作詞も担当してた。絵も滅茶苦茶上手くてセンスの塊だったのになぁ -- 名無しさん (2023-12-28 11:06:45)
- スタジオに色々小道具持ち込んでボケるスタイルは好きだったんだが継承者なかなか現れないな -- 名無しさん (2023-12-28 11:12:06)
- 最後の一文、「他の国」というのはどういう国を指すんだ？「(地方限定込みで)少量なら許される国」と「所持してるだけでアウトな国」、全部ひっくるめての話？だとしたら、違反になる条件を合わせた上で、その後の対応を比較しないと無意味では？無論、全面的に所持だけでアウトな国の中で時代遅れというなら文句はない。 -- 名無しさん (2023-12-28 11:32:55)
- あ、ちょっと書き間違えた。「世界的にというが、どういう扱いの国を対象として比較しているんだ？」かな -- 名無しさん (2023-12-28 11:35:41)
- 薬物中毒になっちゃっただけで元々はキチンとした人なのか、西村博之が「すごく気配りの出来る人ですよ」とその人柄を誉めるコメントをしているほか、強引に乱入してきた煉獄コロアキを一喝するなどしていた模様。 -- 名無しさん (2024-02-09 19:33:07)
- 片親がモノホンで当人も暴走族上がりだったので、コノ手の業界とはそこそこ顔が利くんだろうな。 -- 名無しさん (2024-02-09 20:15:01)
- この人は薬物だけじゃなく暴走族からも抜けられないんだと思う。リーダーや他のメンバーはシッカリ更生してるのに -- 名無しさん (2024-02-09 20:19:21)
- スカート内盗撮の時は普通に復帰出来てたのがホラーすぎる。多少時代を考慮しても芸能界は甘いと言われて仕方ないわな -- 名無しさん (2024-02-09 20:31:40)
- 「ミニにタコ」とか武勇伝気取りな処がヤンキー気質抜けてなさそう -- 名無しさん (2024-02-13 20:19:31)
- ↑2 たとえ前科があろうとも、ちゃんとそれに見合った分だけ罪を償ってきちんと反省もしてれば社会的には許されるってのが法治国家の原則だし、一回でもなんかしたら内容に関係なく再起不能という今の SNS 時代の方が過剰に不寛容なのよ(もちろん殺人とかは論外として)。田代がアカンかったのはやり直すチャンスを何度も貰ったのにそれを無駄にしたってところに尽きる -- 名無しさん (2024-05-23 17:04:13)
- 単純に当時の盗撮への社会認識差じゃね。今の人には信じられないだろうが触られるより軽微くらいだったんだよね（ぶっちゃけ痴漢ですら触られる程度な悪い認識もあった）。今の時代にやる人間が出たら、どんな有名人でも二度とテレビ出られないレッドカードだろうが当然の話 -- 名無しさん (2024-05-23 17:54:22)
- 昨今の動画社会で一般人からボロクソに言われるのなんて普通だったろうに。なんつーか凄い人だ -- 名無しさん (2024-05-24 13:17:02)
- この人と羽賀研二はもうテレビに出したらいかんと思う。過去の栄光にすがるのは自由だけれど。 -- 名無しさん (2024-07-22 20:01:24)
- 一般人の職場だったらとっくに解雇だからね -- 名無しさん (2024-07-28 08:32:23)
- 再犯したら死刑・終身刑の国だってあるのに日本はまだまだ甘すぎると思う -- 名無しさん (2024-09-08 10:04:57)
- ↑国策として、極刑を与えて見せしめにしたいのか、治療して社会復帰させたいのかのにもよる。イスラム社会や共産主義国家が厳罰主義なのは、政府の威信を国民に知らしめたいがため -- 名無しさん (2024-09-23 08:17:53)
- 何でもかんでも死刑や終身刑にすればいいわけでもないしそれを「世界が、別の国が」で語るのはどうなのよ、項目もだけど比較相手がどこなのかもわからん -- 名無しさん (2024-09-24 05:13:59)
- こんだけやってもまだ地上波復帰できるってある意味奇跡の存在 -- 名無しさん (2024-12-28 16:15:39)
- ミニにタコや例の替え歌は実際は（独自で考えた）持ちネタじゃなく不正に得たネタ。全盛期の頃の持ちネタも全部志村さんの手柄ネタとか、田代って本当は独創力がないのかって疑ってしまう -- 名無しさん (2025-01-09 16:44:03)
- 裁判で「あなたは芸能界に向いていないのでは」と質問されそのとおりです、と答えたそうだ -- 名無しさん (2025-01-09 16:48:23)
- 風呂の件は囮だったと思う -- 名無しさん (2025-01-10 16:14:30)
- ラッツアンドスターでやめておけば良かった -- 名無しさん (2025-01-11 10:00:13)
- 復帰してもネタなんてもう無いだろうな。良くてラッツアンド・スターの復帰くらいが精一杯だろう -- 名無しさん (2025-01-23 10:18:44)
- 性犯罪絡んでるので中居フジテレビ問題で一層厳しくなりそう。もともと地上波復帰と言っても年金いくらという一発止まり的なものだったが -- 名無しさん (2025-01-23 11:28:49)
- どっちもどっちだが田代は殆ど自傷行為だとしても羽賀研二は確実に金銭被害出してるからな。 -- 名無しさん (2025-03-22 14:33:48)
- ↑田代も盗撮とのぞきは他者に性的被害出してるよ -- 名無しさん (2025-03-22 15:07:53)
- 志村けんさんがドリフ大爆笑とバカ殿様、だいじょうぶだぁから選りすぐりのコントを視聴者が投票した映像、マーシーの映像がようやく解禁されたのが嬉しかった。 -- 名無しさん (2025-03-22 16:17:26)
#comment
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&font(b){田代 まさし}（本名・田代 &ruby(まさし){政}）とは、[[日本>日本国]]でかつて活動していた元タレントであり、複数回の服役を経験した受刑者である。
1956年8月31日生まれ。[[佐賀県]]唐津市出身。
細面の顔にサングラスをトレードマークとし、かつてはレギュラー番組を何本も持ち、芸能界においても「不動の中堅」とも呼べる地位を築いていた存在だった。
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*■経歴
**&font(#00F){タレント活動の始まり}
芸能界進出の最初は1980年、ドゥーワップグループである「シャネルズ（後のラッツ&スター）」での歌手デビューであった。
高校時代の不良仲間だった鈴木雅之、桑野信義たちと共に発表した「ランナウェイ」が売上110万枚の大ヒットとなり、これがタレントとしての大きな一歩となった。
その後、[[志村けん]]からそのお笑いのセンスを見出だされ、芸人としてもデビューする事となる。
特に、ダジャレと小道具の使い方には定評があり、「ダジャレの帝王」「小道具の帝王」との呼び名を戴くほどであった。
また、芸能活動の他に本の出版や作詞業、さらには自分をモチーフとした[[ファミコン>ファミリーコンピュータ]]ソフト「田代まさしのプリンセスがいっぱい」を発売するなど、その活動はまさしく多岐に渡っていた。
ある漫画では、「芸能界において、落ちこみも浮かび上がりもせずにずっと存在し続ける理想的な立ち位置」とまで例えられた事すらある。
だが、実はこの時から、&bold(){些細な事で怒り狂い暴力を振るうなど、後の彼の姿を納得せしめるような情緒不安定な一面も見せていたらしい……}
**&font(#808){最初の転落}
彼の転落の契機となったのは2000年9月24日、[[東急東横線]]の都立大学駅における盗撮騒ぎである。
彼は、サングラスにマスクと言う出で立ちで、鞄に仕込んだカメラを用いて女性の[[下着]]を盗撮していたのだ。
この時点では書類送検こそされたものの、実はそれほど騒ぎになっていなかったのだが、それを不服とした通報者が各メディアに情報をリークし、全国的に知られる事となった。
ちなみに、当の田代はインタビュー等では逆ギレの態度を見せ、「ミニにタコができる」と言うダジャレ映像を作ろうとしていたと[[言い訳]]した（側近の入れ知恵らしい）。
それからしばらく芸能活動を休止していたが、2001年6月末に各種番組にて復帰。心境の変化があったのか、&font(i){「誠意を込めて頑張ります」}と、謙虚な姿を見せた。
が、その姿には明らかにかつての精彩さは無く、めちゃイケでも盗撮をネタにされるなど微妙な空気。
昔のふてぶてしさすらあった態度からは信じられないほどのおどおどした姿で、共演者達も困っている様子だった。
**&font(#F00){逮捕}
芸能活動再開からわずか半年後の2001年12月に、男性宅の風呂を覗く((女性宅かと思って覗いたら男性宅だった。))などの不祥事を次々と起こし、さらに家宅捜索の結果、大量の[[覚醒剤>覚せい剤]]が見つかった事から、あえなく逮捕。
この時点では執行猶予がつき、またテレビにも姿を表していたのだが、2004年6月に今度は[[自動車]]での人身事故を起こしてしまった。((転回禁止区域でUターンしたため完全に田代に非がある。この時は代わりに鈴木雅之が謝罪した。))
さらに、同年9月にバタフライナイフや覚醒剤が次々と見つかった事により逮捕され、とうとう懲役を避けられなくなってしまった。
彼は公判にて、「普段から芸能活動に対してものすごいプレッシャーを感じていた事」「最初の盗撮スキャンダルをきっかけに家族との折り合いが悪くなり、やけになっていた事」などを告白。
更に、裁判官の「元々芸能界に向いていなかったのでは？」と言う質問に対し、&font(b,i){「そう思います」}と答えた。
彼の代名詞たるあのサングラスは、実は上がり症である自分を守るためのものだった事も話している。((彼の上がり症はかなり重度で、本人曰く「カメラの前ではサングラスか伊達眼鏡をかけていないとまともに話せない」ほどであったという。))
これには師匠の志村けんも、&font(b,i){「あいつは最低なことをしたんだから、芸能界から消えてもらいたいね」}とコメントし、以降彼のことを擁護しなくなった。
公判の最中も緊張から、身体も声も震えっぱなしだったという。
2005年2月、懲役3年6か月の判決を受けて服役。
**&font(#00F){活動再開}
だが、かつての彼を知る者、更には[[2ちゃんねる>2ちゃんねる／5ちゃんねる]]等にてネタにした者の中にも彼の復帰を願う者は多かった。
2008年6月の出所後、志村けんを始めとした芸人仲間も田代の復帰を支援し、主にインターネットやラジオなどで芸能活動を再開し、徐々にではあるが、また彼の姿を見かけるようになっていた。
更に、有志による応援本&font(b){「帰ってこいマーシー」}の出版が発表されたり、元ラッツ&スターのリーダー鈴木雅之も&font(b,i){「田代が居ない限り再結成しない」}と告げるなど、確実に彼の帰りを待っていた者は存在していたのだ。
**&font(#808){再再転落}
しかし、悲劇は終わらなかった。
彼は2010年9月に[[横浜>横浜市]]にて、またまたコカインをポリ袋に入れ持ち運んでいた事が判明。また逮捕されてしまった。
2011年7月に懲役3年6か月の判決を受け、控訴を取り下げ、またまた服役。
この時の彼の顔はかつての顔からは想像もつかないほど痩せこけ、薬物がいかに人を変えてしまうかをまざまざと見せ付けてくれるので、検索してみるといいだろう。
「帰ってこいマーシー」というエールは耳に入ることはなく、ここまで信じていた人々も&font(b){「今度こそ終わった」}と落胆したことだろう……
志村けんはコメントこそ出さなかったものの、非常に落胆した様子だったという。
また、鈴木雅之に至っては&font(b,i){「あれだけ家族や周りの人たち、そして自分自身がつらい思いを味わったわけだからその思いを肝に銘じて生きていって欲しかったです」「本当にあいつは大馬鹿です」}と田代を完全に見限ることになった。
その後刑期を終えて2014年7月に釈放され、元受刑者が覚醒剤から抜け出すための互助団体「ダルク」に通い、講演などもするようになっていた。
覚醒剤阻止のキャンペーン役としては、ある意味ではうってつけと言えなくもなく、リハビリの一環でもあるという。
「覚醒剤使用経験者のタレント」として、有名人が覚醒剤を使ったニュースが流れた時にはメディアの取材が集まったことも。
…が、出所から1年を迎えたばかりの2015年7月、二子玉川駅で女性のスカートの中を携帯電話で盗撮した疑いで書類送検され、罰金刑を受けていた。
一応これについては警察の事情聴取の末、冤罪であるという判断にはなったようだが、いずれにせよそれらしい動きをしたことには違いない。
ちなみにその1か月前には「コカイン所持で捕まった」という情報が拡散したが、それは以前逮捕された記事でデマであると&font(b){本人が}公表したばかりだった。&font(b){…一体どうなってんだ！？}
**&font(#808){現在}
平成から令和に改元して間もない2019年6月、YouTubeにブラック・マーシーというチャンネルを開設。
ロックバンド「クールス」のリーダーにして盟友の佐藤秀光とともに転落人生を語る内容で、そこそこ人気を博していた。
しかし2019年11月、宮城県塩竈市の宿泊施設での覚醒剤を使用、及び都内で覚醒剤を所持していた覚醒剤取締法違反の疑いで宮城県警に四たび逮捕された。
ネットでは落胆や批判は勿論の事、その依存性から改めて覚醒剤の恐ろしさを思い知らされることになった。
なお、先のチャンネルにおける田代のトーク動画は今でも残されている。
懲役2年6か月の判決を受け、2022年10月に釈放された。
出所後に撮られた映像では手が震えていたが、禁断症状なのかストレスによる心身の不調の現れなのかは明らかになっていない。((上記YouTubeチャンネルでは「通常時こそ震えやすく、むしろ平常にしているときの方が怪しむべき」と語っていた。))
また、服役中に志村が逝去。協力者を通じて後述するコメントを発表した。
2023年には「MARCY'Sちゃんねる」を開設し、YouTuberとして再スタートを果たす。ただし田代出所後まで温めておくはずだった「ブラック・マーシー」の方には復活せずだった。
また、小さな企業のCM（ネット専門だが）に登場したり、&font(12,l){不祥事仲間の}宮迫博之のチャンネルとコラボするなど、なんだかんだ言っても彼に手を差し伸べる企業や人物は今もいる。
出所後、遺族に許可を得て志村けんの墓前にも手を合わせたという。
*■お笑いタレントとして
志村けんの相方は誰か？と言えば、加藤茶の次に来るのがこの田代まさしである。
特に弟子を取らなかったこともあって師弟関係という訳ではないものの、志村は田代が不祥事を起こすまで田代を非常に頼っていた。
後年、志村が後輩達が自分達に遠慮してツッコんでこないということに不満、というか煮えきらなさを持っており、容赦なく罵倒し殴ってくるダウンタウンの浜田雅功を高く評価していたが、田代にもそういう傾向はあった。
目上である志村相手でも容赦なく叩いたりするツッコミなどを行えて、ツーカーで笑いのセンスが分かる田代は、まさに志村にとっては理想的な相方であった。
タレント・芸人として一般的には期待されてはいないものの、ネットではしばしば動画に出演。
内容も往年のようなキレが見える程のトークの面白さがあり、未だに評価している人は評価している。
なお、2020年に志村けんが死去したことにより、志村と田代の師弟コンビ復活は永遠に叶わぬものとなってしまったが、&font(b,i){「志村さんより僕が逝くべきだった」}と自身のYouTubeチャンネルで語るなど、田代自身もこれまでの所業に罪悪感はあったようである……
しかし捨てる神あれば拾う神あり。逮捕直前までずっと彼を支援してい佐藤秀光も、数度裏切られながらも今後も田代を見捨てないとコメントし、ライブに田代を呼ぶなど、現在も交流を続けている。
ちなみに保釈金を払ったのも彼で、クリスマスだったこともあり&font(i){「サンタって本当にいるんだ」}と泣いたという。
志村とは「いつかあの世でコントがしたい」とも語っているようなので、いずれにせよいつか必ず薬物と手を切り身を清めてほしいものである。
*■インターネットスラングとして
今や、彼を「小道具の帝王」「ダジャレの帝王」として認識している者は少ない。
彼は一時期、&font(#F00){「盗撮の代名詞」}と言う不名誉を戴いてしまっていたのだ((2025年ではほぼ死語で、メタルギアソリッドの無線を使った大人気MAD動画「MAD GEAR SOLID」の「田代カメラ」の意味が分からないという若い世代も多い。でもMAD GEARって2000年くらいだったっけ？))。
インターネットで「タシーロ」「タシロする」とは、&font(#F00){盗撮する}・&font(#F00){ストーキングする}と言う意味となってしまった（※実は彼はストーキングはしていないのだが）。
また、どこぞの[[マザコン英雄>セフィロス]]も、[[テーマ曲>片翼の天使]]の空耳から田代呼ばわりされることがある。
というより「セフィロス」なんて言葉が大半の日本人に縁がないため、「田代！」という字幕とともに出されると&bold(){本当にそうとしか聞こえない}。いったい何の曲なのかというところから話題になった始末。
そもそもゲームにボーカル入りの曲が流れること自体がかなり珍しかった頃、空耳アワーの知名度も今と比べてかなり低かったというのもあり((ただし空耳自体は結構認知されており、韓国語版の曲に日本の空耳を当てるFlashなどが人気を博していた。そもそもFlash文化の先陣を切った「Hatten」も、アラブの曲のスウェーデン語空耳だったし。))、「これはFF7の曲だよ」と説明すると「FF7にはタシロってキャラが出てくるのか？」とわけのわからないやり取りが発生した始末。
なおこの空耳、&font(b){公認ネタである。}
2010年8月のコミックマーケット78では音楽サークルとコラボして[[東方Project]]のボーカルアレンジ曲に参加したこともある。
&font(b){歌詞は田代のここまでの所業と前科を自虐するような内容だった。}
……まさか&font(b){マーシーが[[射命丸 文]]のコスプレするとは誰も思わなかっただろうが。}
田代自身も『東方風神録』をプレイしたことで文のことを気に入いったという発言をしている。&font(12,l){シンパシー？}
まぁ上述の通り、&font(b){曲を出した1ヶ月後に逮捕された}わけだが。&font(12,l){気づいた時にはもう手遅れ……一部では「逮捕されることで完成されるネタだった」とも}
片翼の田代を公認したのもこの曲。
ネタ人物としての彼を好きな者はいれど、「芸人・田代まさし」の真の復帰を望む者は、もはやほとんどいない。
*■田代祭り
前述の覗き・覚醒剤所有で逮捕された際に2ちゃんねるで起こった祭り。
米雑誌『News Week』の年中企画「Person of the year」（その年で話題になった人）に田代を推薦し、ネット投票で1位にしようという悪ふざけ。
当時のインターネットは日本に限らず「ナード(オタク)((現代では新宿などに萌え系の広告が大々的に出されているが、当時のオタク趣味というのはそれだけで差別の対象になるほどだった。現在でも大人が「Youtuberになりたい」という子どもの夢を不気味がるが、これは水商売的な要素の強い個人事業者に対する嫌悪感ではなく、オープンオタクへの(同族)嫌悪感でもある。))の好むもの」「ジョック(陽キャ)の手が及ばないアングラのユートピア」といった雰囲気が強く、技術の誇示なども行いたいという人々が犯罪ないしスレスレの手法のものを作って発表したりもしていた((MGS2のボス「ファットマン」の生い立ちは、この時期のナードをかなり極端にしたもの。当時は爆弾の作り方をはじめとした、現代の基準だと極めて危険なものが簡単にヒットしたため、結構問題になっていた。ちなみにこういう「危険」を片っ端から規制したことを題材にした話が、当時大人気だったライトノベル「キノの旅」に存在する。つまりこの手の話題はオタクにとって決して避けて通れないものだったのだ。))。
当時は9.11アメリカ同時多発テロが起きたばかりであり、その首謀者と目されていたウサマ・ビン・ラディンが最有力であったため、
この強力すぎる対抗馬に挑むというシチュエーションや、当時のネット民の「不謹慎を面白がる」という性質も参加者を燃え立たせたようである。
これを可能にするため、素早い多重投稿を可能とする「田代砲」なるスクリプトが制作され、圧倒的な票数で1位を獲得した。
この田代砲はどんどん「改良」されていき、最終的にはサーバーをダウンさせるほどの威力にまでなってしまった。単なるDDoS攻撃なのだが、この時代はそういう概念自体がまだなかったのだ。
そもそも不正投票であることは誰の目にも明らかだったし、英語圏の雑誌になぜか「薬物で捕まった日本の人気タレント」というニッチ過ぎる話題なので選挙自体が無効となった。
その年（2001年）の「Person of the year」は、ニューヨーク市長ルドルフ・ジュリアーニとなった。
ビンラディンは田代に次ぐ2位だったのだが、やはり世論への配慮か無効となった。
しかし&bold(){田代祭が始まる前からふざけた候補が組織票を入れられていたことは事実であり}(ブッシュの奥さんやイエス・キリスト、ふがいない成績だった野球選手などがランクインしていた。イエスが活動したのは2000年くらい前じゃないんですかね？)、田代砲登場後は各勢力のハッカーが田代砲に類似した手段を使っていたという話もある。
つまり別に田代が出てこなくても、&bold(){ビン・ラディン絡みのご配慮あたりで選挙自体が無効になっていた}ことは申し添えなければならない。田代砲の存在は大きな一因にはなっただろうが。
世界的なメディアに対し、単なる悪ふざけを理由にサイバー攻撃とも取られかねないアクセスを繰り返すという、
現在の感性では「非常にたちの悪い企画」だったが、この田代祭りは、今もなお2ちゃんねる史上最大の「祭」として語り継がれている。
というか「祭」という言葉が大々的に広まったのがこの一件であり、ナードたちが「世間に対して一泡吹かす力を持っている」と確信してしまい、様々な文化を生み出していった。
特に田代砲による大量投票はインパクトがあったのか、かの[[コイルショック>コイル(ポケモン)]]やスフィンクスのワサビ事件にも転用されて大量投票ツールが作られた。
そのため「2ちゃんねる民の不正投票＝田代砲を応用した連続投票スクリプト」という印象を持つ方もいるだろうが、意外にも[[イナズマイレブンの人気投票>五条勝]]には使われていなかったりする。
この田代砲は「インターネット投票」「組織票」などがコンテンツを台無しにしかねない一件の元祖として語られており、こういった投票系のシステムを使う文化に対し反面教師的に様々な知恵を授けていった。
対策としては、たとえば「投票権を有償化する(AKB48やソシャゲキャラの人気投票)」などは分かりやすい。
なお、田代砲の使用は&font(#F00,b){DDos攻撃としてれっきとした犯罪になる}ため、使わないようにしましょう。&bold(){下手すれば前科がつきます。}
といっても、令和の今となっては古代兵器。そもそもDDoS攻撃自体が完全に対策されているどころか、2000年代の時点ですでに効果がない場合も多かった((「日本人がイスラム教原理主義者に処刑された動画をライブで流したロックバンド」に対して不謹慎すぎるいう抗議活動を行うべく、彼らのサイトへのDDoS攻撃のために持ち出されたが、数人～数十人で使用しているにもかかわらずサーバーがまったくダウンせず、アクセス数を増やしただけに終わってしまったという事件があった。))。
&font(l){そもそもこんな古代兵器を持ち出すような事件が起こってたまるか。}&font(b){[[→起きました。>ゆっくりしていってね！！！]]}
*■薬物との関わり
田代自身や関係者が言っているように、田代はいわば「薬物依存症の反面教師」となっており、数度の逮捕後は生々しいエピソードを披露している。
本人にとっても、2度目の逮捕までは気持ち的に揺らいでいる中で「絶対にやりません」と豪語していたことから不安が増幅され、結局また手を染めることになったと自己分析。
そこで3度目の逮捕後は薬物断ちの一つの手法である「二度とやりませんとはお約束できませんが、今日はやらないということはお約束できます」という、一日一日約束を果たしていくという成功体験を重ねていき、少しでも薬物への思いを断つ、という施設でも行われていた方針に沿って薬物と手を切ろうという努力をしていた。
プラスに見れば、逮捕ごとに薬物断ちの期間が伸びており、少しずつ良くはなっているのは確かである。
そもそも薬物事件というのは使った側ばかりに非難が集中し、売るだけ売って雲隠れする売人の方への批判が向きづらい((最近では警視庁がYoutubeという形で薬物を啓蒙している。匿名性の高いアプリや検索避けで発展した隠語なども解説し、「絶対に買っちゃダメだよ」という類のことを説明してくれる。これらは闇バイトなどの啓蒙にもつながる。))。
かつ、薬物中毒は薬物断ちだけではなく、熱心なカウンセリングを合わせて行うことで精神的にも立ち直させる、つまり更生プログラムが求められ、その点はアメリカなどの諸外国ではしっかりと用意されているのである。
にもかかわらず、日本の薬物依存症からの更生プログラムはただただ懲罰的なだけに留まっており、ただ懲役刑を課して薬物と距離を置かせるだけという、世界的にもかなり遅れているものである。
使ったことは明らかに悪いことであるが、その過去を変えることはできない。&font(b){大事なのはそこから抜け出すためのプロセスなのである。}
が、そこが日本は先の通りろくな更生プログラムがなく、民間レベルの組織が成り立っているくらいであまりにも古臭く、薬物依存を防止するどころか助長しているまであるのである。
実際、田代自身も服役中に悪い人達から「あの田代まさし」としてすぐ有名になり、ヤクザ崩れなどから出所後の薬物を薦められるとされている。
というより田代のような有名人に限らず、覚せい剤使用絡みで捕まった人というのは&bold(){売人の間で「出所後の金づる」として目を付けられてしまう}のだ。田代の場合はかつてのレジェンドだったのだから何をいわんや。
覚せい剤は極めて依存性が高く、一度使えば忘れられないため、売人のしつこい誘惑に耐えられるようなものではない。
一昔前のテレビは覚せい剤のイメージとして「白い粉(実際は岩塩)をぱらぱらと落としていく映像」を流していたものだが、これがなくなった理由が上述の民間団体から「&bold(){もう一度使いたくなるからマジでやめてください}」という猛抗議が来たから。
考えてみればタバコはもちろん、カフェイン(コーヒー、お茶、エナドリ等)やオナニー((性的エクスタシーには「依存性がある」ということが医学的に証明されている))だってなかなかやめることができない。
人によってはアルコールやギャンブルで苦しんでいる人もいるかもしれない。その何倍もの快楽と依存性をもたらす物質は、決意だけでやめられるようなものではないという論法は容易に成り立つだろう。
お茶やタバコにどっぷり依存している昭和のオッサンが田代を「意志薄弱」と責めるのは、実は結構ズレているのである。
「依存することじゃなくて最初に手を出すのが意志薄弱」？&bold(){そうだね}。
今は薬物使用により削除されたが、かつてNHKの番組で語ったところによると「マーシー、そんなろくでもない奴から買うから捕まるんだよ。俺から買えば絶対バレないんだから…」と刑務所で言われたといい、田代自身が番組で&font(b){「そいつ（今）捕まってるんだよ？}」と突っ込むというオチが付いているくらいである。
結局売る側が諸悪の根源であるのにもかかわらず、日本の薬物取り締まりがまだヌルく、それを思わせるエピソードでもあるといえよう。
このことは4度目の逮捕の際、田代の息子が窮状を訴えている。
まあぶっちゃけ薬物使用者を捕まえてムショでシバいていれば薬物使用者が減る……という理屈が通るなら&font(b){世の中こんなことにはなっていない。}
まとめると、現在ネット上で田代の残している発言の数々は&font(b){ただ安易に自己弁護をしているわけではない}ことを、批判するうえで理解しておくべきである。
また、電撃ネットワークのリーダーで、数度の薬物逮捕の後も田代を応援していた盟友の南部虎弾が急逝した際、葬儀に出向いた田代を俗に言う「逮捕系／世直し系Youtuber」が葬儀の場で絡んでくるという&font(b){不謹慎極まりない事態}も発生している。
自業自得と言えるかもしれないが、だからと言って仮にも刑期を終えて罪を償った人間に向かって、しかも葬儀でやるようなことではなく、非難する人間にもモラルが強く問われる事件となった。
MARCY'Sちゃんねるで2年の保護観察が終わった後、彼が語ったところによると「ラッツ&スターを自分含めて完璧なメンバーで復活させることが夢」としており、薬物等の諸々の誘惑から手を切り、堂々とライブに立てるようにと奮闘しているという。
これはブラックマーシーの頃からそうだが、薬物から少しでも立ち直ろうとしている田代を応援する人自体は、まるでいないわけでもない。
4度目の逮捕の際もファンはガッカリこそしたものの、番組内では「いつまた気持ちが揺らぐかはわからない」という本音をしばしば吐露していた。
こうしたほとんどフィルターなしのリアルな薬物中毒者の姿は日本ではなかなか拝めないこともあり、反面教師としてある意味社会貢献しているのかもしれない。
当然、支援者は彼の依存症克服を信じて向き合っており、才能自体が枯れたわけでもないことから、それがしばしば企業等にお呼ばれされる要因になっている。
追記・修正はまたまた世間をお騒がせしてからお願いしマーシー。
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- 反対意見がなかったので、リセットしました。 -- 名無しさん (2022-11-16 15:02:27)
- はい。 -- ナナシさん (2023-04-04 18:57:05)
- 理想的な立ち位置の芸能人って、今だと誰になるのか。 -- 名無しさん (2023-09-18 20:46:42)
- この人薬物とかの人って印象しかなかったな、結構幅広く活躍してる人なんだな -- 名無しさん (2023-10-05 11:05:34)
- ラッツの振付全部考えてたし作詞も担当してた。絵も滅茶苦茶上手くてセンスの塊だったのになぁ -- 名無しさん (2023-12-28 11:06:45)
- スタジオに色々小道具持ち込んでボケるスタイルは好きだったんだが継承者なかなか現れないな -- 名無しさん (2023-12-28 11:12:06)
- 最後の一文、「他の国」というのはどういう国を指すんだ？「(地方限定込みで)少量なら許される国」と「所持してるだけでアウトな国」、全部ひっくるめての話？だとしたら、違反になる条件を合わせた上で、その後の対応を比較しないと無意味では？無論、全面的に所持だけでアウトな国の中で時代遅れというなら文句はない。 -- 名無しさん (2023-12-28 11:32:55)
- あ、ちょっと書き間違えた。「世界的にというが、どういう扱いの国を対象として比較しているんだ？」かな -- 名無しさん (2023-12-28 11:35:41)
- 薬物中毒になっちゃっただけで元々はキチンとした人なのか、西村博之が「すごく気配りの出来る人ですよ」とその人柄を誉めるコメントをしているほか、強引に乱入してきた煉獄コロアキを一喝するなどしていた模様。 -- 名無しさん (2024-02-09 19:33:07)
- 片親がモノホンで当人も暴走族上がりだったので、コノ手の業界とはそこそこ顔が利くんだろうな。 -- 名無しさん (2024-02-09 20:15:01)
- この人は薬物だけじゃなく暴走族からも抜けられないんだと思う。リーダーや他のメンバーはシッカリ更生してるのに -- 名無しさん (2024-02-09 20:19:21)
- スカート内盗撮の時は普通に復帰出来てたのがホラーすぎる。多少時代を考慮しても芸能界は甘いと言われて仕方ないわな -- 名無しさん (2024-02-09 20:31:40)
- 「ミニにタコ」とか武勇伝気取りな処がヤンキー気質抜けてなさそう -- 名無しさん (2024-02-13 20:19:31)
- ↑2 たとえ前科があろうとも、ちゃんとそれに見合った分だけ罪を償ってきちんと反省もしてれば社会的には許されるってのが法治国家の原則だし、一回でもなんかしたら内容に関係なく再起不能という今の SNS 時代の方が過剰に不寛容なのよ(もちろん殺人とかは論外として)。田代がアカンかったのはやり直すチャンスを何度も貰ったのにそれを無駄にしたってところに尽きる -- 名無しさん (2024-05-23 17:04:13)
- 単純に当時の盗撮への社会認識差じゃね。今の人には信じられないだろうが触られるより軽微くらいだったんだよね（ぶっちゃけ痴漢ですら触られる程度な悪い認識もあった）。今の時代にやる人間が出たら、どんな有名人でも二度とテレビ出られないレッドカードだろうが当然の話 -- 名無しさん (2024-05-23 17:54:22)
- 昨今の動画社会で一般人からボロクソに言われるのなんて普通だったろうに。なんつーか凄い人だ -- 名無しさん (2024-05-24 13:17:02)
- この人と羽賀研二はもうテレビに出したらいかんと思う。過去の栄光にすがるのは自由だけれど。 -- 名無しさん (2024-07-22 20:01:24)
- 一般人の職場だったらとっくに解雇だからね -- 名無しさん (2024-07-28 08:32:23)
- 再犯したら死刑・終身刑の国だってあるのに日本はまだまだ甘すぎると思う -- 名無しさん (2024-09-08 10:04:57)
- ↑国策として、極刑を与えて見せしめにしたいのか、治療して社会復帰させたいのかのにもよる。イスラム社会や共産主義国家が厳罰主義なのは、政府の威信を国民に知らしめたいがため -- 名無しさん (2024-09-23 08:17:53)
- 何でもかんでも死刑や終身刑にすればいいわけでもないしそれを「世界が、別の国が」で語るのはどうなのよ、項目もだけど比較相手がどこなのかもわからん -- 名無しさん (2024-09-24 05:13:59)
- こんだけやってもまだ地上波復帰できるってある意味奇跡の存在 -- 名無しさん (2024-12-28 16:15:39)
- ミニにタコや例の替え歌は実際は（独自で考えた）持ちネタじゃなく不正に得たネタ。全盛期の頃の持ちネタも全部志村さんの手柄ネタとか、田代って本当は独創力がないのかって疑ってしまう -- 名無しさん (2025-01-09 16:44:03)
- 裁判で「あなたは芸能界に向いていないのでは」と質問されそのとおりです、と答えたそうだ -- 名無しさん (2025-01-09 16:48:23)
- 風呂の件は囮だったと思う -- 名無しさん (2025-01-10 16:14:30)
- ラッツアンドスターでやめておけば良かった -- 名無しさん (2025-01-11 10:00:13)
- 復帰してもネタなんてもう無いだろうな。良くてラッツアンド・スターの復帰くらいが精一杯だろう -- 名無しさん (2025-01-23 10:18:44)
- 性犯罪絡んでるので中居フジテレビ問題で一層厳しくなりそう。もともと地上波復帰と言っても年金いくらという一発止まり的なものだったが -- 名無しさん (2025-01-23 11:28:49)
- どっちもどっちだが田代は殆ど自傷行為だとしても羽賀研二は確実に金銭被害出してるからな。 -- 名無しさん (2025-03-22 14:33:48)
- ↑田代も盗撮とのぞきは他者に性的被害出してるよ -- 名無しさん (2025-03-22 15:07:53)
- 志村けんさんがドリフ大爆笑とバカ殿様、だいじょうぶだぁから選りすぐりのコントを視聴者が投票した映像、マーシーの映像がようやく解禁されたのが嬉しかった。 -- 名無しさん (2025-03-22 16:17:26)
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