ゴーレム(世界樹の迷宮)

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&font(#6495ED){登録日}:2018/09/22 (土) 01:31:03 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[ゴーレム]]とは、[[世界樹の迷宮シリーズ>世界樹の迷宮(ゲームシリーズ)]]に登場するボスモンスター(ボスFOE)の一種。 **概要 巨大な石造りの巨人といった趣で、逞しい両腕と赤く光る両目を持つ。 左腕を前に突き出して構えるポーズが特徴的だが、これは3Dモデルでも再現されている。 その上、可動式なのか手首がグルングルン回る。 基本的にはメインストーリーに関わってこないFOEであり、エンディングを目指すだけであれば一度も会うことが無い。 クエストで赴く隠しエリア、大航海クエストの一つ、果てはストーリークリア後のメインイベント、等といった形で登場する。 シリーズ共通して、見た目通りに物理面が攻防ともに強く、属性攻撃に弱いという欠点を持つ。 ではそれだけかと言うとそうでもなく、後述の搦め手や豊富な補助スキル、そして最大の特徴が非常に厄介であるため、只の脳筋とも侮れない。 流石に[[世界樹>偉大なる赤竜(世界樹の迷宮)]][[名物の>雷鳴と共に現る者(世界樹の迷宮)]][[三竜>氷嵐の支配者(世界樹の迷宮)]]と比べたら中堅どころではあるが、それでも何も考えずに挑めば&font(b){もれなく殴り殺される強さを誇っている。} **使用スキル ・ロックハンマー [腕](Ⅰ、Ⅱ、新Ⅰ、新Ⅱ、X) 単体に壊属性ダメージ。 素の攻撃力が高いので素直にきついが、全然有情な方。 Ⅲのみただの通常攻撃に置き換えられる形で搭載していなかった。 ・トリプルハンマー [腕](Ⅰ、Ⅲ、新Ⅰ、新Ⅱ) 単体に3連続の壊属性ダメージ。 Ⅲ以降は対象ランダムの3連続ダメージに変更された。 ・スレッジハンマー [腕](X) 対象から左右拡散の壊属性ダメージ。 ・マルチハンマー [腕](Ⅱ、Ⅲ) 全体に壊属性ダメージ。 ゴーレムの攻撃スキルでは一番の脅威。 なお、これに限らずゴーレムの物理攻撃は全て壊属性なので、壊耐性アップのアクセサリがあると防御力の数値以上に被ダメージを減らせる。 ・フラッシュ [頭](Ⅰ、新Ⅰ、新Ⅱ) 全体に確率で盲目のバッドステータスを付与する。 地味にイヤな搦め手。脚封じが入れば命中率も関係ないが((脚封じが有効なあいだ、全ての攻撃が命中率に関わらず必中となる。))、そう何度も封じられるものではないだろう。 ちなみにゴーレム自身も、耐性は決して低くないが盲目は通る。一部作品では特殊ドロップ条件とも重なる。 ・ロックハート [頭](Ⅱ) 自身の攻撃力をアップ。 元々ゴーレムの攻撃はどれも痛いので、使われたらなるべく攻撃力低下のデバフを与えるなりバフ自体を打ち消すなりして対応したい。 新Ⅱではオミットされた……代わりに後述の極悪スキルを身に付けた。 ・パワーウォール [腕](Ⅰ、Ⅱ、新Ⅰ) 自身の物理防御力を上昇。 ただでさえ硬い防御が更に固くなるが、完全な属性主体の場合はさほど問題にならない。だが…… ・フォースウォール [腕](Ⅰ、Ⅱ、新Ⅰ、新Ⅱ) 自身の属性防御力を上昇。 弱みである属性耐性を引き上げる。 ・リフレクション [なし](Ⅱ、Ⅲ、X) ゴーレムの代名詞その1。 Ⅱから身に付けたカウンタースキルで、規定ターンごとに使用し、属性攻撃に反応して大ダメージを返してくる。 場合にもよるがまともに返されれば即死級。使ってくるタイミングが分かれば属性攻撃は控えたい。 部位に依存しないため頭・腕・脚のどれが封じられても使える。 しかし、スキルの仕様によってはリフレクションの発動を誘発させずにダメージを与えられる抜け穴があるため、それが数少ない突破口となる。 Ⅲ以降は長らく使われていなかったが、Xで再び登用。 今回は数ターンおきに使う、という明確な法則が無い代わりに、こちらの属性攻撃を受けた次ターンは使用確率が上昇するらしく、プレイングによってはひたすらリフレクションを連打することがある(ただし優先度はリジェネが上)。 突然のあまりにも異常な使用頻度に慄いたプレイヤーもいるのでは? なお本作では前述の抜け穴に該当する一つが、新職業のヒーロー/ヒロインのショックスパークであり、割とガチで対ゴーレムの切り札となりうる((ショックスパークは最初の物理ダメージをトリガーにして遠隔全体雷ダメージを与えるという特殊な仕組みであり、リフレクションの反応条件に引っかからなかったものと思われる。))。 ・リジェネ [頭](Ⅰ~) ゴーレムの代名詞その2。 毎ターン自身のHPを少しずつ回復する。 だいたい体力が半分以下、または後述の食いしばり後に使うことが多い。 回復量は作品によってまちまちだが、こっちが生半可な火力だとジリ貧に追い込まれ、あと一歩というところで届かなくなる程度には絶妙な量。 バフ扱いなので剥がせば問題ない。素でカタいため迅速にこれを剥がせるかどうかが戦闘時間に直結する。 ・&font(b,#ff0000){食いしばり} [なし](Ⅰ~) &font(b){ゴーレム最大の特徴}にして唯一のパッシブスキル。代名詞その3。 全出演作で共通の標準として、&font(b,##ff0000){倒れた後に一度だけ最大HPの約半分を回復してから復活し、何事も無かったかのように戦闘を再開する。}そのため実際のHPは1.5倍と考えるべき。 (後述するが、回復量については一作だけ例外がある) アイテムもTPも消耗してやっと倒した……と思いこんだプレイヤーを一気に絶望のどん底へと叩き落す。新人冒険者の誰もが通る道。 特に3Dモデルで描写されるようになってからは、&color(red){撃破モーションで崩れ落ちた身体が巻き戻し再生のように修復して立ち上がる}、という専用モーションまで用意されており、初見時の絶望感が更に増している。 作品によっては即死やスリップダメージで復活させずに倒すことも可能だが、ある程度の下地と運が必要になる上に最近はシステム・仕様面で完全対策されていることも。 ・&font(b,#ff0000){パワーオブロック} [腕](新Ⅱ) 現時点では新Ⅱのみ使用する&font(b){歴代ゴーレム屈指の鬼畜スキル。} 全体に壊ダメージを与えた後、自身に&font(b){攻撃力上昇のバフを3枠同時に重ねがけする。} ロックハートとマルチハンマーを合体させた&font(l){どころでは済まされない}攻撃・補助両立スキル。 &font(b){更に使えば使った分だけ威力と攻撃力上昇値がUPし、強化持続ターンが徐々に減少する。} 一気に3枠分も強化するので、[[プリンス/プリンセス>プリンス/プリンセス(世界樹の迷宮Ⅲ)]]のリセットウェポンですぐにでも全部剥がしたい所だが、それこそが&color(red){ゴーレム最大の罠}。 新Ⅱのゴーレムは&color(red){自身の強化枠が0の場合、最優先でパワーオブロックを使う思考ルーチンが組まれている}ため、何も知らずにリセットウェポンを繰り返すとものの数ターンも持たずhageる羽目に陥る。 かといって3枠もの攻撃バフを放置するわけにもいかない。1枠だけ削れるスキル等を使い、2枠消して残り1枠だけは消さずにそのまま残して戦うとベター。 それでも使用される度に持続ターン=次のパワーオブロックまでの猶予が短縮されていくので、パワーオブロックの威力が対処不可の致死量に達するまで速攻勝負をつける必要がある。 以上のように、見た目から安易に想像がつく「脳筋」のイメージを覆す多芸ぶりを誇る。 リジェネを始めとした耐久寄りのバフを駆使して長期戦に持ち込み、パワーも単純に強いことから、戦いが長引くだけ不利に陥ってしまう。 どの作品でも基本的にはなるべく短期決戦に持ち込むのが推奨される。 **各作品での活躍 ***[[世界樹の迷宮]] クエスト「冒険者の魂に安らぎあれ」を受注すると出現。 真っ黒なモヤモヤからも分かるように危険度の高い黒FOEであり、最速で挑める時期に戦うのは無謀な強さ。 戦いに行くのなら十分にレベルを上げてから万全の対策が必須となる。 しかもこいつに限り、どういう訳だか確定の敵側先制攻撃で始まり、初手にフラッシュをかましてくるのがいやらしい。 なお代名詞の食いしばりだが、本作に限って 稀に復活しない事がある(不具合?)のはまだしも&font(b){回復量が1割と非常にショボい}という、今では考えられない弱さだった。 特殊ドロップは「石像の豪腕」。 即死効果で倒すと手に入るという条件設定もあってか、DS期のゴーレムは何かと「即死が通るボス」のイメージが浸透していた。 戦闘BGMは裏ボス御用達の「&font(b){散るもかなり}」。時期的にもゴーレムで初めて流れる。 以降、Ⅲを除いてこれがゴーレムのテーマ曲となっている。 ***[[世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯]] クリア後に行ける第6階層「[[禁忌ノ森>禁忌ノ森(世界樹の迷宮Ⅱ)]]」の27階に出現。 封印を司る剣イベントの後に黒FOEとして現れ、強制的に戦闘となる。 こいつを倒さないとイベントが進まず、第6階層の本格的な探索ができないため、事実上の門番ポジ。 特殊ドロップは前作と同じ。 ***[[世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者]] 「巨人の遺跡」の[[大航海クエスト>大航海クエスト(世界樹の迷宮Ⅲ)]]で登場。 クエストによって助っ人のNPCが異なり、以下の通りになる。 ・戦う歴史学者……ボンガロ([[モンク>モンク(世界樹の迷宮Ⅲ)]])。脳筋に見えてリフレクションの時はちゃんと判断できる人。 ・時好の担い手……デサート(プリンセス)、ナックル([[ウォリアー>ウォリアー(世界樹の迷宮Ⅲ)]])。回復役はこっちで用意する必要あり。 ・シグナル三姉妹……ルビー、サファイア、アンバー(共に[[ゾディアック>ゾディアック(世界樹の迷宮Ⅲ)]])。エーテル圧縮→星術が基本戦法。 このうち癖があるのがシグナル三姉妹で、&font(b){リフレクションが張られた時もお構いなしに星術を撃つ}ので揃って自滅することが多い。 しかしご存知の通り、ゴーレムには属性攻撃が最適なので火力面ではこの上なく頼りになるのだが。 特殊ドロップは「三光の玉石」。 これまでと違い、盲目状態にして倒すのが条件。 ***世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神 登場せず。惜しくも皆勤賞を逃してしまった。 類似品に第4迷宮のボス「揺籃の守護者」がいる。 ***世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て 登場モンスターが全て一新されたため、他の常連同様に登場しなかった。 一応、類似品として第一階層に同名のボスモンスターが登場するのだが、見た目も行動パターンも完全な別物。 ***[[新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女]] 初めてゴーレムが3Dモデルで描画された。 他はあの理不尽な先制攻撃が無いことを除けば初代と同様だが、当然のごとく食いしばりはキッチリ半分回復する。都合のいい原作再現なんてなかった。 本作からボス、ボスFOEに即死が無効となったため、「石像の豪腕」のドロップ条件が腕封じ状態で撃破に変更された。 ***[[新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士]] こちらもⅡと同様で、前述のパワーオブロックによって凶悪な門番に成り上がった。 しかも前作からフラッシュを引き継いでいる。 ストーリーモードだとアリアンナのデフォ職業がプリンセスなので、パワーオブロックの仕様を知らないとついリセットウェポンを使いがち。 特殊ドロップ及び条件は前作と同じ。 ***[[世界樹の迷宮X]] 小迷宮「巨人の遺跡」のボスFOEとして登場。 ゲーム全体では5番目の迷宮となる。 解放するには4つ目の迷宮「原始ノ大密林」に初めて訪れた後、クワシルの酒場の情報収集に現れるNPCから「少女(ビルギッタ)が薬草を探しに行った」という話を聞くこと。 まだ序盤の迷宮ということもあり、ゲーム全体ではそこまで飛びぬけた強さではない。 だが、久々に復活したリフレクションのせいで体感的な強さは跳ね上がっている。 しかも巨人の遺跡自体、戦闘中にしか移動しない置物型FOEをうまくどかして探索するというのがメインの攻略となっているため、ゴーレムに辿り着くまでが非常に面倒くさい。 特殊ドロップはⅢと同じく「三光の玉石」。 **類似モンスター ・揺籃の守護者 Ⅳにおけるゴーレム系のモンスター。 見た目は厳つい石像で、モードチェンジで物理・火・雷・氷のいずれかに顔を切り替えた形態に対応する「〇〇ミキサー」という属性攻撃を仕掛けてくる(なおどれも全体攻撃)。 全属性が等倍で通る物理モード以外は、弱点と違う属性で攻撃しても全く通用しない厄介な耐性を持つ。 全体に麻痺や頭封じをばら撒いたり、追い詰められると属性防御のバフをかけたりする所に従来のゴーレムの片鱗が見て取れる。 更に撃破されても、食いしばりよろしく&font(b){頭だけになって居残る。} この状態になるとカウントダウンが開始し、3ターン後に全体を巻き込む自爆で果てる。 ・ゴーレム(世界樹の迷宮Ⅴ) Ⅴにおけるゴーレムで、こちらは茶色の土くれで形作られたような印象。 しかし実態は複数の「チビゴーレム」が合体した存在であり、本体の「ゴーレムボディ」を中心に「ゴーレムヘッド」「ゴーレムアーム」×2「ゴーレムレッグ」のパーツで構成されている。 戦闘の初っ端に爆発して各パーツがチビゴーレムとして分離するが、以降はボディと少しずつ合体していき、全合体で爆発、また分裂を繰り返す。 使用スキルは対応する部位が合体済みの時にしか使わず、性質上合体が進むほど行動が増えていく。 そのため、チビゴーレムや各部位を適宜倒し、合体を食い止めながら戦うのがセオリーだが、仲間呼びで周囲からチビゴーレムを呼び寄せてくるため、事前にマップギミックを攻略して増援を減らすと大幅に楽になる。 ・????? 番外編。世界樹シリーズのシステムを取り入れた[[ペルソナQ>ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス]]の第四迷宮にて登場するボス。 とある人物をもとに、迷宮で人為的に作られた[[シャドウ>“影”(ペルソナ4)]]が怪物化したものであり、本作の重大なネタバレに絡むので名前は伏せる。 戦闘では強力な攻撃スキルの他に雄叫びを上げてパーティメンバー達をスタンさせたり、体力が減ってくると超多段ヒットの大技を放ってくる……が、この大技は極端に命中率が低く、まず当たらない。 真の恐ろしさは、更に追い詰められた後。&font(b){先の雄叫びを事前に放ってスタンさせてから次の大技を命中させにくる}という極悪コンボを放ってくるのだ。 これだけでも大概なのに、やっと倒したかと思えば&font(b){まさかの食いしばりで復★活} 搦め手を巧みに使う戦法、倒しても一度だけ復活する特徴はまさしくペルソナ界のゴーレムといったところ。 追記・修正は食いしばって復活してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - Vのゴーレムは? -- 名無しさん (2018-09-22 03:18:29) - Vは別物になったとはいえ名前は同じなんだしここで紹介してもいいと思った -- (2018-09-22 09:07:02) - Vゴーレムの特殊ドロは少し工夫が必要 -- 名無しさん (2018-09-23 12:57:19) - なんか初代の部分適当なこと書かれてるな…。橙じゃなく黒FOEだし、戦闘BGMもちゃんと「散るもかなり」だぞ。というか記念すべきシリーズ最初の「散るもかなり」担当なんだが…。 -- 名無しさん (2019-02-09 17:28:40) - ↑追記 あと「食いしばり」も初代の時点で既に存在してる。低確率で復活しないことがあることと、回復するHPが1割しかないことが他の作品と違うところ。 -- 名無しさん (2019-02-09 17:37:58) - 指摘に合わせて関連部分を修正しました。 -- 名無しさん (2019-02-09 18:17:15) - ↑ 確認しました。対応ありがとうございます。 -- 名無しさん (2019-02-10 08:58:53) - いったいなんのゴーレムだよてめーっ!! -- 名無しさん (2019-11-15 21:03:34) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/09/22 (土) 01:31:03 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[ゴーレム]]とは、[[世界樹の迷宮シリーズ>世界樹の迷宮(ゲームシリーズ)]]に登場するボスモンスター(ボスFOE)の一種。 **概要 巨大な石造りの巨人といった趣で、逞しい両腕と赤く光る両目を持つ。 左腕を前に突き出して構えるポーズが特徴的だが、これは3Dモデルでも再現されている。 その上、可動式なのか手首がグルングルン回る。 基本的にはメインストーリーに関わってこないFOEであり、エンディングを目指すだけであれば一度も会うことが無い。 クエストで赴く隠しエリア、大航海クエストの一つ、果てはストーリークリア後のメインイベント、等といった形で登場する。 シリーズ共通して、見た目通りに物理面が攻防ともに強く、属性攻撃に弱いという欠点を持つ。 ではそれだけかと言うとそうでもなく、後述の搦め手や豊富な補助スキル、そして最大の特徴が非常に厄介であるため、只の脳筋とも侮れない。 流石に[[世界樹>偉大なる赤竜(世界樹の迷宮)]][[名物の>雷鳴と共に現る者(世界樹の迷宮)]][[三竜>氷嵐の支配者(世界樹の迷宮)]]と比べたら中堅どころではあるが、それでも何も考えずに挑めば&font(b){もれなく殴り殺される強さを誇っている。} **使用スキル ・ロックハンマー [腕](Ⅰ、Ⅱ、新Ⅰ、新Ⅱ、X) 単体に壊属性ダメージ。 素の攻撃力が高いので素直にきついが、全然有情な方。 Ⅲのみただの通常攻撃に置き換えられる形で搭載していなかった。 ・トリプルハンマー [腕](Ⅰ、Ⅲ、新Ⅰ、新Ⅱ) 単体に3連続の壊属性ダメージ。 Ⅲ以降は対象ランダムの3連続ダメージに変更された。 ・スレッジハンマー [腕](X) 対象から左右拡散の壊属性ダメージ。 ・マルチハンマー [腕](Ⅱ、Ⅲ) 全体に壊属性ダメージ。 ゴーレムの攻撃スキルでは一番の脅威。 なお、これに限らずゴーレムの物理攻撃は全て壊属性なので、壊耐性アップのアクセサリがあると防御力の数値以上に被ダメージを減らせる。 ・フラッシュ [頭](Ⅰ、新Ⅰ、新Ⅱ) 全体に確率で盲目のバッドステータスを付与する。 地味にイヤな搦め手。脚封じが入れば命中率も関係ないが((脚封じが有効なあいだ、全ての攻撃が命中率に関わらず必中となる。))、そう何度も封じられるものではないだろう。 ちなみにゴーレム自身も、耐性は決して低くないが盲目は通る。一部作品では特殊ドロップ条件とも重なる。 ・ロックハート [頭](Ⅱ) 自身の攻撃力をアップ。 元々ゴーレムの攻撃はどれも痛いので、使われたらなるべく攻撃力低下のデバフを与えるなりバフ自体を打ち消すなりして対応したい。 新Ⅱではオミットされた……代わりに後述の極悪スキルを身に付けた。 ・パワーウォール [腕](Ⅰ、Ⅱ、新Ⅰ) 自身の物理防御力を上昇。 ただでさえ硬い防御が更に固くなるが、完全な属性主体の場合はさほど問題にならない。だが…… ・フォースウォール [腕](Ⅰ、Ⅱ、新Ⅰ、新Ⅱ) 自身の属性防御力を上昇。 弱みである属性耐性を引き上げる。 ・リフレクション [なし](Ⅱ、Ⅲ、X) ゴーレムの代名詞その1。 Ⅱから身に付けたカウンタースキルで、規定ターンごとに使用し、属性攻撃に反応して大ダメージを返してくる。 場合にもよるがまともに返されれば即死級。使ってくるタイミングが分かれば属性攻撃は控えたい。 部位に依存しないため頭・腕・脚のどれが封じられても使える。 しかし、スキルの仕様によってはリフレクションの発動を誘発させずにダメージを与えられる抜け穴があるため、それが数少ない突破口となる。 Ⅲ以降は長らく使われていなかったが、Xで再び登用。 今回は数ターンおきに使う、という明確な法則が無い代わりに、こちらの属性攻撃を受けた次ターンは使用確率が上昇するらしく、プレイングによってはひたすらリフレクションを連打することがある(ただし優先度はリジェネが上)。 突然のあまりにも異常な使用頻度に慄いたプレイヤーもいるのでは? なお本作では前述の抜け穴に該当する一つが、新職業のヒーロー/ヒロインのショックスパークであり、割とガチで対ゴーレムの切り札となりうる((ショックスパークは最初の物理ダメージをトリガーにして遠隔全体雷ダメージを与えるという特殊な仕組みであり、リフレクションの反応条件に引っかからなかったものと思われる。))。 ・リジェネ [頭](Ⅰ~) ゴーレムの代名詞その2。 毎ターン自身のHPを少しずつ回復する。 だいたい体力が半分以下、または後述の食いしばり後に使うことが多い。 回復量は作品によってまちまちだが、こっちが生半可な火力だとジリ貧に追い込まれ、あと一歩というところで届かなくなる程度には絶妙な量。 バフ扱いなので剥がせば問題ない。素でカタいため迅速にこれを剥がせるかどうかが戦闘時間に直結する。 ・&font(b,#ff0000){食いしばり} [なし](Ⅰ~) &font(b){ゴーレム最大の特徴}にして唯一のパッシブスキル。代名詞その3。 全出演作で共通の標準として、&font(b,##ff0000){倒れた後に一度だけ最大HPの約半分を回復してから復活し、何事も無かったかのように戦闘を再開する。}そのため実際のHPは1.5倍と考えるべき。 (後述するが、回復量については一作だけ例外がある) アイテムもTPも消耗してやっと倒した……と思いこんだプレイヤーを一気に絶望のどん底へと叩き落す。新人冒険者の誰もが通る道。 特に3Dモデルで描写されるようになってからは、&color(red){撃破モーションで崩れ落ちた身体が巻き戻し再生のように修復して立ち上がる}、という専用モーションまで用意されており、初見時の絶望感が更に増している。 作品によっては即死やスリップダメージで復活させずに倒すことも可能だが、ある程度の下地と運が必要になる上に最近はシステム・仕様面で完全対策されていることも。 ・&font(b,#ff0000){パワーオブロック} [腕](新Ⅱ) 現時点では新Ⅱのみ使用する&font(b){歴代ゴーレム屈指の鬼畜スキル。} 全体に壊ダメージを与えた後、自身に&font(b){攻撃力上昇のバフを3枠同時に重ねがけする。} ロックハートとマルチハンマーを合体させた&font(l){どころでは済まされない}攻撃・補助両立スキル。 &font(b){更に使えば使った分だけ威力と攻撃力上昇値がUPし、強化持続ターンが徐々に減少する。} 一気に3枠分も強化するので、[[プリンス/プリンセス>プリンス/プリンセス(世界樹の迷宮Ⅲ)]]のリセットウェポンですぐにでも全部剥がしたい所だが、それこそが&color(red){ゴーレム最大の罠}。 新Ⅱのゴーレムは&color(red){自身の強化枠が0の場合、最優先でパワーオブロックを使う思考ルーチンが組まれている}ため、何も知らずにリセットウェポンを繰り返すとものの数ターンも持たずhageる羽目に陥る。 かといって3枠もの攻撃バフを放置するわけにもいかない。1枠だけ削れるスキル等を使い、2枠消して残り1枠だけは消さずにそのまま残して戦うとベター。 それでも使用される度に持続ターン=次のパワーオブロックまでの猶予が短縮されていくので、パワーオブロックの威力が対処不可の致死量に達するまで速攻勝負をつける必要がある。 以上のように、見た目から安易に想像がつく「脳筋」のイメージを覆す多芸ぶりを誇る。 リジェネを始めとした耐久寄りのバフを駆使して長期戦に持ち込み、パワーも単純に強いことから、戦いが長引くだけ不利に陥ってしまう。 どの作品でも基本的にはなるべく短期決戦に持ち込むのが推奨される。 **各作品での活躍 ***[[世界樹の迷宮]] クエスト「冒険者の魂に安らぎあれ」を受注すると出現。 真っ黒なモヤモヤからも分かるように危険度の高い黒FOEであり、最速で挑める時期に戦うのは無謀な強さ。 戦いに行くのなら十分にレベルを上げてから万全の対策が必須となる。 しかもこいつに限り、どういう訳だか確定の敵側先制攻撃で始まり、初手にフラッシュをかましてくるのがいやらしい。 なお代名詞の食いしばりだが、本作に限って 稀に復活しない事がある(不具合?)のはまだしも&font(b){回復量が1割と非常にショボい}という、今では考えられない弱さだった。 特殊ドロップは「石像の豪腕」。 即死効果で倒すと手に入るという条件設定もあってか、DS期のゴーレムは何かと「即死が通るボス」のイメージが浸透していた。 戦闘BGMは裏ボス御用達の「&font(b){散るもかなり}」。時期的にもゴーレムで初めて流れる。 以降、Ⅲを除いてこれがゴーレムのテーマ曲となっている。 ***[[世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯]] クリア後に行ける第6階層「[[禁忌ノ森>禁忌ノ森(世界樹の迷宮Ⅱ)]]」の27階に出現。 封印を司る剣イベントの後に黒FOEとして現れ、強制的に戦闘となる。 こいつを倒さないとイベントが進まず、第6階層の本格的な探索ができないため、事実上の門番ポジ。 特殊ドロップは前作と同じ。 ***[[世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者]] 「巨人の遺跡」の[[大航海クエスト>大航海クエスト(世界樹の迷宮Ⅲ)]]で登場。 クエストによって助っ人のNPCが異なり、以下の通りになる。 ・戦う歴史学者……ボンガロ([[モンク>モンク(世界樹の迷宮Ⅲ)]])。脳筋に見えてリフレクションの時はちゃんと判断できる人。 ・時好の担い手……デサート(プリンセス)、ナックル([[ウォリアー>ウォリアー(世界樹の迷宮Ⅲ)]])。回復役はこっちで用意する必要あり。 ・シグナル三姉妹……ルビー、サファイア、アンバー(共に[[ゾディアック>ゾディアック(世界樹の迷宮Ⅲ)]])。エーテル圧縮→星術が基本戦法。 このうち癖があるのがシグナル三姉妹で、&font(b){リフレクションが張られた時もお構いなしに星術を撃つ}ので揃って自滅することが多い。 しかしご存知の通り、ゴーレムには属性攻撃が最適なので火力面ではこの上なく頼りになるのだが。 特殊ドロップは「三光の玉石」。 これまでと違い、盲目状態にして倒すのが条件。 ***世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神 登場せず。惜しくも皆勤賞を逃してしまった。 類似品に第4迷宮のボス「揺籃の守護者」がいる。 ***世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て 登場モンスターが全て一新されたため、他の常連同様に登場しなかった。 一応、類似品として第一階層に同名のボスモンスターが登場するのだが、見た目も行動パターンも完全な別物。 ***[[新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女]] 初めてゴーレムが3Dモデルで描画された。 他はあの理不尽な先制攻撃が無いことを除けば初代と同様だが、当然のごとく食いしばりはキッチリ半分回復する。都合のいい原作再現なんてなかった。 本作からボス、ボスFOEに即死が無効となったため、「石像の豪腕」のドロップ条件が腕封じ状態で撃破に変更された。 ***[[新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士]] こちらもⅡと同様で、前述のパワーオブロックによって凶悪な門番に成り上がった。 しかも前作からフラッシュを引き継いでいる。 ストーリーモードだとアリアンナのデフォ職業がプリンセスなので、パワーオブロックの仕様を知らないとついリセットウェポンを使いがち。 特殊ドロップ及び条件は前作と同じ。 ***[[世界樹の迷宮X]] 小迷宮「巨人の遺跡」のボスFOEとして登場。 ゲーム全体では5番目の迷宮となる。 解放するには4つ目の迷宮「原始ノ大密林」に初めて訪れた後、クワシルの酒場の情報収集に現れるNPCから「少女(ビルギッタ)が薬草を探しに行った」という話を聞くこと。 まだ序盤の迷宮ということもあり、ゲーム全体ではそこまで飛びぬけた強さではない。 だが、久々に復活したリフレクションのせいで体感的な強さは跳ね上がっている。 しかも巨人の遺跡自体、戦闘中にしか移動しない置物型FOEをうまくどかして探索するというのがメインの攻略となっているため、ゴーレムに辿り着くまでが非常に面倒くさい。 特殊ドロップはⅢと同じく「三光の玉石」。 **類似モンスター ・揺籃の守護者 Ⅳにおけるゴーレム系のモンスター。 見た目は厳つい石像で、モードチェンジで物理・火・雷・氷のいずれかに顔を切り替えた形態に対応する「〇〇ミキサー」という属性攻撃を仕掛けてくる(なおどれも全体攻撃)。 全属性が等倍で通る物理モード以外は、弱点と違う属性で攻撃しても全く通用しない厄介な耐性を持つ。 全体に麻痺や頭封じをばら撒いたり、追い詰められると属性防御のバフをかけたりする所に従来のゴーレムの片鱗が見て取れる。 更に撃破されても、食いしばりよろしく&font(b){頭だけになって居残る。} この状態になるとカウントダウンが開始し、3ターン後に全体を巻き込む自爆で果てる。 ・ゴーレム(世界樹の迷宮Ⅴ) Ⅴにおけるゴーレムで、こちらは茶色の土くれで形作られたような印象。 しかし実態は複数の「チビゴーレム」が合体した存在であり、本体の「ゴーレムボディ」を中心に「ゴーレムヘッド」「ゴーレムアーム」×2「ゴーレムレッグ」のパーツで構成されている。 戦闘の初っ端に爆発して各パーツがチビゴーレムとして分離するが、以降はボディと少しずつ合体していき、全合体で爆発、また分裂を繰り返す。 使用スキルは対応する部位が合体済みの時にしか使わず、性質上合体が進むほど行動が増えていく。 そのため、チビゴーレムや各部位を適宜倒し、合体を食い止めながら戦うのがセオリーだが、仲間呼びで周囲からチビゴーレムを呼び寄せてくるため、事前にマップギミックを攻略して増援を減らすと大幅に楽になる。 ・????? 番外編。世界樹シリーズのシステムを取り入れた[[ペルソナQ>ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス]]の第四迷宮にて登場するボス。 とある人物をもとに、迷宮で人為的に作られた[[シャドウ>“影”(ペルソナ4)]]が怪物化したものであり、本作の重大なネタバレに絡むので名前は伏せる。 戦闘では強力な攻撃スキルの他に雄叫びを上げてパーティメンバー達をスタンさせたり、体力が減ってくると超多段ヒットの大技を放ってくる……が、この大技は極端に命中率が低く、まず当たらない。 真の恐ろしさは、更に追い詰められた後。&font(b){先の雄叫びを事前に放ってスタンさせてから次の大技を命中させにくる}という極悪コンボを放ってくるのだ。 これだけでも大概なのに、やっと倒したかと思えば&font(b){まさかの食いしばりで復★活} 搦め手を巧みに使う戦法、倒しても一度だけ復活する特徴はまさしくペルソナ界のゴーレムといったところ。 追記・修正は食いしばって復活してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - Vのゴーレムは? -- 名無しさん (2018-09-22 03:18:29) - Vは別物になったとはいえ名前は同じなんだしここで紹介してもいいと思った -- (2018-09-22 09:07:02) - Vゴーレムの特殊ドロは少し工夫が必要 -- 名無しさん (2018-09-23 12:57:19) - なんか初代の部分適当なこと書かれてるな…。橙じゃなく黒FOEだし、戦闘BGMもちゃんと「散るもかなり」だぞ。というか記念すべきシリーズ最初の「散るもかなり」担当なんだが…。 -- 名無しさん (2019-02-09 17:28:40) - ↑追記 あと「食いしばり」も初代の時点で既に存在してる。低確率で復活しないことがあることと、回復するHPが1割しかないことが他の作品と違うところ。 -- 名無しさん (2019-02-09 17:37:58) - 指摘に合わせて関連部分を修正しました。 -- 名無しさん (2019-02-09 18:17:15) - ↑ 確認しました。対応ありがとうございます。 -- 名無しさん (2019-02-10 08:58:53) - いったいなんのゴーレムだよてめーっ!! -- 名無しさん (2019-11-15 21:03:34) - 初代で遭遇してBGMに緊迫感があったからすげえ緊張したけど、腕を封じたらゴミの様な弱さだった。 -- 名無しさん (2023-02-15 20:46:16) #comment #areaedit(end) }

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