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&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
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#center(){&sizex(5){&font(b,red){まったく新しいデュエルの世界がいまはじまる―――}}}
#center(){&sizex(5){&font(b,red){モンスターをバンバン召喚!大量ドローでズバッと逆転!}}}
#center(){&sizex(5){&font(b,red){このデュエルにはどんなにピンチでも逆転できる面白さがある!}}}
#center(){&sizex(7){&font(b,red){ようこそ、逆転のデュエルへ!}}}
「[[遊戯王]]ラッシュデュエル」とは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]から派生して作られた[[カードゲーム>トレーディングカードゲーム(TCG)]]。
販売元はOCGと同じKONAMI。
アニメ7作目「[[遊戯王SEVENS]]」、及び8作目「[[遊戯王ゴーラッシュ!!]]」はこのルールでデュエルが行われている。
●目次
#contents
*ラッシュデュエルとは?
2020年4月より発売された[[遊戯王]]OCGをベースとして作られたカードゲーム。
全体的にはスピードデュエルを更に簡略化した様なルールだが、ドローフェイズや召喚権のルールが大幅に違うためプレイ感覚は大きく異なる。
この要素による逆転性の高さがウリ。
遊戯王関連商品ではあるが、遊戯王OCGとは別のゲームとして製作されているため、それぞれのカードに互換性はない。
つまり&bold(){ラッシュデュエルで遊戯王OCGのカードを使用することも、ラッシュデュエルのカードを遊戯王OCGで使う事も不可能((OCGと同じカードも存在するが、それらを使いまわすことも不可能。))。}
%%仮に出来たとしても、現状はカードパワーが違いすぎて勝負にならないのは目に見えているのだが。%%((ドローソースや墓地送りの手段は豊富な為、一部カードは変なコンボに使えるのではとたまに注目される。))
[[Magic the Gathering]]と[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(TCG)]]のような関係である。
OCGのカードとは表面のレイアウトと裏側のロゴが異なっているが、カードサイズは同じなのでスリーブなどのサプライ品を共有することは可能。
*遊び方とルール
**デュエルフィールド
・相手
|BGCOLOR(#FF0000):デ|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#0000FF):エ|
|BGCOLOR(#808080):墓|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#008000):フ|
|BGCOLOR(#008000):フ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#808080):墓|
|BGCOLOR(#0000FF):エ|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#FF0000):デ|
・自分
・&font(#ffac6a){モンスターゾーン}
モンスターの召喚・特殊召喚・セットを行う場所。
・&font(#00FF00){魔法&罠ゾーン}
魔法カードと罠カードの発動及びセットを行う場所。
・&font(#008000){フィールドゾーン}
フィールド魔法の発動・セットを行う場所。
・&font(#808080){墓地}
破壊されたり、使用し終わったカードを置く場所。
・&font(#FF0000){デッキゾーン}
自分のデッキを裏側で置く場所。
・&font(#0000FF){エクストラデッキゾーン}
デッキに入れないカードを置く場所。OCG同様枚数制限は0~15枚。
2021年9月現在、フュージョンモンスターがこれに対応している。
[[スピードデュエル>スピードデュエル(遊戯王OCG)]]に近いフィールドとなっており、現状EXモンスターゾーン・ペンデュラムゾーン・除外の概念は存在しない。
**ゲームの流れ
40~60枚のデッキを用意し、デッキをシャッフルし先攻後攻を決めたらデュエル開始。
&bold(){初期手札は4枚}で初期ライフポイントは8000。
以下の流れでどちらかが勝利条件を満たすまでターンを交互に繰り返す。
勝利条件は&font(#FF0000){相手のライフポイントを0にする}か&font(#FF0000){相手がデッキからカードを必要な枚数ドローできなくなる}のどちらかを満たす必要がある。
***1.ドローフェイズ
&bold(){現行のOCGのルールと違い先攻1ターン目でもドローする。}
&bold(){&font(#FF0000){手札が4枚以下なら手札が5枚になる様にドローする。}}
つまり手札が0枚なら&bold(){&font(#FF0000){5枚ドローできる。}}
手札が5枚以上の場合は1枚ドローする。
&bold(){手札枚数に上限はない。}
***2.メインフェイズ
モンスターの召喚・特殊召喚・セットや、モンスターの効果の発動、魔法・罠カードの発動・セットを行う。
スピードデュエル同様&bold(){メインフェイズ2は存在しない}ので、そこを意識したプレイが必要になる。
&bold(){&font(#FF0000){1ターンに何度でも通常召喚を行える。}}
通常召喚する場合は表側攻撃表示で召喚か裏側守備表示でセットのどちらかで、表側守備表示で出せないのはOCGと同じ。
レベル5~6のモンスターを出すにはモンスターを1体リリース、レベル7以上なら2体以上をリリースしてアドバンス召喚をする必要がある。
***3.バトルフェイズ
ここは細かいステップ別けがない以外はほぼOCGと同じ。
先攻1ターン目はバトルフェイズを行えない。
攻撃表示のモンスターは1ターンに1度だけ相手モンスター1体を選んで戦闘するか、相手にモンスターがいなければダイレクトアタックを仕掛ける事ができる。
・攻撃表示対攻撃表示
攻撃力の高い方が低い方を破壊し攻撃力を上回った分、相手のライフポイントにダメージを与える。
攻撃力が同じ場合は相打ちとなり、お互いに破壊されダメージは発生しない。
なお、双方とも攻撃力0の場合はどちらのモンスターも破壊されない。
・攻撃表示対守備表示
攻撃表示モンスターの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を上回った場合は破壊する。ダメージは発生しない。
守備表示モンスターの守備力が攻撃表示モンスターの攻撃力を上回っていた場合は、上回った分ダメージを与える。モンスターの破壊は発生しない。
攻撃力と守備力が同じ場合は何も起こらない。
・直接攻撃(ダイレクトアタック)
攻撃したモンスターの攻撃力分、相手のライフポイントにダメージを与える。
***4.エンドフェイズ
ターンを終了する宣言をし、相手にターンを渡す。
バトルフェイズを経由せずにメインフェイズから移行することも可能。
**カードの種類
OCG同様に、同名カードはデッキに3枚まで投入することができる。
カードを発動するために必要なタイミングやコストは【条件】、そのカードで行う処理を【効果】と書き分けられており非常にわかりやすくなっている。
またレベルは星を横並べしているのではなく、数字ではっきり書かれているため、全体的にわかりやすいレイアウトとなっている。
レベルは「見やすい」と「味気ない」の賛否はあるが、効果の発動条件やコストと効果がはっきり書き分けられているのは「何でOCGでもやってくれないんだ」と言われることがある。
尚【条件】と【効果】の処理は全て同時に行われた扱いとなっており、罠カードの発動タイミングを逃すことはない。
テキスト中で特定のステータスを持つモンスターを指定する場合、
「表側表示モンスター(レベル5以上/風属性/戦士族)」あるいは
「通常モンスター(ドラゴン族・鳥獣族・雷族)」
という風に()内に条件を並べて表記される。
条件が/で区切られている場合は全ての条件を満たすものが当てはまり、・で区切られている場合はいずれかの条件を満たすものが当てはまる。
つまり前者なら「風属性かつ戦士族で、レベル5以上の表側表示モンスター」という意味になり、
後者は「ドラゴン族または鳥獣族または雷族の通常モンスター」という意味になる。
***モンスターカード
基本的には「通常モンスター」と、効果を持つ「効果モンスター」の2種類がある。
新システムの導入によって特別な使用法を持つモンスターカードが新たに追加される事もある。詳細は下記に。
「レベル」「属性」「種族」「攻撃力」「守備力」「モンスター効果(通常モンスターはフレーバーテキスト)」の情報を持っている。
記載されてはいないが、モンスター効果はフィールド上で表側でいる限り1ターンに1度しか発動できない。
それと地味に[[リバースモンスター>リバースモンスター(遊戯王OCG)]]が存在していない。
***通常魔法カード
自分のメインフェイズ中に手札から魔法&罠ゾーンに表側で置いて発動するか、裏側でセットしていたものを表にすることで発動できる。
1ターンに何枚でも発動可能。
***フィールド魔法カード
フィールドゾーンに表側で出して発動するか、裏側でセットするか、セットされている物を表側にして発動することができる。
先に発動されていた自分のフィールド魔法を墓地へ送り発動・セットをすることもできる。
1ターンに何枚でも発動可能。
***装備魔法カード
2022年10月8日発売の『デッキ改造パック 旋風のフォルテシモ!!』から登場した要素。
装備条件を満たしているフィールド上のモンスター1体を対象にして発動し、発動後は魔法&罠ゾーンに表側表示で置いた状態になる。
装備されているモンスターがフィールドから離れると墓地へ送られる。
1ターンに何枚でも発動可能で、モンスター1体に対して何枚でも発動することもできる。
基本的にOCGと同じなのだが、&bold(){装備後に発動条件を満たさなくなった場合でも自壊せず装備されたままになる}点が異なる。
***リチュアル魔法カード
2025年4月26日発売の『ストラクチャーデッキ 黒魔術の儀式』から登場。
ルールや発動タイミングは通常魔法と同じだが、いずれもリチュアルモンスターをリチュアル召喚する効果を持つ。
リチュアル召喚に関してはリチュアルモンスターの項で後述する。
***罠カード
魔法&罠ゾーンで裏側でセットしておき、セットした次の相手ターンから発動タイミングを満たした場合に発動できる。
1ターンに何枚でも発動することができる。
&bold(){チェーンの概念が存在しない}ため、同じ発動タイミングで発動できる罠カードが2枚以上ある場合は&bold(){1枚だけ発動できる。}
また、OCGと違い罠の発動の優先権は&bold(){非ターンプレイヤーから発生する}点にも注意。
ちなみに上記の通り「永続魔法」「永続罠」が存在しておらず、《ヒステリック・パーティー》なんかは全く違う効果となっている。
***レジェンドカード
・2022年末までのルール
&bold(){LEGEND」アイコンがついたカードはデッキに&font(#FF0000){合計で}1枚までしか入れる事ができない。}
OCGで言う所の[[制限カード>制限カード(遊戯王OCG)]]と言うより[[デュエルリンクス>遊戯王デュエルリンクス]]におけるリミット1に近い。
現状は[[青眼の白龍]]、[[ブラック・マジシャン]]、[[バスター・ブレイダー>バスター・ブレイダー(遊戯王OCG)]]、[[強欲な壺>強欲な壺(遊戯王)]]など、OCG出身の古き良き力が選出されている。
OCGと比べて打点や効果が控えめで、汎用除去が極端に少ないラッシュデュエルにおいては、OCG環境では(専用サポート抜きでは)観賞用のカードに成り果てている最上級バニラモンスターやインフレに置いて行かれた魔法罠が思わぬ活躍を見せることがあり、逆に「強欲な壺」など入れない理由が見当たらないためにOCG環境では禁止カードから戻って来る見込みの無いカードも、毎ターン大量ドローできるラッシュデュエルでは他のLEGENDカードを押し退けてまで採用する価値があるかを考える余地が生まれるなど、非常に面白いシステムとなっている。
・2023年1月からのルール
何と&bold(){投入枚数が「カード種類により1枚まで」に変更となった}。
これにより例えば「最上級モンスター+《天使の施し》+《聖なるバリアミラーフォース》」の様なコンビネーションが可能となり、より戦略・構築の幅が広がるだろう。
それ単体で投入してしまうと微妙な立ち位置だった《ホーリー・エルフ》の様な下級モンスターにも活躍の機会が増えるかも知れない。
レジェンドカードの種類が増えても、《天使の施し》《聖なるバリア -ミラーフォース-》などの状況や構築に左右されにくい強力な魔法・罠カードが採用されがちでモンスターは使われにくいといった面もあり、
いくらレジェンドカードが増えても1枚しか使えないという不満もあったため、この変更は概ね歓迎された。
一方で「単体で完結してしまうパワーカードが増えるのはいかがなものだろうか」との懸念の声もないわけではない。
***マキシマムモンスター
2020年12月12日発売の『マキシマム超絶強化パック』で搭載されたラッシュデュエルオリジナルのギミック。
3枚のカードが合体して1体の巨大モンスターになるシステムで、一言で言ってしまえば、&bold(){『遊戯王版[[トライ・ゴッド・リンク>ゴッド(デュエル・マスターズ)]]』}。
かつてのバンダイ版に[[同じコンセプトのギミックを持つカード>青眼の白竜3体連結(バンダイ版)]]が存在したが、KONAMI産の[[遊戯王]]カードで「複数枚で1枚になるモンスター」は初。
詳しくは[[マキシマム召喚(遊戯王ラッシュデュエル)]]を参照。
余談だが、マキシマム召喚の存在はアニメSEVENS23話で初お披露目されるまで劇中はおろかカードゲームの商品展開においても徹底的に情報が伏せられており((事前情報は「アニメで新ギミック公開!」程度であり、「パック名に『マキシマム』って書いてるからマキシマム召喚とか?」「いや、そんないきなり新召喚法だす訳ないから無難に融合や儀式辺りでしょ」など様々な考察がなされた))、
&bold(){歴代遊戯王カードゲームで新ギミックの初出がアニメとなった初めてのケース}となっている。
&s(){「ところで、……[[私たちにも>機皇帝(遊戯王)]][[希望はありますか>三魔神(遊戯王OCG)]]?」}
***フュージョンモンスター
2021年9月18日発売の『エクストラ超越強化パック』から実装されたギミック。
最初期の魔法カード『フュージョン』では自分フィールドの表側表示モンスターしか素材にできないなど使用感に若干の差異はあるものの、
基本的な性質はOCGの[[融合モンスター>融合(遊戯王OCG)]]とほぼ同じ。
しかしそちらとの大きな差異として、&bold(){既存のものではない新たな種族のモンスター}が登場する場合がある。
種族名はおおむね素材となったモンスターの特徴を組み合わせた物だったり、同じ種族同士のフュージョンなら上位種のような命名となる。((魔法使い族+戦士族=魔導騎士族、ドラゴン族+ドラゴン族=ハイドラゴン族、機械族+生物系種族=サイボーグ族、など))
また、既存のモンスターは持っていなかった「選択効果」を持つモンスターもいる。((OCGにおける「以下の効果から1つを選択して発動できる」といった効果をカテゴリ化したもの))
以降制限付きで「墓地のカードのみでフュージョン召喚」などの方法も増えている。
2024年8月10日発売の『幻影のダークマター』から「コンタクトフュージョン」という追加ギミックも登場。
《[[E・HERO ネオス]]》の「コンタクト融合」の再調整版のような形で「表側表示の素材をデッキに戻すだけでフュージョン召喚ができる」という
通常のフュージョン召喚以外の召喚方法を持つフュージョンモンスターが登場した。
現状定時退社ことターン経過でデッキに戻ることは無い。
詳しくは[[フュージョン召喚(遊戯王ラッシュデュエル)]]を参照。
***リチュアルモンスター
2025年4月26日発売の『ストラクチャーデッキ 黒魔術の儀式』より実装されたギミック。
こちらもOCGの[[儀式モンスター>儀式(遊戯王OCG)]]が元ネタだが、最大の違いは&font(b){EXデッキに投入するモンスターである}こと。原作でも手札から出していたわけではないため、ちゃんと原作準拠になったとも言えるか。
基本的には、同時に実装されたリチュアル魔法カードによってリチュアル先のレベル以上になるようにモンスターを墓地に送ることで、指定されたリチュアルモンスターをEXデッキからリチュアル召喚する。
素材の指定はリチュアル魔法ごとに異なり、ラッシュオリジナルのリチュアル魔法《セレモニアル・ゲート》やアニメで登場した《ディスカルマ・リチュアル》はフィールドのモンスター限定だが、《カオス-黒魔術の儀式》は手札も対応している。
*オーバーラッシュレア
2022年11月発売の『オーバーラッシュパック』より導入されたレアリティ。
(枠含め金色という極端なものもあったが)輝き方で差別化しているこれ以外のレアリティと異なり、
&bold(){「イラストが枠を飛び出している」}わかりやすくダイナミックなイラストが特徴で、特定の商品であればbox内に1枚確定で封入されている。
中でもマキシマムモンスターはマキシマム召喚で並べた際、&bold(){3枚のイラストが完璧に繋がる}ようになっており、揃えた際はなかなか壮観。
既存イラストの調整版が殆どだが、新規イラスト版も存在し、そちらの方が希少であり取引価格は大幅に跳ね上がる。
*リミットレギュレーション
2023年1月1日より導入。
OCG同様禁止カード(デッキに投入できない)、制限カード(デッキに1枚まで)、準制限カード(デッキに2枚まで)の3つの指定があり、3ヵ月周期で変更される。
公式サイトで発表されOCGのリミットレギュレーションの1週間前の発表されるのが通例。
制限が緩和されることもあるが、ループに絡んだカードは緩和されにくい傾向がある。
性質上レジェンドカードが指定される場合は禁止カードのみとなるが、2024年7月現在該当するカードは存在しない。
*カードゲームオリジナルテーマ
アニメやOCGが初出ではないデッキを組めるテーマ。
デッキを組めるほどではないが、[[E・HERO]]の登場に伴い、そちらのサポート的役割としてR・HEROも登場している。
その一部の抜粋して紹介しよう。
#openclose(show=▽クリックで展開){
**エクスキューティー
レベル6・守備力500で構成された美少女モンスター中心のテーマ。
様々な種族、属性で構成されており、レベル7以上の相手にも対応できる効果、魔法、罠が多い。
テーマ内での相乗効果が高い反面、攻撃力は低めで自身もレベル7以上のモンスターを扱いにくくなるというデメリットがある。
それでも「レベル7以上のモンスターを切り札として出す」というほとんどのデッキのメタとなり、
「ハイリスクハイリターンだがマキシマムやフュージョンを狙う」というデッキは採用しやすい(当時無制限の)業火の結界像で対処できるため実装時期に大暴れして、関連カードは重めの規制を受けた。
規制はその後緩くなったが、実装以降更なる切り札として暴れた『エクスキューティー・フラーメ』以外、テーマの名称はついても直接的な強化カードがしばらく来なかった辺り、公式からも警戒されている様子。
**焔魔
炎属性・悪魔族で構成され、マキシマムモンスター2種とそのサポートを行うテーマ。
マキシマムモンスターとしては初めて、『L』、『R』もレベル4、及びレベル10で統一され、レベル10は単体でも運用できるタイプ。
マキシマムモンスターを蘇生後に手札に回収して、改めてマキシマム召喚を狙えるなど、独特の動きもできる。
後に非マキシマム、フュージョンモンスターでは初のレベル10モンスターも追加された。
**蒼救
[[水属性>水属性(遊戯王OCG)]]・戦士族の蒼救騎士と、光、闇属性・天使族の蒼救天使の下級モンスター同士によるフュージョン召喚を中心とするテーマ。
フュージョンのルートが多くフュージョンの回収を蒼救天使2体で行えるが、その際にカード名がもう片方の蒼救天使になり、
光のソレイルとのフュージョンモンスターは選択効果持ち、闇のルーアとのフュージョンモンスターは永続効果持ちでいずれも天界戦士族という特徴がある。
墓地から下級モンスターを揃える手段に乏しい分、デッキトップ5枚から好きなカード1枚を選べる魔法カードもあるが、それでも若干不安定だった。
その後テーマの罠カードに「レベルを問わずデッキの下へのバウンスを行う召喚・特殊召喚反応罠」というラッシュデュエルでは強すぎる除去性能で
更に「墓地からデッキトップと魔法&罠ゾーンにフュージョン召喚用カードを3枚送る」という条件自体が強力なトンチキ性能で、一躍トップメタテーマに躍り出た。
これらの動きと《蒼救の泡影アルティエラ》のロック性能(相手の魔法カードを《フュージョン》以外封じる)が強すぎたためか、素材となる蒼救騎士シエーラの規制が決定された。
**ラヴ
天使族、攻撃力・守備力共に0のテーマ(守備力に関しては一部例外有り)。
「ドウェルチェア」「はぐれ使い魔」など攻撃力0テーマは既にいくつかあったが、カードゲームオリジナルとして登場した。
耐性や直接攻撃に関してそれらより勝り、墓地の合計攻撃力も0である場合、というかなりデッキを絞る条件も一部に存在する。
**ハイブリッドライブ
地属性・機械族と光属性・ドラゴン族の混合テーマ。
初出はカードゲームオリジナルではあるが、発売後にアニメでメインキャラである遊飛の主力になった経緯を持つ変則的なアニメテーマ。
ハイブリッドライブ達は自分の種族でないもう片方の種族がないと本領を発揮できず、墓地でのフュージョン魔法の制限もやたらと厳しい上級者向けテーマ。
二つの種族のグッドスタッフに更にこちらを足せるものの、これ以前の種族サポートの配分なども難しくなっている。
2024年8月現在では墓地要求数の多さを覆せる要素や、もう少し安定性が欲しいところ。
**ベリーフレッシュ
レベル1・水属性・水族、そして攻撃力100守備力500でイチゴ(1・5)を表し、コストにより自己強化やサポートを行うテーマ。
素は弱いが強化で対抗するタイプのローレベルデッキで、強化が相手のターンにも続き、フィールド魔法での攻撃力強化も非常に心強い。
全員下級のため上級事故とは無縁だが、コストの存在により手札やフィールドのカードの消耗が荒くなる。
しかし、死に札で手札やフィールドを圧迫せずにデッキを回せるためメリットも大きい。
何より恐ろしいのが、攻撃力1500以下、守備力500以外を全て破壊する罠カード《ベリーフレッシュ・スイミング》と、
そちらを毎ターンサルベージしつつ強化ができる《ベリーフレッシュ・キュア》の存在。
キュアのコストは手札かフィールドの1枚と、ラッシュデュエルでは軽すぎるため、対処するまではほとんどの下級モンスターは表側表示で出しにくくなり
攻撃力と守備力1500ダウンの永続効果を持つ《ベリーフレッシュ・シャイ》と合わせられると最上級モンスターも耐性が無ければ封じられてしまう。
地味に守備力にも干渉してくるため、高守備力のモンスターでの耐久も許さない。
更に恐ろしい点として《ベリーフレッシュ・シャイ》の攻撃力ダウン効果は重複するため、&bold(){2体並ぶと攻撃力4500以下のモンスターは《ベリーフレッシュ・スイミング》に耐性が無ければまともに表側表示で出すことすらできなくなる。}
そのため、驚異的な突破力と制圧力を併せ持つ《ベリーフレッシュ・シャイ》は2025年1月のリミットレギュレーションで制限カードに指定された。
ベリーフレッシュが環境で暴れていた2024年の秋頃に行われた、店舗大会イベント「フュージョンデュエルトーナメント」では指定されたフュージョン召喚を行うカードをデッキに4枚以上採用しなければならないルールだった。
しかし、ベリーフレッシュの死に札をコストに活用できる性質から&bold(){指定されたカードをただ4枚積んだだけの【脱法ベリーフレッシュ】}が流行してしまうことに。
公式はこの事態を重く見たためか、次に行われた「マキシマムデュエルトーナメント」では追加禁止カードにイベントの趣旨に反するマキシマム召喚を極端にメタるカードの他にも、&bold(){【ベリーフレッシュ】の軸となる《ベリーフレッシュ・シャイ》《ベリーフレッシュ・ハピネス・ハーベスト》が追加で禁止カードに指定されるという珍事が発生した。}
**レジェンド
光属性・守備力400のモンスターで構成されたテーマ。
元々は一部のレジェンドモンスターをサポートするテーマだったが、後に単一のテーマとして戦えるよう強化された。
過去の伝説の戦士たちとその遺志を継ぐ者たちのテーマで、竜人やウサギの獣人、[[長寿ゆえに唯一代替わりしていない>フリーレン(葬送のフリーレン)]][[エルフ>エルフ(種族)]]がいるなど、ファンタジー色が強い。
伝説を語り継ぐことの表現で、手札からレジェンドカードを見せることが効果の条件になっているモンスターが多いのが特徴。&font(l){[[伝説って?>ああ!それってハネクリボー?]]}
「最低40枚のデッキに合計3枚しか入れられないレジェンドカードをそう何度も確保できるの?」と一見感じるだろうが、このテーマの一部のカードは手札や墓地でレジェンドカードとしても扱う効果を持つため、テーマで組めば発動条件はそこまで苦にならないだろう。
ライフカット性能がやや劣るものの、ボード・アドバンテージを稼ぎやすい。
**[[夢中>夢中(遊戯王ラッシュデュエル)]]
光属性・昆虫族のモンスターで構成されたテーマ。
ラッシュデュエルの昆虫族は「相手の昆虫族を破壊したりコントロール奪取したりする効果を、相手モンスターを昆虫族に変更することで使う」という、[[あの蟲野郎>インセクター羽蛾]]を彷彿とさせるデザインがされていた。
しかし抜本的な強化がされず、「夢中」カードが昆虫族以外のデッキで使われる程度に留まっていた。
それから2年以上後、それらを巻き込み、上記のレジェンド同様テーマ化されて大々的な強化を受けた。
蝶になる夢を見た人がどちらが現実かわからなくなる説話「胡蝶の夢」の如く、相手モンスターを昆虫族に変え、フュージョン素材として取り込んでしまう。
キーカードとなる《夢中のシルビクス》の[[豊満な体躯>巨乳]]や、彼女らの[[不穏な>キメラ=アント]][[行い>ロシーヌ(ベルセルク)]]など、イラスト方面の話題も多い。
}
*その他
●下級モンスター3枚あれば(基本的には)ノーダメージ
無制限の召喚権ということで、(お互いのフィールド限界である)3体セットすれば基本的には相手も3回攻撃しかできないため、戦闘ダメージは無い。
そのため、この形で自分もピンチをある程度凌げるが、逆に相手も同じ形で凌いでくることは十分あり得るため、対処できるに越したことは無い。
除去でもいいが制限が多めなので、連続攻撃、貫通、表示形式変更の方が安定度が高く、これらが可能なモンスターの評価は高い。
●カテゴリがない
「〇〇〇と名のついたカードを特殊召喚する」といったような指定をしたテキストが存在しない。
そのため直接名前を指定しているサポートカード以外はステータス参照の効果となっている。
例えば上述のエクスキューティーを意識したカードであれば「レベル6・守備力500」のモンスターを指定したサポートカードとなっている。
OCGから輸入されたミラクル・フュージョンでフュージョン召喚できるカードは「フュージョン召喚でしか特殊召喚できない戦士族モンスター」に変更されている。%%つまり炎族のフレイム・ブラストは融合できない。%%
そのため指定の幅が広いサポートカードであれば、テーマとは全く関係ないカードがサポートを受けられることがある。
●毎ターンの大量ドローによって手札をガンガン使っていく方向性からか、【条件】には手札コストを要求する物が多い
無制限の召喚権を活かしてドンドンモンスターを展開していくため、手札の消費は激しい。
手札を使えば使う程ドローフェイズでのドロー枚数で恩恵を受けられ、デッキの回転が良くなるため基本的には手札を出し惜しみせず使って行った方が良い。
●2024年8月時点ではデッキの中全てを確認し、特定のカードを取り出すカードがない
OGGでは当たり前のように使われ、生命線のような扱いになっている「デッキからカードを直接手札に加えたり、墓地へ送るようなカード」は存在していない。
その代わり、高速でドローしてデッキ回転させて、目的のカードを引き当てさせる((TCGで言うところの「ターボデッキ」。[[遊戯王]]OCGでいうと、「花札衛」「森羅」「ヴォルカニック」等と同じ方式。))ゲームデザインとなっている模様。
カード名や種類を指定できるのは手札とフィールド以外では墓地のみなので、デッキ切れまでは際限なく増やせる墓地のカードとそちらを参照、指定できるカードは重要となる。
そのこともあって、カードの条件や効果でデッキトップからカードを墓地へ送る効果は優秀で、
ついでに行うことも多いが墓地へ送ることが主目的のものもあり、所謂ランダム墓地肥やしを行えるカードは多い。
また、デッキの上数枚をめくり、その中から特定のカードがあれば手札に加える、という形でデッキの一部を参照できるカードもある。
●【条件】には墓地の特定のカードをデッキに戻す物も多い
上記のことから少ないターンで特定のカードを墓地に落としきるのが難しく、落とせたとしてもリソースが減るため連続使用が難しいが、
ターン経過で自然に満たしやすいという上記の「手札を捨てる」以上に複雑な背景を持つ。
種族テーマ向けカードならば「同じ種族〇体」を指定している場合もある。
●妨害として相手の墓地のモンスターカードをデッキに戻す物も多い
OCGにおける除外ゾーンが無いため、墓地に干渉する効果への妨害は主にこの方法となる。
●OCGと比べると打点が控えめ
現状の下級の最高攻撃力が1700が1体のみで、しばらくは1600,1500、上級の攻撃力は1600~2100、最上級は2200~2500ぐらいとなっている。
OCG程ポンポンモンスターを効果除去できないため、効果を持たずとも単純に打点が3000と高い《[[青眼の白龍]]》は中々厄介な存在となっている。
●OCGのカードがこちらに輸入される事もある
その際にはイラストが新たに描き下ろされ((OCGのイラストに塗りや背景の変更・若干の加筆等の変更を加えて殆どそのまま使っているカードも一部存在する))、往年のカードを新たなビジュアルで見る事ができるので、OCGのオールドファンにも好評。
基本的な構図は元のイラストのまま現代テイストにリデザインした物が多いが、
中には《地を這うドラゴン》のように画風の変化から印象がまったく違って見える物や、
《山》、《格闘ねずみ チュー助》の様にまったく別物のイラストになっているカードもある。
カードパワーを考慮してか[[第1期>Vol.シリーズ(遊戯王OCG)]]~[[第3期>第3期パック(遊戯王)]]のカードが中心であり、他はたまに[[4期>第4期パック(遊戯王)]]、[[5期>第5期パック(遊戯王)]]のカードが顔を出す事もある程度。
ラッシュデュエルとのルール差やバランスを考慮して一部効果に変更が加えられる事もあるが、おおむねOCGの性能そのままでの登場となる。
特にカードパワーの高いものや、それ自体はそこまで強くなくともサポートが潤沢なもの等はレジェンドカードとして輸入される。
●OCGのテーマがこちらに輸入される事もある
ラッシュデュエルオリジナルも交えて、デッキとして組めるようになっているものもある。
[[帝王>帝モンスター(遊戯王OCG)]](サイバース族、ギャラクシー族新規帝王有り)、[[ハーピィ>ハーピィ・レディ]](3体合体としてマキシマム召喚要素有り)、暗黒騎士ガイア(自己フュージョン召喚効果+GB版要素有り)、[[青眼>青眼の白龍]](ストラクチャーデッキ)、[[真紅眼>真紅眼の黒竜]](メテオ・ドラゴン、デーモンの召喚とのフュージョン要素有り)、[[サイコ・ショッカー>人造人間-サイコ・ショッカー]](発動封じ以外の罠メタ有り)、[[磁石の戦士>磁石の戦士(遊戯王OCG)]](リメイク含めた自己フュージョン召喚要素有り)、[[E・HERO]](ストラクチャーデッキ、新規フュージョンモンスター多数)が登場している。
●基本的にOCGと比べるとカードパワーは低めに設定されているのだが、ゲーム性の違いから逆にOCGにあったら問題がありそうなカードも出ている
ノーコストでお互いの手札を全て墓地送りにしてしまう《手札活殺》、相手がモンスターを召喚しただけで2ドローできる罠《強欲な大亀》など。
最上級とはいえノーコストで2枚ハンデスを行える《ハンズレイ・デストライオ》もOCGでは悪用が狙えそうなスペックとなっている。
●スターターデッキは&bold(){普通に3積みされているカードが多くデッキとしての完成度が高い。}
なので1箱のみでもそのまま違和感なくデュエルすることができる。
ただし、看板となるカードは1枚しか入っていないので、欲しければシングルで買い足すか3箱買う必要がある。
●以後の構築済のデッキは500円で多種同時発売、その後のストラクチャーデッキがあり、そちらは3箱でデッキとして完成する物が多い。
特にストラクチャーデッキはパッケージイラストの&bold(){《[[青眼の究極竜]]》、《[[E・HERO フレイム・ウィングマン]]》を文字通り主力として扱うことができる}オールドファン狙い撃ちの一品。
関連新規カードも《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》のリメイクはもちろん、まさかの《クロス・ソウル》の右側のモンスターや
《フレンドッグ》の強化体(?)などマニアックなところから元ネタを取っているものも。
●2024年9月時点では紙での海外展開は韓国ぐらいでしか行われていない
海外の規制基準を考えなくてもいいためか、ラッシュデュエルのモンスターイラストはOCGよりも大胆なものが見受けられる。
特に女性モンスターは顕著で、&bold(){おっぱいが大きかったり露出が多かったり}とかなり自由。
%%もし本格的に海外展開を始めようものならイラスト修正の量が凄まじい事になりそうである%%
現在では[[遊戯王デュエルリンクス]]でラッシュデュエルが実装され、独自ルールはあるが他の国からでも遊ぶことができるようになり、世界大会も開かれた。
その世界大会の際には英語表記のみの公式戦使用不可のプロモカード《Dragon of Illumination, Sanctuary's Shield》と《Elttaes, the MASTER of DUELS》が紙で登場した。
●リミットレギュレーション(禁止・制限カード)の導入は開始から2年9か月と結構遅かった
特定のカードが環境で暴れると、そのカードを対策したようなカードを出しており制限カードは出さないのではと言われている時期もあった。
尚、OCGは1年未満で導入されている。
●2023年5月発売の『閃光のオブリビオン』からデッキ改造パックの封入率、販売形態が変更された。
1boxのカード数は多くなったが、ノーマルレア、そして封入未確定のラッシュレアが廃止され、オーバーラッシュレア1枚が確定となり、
最高レア(オーバーラッシュレア)専用カードはイラスト違いのため、ごく一部以外はプレイのために無理に狙う必要が無くなった。後にその一部もノーマルで再録されている。
また「(オーバーラッシュレア版もある)女の子モンスターのイラストが描かれた汎用性の高い罠カード」が追加されるのが毎回の恒例。
*評価
OCGでの[[インフレ>上位互換/下位互換(TCG)]]による1ターンの長時間化・[[先攻制圧>制圧(遊戯王OCG)]]や後攻ワンショットキルよるゲームの高速化・膨大なカードプールやテキストの複雑化・プレイヤーの競技志向が強まっている中で登場したラッシュデュエル。
OCGとは互換性のない新たなカードゲームである点、OCG黎明期のようなスペックのカード達といった点から現役OCGプレイヤーを中心に展開を不安視する声が多かった。
しかし、いざスタートするとルールこそ単純ではあるが奥深い戦略、モンスター同士の戦闘に重きを置いた環境、黎明期のような環境だがそれなりの速度がある、切り札が本当に切り札として機能するといった面から初心者のみならずOCG経験者(特に黎明期を知るプレイヤー)からも好評を得ている。
また、下手にOCGの方を弄らず、別路線の新商品を展開し住み分けを図った事を評価する声もある。
一方で、商品展開年数相応のインフレの度合いやサポートの少ない一部のバニラモンスターなどの扱い、先攻2ターン目が有利すぎるなどの課題もあり、コナミが今後どのように対応していくかが注目される。
*アニメにおいて
前述の通り「遊☆戯☆王SEVENS」で行われるデュエルはこれとなっている。
現実との違いといえば今までのアニメシリーズ同様にライフポイントが4000になっているくらいである。
ルールの発明者は主人公である[[王道遊我]]で、[[デュエルディスク]]を分解しルールをインストールしプレイすることが可能になった。
[[デュエルディスク]]の形状を見るに、元々モンスター5体を出せるデュエル(カードはラッシュデュエルと共通)が行われていたようだが、遊我はこれを窮屈と評してラッシュデュエルを開発した。
尚デュエルディスクの分解は&bold(){禁止されておりアカウント停止もあり得る普通にヤバい行為である。}
%%その割には他の違反も含めて6回までは警告だけで済むが%%
ちなみに、彼が行ったのはあくまでルールの変更だけでカードの追加・変更は行っていない。
つまり、あの世界は我々からするとラッシュデュエル向けのカードでマスタールールをやっていたわけである。&s(){そりゃ窮屈だわ}
「[[遊戯王ゴーラッシュ!!]]」では本編の1年ほど前にゴーハ堂社長[[ゴーハ・ユウナ]]が六葉アサカと共に作り出した新しいデュエル形式であり、フュージョン召喚などは当初存在しなかった代わりに装備魔法が存在している。
この「ラッシュデュエルが平和への道となる」という伝承を頼りに別の星からユウディアス達ベルギャー人がやって来たのが物語の始まりとなる。
しかし遊び方はおろか、パックを剥くという概念さえ理解していないというちぐはぐな知識で、物語序盤は基本ルールの学習→実戦形式となっている。
またラッシュデュエルの技術力が黒電話を使うような(地球技術の)世界観の中で明らかにオーバースペックという点もちぐはぐで……と謎も多かったが、物語の進行に連れてその実態が明らかとなる。
この世界におけるラッシュデュエルはユウナが作り出したのではなく、ユウナにデッキを、ユウディアスに[[デュエルディスク]]を託した「[[アイツ>アイツ(遊戯王ゴーラッシュ!!)]]」こと、「SEVENS」[[最終回]]から飛んできた遊我がシステムを齎したものであった。
当初遊我は地球に来る前のズウィージョウの船と接触事故を起こして「ラッシュデュエルを知る者」として捕まっており、脱出後に地球に流れ着いた後ユウナ、アサカと協力してラッシュデュエルのシステムを構築した経緯がある。なお、これは[[過去改変]]に当たる行為であるためカイゾーは未来への影響を憂慮していた。((この時点での地球にはソリッドビジョンの技術すらなかったため、いわゆる「スタンディングデュエル」用のシステム自体が、遊我が「SEVENS」から持ち込んだゴーハデュエルがベースの可能性が高い。))
のだが、ズウィージョウの行動を見るに、少なくともベルギャー人はラッシュデュエルについて知っていたこと=遊我が来るより前にラッシュデュエルという概念があったことも事実。
その答え合わせとしては、遊我と同じく時間を異にしてやってきた[[オーティス]]…のアースダマーがベルギャー人の創造主であり、その創造主が「ラッシュデュエルという遊びを作った」とは伝えたが詳細を語らずに去ったため。
結果的に「詳細を語らなかった」「再度作らなかった」ためベルギャー人の中に波乱を呼ぶことになり、物語の始まりに繋がった。
*[[コンピューターゲーム>遊戯王のコンピューターゲーム]]版
ニンテンドーSwitchにて『遊☆戯☆王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!!』『遊☆戯☆王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ!ゴーラッシュ!!』の2作が発売されている。
特に&bold(){無料版もある}2作目の『いくぞ!ゴーラッシュ!!』に関しては上記リンクにもある通り&bold(){「ラッシュデュエルを始めるならこちらから」}と言えるほどの作品となっている。
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#center(){&sizex(5){&font(b,red){このデュエルにはどんなにピンチでも逆転できる面白さがある!}}}
#center(){&sizex(7){&font(b,red){ようこそ、逆転のデュエルへ!}}}
「[[遊戯王]]ラッシュデュエル」とは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]から派生して作られた[[カードゲーム>トレーディングカードゲーム(TCG)]]。
販売元はOCGと同じKONAMI。
アニメ7作目「[[遊戯王SEVENS]]」、及び8作目「[[遊戯王ゴーラッシュ!!]]」はこのルールでデュエルが行われている。
●目次
#contents
*ラッシュデュエルとは?
2020年4月より発売された[[遊戯王]]OCGをベースとして作られたカードゲーム。
全体的にはスピードデュエルを更に簡略化した様なルールだが、ドローフェイズや召喚権のルールが大幅に違うためプレイ感覚は大きく異なる。
この要素による逆転性の高さがウリ。
遊戯王関連商品ではあるが、遊戯王OCGとは別のゲームとして製作されているため、それぞれのカードに互換性はない。
つまり&bold(){ラッシュデュエルで遊戯王OCGのカードを使用することも、ラッシュデュエルのカードを遊戯王OCGで使う事も不可能((OCGと同じカードも存在するが、それらを使いまわすことも不可能。))。}
%%仮に出来たとしても、現状はカードパワーが違いすぎて勝負にならないのは目に見えているのだが。%%((ドローソースや墓地送りの手段は豊富な為、一部カードは変なコンボに使えるのではとたまに注目される。))
[[Magic the Gathering]]と[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(TCG)]]のような関係である。
OCGのカードとは表面のレイアウトと裏側のロゴが異なっているが、カードサイズは同じなのでスリーブなどのサプライ品を共有することは可能。
*遊び方とルール
**デュエルフィールド
・相手
|BGCOLOR(#FF0000):デ|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#0000FF):エ|
|BGCOLOR(#808080):墓|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#008000):フ|
|BGCOLOR(#008000):フ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#ffac6a):モ|BGCOLOR(#808080):墓|
|BGCOLOR(#0000FF):エ|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#00FF00):魔|BGCOLOR(#FF0000):デ|
・自分
・&font(#ffac6a){モンスターゾーン}
モンスターの召喚・特殊召喚・セットを行う場所。
・&font(#00FF00){魔法&罠ゾーン}
魔法カードと罠カードの発動及びセットを行う場所。
・&font(#008000){フィールドゾーン}
フィールド魔法の発動・セットを行う場所。
・&font(#808080){墓地}
破壊されたり、使用し終わったカードを置く場所。
・&font(#FF0000){デッキゾーン}
自分のデッキを裏側で置く場所。
・&font(#0000FF){エクストラデッキゾーン}
デッキに入れないカードを置く場所。OCG同様枚数制限は0~15枚。
2021年9月現在、フュージョンモンスターがこれに対応している。
[[スピードデュエル>スピードデュエル(遊戯王OCG)]]に近いフィールドとなっており、現状EXモンスターゾーン・ペンデュラムゾーン・除外の概念は存在しない。
**ゲームの流れ
40~60枚のデッキを用意し、デッキをシャッフルし先攻後攻を決めたらデュエル開始。
&bold(){初期手札は4枚}で初期ライフポイントは8000。
以下の流れでどちらかが勝利条件を満たすまでターンを交互に繰り返す。
勝利条件は&font(#FF0000){相手のライフポイントを0にする}か&font(#FF0000){相手がデッキからカードを必要な枚数ドローできなくなる}のどちらかを満たす必要がある。
***1.ドローフェイズ
&bold(){現行のOCGのルールと違い先攻1ターン目でもドローする。}
&bold(){&font(#FF0000){手札が4枚以下なら手札が5枚になる様にドローする。}}
つまり手札が0枚なら&bold(){&font(#FF0000){5枚ドローできる。}}
手札が5枚以上の場合は1枚ドローする。
&bold(){手札枚数に上限はない。}
***2.メインフェイズ
モンスターの召喚・特殊召喚・セットや、モンスターの効果の発動、魔法・罠カードの発動・セットを行う。
スピードデュエル同様&bold(){メインフェイズ2は存在しない}ので、そこを意識したプレイが必要になる。
&bold(){&font(#FF0000){1ターンに何度でも通常召喚を行える。}}
通常召喚する場合は表側攻撃表示で召喚か裏側守備表示でセットのどちらかで、表側守備表示で出せないのはOCGと同じ。
レベル5~6のモンスターを出すにはモンスターを1体リリース、レベル7以上なら2体以上をリリースしてアドバンス召喚をする必要がある。
***3.バトルフェイズ
ここは細かいステップ別けがない以外はほぼOCGと同じ。
先攻1ターン目はバトルフェイズを行えない。
攻撃表示のモンスターは1ターンに1度だけ相手モンスター1体を選んで戦闘するか、相手にモンスターがいなければダイレクトアタックを仕掛ける事ができる。
・攻撃表示対攻撃表示
攻撃力の高い方が低い方を破壊し攻撃力を上回った分、相手のライフポイントにダメージを与える。
攻撃力が同じ場合は相打ちとなり、お互いに破壊されダメージは発生しない。
なお、双方とも攻撃力0の場合はどちらのモンスターも破壊されない。
・攻撃表示対守備表示
攻撃表示モンスターの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を上回った場合は破壊する。ダメージは発生しない。
守備表示モンスターの守備力が攻撃表示モンスターの攻撃力を上回っていた場合は、上回った分ダメージを与える。モンスターの破壊は発生しない。
攻撃力と守備力が同じ場合は何も起こらない。
・直接攻撃(ダイレクトアタック)
攻撃したモンスターの攻撃力分、相手のライフポイントにダメージを与える。
***4.エンドフェイズ
ターンを終了する宣言をし、相手にターンを渡す。
バトルフェイズを経由せずにメインフェイズから移行することも可能。
**カードの種類
OCG同様に、同名カードはデッキに3枚まで投入することができる。
カードを発動するために必要なタイミングやコストは【条件】、そのカードで行う処理を【効果】と書き分けられており非常にわかりやすくなっている。
またレベルは星を横並べしているのではなく、数字ではっきり書かれているため、全体的にわかりやすいレイアウトとなっている。
レベルは「見やすい」と「味気ない」の賛否はあるが、効果の発動条件やコストと効果がはっきり書き分けられているのは「何でOCGでもやってくれないんだ」と言われることがある。
尚【条件】と【効果】の処理は全て同時に行われた扱いとなっており、罠カードの発動タイミングを逃すことはない。
テキスト中で特定のステータスを持つモンスターを指定する場合、
「表側表示モンスター(レベル5以上/風属性/戦士族)」あるいは
「通常モンスター(ドラゴン族・鳥獣族・雷族)」
という風に()内に条件を並べて表記される。
条件が/で区切られている場合は全ての条件を満たすものが当てはまり、・で区切られている場合はいずれかの条件を満たすものが当てはまる。
つまり前者なら「風属性かつ戦士族で、レベル5以上の表側表示モンスター」という意味になり、
後者は「ドラゴン族または鳥獣族または雷族の通常モンスター」という意味になる。
***モンスターカード
基本的には「通常モンスター」と、効果を持つ「効果モンスター」の2種類がある。
新システムの導入によって特別な使用法を持つモンスターカードが新たに追加される事もある。詳細は下記に。
「レベル」「属性」「種族」「攻撃力」「守備力」「モンスター効果(通常モンスターはフレーバーテキスト)」の情報を持っている。
記載されてはいないが、モンスター効果はフィールド上で表側でいる限り1ターンに1度しか発動できない。
それと地味に[[リバースモンスター>リバースモンスター(遊戯王OCG)]]が存在していない。
***通常魔法カード
自分のメインフェイズ中に手札から魔法&罠ゾーンに表側で置いて発動するか、裏側でセットしていたものを表にすることで発動できる。
1ターンに何枚でも発動可能。
***フィールド魔法カード
フィールドゾーンに表側で出して発動するか、裏側でセットするか、セットされている物を表側にして発動することができる。
先に発動されていた自分のフィールド魔法を墓地へ送り発動・セットをすることもできる。
1ターンに何枚でも発動可能。
***装備魔法カード
2022年10月8日発売の『デッキ改造パック 旋風のフォルテシモ!!』から登場した要素。
装備条件を満たしているフィールド上のモンスター1体を対象にして発動し、発動後は魔法&罠ゾーンに表側表示で置いた状態になる。
装備されているモンスターがフィールドから離れると墓地へ送られる。
1ターンに何枚でも発動可能で、モンスター1体に対して何枚でも発動することもできる。
基本的にOCGと同じなのだが、&bold(){装備後に発動条件を満たさなくなった場合でも自壊せず装備されたままになる}点が異なる。
***リチュアル魔法カード
2025年4月26日発売の『ストラクチャーデッキ 黒魔術の儀式』から登場。
ルールや発動タイミングは通常魔法と同じだが、いずれもリチュアルモンスターをリチュアル召喚する効果を持つ。
リチュアル召喚に関してはリチュアルモンスターの項で後述する。
***罠カード
魔法&罠ゾーンで裏側でセットしておき、セットした次の相手ターンから発動タイミングを満たした場合に発動できる。
1ターンに何枚でも発動することができる。
&bold(){チェーンの概念が存在しない}ため、同じ発動タイミングで発動できる罠カードが2枚以上ある場合は&bold(){1枚だけ発動できる。}
また、OCGと違い罠の発動の優先権は&bold(){非ターンプレイヤーから発生する}点にも注意。
ちなみに上記の通り「永続魔法」「永続罠」が存在しておらず、《ヒステリック・パーティー》なんかは全く違う効果となっている。
***レジェンドカード
・2022年末までのルール
&bold(){LEGEND」アイコンがついたカードはデッキに&font(#FF0000){合計で}1枚までしか入れる事ができない。}
OCGで言う所の[[制限カード>制限カード(遊戯王OCG)]]と言うより[[デュエルリンクス>遊戯王デュエルリンクス]]におけるリミット1に近い。
現状は[[青眼の白龍]]、[[ブラック・マジシャン]]、[[バスター・ブレイダー>バスター・ブレイダー(遊戯王OCG)]]、[[強欲な壺>強欲な壺(遊戯王)]]など、OCG出身の古き良き力が選出されている。
OCGと比べて打点や効果が控えめで、汎用除去が極端に少ないラッシュデュエルにおいては、OCG環境では(専用サポート抜きでは)観賞用のカードに成り果てている最上級バニラモンスターやインフレに置いて行かれた魔法罠が思わぬ活躍を見せることがあり、逆に「強欲な壺」など入れない理由が見当たらないためにOCG環境では禁止カードから戻って来る見込みの無いカードも、毎ターン大量ドローできるラッシュデュエルでは他のLEGENDカードを押し退けてまで採用する価値があるかを考える余地が生まれるなど、非常に面白いシステムとなっている。
・2023年1月からのルール
何と&bold(){投入枚数が「カード種類により1枚まで」に変更となった}。
これにより例えば「最上級モンスター+《天使の施し》+《聖なるバリアミラーフォース》」の様なコンビネーションが可能となり、より戦略・構築の幅が広がるだろう。
それ単体で投入してしまうと微妙な立ち位置だった《ホーリー・エルフ》の様な下級モンスターにも活躍の機会が増えるかも知れない。
レジェンドカードの種類が増えても、《天使の施し》《聖なるバリア -ミラーフォース-》などの状況や構築に左右されにくい強力な魔法・罠カードが採用されがちでモンスターは使われにくいといった面もあり、
いくらレジェンドカードが増えても1枚しか使えないという不満もあったため、この変更は概ね歓迎された。
一方で「単体で完結してしまうパワーカードが増えるのはいかがなものだろうか」との懸念の声もないわけではない。
***マキシマムモンスター
2020年12月12日発売の『マキシマム超絶強化パック』で搭載されたラッシュデュエルオリジナルのギミック。
3枚のカードが合体して1体の巨大モンスターになるシステムで、一言で言ってしまえば、&bold(){『遊戯王版[[トライ・ゴッド・リンク>ゴッド(デュエル・マスターズ)]]』}。
かつてのバンダイ版に[[同じコンセプトのギミックを持つカード>青眼の白竜3体連結(バンダイ版)]]が存在したが、KONAMI産の[[遊戯王]]カードで「複数枚で1枚になるモンスター」は初。
詳しくは[[マキシマム召喚(遊戯王ラッシュデュエル)]]を参照。
余談だが、マキシマム召喚の存在はアニメSEVENS23話で初お披露目されるまで劇中はおろかカードゲームの商品展開においても徹底的に情報が伏せられており((事前情報は「アニメで新ギミック公開!」程度であり、「パック名に『マキシマム』って書いてるからマキシマム召喚とか?」「いや、そんないきなり新召喚法だす訳ないから無難に融合や儀式辺りでしょ」など様々な考察がなされた))、
&bold(){歴代遊戯王カードゲームで新ギミックの初出がアニメとなった初めてのケース}となっている。
&s(){「ところで、……[[私たちにも>機皇帝(遊戯王)]][[希望はありますか>三魔神(遊戯王OCG)]]?」}
***フュージョンモンスター
2021年9月18日発売の『エクストラ超越強化パック』から実装されたギミック。
最初期の魔法カード『フュージョン』では自分フィールドの表側表示モンスターしか素材にできないなど使用感に若干の差異はあるものの、
基本的な性質はOCGの[[融合モンスター>融合(遊戯王OCG)]]とほぼ同じ。
しかしそちらとの大きな差異として、&bold(){既存のものではない新たな種族のモンスター}が登場する場合がある。
種族名はおおむね素材となったモンスターの特徴を組み合わせた物だったり、同じ種族同士のフュージョンなら上位種のような命名となる。((魔法使い族+戦士族=魔導騎士族、ドラゴン族+ドラゴン族=ハイドラゴン族、機械族+生物系種族=サイボーグ族、など))
また、既存のモンスターは持っていなかった「選択効果」を持つモンスターもいる。((OCGにおける「以下の効果から1つを選択して発動できる」といった効果をカテゴリ化したもの))
以降制限付きで「墓地のカードのみでフュージョン召喚」などの方法も増えている。
2024年8月10日発売の『幻影のダークマター』から「コンタクトフュージョン」という追加ギミックも登場。
《[[E・HERO ネオス]]》の「コンタクト融合」の再調整版のような形で「表側表示の素材をデッキに戻すだけでフュージョン召喚ができる」という
通常のフュージョン召喚以外の召喚方法を持つフュージョンモンスターが登場した。
現状定時退社ことターン経過でデッキに戻ることは無い。
詳しくは[[フュージョン召喚(遊戯王ラッシュデュエル)]]を参照。
***リチュアルモンスター
2025年4月26日発売の『ストラクチャーデッキ 黒魔術の儀式』より実装されたギミック。
こちらもOCGの[[儀式モンスター>儀式(遊戯王OCG)]]が元ネタだが、最大の違いは&font(b){EXデッキに投入するモンスターである}こと。原作でも手札から出していたわけではないため、ちゃんと原作準拠になったとも言えるか。
基本的には、同時に実装されたリチュアル魔法カードによってリチュアル先のレベル以上になるようにモンスターを墓地に送ることで、指定されたリチュアルモンスターをEXデッキからリチュアル召喚する。
素材の指定はリチュアル魔法ごとに異なり、ラッシュオリジナルのリチュアル魔法《セレモニアル・ゲート》やアニメで登場した《ディスカルマ・リチュアル》はフィールドのモンスター限定だが、《カオス-黒魔術の儀式》は手札も対応している。
*オーバーラッシュレア
2022年11月発売の『オーバーラッシュパック』より導入されたレアリティ。
(枠含め金色という極端なものもあったが)輝き方で差別化しているこれ以外のレアリティと異なり、
&bold(){「イラストが枠を飛び出している」}わかりやすくダイナミックなイラストが特徴で、特定の商品であればbox内に1枚確定で封入されている。
中でもマキシマムモンスターはマキシマム召喚で並べた際、&bold(){3枚のイラストが完璧に繋がる}ようになっており、揃えた際はなかなか壮観。
既存イラストの調整版が殆どだが、新規イラスト版も存在し、そちらの方が希少であり取引価格は大幅に跳ね上がる。
*リミットレギュレーション
2023年1月1日より導入。
OCG同様禁止カード(デッキに投入できない)、制限カード(デッキに1枚まで)、準制限カード(デッキに2枚まで)の3つの指定があり、3ヵ月周期で変更される。
公式サイトで発表されOCGのリミットレギュレーションの1週間前の発表されるのが通例。
制限が緩和されることもあるが、ループに絡んだカードは緩和されにくい傾向がある。
性質上レジェンドカードが指定される場合は禁止カードのみとなるが、2024年7月現在該当するカードは存在しない。
*カードゲームオリジナルテーマ
アニメやOCGが初出ではないデッキを組めるテーマ。
デッキを組めるほどではないが、[[E・HERO]]の登場に伴い、そちらのサポート的役割としてR・HEROも登場している。
その一部の抜粋して紹介しよう。
#openclose(show=▽クリックで展開){
**エクスキューティー
レベル6・守備力500で構成された美少女モンスター中心のテーマ。
様々な種族、属性で構成されており、レベル7以上の相手にも対応できる効果、魔法、罠が多い。
テーマ内での相乗効果が高い反面、攻撃力は低めで自身もレベル7以上のモンスターを扱いにくくなるというデメリットがある。
それでも「レベル7以上のモンスターを切り札として出す」というほとんどのデッキのメタとなり、
「ハイリスクハイリターンだがマキシマムやフュージョンを狙う」というデッキは採用しやすい(当時無制限の)業火の結界像で対処できるため実装時期に大暴れして、関連カードは重めの規制を受けた。
規制はその後緩くなったが、実装以降更なる切り札として暴れた『エクスキューティー・フラーメ』以外、テーマの名称はついても直接的な強化カードがしばらく来なかった辺り、公式からも警戒されている様子。
**焔魔
炎属性・悪魔族で構成され、マキシマムモンスター2種とそのサポートを行うテーマ。
マキシマムモンスターとしては初めて、『L』、『R』もレベル4、及びレベル10で統一され、レベル10は単体でも運用できるタイプ。
マキシマムモンスターを蘇生後に手札に回収して、改めてマキシマム召喚を狙えるなど、独特の動きもできる。
後に非マキシマム、フュージョンモンスターでは初のレベル10モンスターも追加された。
**蒼救
[[水属性>水属性(遊戯王OCG)]]・戦士族の蒼救騎士と、光、闇属性・天使族の蒼救天使の下級モンスター同士によるフュージョン召喚を中心とするテーマ。
フュージョンのルートが多くフュージョンの回収を蒼救天使2体で行えるが、その際にカード名がもう片方の蒼救天使になり、
光のソレイルとのフュージョンモンスターは選択効果持ち、闇のルーアとのフュージョンモンスターは永続効果持ちでいずれも天界戦士族という特徴がある。
墓地から下級モンスターを揃える手段に乏しい分、デッキトップ5枚から好きなカード1枚を選べる魔法カードもあるが、それでも若干不安定だった。
その後テーマの罠カードに「レベルを問わずデッキの下へのバウンスを行う召喚・特殊召喚反応罠」というラッシュデュエルでは強すぎる除去性能で
更に「墓地からデッキトップと魔法&罠ゾーンにフュージョン召喚用カードを3枚送る」という条件自体が強力なトンチキ性能で、一躍トップメタテーマに躍り出た。
これらの動きと《蒼救の泡影アルティエラ》のロック性能(相手の魔法カードを《フュージョン》以外封じる)が強すぎたためか、素材となる蒼救騎士シエーラの規制が決定された。
**ラヴ
天使族、攻撃力・守備力共に0のテーマ(守備力に関しては一部例外有り)。
「ドウェルチェア」「はぐれ使い魔」など攻撃力0テーマは既にいくつかあったが、カードゲームオリジナルとして登場した。
耐性や直接攻撃に関してそれらより勝り、墓地の合計攻撃力も0である場合、というかなりデッキを絞る条件も一部に存在する。
**ハイブリッドライブ
地属性・機械族と光属性・ドラゴン族の混合テーマ。
初出はカードゲームオリジナルではあるが、発売後にアニメでメインキャラである遊飛の主力になった経緯を持つ変則的なアニメテーマ。
ハイブリッドライブ達は自分の種族でないもう片方の種族がないと本領を発揮できず、墓地でのフュージョン魔法の制限もやたらと厳しい上級者向けテーマ。
二つの種族のグッドスタッフに更にこちらを足せるものの、これ以前の種族サポートの配分なども難しくなっている。
2024年8月現在では墓地要求数の多さを覆せる要素や、もう少し安定性が欲しいところ。
**ベリーフレッシュ
レベル1・水属性・水族、そして攻撃力100守備力500でイチゴ(1・5)を表し、コストにより自己強化やサポートを行うテーマ。
素は弱いが強化で対抗するタイプのローレベルデッキで、強化が相手のターンにも続き、フィールド魔法での攻撃力強化も非常に心強い。
全員下級のため上級事故とは無縁だが、コストの存在により手札やフィールドのカードの消耗が荒くなる。
しかし、死に札で手札やフィールドを圧迫せずにデッキを回せるためメリットも大きい。
何より恐ろしいのが、攻撃力1500以下、守備力500以外を全て破壊する罠カード《ベリーフレッシュ・スイミング》と、
そちらを毎ターンサルベージしつつ強化ができる《ベリーフレッシュ・キュア》の存在。
キュアのコストは手札かフィールドの1枚と、ラッシュデュエルでは軽すぎるため、対処するまではほとんどの下級モンスターは表側表示で出しにくくなり
攻撃力と守備力1500ダウンの永続効果を持つ《ベリーフレッシュ・シャイ》と合わせられると最上級モンスターも耐性が無ければ封じられてしまう。
地味に守備力にも干渉してくるため、高守備力のモンスターでの耐久も許さない。
更に恐ろしい点として《ベリーフレッシュ・シャイ》の攻撃力ダウン効果は重複するため、&bold(){2体並ぶと攻撃力4500以下のモンスターは《ベリーフレッシュ・スイミング》に耐性が無ければまともに表側表示で出すことすらできなくなる。}
そのため、驚異的な突破力と制圧力を併せ持つ《ベリーフレッシュ・シャイ》は2025年1月のリミットレギュレーションで制限カードに指定された。
ベリーフレッシュが環境で暴れていた2024年の秋頃に行われた、店舗大会イベント「フュージョンデュエルトーナメント」では指定されたフュージョン召喚を行うカードをデッキに4枚以上採用しなければならないルールだった。
しかし、ベリーフレッシュの死に札をコストに活用できる性質から&bold(){指定されたカードをただ4枚積んだだけの【脱法ベリーフレッシュ】}が流行してしまうことに。
公式はこの事態を重く見たためか、次に行われた「マキシマムデュエルトーナメント」では追加禁止カードにイベントの趣旨に反するマキシマム召喚を極端にメタるカードの他にも、&bold(){【ベリーフレッシュ】の軸となる《ベリーフレッシュ・シャイ》《ベリーフレッシュ・ハピネス・ハーベスト》が追加で禁止カードに指定されるという珍事が発生した。}
**レジェンド
光属性・守備力400のモンスターで構成されたテーマ。
元々は一部のレジェンドモンスターをサポートするテーマだったが、後に単一のテーマとして戦えるよう強化された。
過去の伝説の戦士たちとその遺志を継ぐ者たちのテーマで、竜人やウサギの獣人、[[長寿ゆえに唯一代替わりしていない>フリーレン(葬送のフリーレン)]][[エルフ>エルフ(種族)]]がいるなど、ファンタジー色が強い。
伝説を語り継ぐことの表現で、手札からレジェンドカードを見せることが効果の条件になっているモンスターが多いのが特徴。&font(l){[[伝説って?>ああ!それってハネクリボー?]]}
「最低40枚のデッキに合計3枚しか入れられないレジェンドカードをそう何度も確保できるの?」と一見感じるだろうが、このテーマの一部のカードは手札や墓地でレジェンドカードとしても扱う効果を持つため、テーマで組めば発動条件はそこまで苦にならないだろう。
ライフカット性能がやや劣るものの、ボード・アドバンテージを稼ぎやすい。
**[[夢中>夢中(遊戯王ラッシュデュエル)]]
光属性・昆虫族のモンスターで構成されたテーマ。
ラッシュデュエルの昆虫族は「相手の昆虫族を破壊したりコントロール奪取したりする効果を、相手モンスターを昆虫族に変更することで使う」という、[[あの蟲野郎>インセクター羽蛾]]を彷彿とさせるデザインがされていた。
しかし抜本的な強化がされず、「夢中」カードが昆虫族以外のデッキで使われる程度に留まっていた。
それから2年以上後、それらを巻き込み、上記のレジェンド同様テーマ化されて大々的な強化を受けた。
蝶になる夢を見た人がどちらが現実かわからなくなる説話「胡蝶の夢」の如く、相手モンスターを昆虫族に変え、フュージョン素材として取り込んでしまう。
キーカードとなる《夢中のシルビクス》の[[豊満な体躯>巨乳]]や、彼女らの[[不穏な>キメラ=アント]][[行い>ロシーヌ(ベルセルク)]]など、イラスト方面の話題も多い。
}
*その他
●下級モンスター3枚あれば(基本的には)ノーダメージ
無制限の召喚権ということで、(お互いのフィールド限界である)3体セットすれば基本的には相手も3回攻撃しかできないため、戦闘ダメージは無い。
そのため、この形で自分もピンチをある程度凌げるが、逆に相手も同じ形で凌いでくることは十分あり得るため、対処できるに越したことは無い。
除去でもいいが制限が多めなので、連続攻撃、貫通、表示形式変更の方が安定度が高く、これらが可能なモンスターの評価は高い。
●カテゴリがない
「〇〇〇と名のついたカードを特殊召喚する」といったような指定をしたテキストが存在しない。
そのため直接名前を指定しているサポートカード以外はステータス参照の効果となっている。
例えば上述のエクスキューティーを意識したカードであれば「レベル6・守備力500」のモンスターを指定したサポートカードとなっている。
OCGから輸入されたミラクル・フュージョンでフュージョン召喚できるカードは「フュージョン召喚でしか特殊召喚できない戦士族モンスター」に変更されている。%%つまり炎族のフレイム・ブラストは融合できない。%%
そのため指定の幅が広いサポートカードであれば、テーマとは全く関係ないカードがサポートを受けられることがある。
●毎ターンの大量ドローによって手札をガンガン使っていく方向性からか、【条件】には手札コストを要求する物が多い
無制限の召喚権を活かしてドンドンモンスターを展開していくため、手札の消費は激しい。
手札を使えば使う程ドローフェイズでのドロー枚数で恩恵を受けられ、デッキの回転が良くなるため基本的には手札を出し惜しみせず使って行った方が良い。
●2024年8月時点ではデッキの中全てを確認し、特定のカードを取り出すカードがない
OGGでは当たり前のように使われ、生命線のような扱いになっている「デッキからカードを直接手札に加えたり、墓地へ送るようなカード」は存在していない。
その代わり、高速でドローしてデッキ回転させて、目的のカードを引き当てさせる((TCGで言うところの「ターボデッキ」。[[遊戯王]]OCGでいうと、「花札衛」「森羅」「ヴォルカニック」等と同じ方式。))ゲームデザインとなっている模様。
カード名や種類を指定できるのは手札とフィールド以外では墓地のみなので、デッキ切れまでは際限なく増やせる墓地のカードとそちらを参照、指定できるカードは重要となる。
そのこともあって、カードの条件や効果でデッキトップからカードを墓地へ送る効果は優秀で、
ついでに行うことも多いが墓地へ送ることが主目的のものもあり、所謂ランダム墓地肥やしを行えるカードは多い。
また、デッキの上数枚をめくり、その中から特定のカードがあれば手札に加える、という形でデッキの一部を参照できるカードもある。
●【条件】には墓地の特定のカードをデッキに戻す物も多い
上記のことから少ないターンで特定のカードを墓地に落としきるのが難しく、落とせたとしてもリソースが減るため連続使用が難しいが、
ターン経過で自然に満たしやすいという上記の「手札を捨てる」以上に複雑な背景を持つ。
種族テーマ向けカードならば「同じ種族〇体」を指定している場合もある。
●妨害として相手の墓地のモンスターカードをデッキに戻す物も多い
OCGにおける除外ゾーンが無いため、墓地に干渉する効果への妨害は主にこの方法となる。
●OCGと比べると打点が控えめ
現状の下級の最高攻撃力が1700が1体のみで、しばらくは1600,1500、上級の攻撃力は1600~2100、最上級は2200~2500ぐらいとなっている。
OCG程ポンポンモンスターを効果除去できないため、効果を持たずとも単純に打点が3000と高い《[[青眼の白龍]]》は中々厄介な存在となっている。
●OCGのカードがこちらに輸入される事もある
その際にはイラストが新たに描き下ろされ((OCGのイラストに塗りや背景の変更・若干の加筆等の変更を加えて殆どそのまま使っているカードも一部存在する))、往年のカードを新たなビジュアルで見る事ができるので、OCGのオールドファンにも好評。
基本的な構図は元のイラストのまま現代テイストにリデザインした物が多いが、
中には《地を這うドラゴン》のように画風の変化から印象がまったく違って見える物や、
《山》、《格闘ねずみ チュー助》の様にまったく別物のイラストになっているカードもある。
カードパワーを考慮してか[[第1期>Vol.シリーズ(遊戯王OCG)]]~[[第3期>第3期パック(遊戯王)]]のカードが中心であり、他はたまに[[4期>第4期パック(遊戯王)]]、[[5期>第5期パック(遊戯王)]]のカードが顔を出す事もある程度。
ラッシュデュエルとのルール差やバランスを考慮して一部効果に変更が加えられる事もあるが、おおむねOCGの性能そのままでの登場となる。
特にカードパワーの高いものや、それ自体はそこまで強くなくともサポートが潤沢なもの等はレジェンドカードとして輸入される。
●OCGのテーマがこちらに輸入される事もある
ラッシュデュエルオリジナルも交えて、デッキとして組めるようになっているものもある。
[[帝王>帝モンスター(遊戯王OCG)]](サイバース族、ギャラクシー族新規帝王有り)、[[ハーピィ>ハーピィ・レディ]](3体合体としてマキシマム召喚要素有り)、暗黒騎士ガイア(自己フュージョン召喚効果+GB版要素有り)、[[青眼>青眼の白龍]](ストラクチャーデッキ)、[[真紅眼>真紅眼の黒竜]](メテオ・ドラゴン、デーモンの召喚とのフュージョン要素有り)、[[サイコ・ショッカー>人造人間-サイコ・ショッカー]](発動封じ以外の罠メタ有り)、[[磁石の戦士>磁石の戦士(遊戯王OCG)]](リメイク含めた自己フュージョン召喚要素有り)、[[E・HERO]](ストラクチャーデッキ、新規フュージョンモンスター多数)が登場している。
●基本的にOCGと比べるとカードパワーは低めに設定されているのだが、ゲーム性の違いから逆にOCGにあったら問題がありそうなカードも出ている
ノーコストでお互いの手札を全て墓地送りにしてしまう《手札活殺》、相手がモンスターを召喚しただけで2ドローできる罠《強欲な大亀》など。
最上級とはいえノーコストで2枚ハンデスを行える《ハンズレイ・デストライオ》もOCGでは悪用が狙えそうなスペックとなっている。
●スターターデッキは&bold(){普通に3積みされているカードが多くデッキとしての完成度が高い。}
なので1箱のみでもそのまま違和感なくデュエルすることができる。
ただし、看板となるカードは1枚しか入っていないので、欲しければシングルで買い足すか3箱買う必要がある。
●以後の構築済のデッキは500円で多種同時発売、その後のストラクチャーデッキがあり、そちらは3箱でデッキとして完成する物が多い。
特にストラクチャーデッキはパッケージイラストの&bold(){《[[青眼の究極竜]]》、《[[E・HERO フレイム・ウィングマン]]》を文字通り主力として扱うことができる}オールドファン狙い撃ちの一品。
関連新規カードも《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》のリメイクはもちろん、まさかの《クロス・ソウル》の右側のモンスターや
《フレンドッグ》の強化体(?)などマニアックなところから元ネタを取っているものも。
●2024年9月時点では紙での海外展開は韓国ぐらいでしか行われていない
海外の規制基準を考えなくてもいいためか、ラッシュデュエルのモンスターイラストはOCGよりも大胆なものが見受けられる。
特に女性モンスターは顕著で、&bold(){おっぱいが大きかったり露出が多かったり}とかなり自由。
%%もし本格的に海外展開を始めようものならイラスト修正の量が凄まじい事になりそうである%%
現在では[[遊戯王デュエルリンクス]]でラッシュデュエルが実装され、独自ルールはあるが他の国からでも遊ぶことができるようになり、世界大会も開かれた。
その世界大会の際には英語表記のみの公式戦使用不可のプロモカード《Dragon of Illumination, Sanctuary's Shield》と《Elttaes, the MASTER of DUELS》が紙で登場した。
●リミットレギュレーション(禁止・制限カード)の導入は開始から2年9か月と結構遅かった
特定のカードが環境で暴れると、そのカードを対策したようなカードを出しており制限カードは出さないのではと言われている時期もあった。
尚、OCGは1年未満で導入されている。
●2023年5月発売の『閃光のオブリビオン』からデッキ改造パックの封入率、販売形態が変更された。
1boxのカード数は多くなったが、ノーマルレア、そして封入未確定のラッシュレアが廃止され、オーバーラッシュレア1枚が確定となり、
最高レア(オーバーラッシュレア)専用カードはイラスト違いのため、ごく一部以外はプレイのために無理に狙う必要が無くなった。後にその一部もノーマルで再録されている。
また「(オーバーラッシュレア版もある)女の子モンスターのイラストが描かれた汎用性の高い罠カード」が追加されるのが毎回の恒例。
*評価
OCGでの[[インフレ>上位互換/下位互換(TCG)]]による1ターンの長時間化・[[先攻制圧>制圧(遊戯王OCG)]]や後攻ワンショットキルよるゲームの高速化・膨大なカードプールやテキストの複雑化・プレイヤーの競技志向が強まっている中で登場したラッシュデュエル。
OCGとは互換性のない新たなカードゲームである点、OCG黎明期のようなスペックのカード達といった点から現役OCGプレイヤーを中心に展開を不安視する声が多かった。
しかし、いざスタートするとルールこそ単純ではあるが奥深い戦略、モンスター同士の戦闘に重きを置いた環境、黎明期のような環境だがそれなりの速度がある、切り札が本当に切り札として機能するといった面から初心者のみならずOCG経験者(特に黎明期を知るプレイヤー)からも好評を得ている。
また、下手にOCGの方を弄らず、別路線の新商品を展開し住み分けを図った事を評価する声もある。
一方で、商品展開年数相応のインフレの度合いやサポートの少ない一部のバニラモンスターなどの扱い、先攻2ターン目が有利すぎるなどの課題もあり、コナミが今後どのように対応していくかが注目される。
*アニメにおいて
前述の通り「遊☆戯☆王SEVENS」で行われるデュエルはこれとなっている。
現実との違いといえば今までのアニメシリーズ同様にライフポイントが4000になっているくらいである。
ルールの発明者は主人公である[[王道遊我]]で、[[デュエルディスク]]を分解しルールをインストールしプレイすることが可能になった。
[[デュエルディスク]]の形状を見るに、元々モンスター5体を出せるデュエル(カードはラッシュデュエルと共通)が行われていたようだが、遊我はこれを窮屈と評してラッシュデュエルを開発した。
尚デュエルディスクの分解は&bold(){禁止されておりアカウント停止もあり得る普通にヤバい行為である。}
%%その割には他の違反も含めて6回までは警告だけで済むが%%
ちなみに、彼が行ったのはあくまでルールの変更だけでカードの追加・変更は行っていない。
つまり、あの世界は我々からするとラッシュデュエル向けのカードでマスタールールをやっていたわけである。&s(){そりゃ窮屈だわ}
「[[遊戯王ゴーラッシュ!!]]」では本編の1年ほど前にゴーハ堂社長[[ゴーハ・ユウナ]]が六葉アサカと共に作り出した新しいデュエル形式であり、フュージョン召喚などは当初存在しなかった代わりに装備魔法が存在している。
この「ラッシュデュエルが平和への道となる」という伝承を頼りに別の星からユウディアス達ベルギャー人がやって来たのが物語の始まりとなる。
しかし遊び方はおろか、パックを剥くという概念さえ理解していないというちぐはぐな知識で、物語序盤は基本ルールの学習→実戦形式となっている。
またラッシュデュエルの技術力が黒電話を使うような(地球技術の)世界観の中で明らかにオーバースペックという点もちぐはぐで……と謎も多かったが、物語の進行に連れてその実態が明らかとなる。
この世界におけるラッシュデュエルはユウナが作り出したのではなく、ユウナにデッキを、ユウディアスに[[デュエルディスク]]を託した「[[アイツ>アイツ(遊戯王ゴーラッシュ!!)]]」こと、「SEVENS」[[最終回]]から飛んできた遊我がシステムを齎したものであった。
当初遊我は地球に来る前のズウィージョウの船と接触事故を起こして「ラッシュデュエルを知る者」として捕まっており、脱出後に地球に流れ着いた後ユウナ、アサカと協力してラッシュデュエルのシステムを構築した経緯がある。なお、これは[[過去改変]]に当たる行為であるためカイゾーは未来への影響を憂慮していた。((この時点での地球にはソリッドビジョンの技術すらなかったため、いわゆる「スタンディングデュエル」用のシステム自体が、遊我が「SEVENS」から持ち込んだゴーハデュエルがベースの可能性が高い。))
のだが、ズウィージョウの行動を見るに、少なくともベルギャー人はラッシュデュエルについて知っていたこと=遊我が来るより前にラッシュデュエルという概念があったことも事実。
その答え合わせとしては、遊我と同じく時間を異にしてやってきた[[オーティス]]…のアースダマーがベルギャー人の創造主であり、その創造主が「ラッシュデュエルという遊びを作った」とは伝えたが詳細を語らずに去ったため。
結果的に「詳細を語らなかった」「再度作らなかった」ためベルギャー人の中に波乱を呼ぶことになり、物語の始まりに繋がった。
*[[コンピューターゲーム>遊戯王のコンピューターゲーム]]版
ニンテンドーSwitchにて『遊☆戯☆王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!!』『遊☆戯☆王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ!ゴーラッシュ!!』の2作が発売されている。
特に&bold(){無料版もある}2作目の『いくぞ!ゴーラッシュ!!』に関しては上記リンクにもある通り&bold(){「ラッシュデュエルを始めるならこちらから」}と言えるほどの作品となっている。
【条件】項目の修正案を思いついた場合に発動できる。
【効果】この項目を追記・修正する。
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