あべこべ惑星(ドラえもん)

登録日:2012/09/18(火) 20:31:34
更新日:2019/11/03 Sun 10:09:21
所要時間:約 12 分で読めます




『りこうになりたい』



ドラえもん「なんだ、こりゃ」



あべこべ惑星とは、「ドラえもん」原作の17巻に収録されている話である。

テレビアニメでは、大山ドラの第1199話(1992年10月2日)、水田ドラの第301話(2009年7月3日)として放映された。また、大山ドラのものは2004年12月18日に再放送されている。


いつもバカだバカだと言われるのび太。
七夕飾りを作り、賢くなりたいと願おうとしたが、竹がなかったので釣竿に短冊を吊るしそれを窓から出して祈りを捧げていた。

「ところで七夕様ってどの星のこと?」というのび太の質問に答えるべく、ドラえもんは『天球儀』というひみつ道具を取り出す。
これは、中に銀河系にある本物の星がミクロコピーで1つ1つ本物そっくりに作られており、
さらには生物のいる星には極超ミニロボットがおいてあるという、とんでもないシロモノ。


そのひみつ道具を見てのび太はドラえもんに「地球はないの?」と質問。
それに対しドラえもんは地球型の惑星ならひょっとしてあるかもといい探していると、
左右あべこべの地球を発見し、興味本意であべこべ世界へ行くことに……というのが話の流れである。


天球儀に入り込める専用の宇宙船に乗って、あべこべ世界に着いたドラえもん達は何もかもがあべこべな世界に驚愕。
そのまま朝を迎え、あべこべ世界の自分が起き出すのを隠れて様子を見ることにする。


※リメイク版では『天球儀』の代わりに『望遠ミラー』が登場する。
現代科学では見られないような遠い場所でも観測出来るという現代の天文学者が欲しがりそうな道具。
おそらくアニメスタッフは「『天球儀』にあべこべ地球が組み込まれているのなら、22世紀ではもう既に発見されてるんじゃね?というか、
ドラえもんもその惑星の存在を知ってるんじゃね?」と考え、あえて変更したのだろう。
なお専用の宇宙船も本当の宇宙をワープして進む『UFO型宇宙船』に変更。
大長編等でどこでもドアで帰れないならコレで帰ればいいのにね。


そこに来たのは、

ジャイアン「あれえ~!」
スネ夫「あんた! 宿題を見せてくれる約束よ!」
ジャイアン「だって、できなかったのよぉ……」

そこに現れたのは女の子になったジャイアンとスネ夫である。


お ん な の こ の


この星、性別、字、または太陽ののぼる方向、なにもかもが現実世界と真逆になっており、結果ジャイアンとスネ夫の関係性も逆転。
またいじめを止めに来た静香ちゃんも男になっていた。

そしてそこにもう一人の人間が現れる……。


「あ、天才がきたぞ」

「おしえてよ天才

天才たすけて」

「世界一の天才


そう、そこに現れたのは我らが天才の び 子 さんである。


原作ではあべこべ世界ののびt……のび子さんが現れ、天才と称されるのに対し、対照的なのび太が激怒して終了する。
しかしアニメではまさかの続きがあり、のび子さんの天才っぷりを目にすることができる。

あべこべ世界で仲良くなったのび太はのび子の「人から馬鹿にされたい」という願いを聞き、お互いの生活を入れ替えることになる。
こののび子さん、どのくらい天才かというと、授業中、月までの距離を先生から問題を出され「このぐらい簡単だわ」と立ち上がると、
距離は勿論、それが光速や人間の足でどれだけかかるか、更には月の直径という解説まで、まるで教科書を読み上げるかのようにすらすらと答え続けた。

因みにあべこべ世界に置いていかれたのび太は、同じ質問に対し「100mじゃない?」とちんぷんかんぷんな答えを返していた。

またこちらのアニメではあべこべ世界のドラえもん(もちろん女の子)が存在し、
「のび子を駄目にする為に来た」という何とも有り難くない理由で野比家に移住している。

入れ替わったのび太に道具を貸すシーンがあり、行き先がランダムな『どこだかドア』、
地面に潜ってしまう『タケノコプター』、ぼろっぼろの『空飛ぶ風呂敷』、
故障しているタイムマシンやら各道具を所有している。ぶっちゃけゴミばっかである。

リメイク版ではあべこべひみつ道具は『タケノコプター』のみ登場し、解釈が異なっている。
こちらは『速い』速度で飛行出来るタケコプターとは違い『遅い』速度で飛行出来る。

もちろん、あべこべ世界なのでこのドラえもんも女に。ドラミちゃんのような大きな赤いリボンをつけ、まつげが生えた姿ははっきりいって……。


その後、ドラえもん達は入れ替わった世界ではとてもやっていけないと悟り、各々の世界へ帰っていくのであった。


【あべこべ世界での登場人物】

のび子さんを駄目にするために未来からやって来たネコ型ロボット。何故駄目にしなければならないかは不明。
まつ毛が長く赤とピンクのストライプの大きなリボンを着けた女の子。
取り出す道具は故障、使い道が不明、またはゴミである。
タイムマシンが故障していることから多分未来に帰る気はないと思われる。
語尾にだわさとか言うだわさ。
リメイク版では口調や性格がおっとりして穏やかな性格になった。
ドラ焼きとネコが苦手で、ネズミをペットのように可愛がるなどあべこべ要素が強化されている。
ん?ネコが苦手?ドラえもんって確かネコ型ロボットじゃ…?
また頭が悪いらしい(本人がこちらの世界のドラえもんに対して「アンタ賢いわね」と発言している)。

上記の通りの博識、またこちらの世界に訪れたドラえもん達の行動を予測、
先読みしたことからポンコツだが一応スーパーロボットのドラえもんを凌駕させるほどの天才。
当たり前だが本名は野比のび太(リメイク版でしっかり名乗っている)。
「あべこべ惑星」の存在する確率も計算で割り出していた。ちなみに2億分の4.785%とのこと。
また性格はこちらの世界ののび太に似ているが、静香ちゃんからの遊びの誘いを断り勉強や手伝いを優先する等、のび太よりも真面目であることがわかる。
眼鏡で天才でドロンジョ様なんて最高だね。
リメイク版ではこちらの世界のドラえもん達が来た事を普通に驚いており、あべこべ惑星(こちらの地球)の存在も知らなかった。
どうやら知能は大山版のび子さんほどではないようである。
しかし天才ぶりはいかんなく発揮され、史上最年少で『バーベル物理学賞』を受賞したらしい。
そのせいで悪の科学者に連れ去られる事になるが…(なおこちらの世界ののび太も巻き添えで連れ去られた)

荒っぽい性格から反面、気弱な女の子(?)。スネ夫との立場も逆転しており、宿題を見せる約束を破りいじめられる。
因みにこのシーンでパンモロが見れるぞ、やったね。
あべこべ世界にも関わらず頭が悪いことになっている。わさドラではのび太がバーベル物理学賞を受賞したお祝いにいつもの空き地でリサイタルを開く。歌はうまかった。

立場が逆転したジャイアンをいじめている当たり、下の者にきつく当たる性格は変わっていないようである。
またこちらのスネ夫も頭が悪く、背も低い。パンモロはしない。

あちらの世界では頭が良いため当然こちらの世界ではバカになっている。
見た目は変わらないが短パンにシャツというドラえもんの男子キャラらしい服装をしている。
因みにこちらの静香ちゃん(くん)は原作でも(ここ重要)ジャイアンをいじめているスネ夫を注意しており、
原作ではのび太がハブられたりわりと酷いいじめを受けていても華麗なるスルー、酷い時は笑っていた。さすがあべこべ世界、ぬかりがない。
リメイク版ではあべこべ要素が強化され、口調も少し江戸っ子っぽくなり、お風呂が大嫌いになった。
こちらの世界の静香ちゃんが1日3回入るほどお風呂が好きだったという事を考えると…うわっ、汗臭そう。

リメイク版で初登場。あちらの世界とは比べ物にならないほどおバカになってしまった。
テストはもちろん0点で、ジャイアンとスネ夫から「出木なさ杉」といじめられるほど。
普段はのび子さんに勉強を教えてもらっているとか。見事に立場逆転である。

  • 先生
のび太「頭が変になりそうだぁあぁ~~~~っっっ!!!!」
上記の台詞の通り、女装した姿は悪夢。
リメイク版では0点を取った出木杉に「踏んづけてやる!」と発言してしまった。オイオイ…

  • パパ
主婦ならぬ主夫。洗濯をしたり、ママに内緒で服を買う姿が見れる。
なお、声を担当した加藤正之氏(テレ朝版初代)は、病気のため今回を最後に降板。約5か月後の1993年3月に死去した。

スーツ姿で会社に出勤。意外にも凛々しい。


ドラえもん「犬だよ!」のび太「猫!」



追記・修正は天才な方にお願いします。

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