登録日:2009/06/11 Thu 20:16:15
更新日:2025/03/04 Tue 14:40:15
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P901iTVとは、DoCoMoが2005年冬モデルとして発表し、2006年に発売したパナソニック製FOMA端末。
スマホが主流となっている今の令和の世の中的に言えば、所謂ガラケーに分類されるものである。
ボディの色はホワイトとブラックの2種類。
アンテナはホイップアンテナを搭載している。
令和の今ならばかなり珍しい…というか見ることはほぼ無い(現在店頭で販売しているガラケーでもほとんど見られない)が、ラジカセのような長ーいアンテナを伸ばすことが出来た機種なのだ。これは当時の携帯でも同様にアンテナを伸ばす機種は多く存在していたが、今思えば懐かしいタイプのものである。
DoCoMo初のテレビ付きワンセグ端末である。
ワンセグはアプリ起動タイプ。
さらにこの端末はFOMAカード無しでワンセグ視聴可能という隠れた名機である。
ボディは、パナソニック製mova端末「P506iS」を源流とした2軸回転式を採用。要は液晶部分…ガラケーの上半分を回転させることが可能となっている。グルングルンやりすぎてバキッと折っちゃった人もいるかもしれない
携帯の画面を横に向けて本体を閉じることもできるため、手で持って視聴する際にはテンキーでチャンネルを変えることも出来、今外でこの形態を使ってみたらちょっと注目されるかもしれない…今の時代で言うならそれくらい珍しい機能。
また他にも画面を180度回転させて閉じてしまうことで小型ポケットテレビのように持って視聴も出来る。
映りが悪い時はアンテナを伸ばせば多少は改善される。
バッテリーが満タンの状態では最大で約3時間の視聴が可能。さらに視聴に夢中になってバッテリー切れを起こしてしまい、携帯としてメインである電話が出来なくなってしまうことが無いように、電池残量が30%を切るとワンセグを視聴している時に警告を出してくれる地味ながら嬉しい機能付き。
ただ、視聴を続けていると本体が熱くなってくるのが問題点でもある。
他にはおサイフケータイに対応している。
当時はたしかに新しい機種ではあったのだが、それまでに902シリーズが登場していたこともあり、あちらにはあったichやプッシュトークがないというちょっと退化している面も見られていた。
しかし、2008年秋冬モデルからはFOMAカード無しでワンセグが見られるようになったため、要らない子と化してしまった。
発売から20年くらい経過した現在では、流石に生産販売は終了しており、docomoでも修理保証などのサービスは終了している。つまり壊れたらそれまで。
中古携帯ショップやフリマサイトでは今でも一応この機種も売られており、本体だけなら1000円前後あれば購入可能。
スマホが主流となっている現在でこのガラケーを使うことはほぼ無いのだが、地味にあちこちでリバイバルブームが起きている令和の世の中では、もしかしたらこういった機種が注目される時が来ることがあるかもしれない…保障はしないが。
追記・修正は当時を懐かしみながらお願いします。
最終更新:2025年03月04日 14:40