五時間目のホット・スポット(フルメタル・パニック!)

登録日:2013/10/19(土) 01:16:58
更新日:2018/04/09 Mon 16:49:36
所要時間:約 4 分で読めます






「銃や爆弾ならまだしも―――生物兵器ですって!? なんて物騒なモノを持ちこむのよ!?」

「銃や爆弾も、じゅうぶん物騒だと思うけど……」





五時間目のホット・スポットは『フルメタル・パニック!』シリーズの短編集『あてにならない六法全書?』に収録されたエピソード。
また、短編シリーズをベースとしたアニメ『フルメタル・パニック? ふもっふ』では最終話を飾った。



【あらすじ】
宗介が旧知の武器商人から配達された荷物を受け取ると、中に入っていたのは頼んでいた銃のパーツではなく奇妙なボトルであった。
マニュアルがフランス語なせいで中身は宗介にもわからない。

昼休みに連絡を送ろうとするが生憎と担当者は留守。
直後に担任からの呼び出しをくらい、かなめに職員室へと連れて行かれる宗介。

こうして彼の机には得体の知れないボトルだけが置いて行かれた―――

宗介たちと入れ替わるように教室に入ってきたのは同じクラスの小野Dこと小野寺孝太郎。
新発売のカレーパンを買って来たという。

半端ではないという辛さに挑戦してみるが、噂にたがわぬ辛さに悶絶し、手当たり次第に飲み物を飲もうとするがどれもカラ。

たまたま近くにあった宗介のボトルに手を伸ばすが、中に入っていたのはドロドロの液体とカプセルだった。
あわててゴミ箱へ吐きだし、恭子にお茶を貰ったことで騒ぎはおさまり、平和な昼休みが戻ってきた。



ただ一つ、ゴミ箱の中で不気味な泡を吐きだすカプセルを除けば……

五時間目が始まり、辞書片手にボトルのマニュアルと格闘していた宗介は突然立ち上がり、必死な形相でボトルの中身をどうしたのかと問うた。

小野Dからゴミ箱へ捨てたと言われた彼は無骨なNBC防護服に身を包み、教室を密閉して五時間目の授業の中止を宣言する。

ボトルの中身は最先端の科学技術が生み出した非常に獰猛な細菌兵器だったのだ!!



【登場人物】
相良宗介
今回も騒動の元凶その1。
細菌兵器の学校内への蔓延を阻止するために尽力するが、暴徒化する学友たちを止め切ることは出来なかった。
まぁ暴徒化した原因のほとんどは自分だが。

それでもかなめを守ることには成功した。


千鳥かなめ
学級委員としてクラスメイトたちの暴走を止めようとするが、短気なこともあって逆ギレして本人が大暴れしたりもした。

終盤で宗介に保健室へ連れて行かれベッドの前で服を脱ぐよう言われた際は珍しく恥じらいを見せ、我々にヒロインだと言うことを思い出させた。


◆小野寺孝太郎
今回の騒動の元凶その2。
評判のパンを買ったことが思わぬ悲劇を生むことに。

細菌兵器の発生源となってしまったために真っ先に症状が発生し―――


◆風間信二
普段目立たないせいかここぞとばかりに細菌兵器の恐ろしさについてノリノリで解説し、皆の恐怖を助長した。


◆二年四組一同
宗介たちのクラスメート。
突如として発生した未知の災害にパニックに陥る。
当初こそかなめの説得で平静を取り戻す。

だが、その後のひとりぶんのワクチンを賭けたくじ引きによりによって、宗介が当たったことで完全に理性のタガが外れ、最終的に学校中に散ったおかげで被害が学校全域に広がる。


◆藤崎教諭
古文の教師。
となりのクラスで授業を行っていたが4組のうるささに耐えかね怒鳴りこみに来る。
その際にドアの密閉を剥がしてしまったために暴走する生徒たちが解き放たれた。


美樹原蓮
かなめたちの友人。
本来は別のクラスだが、アニメではたまたま遊びに来ていた為に巻き込まれる。

生徒会室で静かに最期を迎えようとするが―――


稲葉瑞樹
かなめたちの友人。
蓮と同じく騒ぎに巻き込まれる。

アニメでは短編『的はずれのエモーション』が制作されなかったためこちらのエピソードで一成に惚れる。


椿一成
宗介のライバル? 兼恋敵?
アニメでは決闘に来なかった宗介を呼びつけに来たせいで巻き込まれる。

死ぬ前に宗介と決着を付けることを望むが、技を放つ前に無慈悲にも顔面にゴム弾をぶち込まれ沈黙する。


ベアール
宗介にボトルを発送したブリリアント・セーフテック社の社長。
「金さえ払えばクレムリンだって買ってきてみせる」がモットー。どこのマッコイ爺さんだ。

宗介とは気が合うのか共同でボン太くんを量産して世界中の軍・警察関係者に売り込もうとしたことがある。




【アイテム】
◆爆熱ゴッドカレーパン
パン屋の出張販売で売られている新製品。なぜか宗介の声を思い出す。
その凄まじい辛さが悲劇に繋がった。

後に石破天驚コロッケパンなるものも発売されている。


◆フルモンティ・バクテリア
ボトルの中に入っていた生物兵器。
常温では無害だが、人間の体温付近で爆発的に増殖・活性化し、宿主にしがみつきながら獲物を喰らい尽くす。

その獲物とは――――――ポリエステルやナイロンといった石油製品、つまりは衣服。

つまり、人体にはまったくの無害。ついでに副作用で肩こり・腰痛が解消される。

バカバカしいことこの上ないが、非殺傷兵器として考えればけっこう有用かもしれない。















追記・修正はバイオハザードで学校中を大パニックに陥れてからお願いします

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