密航(ACⅥ)

登録日:2025/10/11 Sat 11:26:03
更新日:2025/10/11 Sat 15:30:09NEW!
所要時間:約 6 分で読めます




ルビコンが近い そいつを起こしてくれ

了解です ハンドラー・ウォルター







「密航」とはフロムソフトウェアのゲームARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONにおけるミッションの一つ。
チュートリアルも兼ねた本作最初のミッションであり、同時に前作ことARMORED CORE VERDICT DAYから足掛け10年の時を経た、新時代のアーマード・コアの幕開けを告げるミッションでもある。

※作中のストーリー等についてのネタバレを多分に含むので、これから当該作品をプレイしようと考えている方、ネタバレを回避したい方は閲覧しないことを推奨。




◆概要

惑星ルビコン3とその周辺一帯を焼き払った未曾有の大災害「アイビスの火」から約半世紀。
惑星封鎖機構の厳重な管理化に置かれ、まさに燃え殻の如く緩やかに滅んで行きつつあるその灰色の惑星を目指して近付く一機の突入カプセルがあった。
ハンドラー・ウォルター」…その人物はこの惑星に、大災害の元凶となった新物質「コーラル」がまだ何処かに眠っているという確信の下、自身に残された最後の手駒…旧世代型の強化人間「C4−621」をルビコン星内に差し向けるべく行動を開始する。


脳深部コーラル管理デバイスを起動

強化人間 C4−621 覚醒しました

621 仕事の時間だ

突入カプセルの電源を落とす
あとは合図を待て


言葉通りカプセルの電源は切られ、静かにしかし確実にカプセルはルビコンに近付き、やがて大気圏への突入を開始する。
そのタイミングでウォルターはカプセルのブースターに点火するよう621に指示、惑星の重力の力も借りて一気に星内へ突っ込もうとする算段だったが封鎖機構がそれを見逃す筈は無く、侵入を検知した衛星砲からの砲撃がカプセルを撃ち抜く。
しかし既に速度の乗っていたカプセルを止める事は叶わず、砲撃で損傷した突入用ブースターを切り離しながらその爆発と残骸と共に621を載せたカプセルは突入に成功。
地平線から朝焼けが覗きつつある中、ルビコンのランドマークともいえる巨大建造物「グリッド」が眼下に迫った所でカプセルから機体と共に621はルビコンの地に解き放たれたのであった。

ISB2262 惑星ルビコン3に着陸

座標は… グリッド135

誤差はあるが許容範囲だ



◆第一段階


この先のカタパルトを使え
それで帳尻が合う

先述のようにチュートリアルを兼ねたミッションの為、画面に表示されるガイドを追って本作でのACの操作方法を学びながらウォルターの指示したカタパルトを目指し、グリッド135の内部を進んでいく。
スタート地点ではまず歩きやカメラ操作、ブーストを使っての移動や上昇操作といった機体操作の基礎を示され、これを上手く使いながらアイコンを目指して登っていく。
そのまま通路を進むと開けたエリアに出るが、そこにはルビコン解放戦線の小規模な部隊が展開しており、ここでは装備しているライフルやミサイル、ブレードといった武器やそれらを効率良く当てる為のターゲットアシスト機能等の使い方をレクチャーされる。
チュートリアルに登場する相手なので火力はそこまで高くなく、勉強であると思って臆せず突っ込んでいこう。

機体が損傷している
修復しておけ

そうして交戦エリアを突破し、途中でウォルターからリペアキットを使って機体を修復するようにと指示が入りつつ、いよいよ最初の目標であるカタパルトに到着。
特に問題も無く機体をカタパルトにドッキング後、射出された621は本来の目標地点であったグリッド135付近の汚染市街へと向かっていく。

…この惑星で コーラルを手にすれば

お前のような… 脳を焼かれた独立傭兵でも
人生を買い戻すだけの大金を得られるはずだ



◆第二段階


仕事を続けるぞ

ACの残骸を漁り
生きている傭兵ライセンスを探せ

密航者には身分証が必要だ

ここからが本番。
グリッド135で教わった各種操作を駆使し、更にこの段階ではクイックブーストやアサルトブーストを使っての回避や高速接近・巡航といった本格的な戦闘機動も学びながら、ウォルターの指示に従い汚染市街に転がるACの残骸からライセンスを抜き取るべく進んでいく。
敵の数も一気に増えるので、突っ込み過ぎると呆気なくスタッガーを取られ痛い目を見るハメになるので気を付けるべし。

AC!? 一体どこから…

所属不明 独立傭兵か!?
応戦しろ!

解放戦線の武装ゲリラか

仕事の障害になる
排除しろ

解放戦線の部隊を相手にしながらも621はライセンス漁りをしていくが、ウォルターの求める「企業所属など足の付く可能性の無い、かつ資格の失効していない」ライセンスはやはり簡単に見付からない。
しかも…

あれは…!?

SG!
サブジェクトガードが来たぞ!

よせ 構うな!
退避しろ!

封鎖機構の巡回だと…!?

余計な手出しをするな
目を付けられるとまずい

唐突に現れた封鎖機構の大型兵器が解放戦線の部隊を薙ぎ払って去っていく姿を見て、嫌な空気が次第に濃くなり始める。
結局、最初に検知したライセンスは全てハズレであったが、そこでウォルターはもう一つの反応を見付け、最後の望みを賭けてその地点にマーカーを置き、621はそこへ向かう事に。

そしてその最後の残骸からライセンスの抜き取りを開始するが…

登録番号 Rb23 傭兵ランク圏内
識別名は…

むっ!?

重く響く巨大なヘリのローター音。そして強烈なサーチライトの光。
先程の封鎖機構の兵器は621とそのACにも目を付けていたのである。

やはり目を付けられていたか

封鎖機構とやり合うのは
本意ではないが

構わん 迎撃しろ
今ならお前が特定されることはない

そうして621はウォルターの指示に従い、迎撃に挑むことになる。
ボス戦については個別項目を参照。



◆結末


惑星封鎖機構SG
大型武装ヘリの撃墜を確認した

621 今日の仕事は終わりだ

手に入れたライセンスの識別名を伝える

ウォルターのアシストもあってどうにか惑星封鎖機構の兵器を迎撃した621。
今日の分の仕事は終わりだとウォルターは告げ、そして改めて621に入手したライセンスの内容を伝える。


「レイヴン」


これがお前の
ルビコンでの名義だ


こうして621は「レイヴン」…数多の傭兵にとって懐かしい名を手に入れ、ルビコンの地でウォルターと共に傭兵活動を開始していく事になる。



◆余談


新時代のACの幕開けとあってか、チュートリアルミッションにも関わらずムービー等の演出では過去作のオマージュがふんだんに盛り込まれるなど力が入っており、ざっと挙げるだけでも

  • 突入カプセルを検知し衛星砲が起動するシーン…AC3SLのOPムービーでサイレントラインに侵入した輸送機を撃墜し、威圧感たっぷりに映る衛星砲。
  • 大気圏突入後、カプセルをパージし降下するシーン…AC2のOPムービーでジオマトリクスACがポッドからパージされ降下する場面。
  • グリッド135のカタパルトを使用するシーン…ACfaのOPムービーで同じくカタパルトに接続、VOBをドッキングされた後に射出されるホワイト・グリント。カメラワークや脚部の固定具が迫ってくる場面はほぼそのまんま。

といった感じである。






追記・修正はライセンスを漁ってから。

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最終更新:2025年10月11日 15:30