登録日:2010/09/18(土) 11:04:43
更新日:2024/12/22 Sun 23:14:29
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天外魔境Ⅱに登場したキャラクターで立ち位置はヒロイン。cvは
となりのトトロや風の谷のナウシカのジブリ作品の主題歌で有名な歌手、井上あずみ。
大江山を住処とする鬼族の
酒呑童子、京出身の人間・綾姫の間に生まれた火の勇者の一人。つまり鬼と人間のハーフ。
鳥や自然を愛する心優しい美少女で、
予知能力を持っている。大江山で鬼族と平穏な生活を続けていたが、根の一族と三博士に唆されタイクーンの兵が突如大江山を襲撃。鬼族もろとも両親は殺されてしまう。
この出来事が
トラウマとなり、心を閉ざしてしまった彼女は愛犬・シロと共に大江山に引きこもってしまう(比えい山には両親の墓参りには訪れているが)。
だが、予知能力により二人の火の勇者が訪れる事を知る。ジパング大和地方を次々と襲う暗黒ラン、その元凶である根の一族と戦う"戦国卍丸"と"極楽太郎"である。
そして二人と対面する事に…
「純潔の鎖を、取ってきてください」
「絹はお待ち申し上げております。」
「いつまでも…」
その後、根の一族の"名無しの十八番"に大江山に踏み込まれ監禁されてしまうが、「絹はいないものと思って旅をお続けください」という伝言を無視した卍丸・極楽・シロにより助け出された。
こうして卍丸一行の仲間に加わるのだが、その直前、二人が手に入れた純潔の鎖を
「これでもう、誰も傷つけずにすむ…」
と呟き、自身の両手を繋いでしまう。
戦闘中は"攻撃"コマンドが一切使えず、攻撃系の術が使用出来ない。(といっても土偶ロボ・鋼鉄城の乗り物についている攻撃装置は使用可能なのだが)体力・防御力はパーティーの中で最も低いが、技(MPの事)の値がダントツで高く補助系の巻物はほぼ全て使用可能。小鳥たちを呼び出し敵の攻撃を逸らしたり盾に出来る"鳥寄せ"(この
ゲームではかなり有用)など、雑魚ボス戦含め重要なファクターを占める。攻撃を封じている純潔の鎖自体も、戦闘中に使うと敵1グループの攻撃力を下げる効果を持っているので、自ら攻撃を封じているのが気にならなくなるほどで、卍丸達の戦力として十二分な働きをしてくれる。 またしばらくの期間は攻撃力が高いシロが戦闘に参加してくれる。
以下ネタバレ注意
後半になんと、根の三博士デーロンに連れられた彼女の母・綾姫が突如現れる。デーロン曰く、"密かに飼っていた"と言う。
綾姫を助けるべく独りでデーロンを追う絹だったが、逆に捕らえられてしまい、親子共々"どうしようもない女好き"な白銀城城主・百貫丸に城の奥へ幽閉されてしまう。卍丸・極楽・カブキの3人は何とか撃退するが…
百貫丸「ワシを倒したところで貴様らが地獄を見る事に変わりは…ない…わ…」
さらに以下ネタバレ
絹親子を助け出した卍丸達3人は、綾姫によって突然、氷漬けにされてしまう。
絹「かあさま、なにをするの!?」
綾「クックック…」
「火の一族はなんてバカなんだい! 生きているはずがないんだよ。だって、お前の母親の綾姫は…」
「私が殺したんだからねぇ!!」
そう、綾姫はやはり死んでいた。綾姫と思っていた奴の正体は"吹雪御前"という根の将軍で、殺した綾の面の皮を被ってなりすましていたのだった。
ちなみに、彼女の本名は絹では無く、鬼怒(鬼の怒り)であり、自分の戒めとして名乗っていた。
騙されたと分かった絹は遂に怒り爆発。自身を縛っていた純潔の鎖を引きちぎった。そして…
絹「私がなぜ"絹"という名前か、わかる?」
「"鬼"が"怒る"と書いて"鬼怒"!!」
「これが私の、本当の名前!!!!」
「この鬼の力! 今まで誰にも見せたことが無かったけど、もう…許さない!!」
「私を怒らせた事を後悔しながら、死んでゆきなさい!!!!」
鬼の力を解放した絹は薄ら笑いを浮かべながら吹雪御前の腕と片目をもぎ取る…
吹雪御前「ぎゃああーっ!!!!」
「お願い、卍丸さん…助けて…もう二度とアンタたちの目の前には現れないっ、だからっ、お願いぃ…その娘を止めてぇえぇ…」
絹「駄目ッ!!!!!!!!」
吹雪御前「うぉぎゃあああぁあぁ~!!!!!」
なんと、根の将軍をたった独りでブチ殺してしまった。その後、「こんな姿を見せてしまっては生きていけない、とうさまとかあさまの所へ行きます」と告げ、転移術で卍丸達を外へ脱出させ、崩壊する白銀城と運命を共にしようとする。
だが、カブキ・極楽・そして卍丸は再び城へと戻り、彼女を救出する。一行を拒む絹だったが、卍丸が「絹には俺たちがいる。だから俺についてこい絹! 運命なんてな…運命なんてクソッくらえだ!!」と諭し、彼女は再び生きる気力を取り戻したのだった…。
「ごめんなさい…私がわがままでした…みんなの気持ちも知らないで…」
このイベント以降、絹が着けていた純潔の鎖は壊れたので消え、武器も装備可能になり通常攻撃、敵を攻撃する術も使用可能になる。また術をくれる天狗の一人が「一皮むけていい表情になったな」と褒めてくれる。
作中EDでは卍丸に好意を寄せるような描写があるのだが、その後の進展については不明。風雲カブキ伝の描写が…。
追記修正お願いします。
- PS版ではマシになっているらしいが・・・PCエンジン版はマジで血の気が引いた。 -- 名無しさん (2014-03-04 21:09:46)
- ↑いやむしろ改悪だよアレ。 -- 名無しさん (2014-03-04 22:28:35)
- 井上さんの例のシーンでのアフレコ話は、ホント枡田さんのこだわりがあれだけの演技を引き出せたんだなあと感じるわ。 -- 名無しさん (2014-03-05 19:55:48)
- 真伝だと割とシロ依存だったから攻撃タイミングを間違えると弱体化するんだっけ確か -- 名無しさん (2015-01-01 01:35:40)
- 彼女を恐れずに向かい合った卍丸・カブキ・極楽が凄いと思うわ。(あのシーンを見ても) -- 名無しさん (2015-01-01 09:58:06)
- 最後の部分、一刀涼談じゃなくて風雲カブキ伝じゃないの?。あとカブキに対する電報の内容は単なる社交辞令だそうで -- 名無しさん (2017-07-19 01:30:16)
- 実は初恋のキャラだったりするので、正体知っても卍丸の言葉の通り知ったことか!と思った。この二人綾部村の絹の幼馴染みや、安芸の人たちからメッチャ応援されてるんだよね -- 名無しさん (2019-04-16 17:18:52)
- 鋼鉄城のデューク・ペペ最終戦でそれを匂わす描写があるんだよね。今際の際に「オレはそんなに弱かったかい? なんでお前らの中で一番強いヤツが戦ってないんだ?」と -- 名無しさん (2019-04-16 21:32:16)
- ぶっちゃけ卍丸たちの視点でビビる要素あるか?初回の時点で敵味方の区別はつくようだし -- 名無しさん (2021-08-14 19:46:18)
- ↑当時これ程の演出のあるRPGはそうなかったからねえ。リアルタイムでやった時は本当にビビったよ -- 名無しさん (2021-08-14 19:55:14)
- 今ボイスリメイク版製作するならcvは早見沙織? -- 名無しさん (2024-10-25 13:32:52)
- 卍丸ははまぐり姫に奪られたとかなんとか・・・ -- 名無しさん (2024-10-25 15:37:29)
最終更新:2024年12月22日 23:14