ジランド(テイルズ)

登録日:2011/09/28(水) 21:45:03
更新日:2023/10/21 Sat 15:25:54
所要時間:約 5 分で読めます






俺じゃねえ!




身長180cm/35歳

ラ・シュガル王ナハティガルの側近。役職は参謀副長。
兵器の開発や管理を主導するなど、軍師としての役割を持つ。
常にナハティガルの側にいるだけでなく、部隊を指揮する権限を与えられていることからも信頼の厚さが窺える。

常に丁寧語だが、人体実験や尋問を行う場面では冷酷さが垣間見える。
しかし、剣を抜いたミラ=マクスウェルに恐怖し腰を抜かす、ミラの仲間が続々と集まるとナハティガルを連れてそそくさと場を離れようとするなど、性格はどちらかといえば保守的……ぶっちゃけビビリ。作中屈指の小物である。



追記修正よろ





























【ジランドの正体】

本名/ジランドール・ユル・スヴェント
エレンピオスへの帰還を目的とした組織『アルクノア』のリーダー。

元々はリーゼ・マクシアの外の世界『エレンピオス』の住人で、エレンピオスでも絶大な権力をもつ名家スヴェント家の生まれである。
本編の20年前、ファイザバード沼野を襲った津波と共にリーゼ・マクシアへ流れついた。


※アルクノアは事故でリーゼ・マクシアに漂着したエレンピオス人で構成されており、エレンピオスへの帰還を目的とした組織。
帰還の為にはリーゼ・マクシアを守るマクスウェルを殺す必要があるとされており、アルクノアはどんな手段を使ってでもミラを抹殺しようとテロ行為を働くまでになっている。

【人物像】

非常に切れ者で優秀な人物だが、残虐非道かつ狡猾な性格で目的のためには手段を選ばない。
中盤までの展開でも、人体実験を繰り返す・見せしめに殺すなど民間人を脅かす様子がたびたび描写されている。

ストーリー中盤までの保守的でビビりな態度は演技で、口調や風貌が一気に変化し傲岸不遜な態度を見せるようになる。
一変した姿を見たミラに「あれがジランド!?」と言わせしめた。

【作中での行動】

ジランドはナハティガル王の側近という立場を利用し、本当の目的のための準備を進めていた。
一大国家『ラ・シュガル』を後ろ盾にし、対人兵器と偽って『クルスニクの槍』と呼ばれる装置を完成させる。
王におもねるだけの凡庸な男だと思われていたが、影からナハティガルを利用するテロリストであった。

中盤では、ナハティガルの治める『ラ・シュガル』に対抗する国家『ア・ジュール』の領土を襲撃し戦争を煽る。
その際の戦では高名な軍師ローエン・J・イルベルトを反逆者に仕立てあげ、ラ・シュガル軍にジランドを追う彼らの足止めをさせるなど、ストーリーが進むごとに優れた知性を明らかにさせていく。

本性を現したジランドはクルスニクの槍を使用し、外界からエレンピオス兵を呼び寄せる事に成功。
槍の力で兵士たちのマナを搾取し、そのままア・ジュールのカン・バルク城を占拠する。

ジランドは、リーゼ・マクシアの人と精霊を燃料として搾取する『異界炉計画』を推進していた。
これは帰還後に自身の地位を確かなものとするためで、本来のアルクノアの目的には含まれていなかった。

これまでの行動はすべてエレンピオスに帰還するためのものと思っていたアルヴィンだったが、ジランドの真の目的を察知し、ミラやア・ジュール軍にリークする。
ラ・シュガル、ア・ジュール、ミラやジュードたちを含む連合軍を結成し、ジランドのいるジルニトラ号を攻める作戦が決行された。

ミラたちはジルニトラ内部の制御室に辿り着き、ジランドと対峙する。
ジランドは自らの技術で完成させた『源霊匣(オリジン)』であるセルシウスを使役し、本来エレンピオス人が使えないはずの精霊術を使ってみせる。
ジランドはセルシウスをまるで道具のように扱い、エリーゼ・ルタスから反感を買う。しかしそれでもセルシウスはジランドと共に戦いを挑んでくる。

ジランドは戦闘では銃(ショットガン)を使い、セルシウスと威力の高い共鳴術技で対抗してくる。
何故か第三部の最終ボスである彼らには秘奥義が無く(第二部のボスにはあった)、水・土属性の耐性を付けていれば楽に戦うことができる。

敗北したジランドは『異界炉計画』について、精霊が減少したせいで滅びへ向かっているエレンピオスを救うためのものだと吐露する。
また、エレンピオスで精霊が減少したのは黒匣(ジン)と呼ばれる道具を人々が使い続けたせいだが、源霊匣なら精霊を消費せずに力を行使できると明かした。

「自業自得」「精霊を減らす選択をしたのはお前たちだ」と口々に責められるが、ジランドは「俺じゃねえ!」と反論。
エレンピオスが滅びるきっかけを作ったのは彼ではない。ジランドは、むしろ過去から脈々と続く負の連鎖を食い止めようとしていたのだ。
彼のこの心からの叫びは、エクシリアの中でも最高クラスの名言ともいえる。

ジランドは、まだ不完全な技術である源霊匣を使役した反動で死亡する。

源霊匣の技術の大半を完成させ、本当の意味でエレンピオスを救える可能性をジュード達に見せつけた人物である。
地位や名誉がジランドの原動力だったとはいえ、基盤となるこの技術がなければ、のちにエレンピオスとリーゼ・マクシアを一つにするのはほぼ不可能だっただろう。

【ジランドの過去】

20年前、スヴェント家の当主であったアルヴィンの父の弟。アルヴィンの叔父にあたる。
ジランドはスヴェント家当主の座を狙っており、有利な相続権を持つアルヴィンには辛く当たることが多かった。

兄がジルニトラ遭難時の事故で亡くなると、幼いアルヴィンから強引に相続権を奪っていたこともあり、友好的な関係とは言い難い。
アルクノアではスヴェント家の名を利用してのし上がり、リーダーとしての地位を確立させた。

しかしそれでも甥として可愛がっていた一面もあり、アルヴィンの成人前には自分のコートをプレゼントしている。
アルヴィンはそれをとても大切にしており、彼が作中で着用しているコートはその時のもの。

公式設定資料集に掲載された小説によれば、アルヴィンの母レティシャとは過去にいわゆる大人な関係にあった。レティシャは心身ともに弱い性質で、夫を亡くし異世界に迷い込んだ後はジランドにすがるしかなかった。
アルヴィンは二人の関係を少なくとも12歳の頃には知っており、ジランドに逆らって生きられない事実を理解していたこともあってかなり複雑な感情を抱いていた様子。


Q:追記・修正しなかったのはお前たちだろう?

A:俺じゃねえ!

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最終更新:2023年10月21日 15:25