登録日:2011/12/31(土) 21:26:56
更新日:2023/10/16 Mon 15:51:04
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日本語における一人称の一つ。

概要

乱暴な言い方と見られている為、公式の場においての使用は控えた方が良い。
そう言った場合は、わたしやわたくし(私)を使おう。少し砕けた場において男性であれば僕と言う言葉も使ってよい。

語源としては「おのれ」と言う二人称であるが、時期に変化して行き江戸時代には身分男女関係なく使われるようになった。

江戸時代は身分制であり、階級や役職によって一人称が違う時代である。

例として、「拙者」は武士階級が使う言葉であり、へりくだって使う場合と尊大口調の時に使われる。

また「朕」と言う言葉は天子が使う言葉であり、中国の皇帝や日本の天皇が使う言葉である。
最後までこの一人称を扱っていたのは皇室である。
現代日本においては天皇も自らの事を「私」と称する。

明治における共通語の制定によって女性の使用者はほぼ居なくなったが、東北地方の一部において使われる。

フィクション界隈では、粗暴な男性や教養のない男性の一人称として使われる事が多い。

◆現実世界の「俺女」

俺を使う女性キャラクターを「俺女」と呼ぶ。詳しいことはオレっ娘を参照。

現実では、性同一性障害等で苦しむ方々から、オタクな女性、腐女子と呼ばれる方々まで様な女性が使用しているが、あくまでも男性の一人称である為、
理解を得られる場で使うべきであり、理解を得られなければ用いない方が懸命である。

そもそも現実世界においては、方言や性同一性障害等の影響以外で、一人称が「俺」というのは使われる事がない。
主にこの言葉が使われるのは、ネット界隈や同人等で、
  • ボーイッシュな女性キャラクターに憧れるあまり言葉や動作をまねる
  • サバサバした出来る女を演じたいが演じられてない
  • 男らしさ、ないしは反女的性格を装うが、女を完璧に押さえない(都合の良いときだけ、女をだす)
等の性格をさして「俺女」と呼称するようである。

確かにフィクションでは、キャラクターのわかりやすい性格付けや紙面上という制約の為に一人称の統一が行われる。
しかし実際は一人称で性格が変化するということはあり得ない
そもそも言葉使いは、使う場所や相手によって変化するので、わざわざ一人称を統一する必要はない。

簡単に言えば「女性版邪気眼」であったり、「できる女(笑)」等に対して使われる言葉である。
おそらく「自称天然」と真逆に位置するが同様のウザさが有る彼女達のわかりやすい特徴として「女なのに一人称が俺」という事があったのだろう。
その辺の事を理解しない所謂「痛い人」に対して使われる言葉といえる。



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最終更新:2023年10月16日 15:51