オペレーション・テンペスト(ポケモン)

登録日:2014/08/07 (木) 20:32:57
更新日:2017/10/17 Tue 01:11:45
所要時間:約 7 分で読めます




アニメ『ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2』開始時から密かに準備され、第12話から第13話にかけて実行された、アニメシリーズにおけるロケット団史上最大の作戦の名称。


シリアス化したロケット団との最後の戦いになるため、両者共に死力を尽くす総力戦となった。
各種雑誌等ではロケット団最後の戦いと広告され、映画ポスター風のイラストが掲載されるほどの本気度で、大体的に取り上げられていた。

すでにネットラジオの『Pokemon Radio Show! ロケット団ひみつ帝国』等では元の三枚目に戻っていたロケット団三人組。
シリアスはこれで最後、という意味も込められているのかもしれない。


放送無期延期(事実上の封印作品)となってしまった『ロケット団VSプラズマ団』の代わりとなったエピソードでもある。


◆あらすじ
イッシュ地方制圧計画を果たすべく、イーストイッシュ地方で任務をこなし続けていたロケット団の成果が問われる時が来た。
団員たちが静かに見守る中、首領サカキ自らがイッシュ地方へと降り立つ。
誰にも気づかれることなく、イッシュ地方を賭けた作戦が始まろうとしていた……。


◆前編『メロエッタと海底の神殿!』

シロナの別荘で、来る大会のために特訓しているサトシ達。
そんな時、フォルムチェンジしたメロエッタがバトルしようと飛び入り参加してきた。
ミジュマルで対抗するが、惚れているため勝負にならず、ワルビアルに交代させてバトル開始。
互角に戦うサトシだったが、メロエッタを守護する一族の青年ラリーが乱入する。

一触即発になりかけたサトシとラリーだが、メロエッタの行動によって誤解を解く。
ゴルーグを連れたラリーは、メロエッタを感じる力を持っており、メロエッタが実は何者かに狙われていたことやメロエッタの伝承を伝えた。

しかし、追手は別荘にまで迫っていた。まず普通のロケット団員が現れ、サイドンゴローニャを繰り出してくる。この二匹はラリーに任せることに。

続いて三人組が立ちはだかる。三人はシルフスコープのような暗視ゴーグルを装備しており、姿を消しても効果が無い。
ここはデントとアイリスが足止めをする。

さらに逃げるサトシだったが、満を持してサカキが登場。ピカチュウペルシアンとのバトルが始まる。
しかし、飛行機との連携の前にサトシ達は人質になってしまい、メロエッタも無理やり連行されてしまった。

メロエッタは十字架(ウルトラ兄弟が捕まっていたのと同じような型)に閉じ込められ、ロケット団が集めていた歌のパートを編集させたものを流す。
録音した歌を使ったのは、メロエッタが拒否した状態で歌ったのでは効果が無いからだと言う。
メロエッタの歌によるエネルギーうつしかがみによって、海底神殿が浮上。
デント、アイリス、ラリーは、シロナと共に海底神殿へと向かう。
サトシ達は囚われのメロエッタを救い出し、ロケット団の野望を阻止することができるのだろうか!?


◆後編『霊獣フォルム総進撃!イッシュ最大の危機!!』

サカキはうつしかがみの力を使い、空から三体のポケモンを呼び寄せた。
霊獣フォルムへとチェンジしたトルネロスボルトロスランドロスだ!
ロケット団は、伝説のポケモンを操ることに成功したのだった。
(以前3人組がこの三体を捕まえようとしたのはこの計画のためか?)

一方、サトシ達はなんとか脱出に成功。デント・アイリス・シロナ・ラリーと合流し、全員がエースポケモンを出して伝説のポケモンに立ち向かっていく。
しかし、カイリューだけが言うことを聞かない!

うつしかがみと一体化することでサカキが霊獣フォルムを完全に支配下に置こうとする。
ケンホロウ、カイリュー、ガブリアス、英雄ゴルーグヤナップをもってしても伝説のポケモンたちは全く止まらない。
独断で暴れるカイリューを庇うアイリスへダイレクトに放たれたボルトロスの電撃をピカチュウが受け止め、そのパワーを吸収する。
そして極限状況の中、アイリスの声が初めてカイリューへと届いた……。

ロケット団は、あらゆる自然現象を無限に生み出す力を駆使してイッシュ地方を制圧することを最大の目標としていた。まず手始めに周囲の町を凍らせていく。

祭壇にたどり着いたサトシとピカチュウ。ボルトロスの電撃を吸収した影響で、ピカチュウのパワーは限界を大幅に超えていた
特大のエレキボールによって祭壇が破壊され、ついにメロエッタの救出を達成する。

祭壇が破壊され、メロエッタによる制御を失ったことでサカキが狂乱してしまい、征服ではなく破壊を行い始める。
突然の暴走にさすがのロケット団も驚きを隠せない。
「こんなのはサカキ様ではない」と意を決した三人組の行動によってサカキは正気に戻り、撤退していった。

霊獣フォルムの三匹はなおも暴れ続けるが、メロエッタの歌によって鎮めることに成功。三匹はどこかへと飛び去って行く。
サトシ達はついにロケット団の野望を食い止めたのだ。

一方でカントーへの帰路の途中、ムサシとコジロウはサトシのピカチュウに再び興味を持ち始める。その表情はどこか満足そうに見えていた――。

そして、サトシ達とメロエッタの別れ。
彼女?に好意を抱いていたミジュマルはボロ泣きしてしまう。
夕日の中、ラリーと共に帰っていくメロエッタを見送ったサトシは、改めてポケモンワールドトーナメント・ジュニアリーグ優勝へと目標を定めるのだった。


【余談】

ロケット団ボスのサカキ自らが登場したり、祭壇や重要なアイテムを使ってイッシュ地方制圧を企むといった展開は、
かつてお蔵入りとなってしまったプラズマ団とのエピソードをそのまま移行させた可能性が示唆されている。
やはり最後は撤退という形で幕を閉じるのだが、祭壇を吹っ飛ばしたりサカキ自身が敗北を宣言するなど、完全に勝利したという感じに描かれていたのもポイント。

大自然の力関連は明らかに津波のような流れだったが、絶対に不可能な氷漬けという形で緩和。さらに天変地異や災害という言葉を避けている。
また、アニメ本編で初めて(本編に限らなけりゃ無印編が初だが記憶を消されている)サトシとサカキが邂逅を果たし、バトルまで行った。
無印の頃から登場していたサカキのペルシアンが戦うのはアニメ開始から10年以上の月日を経て、本邦初公開となる。

後編のエンディングは『ロケット団よ永遠に』。
映像も無印でロケット団初登場からの総集編という豪華な内容となっており、最後まで見逃せない。
ロケット団の最後となっていたが、『三人組が今までゲットしたポケモンの中から、今度は誰を連れていくか』を決める投票がいきなり行われ、今度こそシリアスから完全に脱却することに成功した。


追記・編集はサカキ様をカントー地方へ無事に帰還させてからお願いします。


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