みらいよち/はめつのねがい(ポケモン)

登録日:2025/10/24 Fri 23:15:49
更新日:2025/10/25 Sat 04:10:15NEW!
所要時間:約 7 分で読めます





○○のみらいよち!

○○はみらいに攻撃を予知した!

〜2ターン後〜

相手の○○はみらいよちの攻撃を受けた!



みらいよちとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する技(系統)の一つである。
同系統のはめつのねがいについてもここで述べる。


【技データ】

みらいよち

初登場 第二世代
威力 80(第二〜四世代)→100(第五世代)→120(第六世代以降)
英名 Future Sight
タイプ エスパー
分類 特殊
攻撃範囲 単体
直接攻撃 ×
命中 90 (〜第四世代) →100 (第五世代〜)
PP 15 (〜第四世代) →10 (第五世代〜)
効果 技を出した2ターン後に予知した位置にいる相手に攻撃する


はめつのねがい


初登場 第三世代
威力 120(〜第四世代)→140(第五世代)
英名 Doom Desire
タイプ はがね
分類 特殊
攻撃範囲 単体
直接攻撃 ×
命中 85 (〜第四世代) →100 (第五世代〜)
PP 5
効果 技を出した2ターン後に予知した位置にいる相手に攻撃する
備考 ジラーチ専用技


【概要】

第二世代より登場。その名の通り、技を使ったターンには攻撃せず、使った2ターン後に攻撃をするという非常に変わった効果を持つ、言わば「時間差攻撃」と言える技。
発動すると相手の場が「みらいにこうげき」状態になり、2ターン後にその場にいる相手にダメージを与える。ターンの最後のタイミングで攻撃するためまもる系の技の影響は受けない。
その性質上仕様は非常にややこしいため、以下に基本的な仕様を掲載する。

【技の基本的な仕様】

  • ダメージは発動者の特攻と、技発動時の相手の特防で計算される。
  • 命中・回避率の影響を受け、あなをほるなどで回避される。
  • ダメージを与えるのは同ターンの天候による回復 (あめうけざら・アイスボディ・かんそうはだ等)の後、やどりぎのタネ・たべのこし(くろいヘドロ)・ポイズンヒール・グラスフィールドの回復の前。
    ひかりのかべ ・オーロラベールの解除判定の前、ねがいごとの回復の前。
  • ダメージ発生ターンに相手を倒した場合、不発となる。
  • 発動者が交代する、または瀕死になってもダメージが発生する。
  • ダメージは、使用者が場に出ている場合受けるタイミングでのランク補正・持ち物・特性によって計算される。
    場に出ていない場合は単純に特攻でのみ計算される。
    ちなみにいのちのたまの反動は攻撃があたるタイミングで受ける。
  • 使用者が特性ふゆうやふうせん、でんじふゆうで浮いている場合、サイコフィールドの威力上昇を受けられないが、使用者が場にいなかった場合威力が上昇する
  • 相手が技を使用する前に倒れても攻撃を予知できる。
    ダブルバトルでは、攻撃対象を選択時、誰も居ない場を対象にできる。また、第6世代以降はこのゆびとまれ等の影響を受けない。
  • この技でひんしになっても、みちづれやおんねんの効果は発生しない。
  • 同じ場に2発以上を連発することはできない。ダブルバトルでは違う場に別々に予知することはできる。
  • てだすけは予知ターンに受けることで威力が増え、攻撃ターンのてだすけは無意味。
  • ポケモンSVでは、エスパータイプにテラスタルしていたときはタイプ一致補正が上がる。元のタイプと一致していれば2.0倍、不一致なら1.5倍になる。予知時にテラスタルしていなかったときも補正を受ける。
    また同作のテラレイドバトルでは、使用時を含めて味方が3回以上行動していれば、場が1ターン経過したときに攻撃が行われる。
  • 第4世代以前は、タイプなしとして扱われ、あくタイプヌケニンにも攻撃できた。急所にあたることもなく、オウムがえしでコピーは不可、与えるダメージは、技を使用した時点での自分のとくこう・相手のとくぼうで決まるなど現在とかなり異なる仕様だった。
  • Pokémon LEGENDS Z-Aではバトルシステムがターン制ではないため発動してから約5秒後に相手がいた場所に念力の塊を流星群の如く送る技となっている。

【対戦におけるみらいよち系統】

予知したターンは実質的に何もできず、発動ターンに相手を倒したり、あくタイプに交代されれば不発に終わってしまうなどの点から正直言ってかなり使いづらく、日の目を見ることは少ない。

第四世代以前に至ってはタイプ相性を無視できるとはいえ威力・命中ともにサイコキネシス以下という低性能であった。

第五世代以降は相性を無視できなくなってしまったが命中が100になり、順当に威力も強化され現在では120まで引き上げられているので、
回復技を連打する高耐久ポケモンを崩す一手としての使い道が主。例えばサイコキネシスや他ウェポンだけでは回復技で受け切られるという状況でも、みらいよちの攻撃ターンと足並みを合わせれば1ターン中に2ターン分の攻撃が重なり、回復が間に合わなくなるという寸法。

ポケモンSVのDLCでは初のわざマシン化。スリープヤドンユニランのおとしもので作ることができる。
ZAでもわざマシンに収録されており、ジョーヌ6番地にて朝か昼にのみ現れる黄色い吹き出しの女性に話しかけることで入手できる。

はめつのねがいに関してははがね技ゆえに通りがあまり良くなく、おまけにジラーチの特性てんのめぐみとの相性も悪く、ジラーチは特性を活かしたひるみ戦法が主のため採用例は少ない。第八世代で同威力のてっていこうせんが追加されたのも向かい風。

【アニメにおけるみらいよち系統】

その性質もあってか出番は非常に少なく、なんと計4話のエピソードでしか登場していない。

無印編156話にてゲストキャラクターのチェリーのキリンリキサトシとの腕試しのバトルで使う形で初登場。発動すると目が青く光り、攻撃が決まる前には風が吹いて決まると巨大な玉を相手にぶつけるという演出になっている。これにはサトシも驚いていたが最後はピカチュウのかみなりで勝負が決まった。その後ゲンガーメカでエスパーポケモンを奪おうとするロケット団を撃退する際にも使われた。

同201話ではネイティ占いのイサミとその父のネイティが占いに使用。父は非常に上手に使っていたがイサミ自身はなかなか使いこなせていなかった。
会場に現れたロケット団にネイティを連れ去られてしまうが、前回とは違い撃退には使われず、いつも通りピカチュウが撃退した。
ラストではロケット団との戦いで成長したのか見事に占いを成功させた。

そしてDP編151話では、当時の威力や命中の微妙さとは裏腹に活躍を見せる。ポケモンハンターJに狙われたアグノムの危機に反応して現れたユクシーエムリットが捕らわれる寸前に放ち、そのまま彼女に石化させられてしまうが、彼女が撤収しようとしたその時にこれまでの悪事への天罰かの如く雷のように飛行艇の機関部に直撃、そのまま渦潮に水没して大爆発が起こり彼女は生死不明となるという衝撃的なシーンで使われた。
ちなみに予知した際に彼女は一度空を見上げているが何が起きたか分からなかったらしく、ギンガ団のサターンは知っていたものの伝えることはなく、いざ発動して飛行艇が墜落した際は「ユクシーとエムリットのみらいよち…!伝説のポケモンの力、恐ろしいものだ…」と呟いていた。


XY93話ではヒャッコクジムのジムリーダーゴジカのニャオニクス♂♀がメイン技として約6年ぶりに登場。これまでとはエフェクトが異なり、青い玉を空に飛ばし、発動すると青い玉が再び現れ爆発が起きるというものになっている。いたずらごころを持つ♂のてだすけと絡めて♀が使用し、技の読みにくさからサトシのゲコガシラファイアローを大いに苦戦させたが、ピカチュウの尻尾でその時間差を計るという戦術を展開して打ち勝った。途中、二体を上空に連れ去り発動したみらいよちを喰らわす戦術も見せている。

はめつのねがいは劇場版にてジラーチが使用。
演出は体が銀色に輝きながら技を溜め、一際眩しく光ると彗星の尾のような筋を残し放たれ、相手を空中に押し上げる。最終的に爆発して流星群のシャワーを起こすというものになっている。
ベストウイッシュデコロラ諸島編10話ではアニメ本編にジラーチが初登場したが、こちらでは使われず。


アニヲタのみらいよち!

アニヲタは未来に追記・修正を予知した!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年10月25日 04:10