標的は警視庁交通部(名探偵コナン)

登録日:2020/04/04 (土) 08:11:15
更新日:2020/05/31 Sun 12:35:05
所要時間:約 18 分で読めます





100円硬貨には桜が刻み込まれている…

桜は、我が日本警察のエンブレム…


じゃあまさかこれは…


ああ… 間違いない…

これは女性警察官… 連続殺人事件だ…


標的(ターゲット)は警視庁交通部』とは、『名探偵コナン』において江戸川コナンが解決した事件の名称である。
単行本第95巻と第96巻に収録。テレビアニメでは第971話~第974話として2020年3月7日~29日にかけて放送された。
警視庁交通部の女性警察官ばかりが狙われた連続殺人事件により、千葉と苗子の関係に変化が訪れる。
さらに今回では更なる謎が浮上する事に…

アニメ版は4話構成であった為、原作にないシーンがいくつか追加されている。


※以下ネタバレが含まれますので、未読・未視聴の方はご注意ください。


【ストーリー】
千葉の夢を見てつい寝坊し、慌てて家を飛び出した苗子。
遅刻しそうになったので信号無視をしようかつい迷うが、小学校の頃に千葉に注意された事を思い出し立ち止まった。
そこに登校中のコナン達が通りがかり、彼らに交通ルールを教えながら横断歩道を渡った。

その日の夜、千葉との仲がなかなか進展しない苗子は、憂さ晴らしの為に交通執行課の先輩である八木紫織警部補と百崎橙子巡査部長の3人でカラオケに繰り出す。
苗子が熱唱する中、百崎は八木に最近妙な事がなかったかを尋ねる。最近、百崎は何者かにつけられているような気配を感じているらしく、八木も1週間ほど前から同じような気配を感じていたという。

カラオケを終えた後、酔っ払った苗子を介抱する八木を見送った百崎は謎の男に呼び止められ、「公園のトイレから女の子の鳴き声が聞こえるから一緒に様子を見に行ってほしい」と頼まれる。
不審に思いつつも百崎は男と一緒に米花東公園に行ったが、そこで男にスタンガンで気絶させられた後で撲殺されてしまう。
遺体の側には折れ曲がった100円硬貨が落ちており、現場を見たコナンは百崎が公園のブランコの方向を刺していたと推理する。
佐藤から百崎が恨まれる心当たりを訊かれた由美は八木と百崎が1週間前に米花町5丁目で3人の男性を交通違反を取り締まり、聴取中に3人の男性が彼女達と激しい言い争いをしていたと伝える。
今回の事件の犯人はその3人の中にいると見て捜査が進められるが、その最中に八木が転落死する新たな事件が発生。
八木のスマホに曲げられた100円硬貨がめり込んでいた事から、現場に臨場した黒田は女性警察官を狙った連続殺人事件だと断定する。


【事件関係者】
※名前の元ネタは「色」と「数字」。また容疑者の男性3人は「違反切符」の色にもかけているものと思われる。
※一部キャストの記載はネタバレ回避のため後述。

  • 八木紫織(やぎ しおり)
CV:根谷美智子
警視庁交通部交通執行課警部補。28歳。
後輩思いの女性であり、恋に悩む苗子を憂さ晴らしのカラオケに誘っていた。
1週間前から何者かにつけられているような気配を感じている。その事を佐藤に話そうとした時にある事に気づき、はっきりわかったら連絡すると言って去っていった。
その後で犯人の居場所を突き止めるが、犯人にスタンガンで気絶させられた後で杯戸町3丁目のマンションの外階段から突き落とされる。
瀕死の状態であったが、側に落ちていたスマホに「7155」と入力して絶命。それに気づいた犯人は歪めた100円玉をスマホの画面にめり込ませ破壊した。
死亡する前に最後の力を振り絞り、顔を駐車禁止の道路標識のある方向へ向けていた
名前の由来は「八」と「紫」から。

  • 百崎橙子(ももさき とうこ)
CV:斉藤貴美子
警視庁交通部交通執行課巡査部長。28歳。
八木は高校時代の同級生。柔道は3段の腕前。
彼女も最近何者かにつけられていたので、八木に最近妙な事がなかったかを尋ねていた。
苗子を介抱する八木と別れた後に怪しい男が現れ、怪しみながらも彼と共に米花東公園へ行く。
そこで男に襲われると豪快に投げ飛ばすが、男のスタンガンで体が麻痺し、無抵抗のまま金属バットで撲殺される。
現場の状況から、死亡する直前にブランコのある方向を指差していた事が判明するが、由美はその先にある駐車禁止の道路標識を差していたと推理していた。
彼女の遺体の側には折り曲げられた100円玉が落ちていた。
名前の由来は「百」と「橙」から。

  • 青野健吾(あおの けんご)
八木達が取り締まった交通違反者の1人。
運転中にスマホをいじり運転免許を携帯していなかった事で取り締まられる。
ノイローゼの恋人が自分の帰りを待っていたので、早く帰らせてほしいと泣いていた。
名前の由来は「青」、「五」、「青切符」から。青切符は反則金が定められている軽微な違反に対して切られる違反切符である。

  • 赤峰萬治(あかみね まんじ)
八木達が取り締まった交通違反者の1人。
ノーヘルでバイクに乗り道路を逆走した事で取り締まられる。
元妻が新しい恋人にDVを受けていたので、早く助けに行かせろと怒鳴っていた。
名前の由来は「赤」、「萬」、「赤切符」から。赤切符は行政処分が科される重大な交通違反に対して切られる違反切符である。

  • 白山裕三(しろやま ゆうぞう)
八木達が取り締まった交通違反者の1人。
シートベルトをせずに車検の切れた車に乗っていた事で取り締まられる。
妹がストーカーに付きまとわれており、自分が側に付いていないと危ないからと焦っていた。
名前の由来は「白」、「三」、「白切符」から。白切符は反則金が定められていない交通違反に対して切られる違反切符である。

  • 緑川藍子(みどりかわ あいこ)
CV:永田亮子
犯人が度々思い浮かべていた女性。故人。フルネームはアニメ版で判明した。
犯人が八木達に足止めされている間に命を落としたらしく、犯人は彼女の復讐のために八木達を襲っている。
名前の由来は「緑」と「藍」から。


【レギュラー陣】

ご存知主人公。
最初の現場を見た時、百崎が左手人差し指でブランコを差していたと推理。
ブランコは英語で「SWING」なので、野球やゴルフ等のスポーツをしている人か音楽関係者が犯人だと考えるが、第2の現場を見た時に本当は駐車禁止の道路標識を差していたのではないかと考える。
そして日本の道路標識がイギリスのものを参考にしていた事を思い出し、八木達が遺したダイイング・メッセージの意味に気づく。
今回は『危険な二人連れ』以来久々にターボエンジン付きスケートボードを使用している(アニメ版ではこの間に何度か使用している。)。また、音痴設定のはずだが童謡は正確なリズムで歌えることが判明した。

ご存知千葉君で今回のメイン。
相変わらず苗子が初恋の人である事には気づいておらず、同い年なのに「刑事に補導された中学生にしか見えないから張り込みは無理」と言ってしまう。
一方で苗子が初恋の人に似ていると思っているものの、そんなはずはないと自分に言い聞かせている。
米花東公園を捜査中にコナンと出会い、彼を阿笠邸まで送り届ける事となる。その最中に苗子から電話が入り、爪でスマホを7回叩く音を4度聞いた

交通部の婦警で千葉の幼馴染。今回のヒロイン。
千葉との仲がなかなか進展せず、憂さ晴らしに八木達とカラオケに繰り出すが、その翌日に八木達が殺されていったのでショックのあまりつい泣いていた。
帰宅途中で由美と電話していた時、犯人に拉致されてしまう。

原作のカラオケシーンでは『ゼロの執行人』の主題歌である福山雅治の「零 -ZERO-」を歌っているが、アニメでは放送時のエンディング曲であるSARD UNDERGROUNDの「少しづつ 少しづつ」と前のエンディング曲である宮川愛李の「Sissy Sky」を歌っている。

ご存知少年探偵団。序盤のみの登場。
苗子から交通ルールを教えてもらった事で興味を持ち、交通ルールや道路標識の成り立ちについて調べる。
この事が八木達のダイイング・メッセージを解くヒントとなった。

ご存知佐藤の親友。
交通部だが、日本の道路標識がイギリスのものを参考にしていた事までは知らなかった模様。
八木の遺体の写真を見た時にある事に気づき、その事を確かめるために八木の現場に向かう。
その後で頭から血を流して倒れているところを佐藤達に発見される。…が、高木に許可を得て遺体と同じ状態で寝ていただけであった。
昨日は徹マンだったのでそのまま眠ってしまったようだが、それを見た佐藤達は彼女が犯人に殺されたと勘違いしてかなり驚いていた。
遺体と同じ状態で寝た事で、八木達が死の間際に駐車禁止の道路標識を差していたと確信する。

捜査一課管理官。
たまたま近くを通りがかったので八木の殺害現場に臨場し、スマホの画面にめり込んでいた100円玉を見てこれは女性警察官を狙った連続殺人事件と考える。
コナンの姿を見かけるとスマホを取り出してある人物に連絡を取っていた。

ご存知警部殿。
八木殺害事件から登場。
現場に残されていた歪められた100円玉を見て、今回の事件は警察に恨みを持つ人物の犯行である可能性が高いと判断する。

ご存知御曹司警部。
第2の事件から登場し、佐藤や千葉と共に周辺の聞き込みを行う。

ご存知一課のマドンナ。
百崎の事件の初動捜査を担当。
八木の遺体の状態を見て、彼女が死の間際に無理やり顔を逆方向へ向けた事に気づく。
由美が路上に倒れていたのを見つけた時には彼女が犯人に殺害されたと勘違いし思わず泣きついていた。

ご存知からかわれ上手の高木君。
この間の張り込みの時に佐藤がナンパされた際、からかわれついでに「彼が私の恋人よ」と言われるが、焦ってつい自分が刑事であると周囲にばらしてしまっていた。
現場に駆け付ける直前まで佐藤と張り込みをしていたが、アニメ版ではそれをコナンに言うと「ゆうべは佐藤刑事と一晩中一緒だったんだね」とからかわれていた。

組織に潜入している公安警察官「降谷零」。
訪ねてきたコナンに1週間前に近くの交差点で八木達に取り締まられた3人の男性について教える。
コナンが帰った後で工藤邸に侵入した時の事を思い出し、「かなり抜け目のない探偵(プライベート・アイ)…だったら面白いですよね?」と笑顔で言っていた。
その際にスマホで誰かに連絡をしていたようだが…?

喫茶ポアロのウエイトレス。
1週間前の事を聞きに来たコナンを見て「コナン君ってホントに探偵みたいですね…」と呟いていた。

大学院生に変装して工藤邸に住んでいるFBI捜査官。
秀吉からの頼みで由美のガードを行い、由美に絡んでいた酔っぱらいを追い払う。
酔っぱらい相手でも臆せず立ち向かう由美を見て「とても警護が必要な女性には見えんがな…」と思っていた。

太閤名人で赤井の弟。
女性警察官が相次いで襲われたとニュースで知り、由美が心配で10分置きに電話をかけていた。だがそのせいで由美に着信拒否されてしまう。
先輩棋士の電話で何とか由美と話せたが、彼女が犯人に襲われる可能性は十分あったので赤井に彼女の警護を頼んだ。
どうやらとは違い兄の生存は知らされているらしい。

ご存知迷探偵。今回は名前のみ。
1週間前の事件は探偵事務所の近くで起きていたが、当時は町内会の旅行に参加していた。


【その他の人物】

  • 由美子(ゆみこ)
錦座でホステスをやっている女性。
八木と百崎の高校時代の同級生で彼女達からは「由美」と呼ばれている。
今でも八木達と交流があり、よく彼女達とカラオケに行っている。
1週間前に八木達が交通違反者3人を取り締まっていた時にも彼女達とカラオケの約束をしていた。


以下、事件の真相。さらなるネタバレにご注意ください


























お前らのせいだ…

お前ら警察が俺を、行かせてくれなかったから藍子は…


  • 青野健吾
CV:石川英郎
今回の事件の犯人。職業は改装業者。
今から1週間前、恋人である藍子が上司のパワハラに耐えかねて、自分の勤める会社の屋上から投身自殺を遂げる。その直前に彼女から「サヨナラ」とのメールが届いたので、慌てて仕事場を抜け出し運転免許を持たずに車に乗り、彼女の会社へと向かった。
だが、その途中で八木と百崎に捕まり、運転中にスマホをいじっていた事と免許不携帯の件で取り締まられる。
それだけならまだしも、事情聴取を受けていた際に八木達が友人の由美子がカラオケの相談をし始めたので、その事に声を荒げて抗議するがそのまま警察署まで行く事となる。
その後で藍子の死を知ると「足止めされなければ藍子の自殺を止められた」と八木達を逆恨みし、自分を取り締まった八木達と彼女達とカラオケの相談をしていた「由美」という女性を殺害する事に決めた。

八木達を殺害した後は最後の標的である「由美」を探すが、「由美」が由美子の愛称だと知らなかったのでなかなかターゲットを見つけられないでいた。
そんな時に宮本“由美と電話していた苗子を偶然見つけ、彼女を拉致して由美を呼び出し、藍子のように窓から突き落として殺害しようと考えた。
また念には念を入れ、自分達のいるプラネタリウムにボウガンの罠を仕掛けていた。

自分の会社が改装を請け負っているプラネタリウムに苗子を連れて行き、彼女から由美の電話番号を聞き出そうとするが、苗子が頑なに口を割ろうとしなかったので、腹いせに彼女を撲殺しようと金属バットを振りかぶった。
その直後にコナンが「きらきら星」を歌いながら現れ、気を取られている隙に後ろへ回った千葉に一本背負いで投げ飛ばされ確保された。

確保された後は「お前らのせいだ…」等と涙ぐみ、千葉に「取り締まられて当然だよ!」と言われると八木達が取り調べ中にカラオケの相談をしたせいで時間を食ったと返す。
だが、千葉の話で八木達がカラオケの相談をしていた本当の理由と、藍子のもうひとつのメッセージの存在を知る。
藍子は青野にメールを送った1分後にメッセージを残し、スマホを会社の屋上に置いてから投身自殺していたのだが、青野は彼女に電話するのに必死でその事に気づくことができず、藍子の死後はショックのあまり自分のスマホの電源をずっと切ったままにしていた。
藍子のメッセージを聞いた事で、たとえ足止めされていなくとも間に合わなかったとようやく気づき、「ウソだ…」と連呼しながら泣き叫んでいた。

なお彼の動機については「なぜ八木達を襲う前に藍子をパワハラで追いつめた上司に復讐しなかったのか?」という意見も少なくない。

アニメ版では百崎を殺害後に彼女の警察手帳とスマホを持ち去っており、藍子が生前住んでいたマンションに潜伏。そこで彼女のスマホを使ってターゲットを呼びだそうとしていたが、パスコードの入力に10回失敗し、スマホが自動で初期化されている。
千葉に捕まってルールの話をされると「はっ!出たよルール!」と逆ギレし、「お前ら警察が藍子を殺したんだ!」と喚いており、千葉から八木達が電話に出た本当の理由を聞かされても「説教かよ!」「俺は冷静だった!足止めされる筋合いはねぇ!」と聞く耳を持とうとしなかったが、千葉から留守電メッセージの存在を教えられた事で当時の自分は留守電メッセージの表示に気づかないほど気が動転していたとようやく気付く。
そして千葉にメッセージを聞かせてほしいと頼み、藍子の最後のメッセージを聞くと場内に響き渡るほどの大声で泣き叫んだ。

  • 八木紫織
  • 百崎橙子
藍子の自殺を止める為に急いでいた青野を運転中のスマホの使用と免許不携帯で取り締まる。
青野を含む3人の取り調べをしていた際に由美子とカラオケの相談をしていたが、実は彼らを落ち着かせるためにわざとしていた事であった
特に青野は免許を持たずに慌てて運転していたので、このまま彼を行かせたら事故を起こしかねないと判断し、2人で示し合わせて足止めしたのだが、これにより青野に逆恨みされ、次々と殺害されてしまう事となった。

駐車禁止の道路標識のように何かを禁止する標識のデザインがなぜ丸に斜めの棒が入っているのかというと、これはアルファベットの「N」と「O」を重ねた形であり、英語で「NO」という意味になるからである。
この事を知っていた八木達は青色にNとOを重ねたデザインの駐車禁止の道路標識を指し示す事でNOで青野、犯人は青野だと伝えようとしたのである。
だが、死の間際に思いついたものとはいえ駄洒落っぽいダイイング・メッセージだったので、この事をコナンから教えてもらった千葉も当初は半信半疑であった。
また、このメッセージを読み解いたコナンも駄洒落っぽいと感じていたが、八木がスマホに残していた「7155」の意味に気づいた事で犯人は青野だと確信した。
「7155」は道路交通法第71条5の5「自動車を運転中に携帯電話を手に持って通話したり、その画面を注視してはならない」の事で運転中にスマホをいじっていた事で取り締まられた青野を差していると言えるのである。

アニメ版ではこのダイイング・メッセージについて、「犯人に気づかれてはダメだけど誰にも解けないものでも困る。道路標識の成り立ちを知っている交通部の人間になら気づいてもらえる可能性があるからメッセージにはうってつけ」と補足されている。

警察官が殺害された事件は『県警の黒い闇』以来だが、女性警察官が殺人事件の被害者となったのは初めてである。

  • 由美子
百崎や八木と同じ様に青野から恨まれていた。
最後の標的になりかけたが、その前に青野が捕まったので事件に関わる事は無かった。

  • 千葉和伸
  • 三池苗子
帰宅途中、青野に拉致された苗子はそのままプラネタリウムに連れてこられる。
スマホを奪われてしまうが予備の携帯電話は無事だったので、それで千葉に助けを求めようとした。
しかし、口を塞がれていたので、電話が繋がると爪でスマホを7回叩き、それを4度繰り返した
これは「きらきら星」のフレーズを示しており、自分は今プラネタリウムに捕まっていると千葉に知らせようとしたのである。
その直後に青野に携帯電話を奪われると、自分を解放して自首するよう説得するが、解放してほしいなら由美の電話番号を教えろと迫られる。
その後で青野が由美を呼び出して殺そうとしているのを知ったので、「そういう事なら…知ってても教えません!!」と拒否した。
青野に痛めつけられても由美の事を話そうとせず、業を煮やした青野に金属バットで撲殺されそうになるが、間一髪のところでコナンと千葉が間に合い、千葉が青野を取り押さえた事で事なきを得た。

ところがその直後、千葉が青野の仕掛けた罠に引っかかってしまい、ボウガンの矢が飛んでくる。
咄嗟に苗子は千葉の前に飛び出し、彼をボウガンの矢から守るが、矢がかすめた事により右ふくらはぎに怪我を負ってしまった。
千葉に抱きかかえられ「何て無茶な事をするんだ!?」と言われると「千葉君を…」とつい自分の想いを伝えようとするが、言葉に出来ず「私は警察官ですから当然です…」と返していた。

その後、千葉は苗子を背負い、近くにある米花大学病院へ向かう。
その途中で赤信号に引っかかるが、人も車も通っておらず苗子の怪我も心配だったので、信号を無視して渡ろうかとつい迷う。
そんな時に苗子が口を開き…


ダメですよ渡っちゃ…


誰も見ていないと思っても
私が見てるしあなただって見てる…

一度ルールを破るとクセになっちゃうんですよ?

クセになったらなかなか直せないんですよ?

そんな事もわからないんですか?


…と千葉を諫めた。
この言葉は小学生だった頃の千葉が信号を無視しようとした苗子を注意した時の言葉とほぼ同じであり、これを聞いた千葉は当時の事を思い出し、彼女が幼なじみの初恋相手「三池苗子」だとようやく気付いた
そして苗子は「遅いよ!もう!!」と頬を赤くし、後ろから千葉を抱きしめた。
その直後、隣にいたコナンの咳払いで我に返り、青信号になっている事を教えてもらってから横断歩道を渡っていった。

ちなみに苗子の携帯電話はコナンが預かっており、苗子に返し損ねたコナンは由美からの電話に出る。
由美は今まで秀吉の自宅で寝ていたらしく、「美和子から着信履歴が54件も入ってて、こっちからかけてもずっと話し中なんだけど何かあった?」と呑気な事を言い、コナンを苦笑いさせるのだった。


【その後】
事件が解決した翌日、安室は黒田と連絡を取り合っていた
黒田は大事の前の余計な火を消すために、安室に指示してコナンに事件の情報を与えていたのである。
もっとも安室は、与えた情報は事件解決の手助けにはならなかったと思っていたが。
黒田から“例の件”について聞かれた安室は、この間工藤邸に侵入した時の事を思い出し、「まだ何も…」と答える。
すると黒田は「報告を怠るなよ…」と言った後で安室をバーボンと呼ぶのだった。




追記・修正は交通ルールを遵守している方にお願いします。

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