ゲルググメナース

登録日:2025/11/19 Wed 22:08:51
更新日:2025/11/19 Wed 23:34:22NEW!
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場するモビルスーツ(MS)。


目次



基礎データ

型式番号:ZGMF-2025/F
全高:19.50m
重量:73.51t
   81.74t(ボレロA装備時)
   82.09t(ボレロS装備時)
装甲材質:不明
動力:バッテリー
武装:MMI-M635D ビームライフル
   MMI-M6336E 強化ビームライフル
   試製35式改レールガン
   MAM-602 マグヌスグラディウス 特斬槍
   MMI-MD95/A レフルジェンス ビームシールド

  • パイロット
ルナマリア・ホーク
ヒルダ・ハーケン
ヘルベルト・フォン・ラインハルト
マーズ・シメオン


機体解説


遂に登場したコズミック・イラ世界のゲルググ

ザクの後継機に位置付けられるニューミレニアムシリーズの最新鋭機。
世界平和監視機構コンパス向けにザフトが開発し、ザフト内でも数機が運用されている模様。
「メナース」とは「脅威」「威嚇」「危険なもの」といった意味。組織の活動内容に対して名前が物騒過ぎる。

なお、劇場公開時点ではまだ明かされていないが、設定担当の森田氏によるとゲルググとギャンもザク等と同様に正式名称はアクロニムだそうである。
やはりゲルググをオマージュした形状であるが、ジン系特有の大型ウイングやトサカ状センサーが復活しており、ザク系と比べて「ザフト系MSらしさ」がより強く出ている。
コックピットはザク系と共通。ジン→ザク→ゲルググというザフトのMSの進化が分かりやすい。

バックパックはウィザードシステムと同規格の「ボレロ」を採用し、部品や製造工程の共通化によって低コストを実現した。
ジャスティス系列に似た空力重視のウィングと多数のエンジンを用いた地上用の「ボレロA」
ジン系列に回帰したようなスラスターを持つ宇宙用の「ボレロS」の2種類が存在し、活動場所に応じてそれぞれ選択して装備する。
ボレロは「Battle Operation Launch and ExpLosive Ordnance」の略。
劇中では使用していないが、規格が同一のためザクウォーリアなどのウィザードバックパックも装備可能である。

一般機は青系、ルナマリア機はザクウォーリア時代と同様の赤系のカラーリングが施されている。

武装


  • MAM-602 マグヌスグラディウス 特斬槍
腰部リアスカートにマウントされたビームナギナタ。

  • MMI-M635D ビームライフル
ギャンシュトロームと共通のビームライフル。

  • MMI-M6336E 強化ビームライフル
ルナマリア機のみ装備している狙撃用ビームライフル。
銃身が延長され、射程距離が増加している。

  • MMI-MD95/A レフルジェンス ビームシールド
実体盾とビームシールドを組み合わせた方式の折り畳みシールド。

  • 試製35式改レールガン
最終決戦においてフェムテク装甲対策のために装備した手持ちレールガン。
ただし、ブラックナイツ戦でのヒルダは終始ミレニアムの護衛に徹していたため、使用されることはなかった。


バックパック


  • EQM-545 ボレロA
大気圏内用バックパック。水色がかった白いほう。
エンジンの増加によって従来の量産機以上の推進力を発揮できるようになったため、ザフト製量産機では初の大気圏内飛行が可能なバックパックとなっている。
上部にウェポンラッチが取り付けられており、量産機は二門の「M71 ペレグリヌス 6連装近距離誘導弾発射筒」を装備。ルナマリア機は片方を「MAM-G3L1 インフェルヌス 電磁砲」に置き換えて装備していた。

  • EQM-525 ボレロS
宇宙用バックパック。黒っぽいほう。
ボレロAと比べるとバーニア数が減少しているかわりに冷却装置や推進タンクが増設されている。


劇中での活躍


C.E.75(『SEED FREEDOM』)

ルナマリアが専用のカスタム機、ヘルベルトとマーズが量産機を使用。

ヘルベルトおよびマーズ機はファウンデーション王国との合同作戦でアークエンジェルの護衛に当たっていた。
襲撃してきたブラックナイツと交戦するも、フェムテク装甲とミラージュコロイド、精神感応能力による読心によって終始劣勢のまま撃墜されてしまった。

ルナマリア機はオルドリン自治区での戦闘に参加し、アグネスのギャンシュトロームとともに避難民の誘導に当たっていた。
しかしアグネスは誘導よりも敵の撃墜のほうを優先していたため、ルナマリアは終始シールドで避難民を守ることに終始しており、戦闘はほとんど行うことはなかった。

ファウンデーション王国との合同作戦ではミレニアムで待機していたが、ファウンデーションの策略によって放たれた巡航核ミサイルの狙撃のために出撃。
強化ビームライフルで一発目を撃墜することには成功したものの、その直後に二発目が軌道変更によって高高度の射程圏外へ逃げたため撃墜に失敗。水中へ逃げることで巡航核ミサイルの爆発から身を守った。

最終決戦ではルナマリアがインパルスガンダムに乗り換えたため、損傷していたギャンの代わりにヒルダが搭乗し、ミレニアムの護衛に当たっていた。
その後はデスティニーガンダムの分身に紛れる形でブラックナイツの一人を撃墜し、ヘルベルトとマーズの敵討ちを行った。


立体化


2024年3月23日にルナマリア機がHGCEシリーズにて発売。
後半の戦いで装備していたレールガンもガンプラでも再現されている……のだが、このレールガンは劇中後半でコンパス陣営が装備する全てのMSが装備しておりながら当該ガンプラには一切付属しておらず、劇中再現するには(HGとしてはやや高額な部類に入る)ゲルググを大人買いするか、バンダイ公式の部品通販や中古ホビーを扱うショップでのパーツのばら売り等に頼る必要がある。
全体的な品薄が続く2024年現在のガンプラ界隈においては中々に厳しい。
しかもプラモ開発サイドがこの事実を知らされていなかったからなのかレールガンはやたらデカく、HGフリーダムなどに持たせるのはかなりキツイ(1/100ならちょうどいいという報告もある)。

ただ、遅れてリリースされるRGブラストインパルスspecIIでも大振りサイズだった事から、むしろ劇中のサイズの方こそ見栄えの関係で小さめに描かれたのではないかという可能性も。
さすがに不評だったか、2025年2月に発売予定のオプションパーツセット15にキャバリアーアイフリッド共々レールガンが付属するようにはなった。



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最終更新:2025年11月19日 23:34