最終絶叫計画シリーズ

登録日:2020/04/24 Fri 02:28:15
更新日:2023/10/20 Fri 21:33:27
所要時間:約 19 分で読めます







ウッシッシ…、あの映画じゃないよ~ん!



『最終絶叫計画(原:Scary Movie)』は、00年から13年まで、現時点で5作までが製作されている米国のパロディ映画シリーズ。

単なるパロディを越えた面白さを評価され、この“テ”のパロディ映画シリーズとしては異例の長期シリーズ化作品となった。

主演には、4作目まではアンナ・ファリス演じるシンディ・キャンベルが据えられており、一応はストーリーも連続していたのだが、7年ぶりの製作となった5作目ではアンナ・ファリスが出演しておらず、ストーリーも途切れている。

また、4作目までは日本国内でも邦訳・吹替版が製作されて劇場公開されたりソフト版が流通されて一定のファン層を獲得していたのだが、しばらくぶりの新作となった5作目は輸入すらされなかった。
なので、基本的に4作目までの紹介となります。


【最終絶叫計画(Scary Movie)】

00年7月7日に公開された、記念すべきシリーズ1作目。
公開3日で興行収入4,250万ドルを叩き出し、初登場1位を獲得した。
日本での公開は00年9月2日。

監督はキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ。
黒人監督なのだが(だけに?)、下ネタの他にデリケートな黒人ネタも積極的に取り入れられている。
また、キーネンの兄弟であるショーンとマーロンも本作の脚本を手掛けているばかりかメインの出演者となっており、キーネン自身も一部のシーン(映画館で上映されている映画内映画)に出演している。

物語の大筋のパロディは『スクリーム』と『ラストサマー』であるが、他にも多数の映画やドラマ(ホラーに限らず)からのパロディが盛り込まれており、原案とも呼ぶべき『スクリーム』の“ホラー映画をパロディにしたホラー”の要素を更にパロディ作品として推し進める等の細かな作り込みが観客の支持を集めたのだと思われる。

原題は“Scary Movie(恐怖映画)”と、ホラー映画全般を指したような題名となっているのだが、邦題では“最終(ラストサマー)” “絶叫(スクリーム)” “計画(ブレア・ウィッチ・プロジェクト)”と、ブレア~以外はパロディの中核となった作品の直訳をくっつけた題名となった。
こうして、以降のシリーズでは命名理由を忘れられた“絶叫計画”シリーズとして纏められていくことのなったのだが、次作以降は命名の意味を失っている。
また、本ネタのホラー以外にも多数の映画やドラマのパロディが小ネタとして仕込まれているのもシリーズを通しての特徴である。

オチに使われているのは、同年公開だが日本では未公開だった『ファイナル・ディスティネーション』である。
この後で『デス~ 』シリーズとして、日本でも人気となった作品な訳だが、実は日本ではパロディである本作の方が最初に公開となっていたのだ。


【物語】

──ある、ハロウィンの夜。
ハイスクールのイケてる女子のドリューが、両親の不在中に仮面の殺人鬼に唆されてお菓子を貰いに来た子供達をボコボコにしたりホラー映画特有の見える死亡フラグを選択したり、胸を刺されても豊胸シリコンで助かったりとギリギリで逃げたのに、帰って来た両親の車に助けを求めた所で母親のフェラ◯オに夢中になり前方を見ていなかった父親にはね飛ばされた所を殺害された。

TVクルーが押し寄せて来たりと、にわかに騒がしくなる校内。
そんな中、主人公シンディ・キャンベルと仲間達は正体不明の脅迫者から“一年前のハロウィンの罪”を思い起こさせるようなメッセージを受け取り、不安にかられる。

──そう、一年前のハロウィンの夜、シンディと仲間達は海に向かう夜のドライブの途中で、3組のカップルがそれぞれに盛り上がっている最中(シンディはアクシデントを勘違いされて口に突っ込まれてただけだが)、道を歩いていた釣り人をはねて実は釣り人本人は無傷だったのだが、慌てていたシンディ達は誰一人として気付かず、苛立って投げた瓶が頭に当たって気絶しただけだったのに、トランクに押し込まれた挙げ句、起き上がろうとしたのにも気付いて貰えず本当に起き上がれなくなってしまい、男の遺体を共謀して海に捨てていたのだ。

果たして、シンディ達の“罪”を知るマスクの殺人鬼の正体とは……?



【最“新”絶叫計画(Scary Movie 2)】

01年に公開された、前作の好評を受けて
早速とばかりに作られた続編。
監督は前作と同じくキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ。
本国での公開は2001年7月4日。

日本でも01年9月の公開が予定されていたのだが、劇中に障害者を題材とした際どいネタが存在しており、それが問題視されたことから本来の内容より20分も削られて02年10月12日の公開となった。

上記の経緯から、日本公開バージョンでは上映時間を確保すべく“前作のあらすじ”が加えられていたのだが、ソフト版ではそれも削られているので、邦訳版に限れば、シリーズ中では最もボリュームが少ないタイトルとなってしまっている。

尚、カットされたシーンについて、当初は車椅子の男性をネタとした箇所が本来より削られたと言われていたのだが、後に片腕に障害を持つ男性のネタが問題だったことが本国版から判明。
このため、邦訳版では該当箇所を演じていたクリス・エリオットの存在がクレジットの段階から抹消されていしまっていた。
しかも、クリス・エリオットは本作ではメインキャストの一人であり、彼の存在を抹消してしまったことで邦訳版では数々の不自然な場面が生じることとなり、注目のネタの一つであった『ハンニバル』や『チャーリーズ・エンジェル』ネタも殆どがカットされてしまっていたのである。

現在、本国版も字幕付きでソフトが販売されていたり配信されたりしているので、日本でも内容を知ることは可能。
また、Netflix版でのみ、声優が全体的に変更されているものの本国版の吹替版を視聴可能である。
83分あるのが本来のバージョンで、日本では劇場公開版が75分、ソフト版が69分となっているので、本来のバージョンがそうでないのかは視聴前に判別可能であることに留意。

今回のメインのネタは『ホーンティング』や『ヘルハウス』『ホワット・ライズ・ビニーズ』といった幽霊屋敷物である。
また、本編とは別筋の冒頭の展開は『エクソシスト』のパロディである。

本作のみの大物キャストとしてはジェームズ・ウッズ、ティム・カリー、デヴィッド・クロス等が居る。
また、前作から死亡したままとなったシンディの友達に代わる大学での女友達として、日本でも有名な『ビバリーヒルズ高校/青春白書』で知られるキャスリーン・ロバートソンとトリ・スペリングが出演しており、本作でのメインキャストの一人となっている。


【物語】

──かつて、悪魔に取り憑かれた少女の悪魔祓い(物理)が行われたものの、本編では別の因縁が語られるヘルハウス。

全滅した筈なのに、しれっと前回の凄惨な事件から生き残ったシンディ達(一部除く)は大学へと進学していたが、そこで講義を受けているオールドマン教授より、過去の因縁から超常現象が頻発するヘルハウスへの泊まり込んでの調査に誘われ、参加すれば最高評価で単位を与えるとの申し出に乗ることに。

実は、オールドマン教授の目的は睡眠障害の検証等ではなく、自らがコントロールした舞台装置の中で、モルモットがどんな行動を取るのか見るのと女子学生を覗く為の大規模な実験だった。
しかし、シンディ達の来訪によって、本当に屋敷に眠っていた邪悪な意志が目覚めてしまい……。


【最“狂 ”絶叫計画(Scary Movie 3)】

2003年10月20日に公開された第3作。
日本では、前述の経緯で前作の公開が延びたためか、本国から約一年遅れてからの04年10月9日に公開された。
最終的な興行収入は第1作に負けたものの、初動の興行収入では前2作を上回った。

また、シリーズ中でも特にファンからの人気と評価が高い作品でもあり、パロディ映画でありながら、一つのコメディ映画としても非常に完成度が高く仕上がっている。

本作から、監督が人気コメディシリーズ『裸の銃を持つ男』で知られる、ベテランのデヴィッド・ザッカーに交代。
脚本を『裸の銃を持つ男』や『ホットショット』を手掛けたパット・フロフトが手掛けた。

そうした人脈からか、それ等の作品で主演を務めていたチャーリー・シーンとレスリー・ニールセンという大物の二人がキャスティングされており、それぞれに主役を食う位の活躍をする場面が用意されている。

前作からはアンナ・ファリスとレジーナ・ホールが(役名も共通した立場では)続投しているのだが、前作から数年が経過して社会人となった設定の為か、明らかに前作までとはキャラクターに大きな変化が見られる。

特に、アンナ・ファリス演じるシンディは、前作までは黒髪だったのに、本作から中の人(ファリス本人)の本来の髪色であるブロンドになっている為、知らずに見ると別人かと見紛う程である。

メインのネタは『リング』『サイン』『8 Mile』で、他にも『マトリックス・リローデッド』ネタ等が効果的に用いられている。

また、出演しているパメラ・アンダーソンやクイーン・ラティファ“自身”のプライベートでのトラブルを、本人を目の前にしながらイジるネタが見られる。

監督の人脈から、ラップバトルでのパロディシーンにてファット・ジョーや、音楽プロデューサーでオーディション番組での辛口審査で知られるサイモン・コーウェルが出演している他、チョイ役ながらマスターP、メイシー・グレイ、レッドマンといったヒップホップ系の有名ミュージシャンやラッパーまでもが出演している。

前作に比べると陰湿にはなってないから流されたのか、劇中でレスリー・ニールセン演じる合衆国大統領が表彰のために招いた障害者やマイノリティを相手に大立ち回りを演じたり、マザー・テレサの特大パネルが吹っ飛ばされる過激なシーンが邦訳版にも存在しており、下ネタこそ減ったもの全体的なネタの過激さはシリーズでも随一である。


【物語】

──世間で、見た者が7日後に死ぬという“呪いのビデオ”の噂が囁かれ、薹が立った女子高生が犠牲になった頃。

ワシントンから20マイル離れたトム・ローガンの農場で矢印付きで“襲え(ATTACK HERE )”と書かれたミステリーサークルが出現するという異変が起きる。

レポーターとなっていたシンディは、その速報をニュース内で伝えるものの、お下劣路線を打ち出す局ではシンディが興味を惹かれた異変の話題は掘り下げもされずに流されてしまう。

そんな中、親代わりとして面倒を見ている甥っ子のコーディを迎えに行ったシンディは、そこで先生をしていたブレンダと再会。
更に、コーディのクラスメートである姪っ子のスーを迎えに来た、トム・ローガンの弟で自称ラッパーのジョージと出会い、彼に惹かれるものを感じるのだった。

ジョージに誘われ、ブレンダと共にクラブのラップバトルを見に行った帰り、シンディは何か相談したいことがあるというブレンダの自宅へ。
実は、ブレンダも噂の“呪いのビデオ”を見てしまっており、しかも、タイムリミットが今夜に迫っていたのだ。
真面目に相談に乗ろうとしていたシンディだったが、タネを仕込んでまで迫真の悪戯を仕掛けてくるブレンダに呆れ顔。

しかし、悪戯が成功してホクホク顔のブレンダだったが、一人になった所でテレビの中の井戸から這い出てきたボロボロになった少女が出現して……。


【最終絶叫計画4(Scary Movie 4)】

2006年4月14日に公開されたシリーズ4作目。
日本ではシリーズでは初めて劇場公開がされず、ソフト版のみの発売となった。
また、邦訳タイトルのパターンがいきなり無視されており、本作のみ一作目の邦訳タイトルである『最終絶叫計画』に“4”を足しただけとなっている。

とはいえ、本国では興行収入が大幅に落ちた訳でもなく、内容についても前作同様にシリーズ中でも特に評価の高い作品である。

監督は前作に引き続きデヴィッド・ザッカーで、キャストについても前作と共通しているキャストが多いものの、前作ではメイン所だったチャーリー・シーンとサイモン・レックスは回想シーンに登場したのが主で登場は短時間となっており、今回のメイン所はクレイグ・ビアーゴが演じている。

定番となっている本筋には関係あるけど、本編には関係ないオープニング(寸劇)ではNBA(当時)のシャキール・オニールと、テレビ人生相談で知られるDr.フィルが出演して、自分達の“痛い所”をイジられている。
なお、映画出演も多いシャック(シャキール)だが、かつて、シリーズ一作目の冒頭で出演映画(『シャザーン』)での演技の酷さをネタにされており、5年越しに本人の出演となった。

今回の大ネタは『呪怨』『宇宙戦争』『SAW』『ヴィレッジ』である。


また、シリーズでは初めて大オチのネタが『ファイナル・ディスティネーション』シリーズから離れた(存在はしている)。
本作のオチはTVショーに出た時の自棄にテンションの高いトム・クルーズの奇行の完コピである。



【物語】

──誘拐されたシャキール・オニールとDr.フィルが、何故か謎の怪人の用意したタイムリミット付きのデスゲームに挑まされていた。
シャックの相変わらずのフリーポイントシュートの下手さで窮地に陥る二人。
何とかシュートを成功させて元ネタ宜しく足を切るためのノコギリを入手するも、Dr.フィルの致命的な判断ミスで有名人の二人はお陀仏となってしまう。


一方、ジョージとの結婚が悲劇的な結末を迎えると共に夫婦で追っていた夢も破れたシンディは、農夫を辞めていた義兄のトムを頼って住宅介護の職を紹介されたのだが、その直後にトムも謎の死を遂げてしまう。
仕事を必要とするシンディは、それでもミスターコウジの事務所に向かうのだが、そこで経験も無いのに介護士に犠牲者が続出しているミセス・モリスの邸宅へと向かわされるのだった。

早速、襲い来る怪異を持ち前の天然ではね除けていくシンディは、隣家に住むトム・ライアンと出会う。
ジョージとの悲劇的な別れを乗り越えて新しい恋を見つけたと思っていたシンディだったが、それから間もなく空に異変が起こり、宇宙人による襲撃が開始されるのだった。

シンディはモリス邸に潜んでいる少年の亡霊より、事件の解決のためには“自分の父親を探す必要がある”とのメッセージを受けとるのだが……。


【Scary Movie 5(最終絶叫計画5)】

約7年ぶりに制作された5作目。
初公開は2013年4月11日。
本国でも劇場公開はされず、ソフト版からの販売となった模様。
監督はマルコム.D.リーに交代となったが、プロデューサーと脚本は3と4の監督であるデヴィッド・ザッカーが務めている。

前作からリリースまでの時間が空いた為か、シリーズを通しての顔であったシンディ役のアンナ・ファリスとブレンダ役のレジーナ・ホールが出演しない初めてのタイトルとなった。

本作の主演は3と4でジョージを演じていたサイモン・レックスだが、役柄はジョージではなくダンである。
三度チャーリー・シーンも出演しているが、本作では本人役での登場である。
また、シンディに代わるヒロインのジョディはアシュリー・ティスデイルが演じている。

この他、ソフト発売のみがされた作品ながら、リンジー・ローハンや、前作では当人を意識したネタをそっくりさんが演じていたマイク・タイソンが当人役で出演している等、相変わらずキャスティングは豪華である。

本作の主なネタは『パラノーマル・アクティビティ』『ブラックスワン』『ママ』『猿の惑星:創世記』が挙げられ、他に『キャビン』ネタ等を含む。

劇場公開されていない等の要因もあってか、制作費は余裕で回収したものの過去作に比べると売上は芳しくなく、シリーズの再起動には繋がらなかった。

日本でも邦訳版が望まれていたが現在まで叶っておらず、字幕版の製作は勿論、配信すらされていない状況である。


【主な登場人物】

※吹替はソフト版より。

  • シンディ・キャンベル
演:アンナ・ファリス
吹替:根谷美智子(1,2)/山田里奈(3,4)
1~4までの主人公で、基本的に物語はシンディの視点で語られることになる。
『スクリーム』の主演のネーヴ・キャンベルと『ラストサマー』の主演のジェニファー・ラブ・ヒューイットのパロディで、演じるアンナ・ファリスは本来はブロンドの髪色なのだが、2まではネーヴに見た目を寄せるために黒に染め、髪型も同じにしていた。
また、ジェニファー・ラブ・ヒューイットについて、映画内で“胸が大きいだけのバカ女”とアイドル女優をdisる台詞が存在する。
基本的なキャラ造形はパロディ元に寄るが、父親がヤクの売人だったり、凄まじい剛毛だったりとオリジナル要素がある。
美人ではあるが、基本的に劇中では不遇な扱いであり、容姿についても褒められる以上に貶されることが多い。
1では女子高生、2では大学生となっており、3ではニュースキャスター(リポーター)に、4では女子プロボクサーを経て、自宅介護職員にと、シリーズを通して成長していた。
それぞれのタイトルで違う彼氏が登場しているが、下記の通りのバカ男ばかりである。


  • ブレンダ
演:レジーナ・ホール
吹替:まるたまり(1,2)/喜田あゆみ(3.4)
シンディの親友で、ビッチで口が達者な黒人女。
毎回(実は死なない時もある)、死に方が凄惨なのだが、何故だか次作ではしれっと生き返っている。
ショーティとは兄妹(姉弟)だが、どちらが上かは不明。
また、母親はブレンダに輪をかけたビッチらしく、揃って父親の顔を知らない(別人の可能性すらある)らしい。
シンディとは最も付き合いが長いが、2までは他にも友人が居たためか、割とぞんざいな扱いをしたり悪態を吐くこともあった。
しかし、3からは親友、相方と言っていい関係となり、強かではあるものの裏切ったり悪く言うようなことは無くなっている。
3ではコーディやスーの担任となっていたが、子供を前に公然とセックスの話題を出し、4ではシンディに代わって報道の仕事に就いていたようだが、墜落した旅客機から火事場泥棒をしていた。
4では、初めて事件解決の原動力となるも、エピローグでは後々に問題となりそうな描写が見られる。



  • ショーティ
演:マーロン・ウェイアンズ
吹替:佐藤せつじ
1,2に登場したブレンダの兄妹(姉弟)。
ヤク中で、常にハッパをキメてラリっており、まともな会話が成り立たないことが多い。
尚、自宅としている古いバスは学校の敷地内に勝手に居座っている為、外に出るだけで登校となる。
1では、主役となるシンディ達のグループから一歩退いた立ち位置だったが、2では犠牲者が出て減った為にグループの一員に昇格している。
演じるマーロンは1,2の脚本を担当している。


  • レイ
演:ショーン・ウェイアンズ
吹替:森川智之
1,2に登場したシンディの友人グループの一人で、アメフト部員。
一応、ブレンダの彼氏だが発言の節々がゲイ臭い。
1では犯人の一人だが、2でもしれっと生き残り、襲ってきた怨霊を逆に掘って撃退した。
演じるショーンも1,2の脚本を担当している。


  • ドリュー
演:カルメン・エレクトラ
吹替:大原さやか
『スクリーム』の冒頭のパロディで1の冒頭で殺害された女子高生。
演じるカルメン・エレクトラは役柄を変えつつ4まで出演している。


  • ハンソン
演:クリス・エリオット
吹替:岩崎ひろし(Netflix版)
よりにもよって、日本公開版では存在が全カットされていた2での犯人。
演じるクリス・エリオットも役柄を変えつつ4まで出演が続いている。


  • コーディ
演:ドリュー・ミクスカ
吹替:亀井芳子
3に登場したシンディの甥っ子で、出生直後に母親(シンディの姉)と死別しているのでシンディが親代わりとなって育ててきた。
シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オスメントのパロディ。
1,2でも子供が酷い目に遇う描写はあったが、子供がメインキャストになったのはコーディが初で、出てくる度に車にはね飛ばされたりとボコボコにされていた。
これは、子供の扱いについて異様な配慮をしなければならないことを迫る、表現の場の自主的な規制への皮肉である。
4では色々と悟ったのか、ミリタリースクールに入って嘘のように逞しくなっている様子が写真のみだが解る。


  • ジョージ
演:サイモン・レックス
吹替:井上智之(3)
3,4に登場した自称農民ラッパーで『8 Mile』のエミネムと『サイン』のホアキン・フェニックスのパロディ。
やることなすことが抜けているお惚け野郎だが、何故だか皆から好かれている。
3のラストにてシンディと結婚するも、4にて『ミリオンダラー・ベイビー』な状況で死別したことが語られる。


  • トム・ローガン
演:チャーリー・シーン
吹替:堀内賢雄
ジョージの兄で農場主。
ミステリーサークルの出現で1㌦50㌣が工面出来なくなったことを悩んでいる。
元牧師であったが、妻が残酷な死に方をしたことで信仰を捨てた。
『サイン』のメル・ギブソンのパロディ。
ちなみに、真っ二つになって死んだ妻を演じたのは当時のチャーリー・シーンのリアル嫁のデニス・リチャーズだが、数年で泥沼離婚をしている。
また、この当時から発覚したチャーリー・シーン当人の私生活(セックス依存性)をネタにしたと思われる話題も多い。
4では農場を止めて介護職員として働いていたがモリス家に入ったことで呪いを受け、悩んだ末に自殺を考えるが、呪いとは関係なく義妹のシンディのせいで死亡。
この件はハリウッド版『THE JUON/呪怨』のビル・プルマンのパロディだが、4にはビル・プルマン当人も出演している。


  • マハリク
演:アンソニー・アンダーソン
吹替:斎藤志郎
3,4に登場したジョージの友人だが、明らかに友人以上の感情を寄せている体格のいい黒人。


  • CJ
演:ケヴィン・ハート
吹替:落合弘治
マハリクの相棒的存在の小柄な黒人だが、自然な流れで酷い目に遇うことも多い。
4では『ブロークバック・マウンテン』ネタでマハリクと釣りに行って掘られた。



  • タビサ
演:マーニー・イング(声:フィル・ドーンフェルド)
吹替:後藤哲夫
演:ナオミ・ローソン・ヘアード(かわいい方)
吹替:寺田はるひ
3に登場した『ザ・リング』のサマラのパロディで、呪いのビデオの呪いの主。
素顔は可愛いが糞ガキ。


  • ハリス大統領
演:レスリー・ニールセン
吹替:青野武(3)/小島敏彦(4)
3,4に登場した合衆国大統領。
おバカで天然だが、宇宙人も何のその。


  • トム・ライアン
演:クレイグ・ビアーゴ
吹替:堀内賢雄
4に登場した貨物港のクレーンのオペレーター。
別れた妻に引き取られた子供達との接し方に悩んでいるが、本人はちゃらんぽらんなダメ親父。
複雑な事情を抱えつつもシンディと恋に落ちるが……。
リメイク版『宇宙戦争』のトム・クルーズのパロディで、ラストではトム・クルーズ当人のTVショーでの奇行がネタにされている。

トムから紹介されたシンディを雇った(そして、事情も知らせずにいきなり悪霊の住む家に送り込んだ)ヘルパー会社の経営者。
ハゲで愛想のいい笑いを浮かべたオッサンだが……。
何故か個別項目があるのでそっち参照。





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最終更新:2023年10月20日 21:33