世紀末ハリウッド(ゴルゴ13)

登録日:2021/02/25 (木) 14:29:52
更新日:2021/04/15 Thu 00:25:29
所要時間:約 10 分で読めます




「世紀末ハリウッド」は『ゴルゴ13』のエピソード。単行本120巻、文庫版では101巻に収録。
ゴルゴ13が基本的に受けない仕事であるボディーガードを、タイトル通り?アクション満載で描いたエピソード。

【あらすじ1】

1990年代半ば、ニューヨークのブロンクス。
そこで香港映画界から初のハリウッド進出に挑戦しようとしていたリーは、何者かに命を狙われていた。
映画の完成が危ぶまれ、資金調達のために必須な保険の契約もままならない。

そこで、マネージャーのロイはゴルゴ13に「リーを狙う人物の抹殺」という形で事実上のボディーガードを依頼。

一方、リーのハリウッド進出を快く思わないDIAのアランは次の手を打っていた……

【登場人物】


●リー

「その同胞を勇気づけるためにも、我々はこの国で自由な映画作りを続けなければならないのだ!」
香港出身の映画監督兼俳優。
諸々変えられていて似ていないが、モデルはジャッキー・チェンと思われる。
迫る香港返還を前に、自由の国アメリカの映画界への進出を目指すが、
映画を国策に組み込むアメリカ社会の壁を思い知らされる。

●ロイ

「さ、さすがはゴルゴ13……思いつく事が違う!」
今回の依頼人。リーのマネージャーを務める老年の男性。
冒頭で息子のクーを喪い、一族の命をかけてでもリーの映画完成に臨む。
マネージャーをもう一人の息子に任せ、当事者であるはずのリーを護衛の相談に関わらせようとしないが……

●チャン

「ゴルゴ13が君の命を保証したことで、この映画が完成する確率を、コンピューターは、九〇%以上とはじきだしたよ!」
華僑を影から支援する保険会社の男。
リスクが高すぎるリーの映画への保険を一度は断るが、ゴルゴが護衛を務めると知ると一転して快諾する。
リスク計算にゴルゴを組み込める彼の会社のコンピューターは一体……

●アラン

「ハリウッドは、我々のものだっ!!その神聖なる物を侵そうとする奴は、だれであろうと許さんっ!!」
DIA(Defense Intelligence Agency. アメリカ国防情報局)の幹部。描写からして副長官。
国策にも関わるアメリカ映画界を育ててきたという傲慢な自負があり、他国からの進出を認めずリーの抹殺を図る。
本作中では、ブルース・リー等の死にも裏で関わったことを示唆している。

ゴルゴ13

「その条件を話す……依頼人と二人だけにしてくれ」
話の都合上、出番が多い。
原則引き受けないボディーガードの仕事を、「ある条件」付きで引き受ける。


【あらすじ2】


隙の無い護衛体制を固め、刺客を首尾よく返り討ちにしていくゴルゴ。
映画の撮影も順調に進んでいく。

映画・メディア界の重鎮と共に今後のハリウッド映画戦略を打ち立てるアランの元にも、
ゴルゴ13らしき男がリーの護衛についたとの知らせが届く。
ゴルゴは暗殺専門では?と怪訝に思いながらも、予定の倍の人数を投入して次の攻撃を指示する。

しかしこの10人以上の襲撃部隊もゴルゴの敵ではなく、あっさり全滅。
後が無くなったアランは独断で、直接指揮する大部隊による襲撃を企てる。
長官の許可が必要、という部下の言葉も彼の耳には入らない。

襲撃を予期したゴルゴは華僑の秘密ビルに移動。単身で防衛体制を固める。

夜、30人は下らないDIAの精鋭が陸から空から襲撃してくる。
速度を上げたエレベーターや床を貫通しての射撃を駆使して次々と迎撃するゴルゴだが、
如何せん多勢に無勢、降下班のリーダーの自爆・フロア崩落に巻き込まれてしまう……





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最終更新:2021年04月15日 00:25