恋はコダック(ポケモン)

登録日:2021/03/05 Fri 11:22:59
更新日:2021/03/17 Wed 19:01:15
所要時間:約 7 分で読めます




概要

『恋はコダック』とは『ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)』の第57話。
2021年2月26日放送。脚本は面出明美。

コハルとキクナの女子組がメインの回。
キクナは無類のコダック好きらしいのだが、その理由は…。

ピン芸人であり、「吉本坂46」のメンバーでもあるゆりやんレトリィバァがコダック役で特別出演した。

あらすじ

とある寒い日、イーブイと共にスクールから戻ってきたコハル。
その日はヨシノやソウタが家にいないのでゴウ達と食事しようと考えていたが、サクラギ博士もゴウもサトシも揃って外出してしまう。
困ったコハルはゴウ達の帰りを待つ間、残ったキクナとレンジの仕事を見学。しっかりと励むキクナに感心していたがゴウ達は戻らず、キクナの暮らすマンションでお泊まりする事に。


登場人物

ヒロイン。今回のメインその1。
家族も友人もいない為、キクナの自室に泊まるが…。

  • キクナ
サクラギ博士の助手。今回のメインその2。
母と離れてマンションで1人暮らししている。
研究所での仕事ではしっかりしているが、マンションの自室は散らかしっぱなしにしているという、だらしない面も持つ。
部屋にはコダックのグッズがいっぱい置いてあるが、その理由には研究者を目指していた頃の出来事と関係が…

2人の主人公とサトシの相棒。
「雪の降る日なら、こおりタイプのポケモンが見つかるだろう」というゴウの考えで街中を捜索。
ゲットするまで帰らないとは言ったものの、1体も見つからないまま夜を迎え、すっかり冷えてしまう。挙句に海を泳ぐラプラスの群れを見逃した。
ついには空腹感に負け、ラーメン屋に立ち寄ったが…

  • サクラギ博士
コハルの父。
学会に参加する為、不在に。

  • レンジ
サクラギ博士の助手。
キクナと共に研究所に残って残業する。
やはり肝が小さく、サトシのゲンガーやゴウのメッソンに驚いていた。

  • ヨシノ
コハルの母。
手を捻挫した友人のイラストレーターに雑誌のイラストを代わりに描いて欲しいと頼まれ、不在に。

  • ソウタ
コハルの弟。
31話に登場した友人のナミの家で行われるお泊り会にワンパチを連れて参加する為、不在に。
ワンパチは当初こそ嫌がっていたが、コハルの頼みで渋々了承した。ついでに「イヌヌワン」を披露。

  • 青年
CV:小林千晃
好印象な顔の男性トレーナー。名称不明。
キクナの部屋に飾ってあった写真に写っている。
優しい性格であり、ラーメン屋で出会ったサトシとゴウにラーメンをおごっていた。

CV:ゆりやんレトリィバァ
上記の青年が連れているポケモン。
いつも細目で足の形の模様が付いた青いマフラーを首に巻いている。
寒がりで頭痛を起こすとエスパーの力で周りの物を浮かせてしまう。


以下、ストーリーのネタバレ注意






































BGM:からあげ姉妹『1・2・3』


夜の街中で肉まんや焼売などの中華料理を購入し*1マンションに向かった2人。
キクナの自室に入ったコハルは部屋の散らかり様に愕然としつつも、やたらと多いコダックのグッズに感心。
「コダックのトレーナーになればいいのに」と声をかけるが、キクナは「見てるだけで満足」と濁った様に言う。
そんな中、棚を登ろうとしたイーブイは上に置いてあった写真立てをうっかり落としてしまう。
それを拾ったコハルが写真を見てみるとそれは雪が積もった日に撮られたものであり、キクナと一緒に青年とコダックが写っていた。
その後は何も無い様に装うが、コハルはあのコダック連れの青年がキクナの好きな人でコダックのグッズを集めているのもその為だと考え、気になるあまり、顔を赤く染める。

買ってきた中華料理を食す中、コハルとイーブイの仲の良さに感心するキクナ。
コハルはもっと仲良くなれる方法を知りたいと語るのだが、ゴウやサトシの様子を考えると2人にはとても聞けないという。

その頃、ゴウとサトシは夜食の為に訪れたラーメン屋で例の青年と一緒に食事していた。
そこでゴウが隣にいる青年と話していると、青年が連れているコダックが頭痛を起こし、エスパーの力を発動。
3人を含めた周りのものをまとめて浮かばせてしまうが、青年がコダックの頭を撫でて落ち着かせると力が止まり、浮いたものがゆっくりと元に戻る。
青年はコダックが驚かせてしまったお詫びとしてサトシ達にラーメンをおごってあげるのだが…。

中華料理を食べ終えた後もプチケーキやアロマオイルを楽しんで盛り上がるコハル達。そして風呂を出たコハルはコダック型のパジャマを恥ずかしそうに着つつ、キクナと共に就寝時間に入る。
布団に入る中でキクナの魅力を語るコハルだが、そこでキクナは過去の出来事を話す。

学生時代、研究者を目指していたキクナは学会で自分の研究を発表させてもらえる機会を貰ったが、当日になって発表に使う為の資料を紛失。
ベンチで気を落としていた時に細目のコダックが来て、自分にマフラーをかけてあげたというのだ。
その後、コダックは連れの青年と横で雪だるまを作っていたが、マフラーが無いのでかなり寒そうにしていた。
それを見かねたキクナはマフラーをコダックに返すと、青年達と一緒にコダック型の雪だるまを作ったり、雪玉合戦したりと楽しみ、さらには雪だるまをバックに写真まで撮って貰ったともいう。
この一件を得て、吹っ切れたキクナは諦めかけた道の事はもう一度頑張ろうと思い直したのだが、それ以来、青年とコダックとは会っていないという…。

翌日、サクラギ研究所に戻ってキクナと別れたコハルは朝食中のゴウ達から昨日の事を聞くのだが、その途中で2人が例の青年と会っていた事を知る。
思わぬ所で手がかりを手に入れたコハルは2人を連れて外出。街中で聞き込みをしながら青年を探し回るが、一向に見つからない。
目の前のベンチに座り込み、気落ちしてしまうコハル。すると…

突然、肩にかかるマフラー。そこでコハルが右に顔を向けると、傍にはなんとコダックの姿が。
それを見たサトシが昨日会ったコダックだと気付くと、今度は例の青年がやって来たのだ。



ところ変わってサクラギ研究所。
外で雪かきをしていたキクナの下に青年を連れたコハル達が到着。
現れた青年達を見て、思わずシャベルを手放したキクナは涙ながらに走り出すが…。

なんと、キクナが向かっていったのは青年ではなく、彼が連れているコダックの方だった―。


あの時、あなたがしてくれたマフラー、暖かかった。

一緒に雪遊びしてくれて、嬉しかった。

あれからずっと、あなたは私の心の支えよ。

ありがとう。


コパ。


乙女の顔でコダックを抱き締めるキクナ。青年が好きだと思っていたコハルは見当違いの展開に驚くしかない。


会いたかったの、コダックの方だったのね…。



コダックとの再会以来、有頂天な気分で仕事に励むキクナ。
だが、それとは対照的にコハルは真っ白に燃え尽きたのであった……。


人間とポケモン。どんな風に出会い、絆を結ぶのかはそれぞれだ。

だが、生まれた絆はその人にとって、いつまでも心の支えとなるだろう。


余談

  • 本話ではゴウの相棒・エースバーンが初めて未登場となった。
    46話以降は連れ歩きの頻度が減ったものの、本筋に絡まない内容の47話や56話(前話)でも冒頭で登場シーンが必ず用意されていた。
    だが、今回はそれすらも無く、4話からの連続出演数が途切れる事となった。
    やはり毎回出すのは無理があったか…

  • 今回登場したアロマオイルにはポケモンをモチーフとしたものが多く、ロゼリアの腕の花から抽出したオイルの他、アマカジの香りやキュワワーの香りがするオイルがあるらしい。
    また、グルメ面でもヤンチャムモチーフのまんじゅうやペロッパフモチーフのケーキが登場している。

  • アニメ公式Twitterの「アフターストーリー」では「街のショーウィンドウに並べられたコダックのぬいぐるみを見つめるコハル」のイラストが公開されている。
    この際に着ているのはスクールの制服なので通学中だろうか。



追記・修正はコダックのグッズを部屋いっぱいに集めてからお願いします。
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最終更新:2021年03月17日 19:01

*1 その中にヤンチャム肉まんがあったことからモデルは明らかに横浜市の中華街。以前には神奈川中央交通のものっぽいバスや赤レンガ倉庫も登場しており、クチバシティのモデルが横浜であることを分かりやすく表現している。なお、カントー地方の地図と実際の関東地方を照らし合わせるとクチバシティの場所は横浜よりもお台場辺りが近く、横浜はマサラタウンの辺りになる。