登録日:2025/07/15 Tue 09:18:45
更新日:2025/08/05 Tue 08:19:14
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『勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~』とは、日本の
ライトノベル。
【概要】
『
小説家になろう』にて2020年3月12日から連載中。作者は水月穹。
書籍版は双葉社Mノベルスより刊行中。既刊8巻。イラストはDeeCHA。
なお、書籍版は途中からWeb版と内容が大きく異なっている。
【あらすじ】
勇者パーティーに属していた白魔導師のロイドは、リーダーである勇者アレンにパーティーから追放されてしまう。
職を失ってしまったロイドだが、たまたま出会った冒険者ユイに頼まれ、彼女のパーティーに同行することに。
しかし自分では普通だと思っていたロイドの白魔導師としての実力は、実はとてつもなく規格外で……。
【用語】
魔力を用いて様々な効果を引き起こす技。基本的に使うには詠唱か杖などの媒体が必要。
攻撃魔法や支援魔法、回復魔法といった種類があり、さらに属性も分かれていて人によりどの種類・属性に適性があるかが異なる。
一部のモンスターは特定の種類の魔法に耐性を持ち、その種類の魔法を媒体なしに行使できる。
パーティー内における役割。
冒険者ギルドでモンスター討伐などの依頼を請け負い生活している者たち。12歳からなることができ、実力に応じてE~Sのランクに分けられる。
登録しているパーティー以外のパーティーと依頼を請け負ったり、自身のランクより高いランクの依頼を請け負ったりすると罰則が与えられる。冒険者登録をしていない人と依頼を請け負うことは可能。
聖剣に選ばれ、モンスターの脅威から国を守る存在。現在は世界に4人存在する。
様々な特権があるうえ、本人はもちろんパーティーメンバーもかなりの金や名誉を得られる。
その分責任も大きく、例として騎士団からの緊急以来には原則として参加しなければならず、正当な理由なく拒否すれば称号を剥奪される。
三大国の一つ。
三大国の一つ。獣人が住む。
三大国の一つ。聖剣を管理している。
魔族の国。三大国とは敵対関係にある。
【登場人物】
CV:
日高里菜
イシュタルの街を拠点とするSランク探索者の少女。職業は剣士。
強気な性格。マーリンの大ファン。
数年前に故郷をモンスターの群れに滅ぼされたため、困っている人を助けたいという思いが強い。
自身のパーティーの白魔導師であるクルムが妹の看病に専念できるようパーティーに入ってくれる新たな白魔導師を探しており、たまたま出会ったロイドがフリーの白魔導師と知ってスカウトする。
CV:白石晴香
ユイのパーティーメンバー。職業は魔術師。
CV:廣瀬大介
ユイのパーティーメンバー。職業は弓使い。
かなり視力が高い。
CV:梅原裕一郎
ユイのパーティーメンバー。職業は盾使い。
大人びた性格でユイのストッパー役。
CV:
木村良平
王国に属する勇者。イシュタルの街を拠点にしている。
ロイドのことを嫌い、実力不足として追放した。
しかしその後依頼に失敗して評価を落としたうえ、イシュタルに迫ったモンスターの大群を迎え撃つ緊急依頼において、参加していた冒険者や騎士ともめた末に緊急依頼を無視することとなり、勇者の称号を剥奪される。
追放系なろう作品における「
ざまぁ枠及び悪徳勇者ポジション」。
CV:
石川由依
アレンのパーティーメンバー。イシュタルなどを含めた一帯を治める領主アベルの娘。職業は盾使い。
アレンのパーティーの女性メンバーでは唯一、アレンに恋愛感情は持っていない。
正義感が強く人のためになることを好むため、自ら志願して勇者パーティーに加わった。
ロイド追放後初の依頼でウルフに左腕を噛み千切られてしまい、以来隻腕となる。
またそれにより、今までの自分達の活躍はロイドのおかげだったことに気付く。
CV:真野美月
アレンのパーティーメンバー。職業は魔術師。
アレンとは
幼なじみ。
当初はアレンに惚れていたが、依頼に失敗してもなお訓練を怠るほど堕落したアレンに失望し、パーティーを脱退する。
CV:大木咲絵子
アレンのパーティーメンバー。職業は回復系の最上位職業である聖女。
元は聖教国の教会に属していたが、アレンに惚れてそのパーティーメンバーになった。
CV:七瀬彩夏
アレンのパーティーメンバー。職業は弓使い。
勇者を絶対視しており、アレンに惚れている。
CV:
井上麻里奈
ロイドの育ての親にして師。かつて伝説のパーティーと呼ばれたパーティーのメンバーで、大賢者と呼ばれる。
美容魔法の研究を行っており、その賜物か実年齢よりも若々しい。
CV:増田俊樹
マーリンの知人で、幻の錬金術師と呼ばれる男。現在は情報屋として活動している。
伝説のパーティーのメンバー。“剣鬼”の異名を持つ人類最強の剣士。
伝説のパーティーのメンバー。
ユイたちのパーティーに元々いた白魔導師。妹の看病のためにパーティーを脱退した。
クルムの妹。体が魔石化する奇病に悩まされていたが、ロイドに治療された。
CV:
M・A・O
魔族に捕えられていた獣人の少女。モンスターと繋がり、会話したり操ったりすることができる。
その正体は帝国の第二皇女クレア=リゼルスト。一年前に魔族に誘拐され、魔法を悪用されていた。
帝国に属する勇者。現在の勇者たちの中では最強だが、素行が悪く聖教国には勇者として認められていない。
氷属性魔法を得意とし、“氷晶の勇者”と呼ばれる。
CV:大森日雅
王国で研究に従事している獣人。匂いで魔力の質や制御、使用方法といった者を嗅ぎ分けるという特技を持つ。
王国に属する冒険者。職業は闇属性魔法を得意とする黒魔導師。
イタい厨二病だが、実力は確か。
聖教国に属する勇者。風属性魔法を得意とし、“破壊の勇者”と呼ばれる。
排他的だが身内には優しい面も。
【メディアミックス】
双葉社モンスターコミックスから出版。作画は椋野わさび。
2025年7月10日よりTOKYO MX、サンテレビ、BSフジほかにて放送。
監督:玉田博
シリーズ構成:稲荷明比古
キャラクターデザイン:伊藤悠太
アニメーション制作:FelixFilm
追記・修正は白魔導師を拾ってからお願いします。
- 凄い…追放物のテンプレです… -- 名無しさん (2025-07-15 10:30:36)
- よく思うんだけど、いなくなったことでそこまで落差が出るなら普通気付くよな?いなくなるまで気付かないとかあり得なくない? -- 名無しさん (2025-07-15 11:01:28)
- アリオス「ようこそ、アレン。勇者転落コースへ・・・。」 -- 名無しさん (2025-07-15 11:29:32)
- ↑2 それもテンプレだけど自分(達)が特別だから普段から何も問題が起きていないと思い込んでる、だからね。別の作品でいう同職が「〇〇なんて、そんなの出来るわけないだろ・・・」的な -- 名無しさん (2025-07-15 12:00:56)
- 前シーズンの闇ヒーラーが出来が良かっただけに対比が際立つな -- 名無しさん (2025-07-15 13:00:01)
- 追放系のパーティーのリーダー格ってプライドは一丁前に高いが実力が伴なっていない奴が多い気がする。 -- 名無しさん (2025-07-15 20:16:57)
- アニメの1話はロイドがどうしてああなったか見せるのに注力してた感じだったな。コミカライズも読んでるが個人的には割と好き。 -- 名無しさん (2025-07-15 20:36:15)
- 周囲から優秀と言われてたりすごいともてはやされてる人であっても主人公が抜けたら落差がすごい事にはなぜか気づかないで追放ってのはもはや追放モノのテンプレ設定の一つだろうね。大きな理由はないけど追放というシチュを作るためにはそうするしかないって感じかなぁ。 -- 名無しさん (2025-07-15 22:02:44)
- このジャンルの勇者パーティーがクズで無能の集まりなのはそうなんだが、主人公もちゃんと自分を知ってもらって歩み寄ろうとしたように思えないんだよな。黙って従い黙ってバフかけて追放通告にもそうか仕方ないねであっさりバイバイだったし -- 名無しさん (2025-07-16 00:08:20)
- 下劣な奴を勇者に選ぶ連中は何を選定理由にしてるんだと毎回思う。アレンは衛兵に殴りかかったら抑えられる程度に弱いし。テンプレだからで回答されたらそれまでだけど。あと主人公が何かと自分を卑下しすぎてるのはどうかと。 -- 名無しさん (2025-07-16 01:26:13)
- 読者層と需要を考えると何故その設定なのかと疑問を持つ必要はないのでは。勇者がめちゃいい人だったら読者はきもちよくなれない。主人公がコミュニケーションできてたら、そもそも主人公は追放されない。黙っていても自分の良さに気づいてもらえ、周りが嫉妬してくれる状況を追体験したいからそうなってるだけ。 -- 名無しさん (2025-07-16 05:56:57)
- そんな、安直なプロパガンダ作品見てみんなそのまま扇動されようぜ!みたいな… -- 名無しさん (2025-07-16 07:12:07)
- その治癒師、闇ヒーラー、そしてこの作品で三部作みたくなってるのちょっと草なんよ -- 名無しさん (2025-07-16 09:06:19)
- ふと、文字通り勇者PTに付いていくのが必死で結果追放→マーリン的な師匠に拾われて潜在的な力があってチート化~みたいな作風はないのかなって思った。なろう系詳しくなくて -- 名無しさん (2025-07-16 09:52:19)
- ↑探せばいくらでもある。というか、大体思いつくパターンの奴はもう有ると思っていいくらい手あかがべったりついたジャンルだ -- 名無しさん (2025-07-16 21:06:00)
- ↑皆が皆そうではないけど今時のラノベは頑張って見返してやる!なんて作風は合わないのよ… -- 名無しさん (2025-07-17 02:20:39)
- 主人公が努力して~なんて作品はそれこそ他にいくらでもあるしね -- 名無しさん (2025-07-17 19:34:47)
- どうにもこの手の作品のコメント欄って作品の話題じゃなくてジャンルの話ばっかりな気が… -- 名無しさん (2025-07-17 19:52:56)
- 強化魔法ってSランクのユイ達ですら5種類同時付与されても「なんだか体が軽いような」くらいの感覚で実際に技を試すまで効果がわからない仕様なのに、勝手にパーティー全員に強化かけて「自分達は強い」って勘違いさせてから追放と同時に強化打ち切ってさよならってロイドの方も問題ある気がする(信頼関係ができてない以上追放時に説明しても無駄だろうが) -- 名無しさん (2025-07-17 22:36:43)
- クレア加入までしか読んでないけど、描かれてるマーリンの修行(魔物のいる山で1週間生き延びろ的な)じゃ「魔法の改造が得意で一人でも戦える魔法使い」にはなれても+個々人に合わせた強化付与や対集団指定強化や作戦立案能力陣頭指揮能力なんかは身につかないと思うんだが -- 名無しさん (2025-07-17 22:59:12)
- この手の所謂勘違い系って周囲がどれだけ「お前は凄いことをしている」と言っても主人公が「大したことはしていない」と卑下するまでがお約束で多分主人公が謙虚で世間知らずみたいに描きたいんだろうけど、その道の上澄み連中がしている評価よりも自分の世界の中での基準で判断してそれらの評価を正しく受け取らないってどんだけ傲慢な奴なんだと寧ろ逆効果な気がするが -- 名無しさん (2025-07-17 23:15:57)
- 漫画や原作だとえげつない程に粗だらけだったがアニメだと変な描写を省く形で上手いこと収めてたな。ただ肝心の部分は省ききれなかったから灰汁は残ってるけど -- 名無しさん (2025-07-17 23:20:39)
- 育ての親の元から逃げ出すんかーい! -- 名無しさん (2025-07-18 10:26:17)
- ↑3 冒険王ビィトでも天才なのに自分を卑下するキャラに『もっと自惚れていいんだ』『却って不遜というもの』と諭す場面があったなぁ -- 名無しさん (2025-07-18 12:55:47)
- 言われてたけどキッスの場合は自分に自信がなくても自分にもできる事があるってしっかりわかってたから追放モノの特有の周囲のとのギャップとか世間知らずとは違うと思う。まぁもっと自惚れていいとか却って不遜ってのは確かに追放モノの主人公に当てはまると思うけど -- 名無しさん (2025-07-18 18:15:15)
- 第七と合わせて、ダブルロイド -- 名無しさん (2025-07-23 23:04:42)
- ユイ、ピンクツインテールの日高キャラという点は、ミリムと共通してる -- 名無しさん (2025-07-28 23:19:16)
- コミック版しか読んでないけど、勇者は四人いる筈。今のとこアレン、セリオン、テスタと三人しか登場してないけど「第四の勇者」っているのか? -- 名無しさん (2025-08-05 08:18:17)
- まあアレンは勇者の称号、はく奪されたけど。ロイドやユイが新しい勇者になる気がする。 -- 名無しさん (2025-08-05 08:19:14)
最終更新:2025年08月05日 08:19