ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!(ポケモン)

登録日:2021/05/14 (金) 00:36:40
更新日:2021/05/22 Sat 19:09:12
所要時間:約 13 分で読めます






バトルになるとすーぐ熱くなっちゃって。そういうとこ、子供なのよね~。

そっちだって子供だろ!?

子供じゃないもん! チャンピオンだもん!!




出典:ポケットモンスター、65話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

概要

『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』とは『ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)』の第65話。
2021年5月7日に放送。脚本は『ポケットモンスター ベストウイッシュシリーズ』でシリーズ構成だった冨岡淳広。

本話の見所はなんといってもBW編でのヒロイン・アイリスが再登場する事。
アイリスの再登場自体は50話から変更されたOP3の映像にて判明していたが、実際に登場するまで4か月ほどかかった。
さらに4月の特別映像ではアルティメットアイリスの姿で登場した事で多くの視聴者を驚かせた。
またアニポケでは珍しくカイリュー同士によるバトルが放送前から推されていた。
同種によるバトルは区別がつかないのでなるべく避けられおり、それだけサトシとアイリスのカイリューは外見上差別化が出来ているということでもある。

アイリスのセリフがゲームでのチャンピオンアイリスのものだったり、技エフェクトがBWのものだったりファンサービスもたっぷり。
ただ残念ながら『戦闘!チャンピオンアイリス』は流れなかった……その代わり、劇場版『キュレムVS聖剣士ケルディオ』のBGMが流れる。

またSM回から引き続き旧ヒロイン登場回でありながら、新無印のヒロイン・コハルは本話でも登場していない。なので知り合えなかった。
一方でゴウはSM回と本話でも登場しヒロインと知り合っている。新無印のヒロインはゴウだった……?


あらすじ

ある日サクラギ研究所にいるサトシの前に一通の手紙が届く。
差し出し人はイッシュ地方にいるアイリスからで、最近『ポケモンワールドチャンピオンシップス』にエントリーし、
スーパークラスになったからサトシと公式バトルがしたい、というものだった。
どうやらサトシはハイパー直前なので倒して一気にランクを上げたいらしい。

さっそくアイリスが待っているソウリュウジムにやって来たサトシとゴウ。
二人を待っていたアイリスはBWの時の服ではなく派手な服を着ていた。なんとイッシュチャンピオンにまで上り詰めたという。

こうして初代アローラチャンピオンVS新イッシュチャンピオンによる夢のバトルが始まった――


主な登場人物

お馴染みの主人公。
久しぶりにアイリスと再会し嬉しそうにしている(ピカチュウも次回予告でハイテンションになるほど)
ハイパー直前なのでアイリスを倒して一気に順位上げしようと乗り気満々(アイリスがチャンピオンと知ってなお燃えている)。
今回ソウリュウジムでアイリスとバトルするが、何気にサトシがソウリュウジムでバトルするのは今回が初(BWではサトシはホミカに勝って8つ集めた)
今回アイリスとのバトルがソウリュウジムで行われるのはBWで出来なかったサトシのソウリュウジム戦を兼ねているのかもしれない。

もう一人の主人公。
イッシュ地方に来たついでにバオップとヒヤップゲットする
ヤナップもゲットしようとボールを投げたが、それがまさかのアイリスで驚愕していた。
なおサトシからアイリスについて聞いてはいるが、この時サトシの脳内にはデントがいたものの口頭には出さなかったので、
ゴウはサトシがイッシュ地方を可愛い女の子と二人旅をしていたと思っているはずである。

BW編におけるヒロイン。まさかのアルティメットアイリス姿で登場。
スーパーソウリュウ人っぷりは相変わらずで、ゴウから「ポケモンかも……」と思われるほど。
なんでもレックウザを追いかけて行った後、各地のドラゴン使いの元で研鑽を積み、イッシュ地方最強のトレーナーすなわちチャンピオンにまで上り詰めたという。
かつてシューティーは「アデクさん。もうあなたの時代は終わったんですよ」と言っていたが、まさか本当にアデクの時代が終わるなんて……。
『ドラゴンの気持ちを知る能力』も自在に使えるようになっており、サトシの抱き着きカイリューの気持ちを感じ取っている。
手持ちは回想含め全て登場しているが、今回使うのは強面カイリューと、そしてエースである――

ソウリュウジムのジムリーダーにして、ドラゴンマスター。
今回バトルするサトシとアイリスのためにバトル会場としてソウリュウジムを提供する。
ドラゴンマスターだけあって最近発見されたばかりのウオノラゴンの存在を知っていた。
アイリスがチャンピオンになっている事は放映前から明らかにされていたが、彼の登場は隠されていたためサプライズとなった。
(ソウリュウジムが舞台で登場しないのは不自然すぎるが)
パートナーとしてキバゴを連れており、サトシに対するミスリード役となった。

今回はサトシの抱き着きカイリューとアイリスの強面カイリューの二匹が登場。
抱き着きカイリューは初対面のアイリスにすぐ懐き、触角を♡にして抱き着くほど。
アイリスのカイリューは相変わらず一目で分かる人相の悪さをしている。
そのあまりの人相の悪さに抱き着きカイリューはビビリ、サトシに心配そうな視線を送っていた。
カイリュー同士のバトルの行方は……?

今回が公式戦初出場となるサトシの二体目のドラゴン。アイリスは「かわいい」と物欲しそうに見ていた。
つい最近古代から蘇った新種なので、シャガですら名前を知っているだけだった。
この「サトシ以外はウオノラゴンの戦法を知らない」が勝負の行方を左右する。





以下、ストーリーのネタバレ注意


























サトシとサトシのポケモンと競い合えたら、

あたしも! あたしのポケモンも、もっともっと強くなれるし、お互い分かり合えるもの!

思いっ切りやろうぜ! アイリス!!


出典:ポケットモンスター、65話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



今回のバトルは二対二で行われる。サトシとアイリス、お互いの最初のポケモンはカイリュー。
サトシの抱き着きカイリューは明らかに強面カイリューにビビっている。
先手必勝と言わんばかりに強面カイリューは『ドラゴンダイブ』で攻める。
そのあまりの迫力に抱き着きカイリューはさらに怖気付くが、サトシの指示を聞いてすぐさま『はかいこうせん』を撃とうとするが、
相手が余りに速く光線を溜めている時にドラゴンダイブが直撃!また不発。
抱き着きカイリューは吹っ飛ばされ、後ろにいたサトシにダイブ!抱き着きカイリューは新しく『ドラゴンダイブ』を覚えた!

サトシ共々体勢を立て直した抱き着きカイリューは『ドラゴンクロー』で、
強面カイリューは『かみなりパンチ』で攻撃するが、攻撃力は両者互角でありお互い跳ね飛ばされる。
その後強面カイリューの『れいとうビーム』を『ぼうふう』で跳ね飛ばした事でジムの天井に穴が開くというアクシデントが発生しつつ、バトルは続行。
疲労がたまった抱き着きカイリューは『ドラゴンダイブ』を防ぐことが出来ず地に付してしまう。
サトシの方を見た抱き着きカイリューはなんとか起き上がるも、向こうの強面カイリューはほぼ無傷。
レベルも経験の差も向こうが圧倒的に上。このままでは勝てないと悟ったサトシはウオノラゴンと交代させる。

アイリスは新種のドラゴンに驚きつつ、『ドラゴンダイブ』を指示。
ウオノラゴンは自分に迫って来るカイリューを『エラがみ』で頭から丸かじり!これにはアイリスとシャガもビックリ。


出典:ポケットモンスター、65話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
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古代で無敵を誇ったウオノラゴンの顎の力はカイリューのパワーでも脱出できず、
アイリスは『かみなりパンチ』で抜け出すように指示したが、頭が口の中にあるためアイリスの声がカイリューに届かない。
ウオノラゴンはそのまま『こおりのキバ』を使い、4倍ダメージを受けたカイリューは一撃で戦闘不能にされてしまった……。
サトシがチャンピオンの手持ちを倒したのはこれが初である。


アイリスはカイリューを戻しつつ、ペースを乱されたのが敗因と分析する。
すぐさま頭を切り替えたアイリスは手持ち最強のポケモンを繰り出す!


心研ぎ澄ましポケモンと一つに! いけ! あたしの切り札! 

オノノクスよ!


出典:ポケットモンスター、65話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


なんと! あのアイリスの髪の中が定位置だったキバゴが立派なオノノクスとなっていた。*1
しかもBWではエースだったカイリューを抑え、アイリスが「切り札」「最強パートナー」と呼ぶほどの新たなエースポケモンとなるほどに。
「デカくなったな~」とオノノクスを懐かしそうに見るサトシに、母親のような笑みを浮かべるアイリス。

アイリスは『りゅうのはどう』『サイコカッター』でウオノラゴンの口を集中的に攻撃し、チャンピオンのエースだけあって一瞬で戦闘不能に追いやる。
アイリスは先程のバトルでウオノラゴンの口がヤバイと判断し、遠距離攻撃に切り替えたのだ。
仮に先程の攻撃で戦闘不能に出来ずとも口をケガさせれば『エラがみ』は使えない。これらを瞬時に判断したアイリスに「さすがアイリス!」と感心するサトシ。


サトシも最後の一匹、カイリューを繰り出す。オノノクスは無傷だがカイリューは満身創痍で苦しそうだ。
カイリューは『りゅうのまい』で攻速を高めた後、『ドラゴンクロー』で攻撃を仕掛けるが、
オノノクスは『げきりん』を使いドラゴンクローを受け止め、そのままカイリューに大ダメージを与えて吹っ飛ばす。
げきりんを発動させると混乱状態になるのでその隙に攻撃しようとするが、なんとオノノクスは自分で地面に頭を打ち混乱状態を解いてしまった。
グラジオのルガルガン同様に厳しい修行で身に付けた混乱対策だそうだ。

オノノクスの奇策と咆哮に怯むカイリューだったが、サトシの「まだまだいける」と言う言葉を聞き雄叫びを上げて自分を鼓舞する。

その様子を見ていたアイリスは試合前にカイリューから感じ取った気持ちの事もあり、
『ドラゴンの気持ちを知る能力』を使い、カイリューの精神世界で対話を始める。

カイリュー、サトシの事が大好きなのね……だから頑張っちゃう。


サトシのカイリューはこの試合では終始ビビり、コルニ戦ではメガルカリオの気迫にやられたりしているように、
実は臆病な性格であり、本当はバトルを楽しんではいなかった。
しかし「サトシが大好きだから」と言う理由で頑張ってバトルをしていたのである(実際カイリューは怯むたびにサトシを見て奮起している)
アイリスは「自分のオノノクスもキバゴ時代はそうだった」と言い、「新たな技を覚えていく内にバトルそのものを楽しむようになった」と。
そして「オノノクスが楽しいなら自分も楽しいんだ」と告げる。

ね、カイリューが楽しいバトルをやろうよ! それって、サトシも楽しい!

「カイリュー自身がバトルを楽しまなければ、サトシも楽しくない」
……そう伝えるアイリスに、気持ちは伝わったと言いたいのか、カイリューは抱きしめたのであった。


対話が終わるとカイリューの目に再び闘志が燃える。
カイリューは再び『ドラゴンクロー』で勝負を挑むが、龍舞い一回してもなおオノノクスの『ワイドブレイカー』にパワー負けしてしまう。
続けてオノノクスは『サイコカッター』を飛ばしてくるが……。

カイリュー! 自分に『ぼうふう』!

自分に!?

なんとサトシは自分に暴風を使うように指示。カイリューも迷わず実行する。
カイリューの周りを巨大な竜巻のようになった暴風が包み込み身を護るバリアとなった。それはまるで今は懐かし『カウンターシールド』のように……。

カイリューも新たな技が出来てなんだか楽しそうな笑みを浮かべ、それを見てアイリスもカイリューを応援する。
敵を応援するアイリスを見てサトシも「なんで応援するの?」と困惑するが、
アイリスは「カイリューにバトルの楽しさを伝えたいの! もっと熱くなりたいから!」と返答する。

オノノクスは竜の波動で攻撃するが、サトシはそれを暴風で飲み込ませる。
竜の波動エネルギーを飲み込んだ暴風はそのまま強面カイリューとの戦いで空いた天井の穴を超えて空高く昇っていき、周囲の天候すら変えてしまう。
そして……。

『りゅうのはどう』もらったぁ!!


いけ!『りゅうせいぐん』!!


出典:ポケットモンスター、65話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
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なんとサトシはオノノクスの竜の波動エネルギーを逆に利用し、新たなる技『りゅうせいぐん』へと変えてみせたのだ!
アイリスは慌ててオノノクスに逆鱗で対処するように指示を出すが、りゅうせいぐんの数が多すぎて対処できず、直撃をくらう。
サトシとアイリスが固唾を飲んで煙幕が晴れるのを待つと……そこには戦闘不能となったオノノクスの姿が……! 

自傷ダメージだけで実質無傷だったイッシュ最強トレーナーの最強ポケモンをワンパンするカイリュー……。
つ、強すぎる(それだけ利用したオノノクスのエネルギーが強かったという事だろう)




出典:ポケットモンスター、65話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
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こうしてアローラチャンピオンの勝利で幕を閉じた夢の対決。
アイリスは悔し笑みを浮かべつつ、「すぐ自分もハイパーに行くから」と言いながらサトシに握手を求める。
ちなみにこのシーン、オノノクスのデフォのポーズのせいでアイリスに釣られて自分もカイリューに握手を求めたのにスルーされたようにも見える。

サトシは「またバトルしよう!」と言いながらそれに応える。


ベストウイッシュ! 約束だよ!


こうして激闘を終えハイパーランクへと昇格したサトシ。だが、そこにはまた見ぬ強敵たちが待ち受けている――



余談

ちなみにアイリスが「ビックリした?」と聞き、サトシが「した」と答えるシーン、まったく同じやり取りがBW6話にある。
脚本は両者共に冨岡氏によるものなので、意図的と思われる。

回想ではBW編の101話『ソウリュウジム!アイリスVSシャガ!!』におけるアイリスのドリュウズ対シャガのオノノクスのワンシーンが新無印の作画基準で描かれている他、
イメージシーンではイブキと共にフカマルヌメルゴンが登場している。
このフカマルはXY編放送期間中に公開された特別編でアイリスでゲットした個体と思われるが、ヌメルゴンについては詳細不明になっている。


サトシは過去ポケを解禁すると四天王に匹敵するフロンティアブレーンを倒せる実力を持つが、現行ポケだけだと四天王以上には軽くあしらわれるのが常だった。
これまでの最高成績はサトシゲッコウガ(未完成)でカルネのメガサーナイト(様子見)と互角に渡り合ったぐらいである。
しかし今回アイリスに塩を送ってもらったとはいえ、エースポケモンを倒したうえで勝利したのだ(しかも相手の専門タイプで)。快挙といえるだろう。

なおイッシュ四天王のカトレアシロナガブリアスとも互角に戦えるほどの実力者なので、
そのカトレア以上のトレーナーとなったアイリスが他の地方のチャンピオンと比べ格段に弱いということは決してない。


なおイッシュ最強のアイリスに勝ったので自動的にコテツを超えた事になる。

アニメ公式Twitterの『アフターストーリー』では、
『カントー地方に帰ってからもアイリスの言葉を思い出しているサトシのカイリュー』のイラストが公開されている。



追記・修正はドラゴンバトルをしてからお願いします。

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最終更新:2021年05月22日 19:09

*1 ポケモンキッズなどの関連商品にオノノクスがあったことから進化自体は予想されていた。「髪の中からオノノクスが出てくる」という珍予想まで…