接ぎ木のゴドリック(ELDEN RING)

登録日:2022/04/19 Tue 15:24:10
更新日:2025/04/20 Sun 01:25:22
所要時間:約 4 分で読めます




…共に末裔たる竜よ
お主の力、きっと
…我を高めようぞ

…のう
褪せ人風情が
不遜であろう

地に伏せよ
我こそは、黄金の君主なるぞ!

ゴドリックはELDEN RINGに登場するキャラクター。

■概要

砕かれたエルデンリングの破片である大ルーンを持つデミゴッドの一人。
「接ぎ木のゴドリック」「黄金のゴドリック」「黄金の君主」等の異名を持つ。
リムグレイブの北西、嵐の丘の断崖にあるストームヴィル城を居城としている。
順当に進めていれば最初に戦うことになる大ボスである。

■人物

作中登場するデミゴッドの中では唯一女王マリカの直接の子ではなく、
最初の王、ゴッドフレイから遠く離れた子孫にあたる。
それ故に神の血が薄く、最も弱いとされる。有り体に言えば「奴はデミゴッドの中でも最弱…」ポジである

弱い力を補うため、自らの体に他人の手足を移植する「接ぎ」と呼ばれる手段を使っている。
そのため体中から無数の手足が生えている異形の姿となっている。
接ぎの贄として褪せ人狩りをしており、作中ではローデリカの仲間たちが犠牲となった。
接ぎ木の様相は蜘蛛の一部になると例えられ、接ぎ贄になった者は手脚に首を斬られ、蛹のような姿となる。

破砕戦争では故郷である王都ローデイルを追われ、擬態のヴェールを含めた秘蔵品を大量に持ち出している。
ストームヴィルに逃げ延びた後は、ラダーンに怯え城に引き籠る。
南進したマレニアを侮り戦うものの敗れてしまい、平伏し許しを請う始末となる。
このことはよりによって領地であるリムグレイブの剣の石碑に書かれてしまう。

それゆえか、NPCからの評価は最悪で「最弱」「老醜」「君主の所業じゃあない」「惰弱な、恥ずべき男」「ナメクジ野郎」「弱虫をご照覧あれ」などと散々である。
唯一モーン城の城主エドガーがゴドリック様と敬称で呼ぶくらいである。
しかし、自然豊かなリムグレイブとは異なりマレニアを迎え撃ったことでケイリッドは主であるラダーンもろとも腐敗に侵されてしまっており、
恥を捨てて土地を守ったとして統治者としての才を認めるプレイヤーも一部いる。
ゴドリック程度の実力でマレニアが最終手段の腐敗使う機会なんか無いよ、と身も蓋もない評価を下すプレイヤーも居るが。


■戦闘

ストームヴィル城の奥、祝福「奥まった小部屋」から進んだ先で「接ぎ木のゴドリック」戦が始まる。
接ぎ贄として手に入れた竜に話しかけている所に主人公が入ってきて、記事冒頭の台詞を吐き戦闘開始となる。

第一形態

巨大な金色の大斧と、接ぎ木した右手に持つ小振りな斧(それでも主人公より大きい)を振るい戦う。
大振りな攻撃が多いので回避しやすく、モーション後の隙を見て反撃すればいいが、攻撃範囲が広く、ディレイや連続攻撃も多いため注意が必要。
斧を地面に突き立て「地揺らし」を起こしたり、斧を振り回し周囲に嵐を起こす「嵐呼び」、
そこから派生し、それぞれジャンプ攻撃と遠距離攻撃である「嵐の襲撃」「嵐の刃」等の主人公が使える戦技にも似た攻撃をしてくることもある。
城内にいるネフェリ・ルーに話しかけていると、ボス部屋前に召喚サインが現れる。召喚すれば強力な助っ人となってくれるだろう。
状態異常も有効なので「霊クラゲの遺灰」を使えば毒でじわじわ削ることもできる。

HPが6割程になると、突如絶叫しながら自身の左腕を切り落とし……

おお、強き竜よ…
その力を、我に…

父祖よ…
ご照覧あれい!

第二形態

左腕に竜の首を接ぎ、その口から火炎放射を放ってくる。
第一形態の行動の他に竜の首で噛みついたり、火炎攻撃をしてくるようになる。
更に地揺らしの回数が2回から3回になり、嵐の戦技にも炎属性が追加される。
ただし基本的な行動は第一形態と変わらないので落ち着いて対処しよう。
ムービー直後の火炎放射は全力で接近すれば相手の懐に入れるので攻撃のチャンスである。
火炎攻撃は威力が高いので、林脇の洞窟で手に入る「炎竜印のタリスマン」やアイテム制作で作れる「抗炎の干し肝」などで炎カット率を高めるといいだろう。


撃破すると「ゴドリックの大ルーン」と「接ぎ木の追憶」が手に入る。
大ルーンはリムグレイブの神授塔で力を取り戻す事ができ、
追憶は「ゴドリックの王斧」か「接がれた飛竜」と交換できる。

円卓に戻ると、円卓の主である二本指に謁見できるようになり、側にいる指読みエンヤから追憶を固有アイテムと交換できるようになる。
また、百智卿ギデオンから他のデミゴッドの情報を得られるようになる。

ゴドリックと戦った場所に戻ると、接いだ手足を失い、縮んだ上半身のみとなったゴドリックの遺体が転がっており、
その遺体は門衛ゴストークによって罵声と共に何度も踏みつけられている。
黄金の君主を名乗っていた男の最期としては余りにも惨めな様であった。

…我は、黄金の君主…
…いつかまた、共に帰らん…
…黄金の麓、我らの故郷…

■関連アイテム

ゴドリックの大ルーン

破片の君主、ゴドリックの大ルーン
恩恵により、すべての能力値を上昇させる

その大ルーンは、要の輪とも呼ばれ
エルデンリングの中心に位置していた

エルデの王、ゴッドフレイとその子孫たち
黄金の一族は、最初のデミゴッドであったのだ

効果が発動すると、全ステータスが+5される。
単純計算で40レベル分のパワーアップとなる。
必要能力値が足りない武器や魔法を使いたい時にも使える。
装備重量の上限も増えるのでより重い装備も使えるようになる。
ただし死亡して効果が切れたのを忘れていると、能力が足りない武器を使ったり、重量オーバーのまま行動したりするはめになるので注意が必要である。
なぜデミゴッド最弱であるゴドリックが要の輪とも呼ばれるような重要な大ルーンを持っていたのかは不明である。*1

ゴドリックの王斧

接ぎ木のゴドリックが用いた大斧
獣の姿を刻んだ、黄金の戦斧

それは、黄金の一族の父祖にして
最初のエルデの王、ゴッドフレイの力の象徴である
不遜であろう。我こそは黄金の君主なるぞ

大斧ではなく()斧。専用戦技「地に伏せよ!」によって最大3回まで範囲攻撃が出来る。
3回目はダメージの高さに加えて範囲も広く、敵を打ち上げる効果もある。

実は「大斧カテゴリで最長クラスのリーチ」という特徴がある。
使っていた人物が巨人の如し大男だった事もあり、柄がかなり長く作られている。その為、当たり判定が他の大斧よりも長い。
素直なモーションと長いリーチのお陰で、序盤~終盤までずっと使うことも可能な一品。

接がれた飛竜

ゴドリックが左腕に接いだ飛竜の首
その力の名残が、具現化したもの

装備者の腕を、小さな竜に変じ
その拳に、鋭い竜牙をもたらす
両手持ちすることはできない

炎属性を持った拳。専用戦技「ご照覧あれい!」はアッパーを繰り出すと同時に前方広範囲に炎をばら撒く。
密着時の威力は優秀で、強靭削りにも有効。
ただし拳武器の中では唯一両手持ちに対応していないので、二刀流にするには左手にも装備する必要がある。

■余談

  • 接ぎ木はゴドリックの他にも「接ぎ木の貴公子」や「王族の幽鬼」が行っている。
またアルター高原にはゴドリックの親戚と思われる「接ぎ木のゴドフロア」が封牢に閉じ込められている。
遺灰「古竜の騎士、クリストフ」のテキストによると、第一次ローデイル防衛戦においてクリストフに捕らえられたようである。

  • デビュートレーラーでは細身の姿のゴドリックが何者かの左腕を接いでいる。
また、戦闘前ムービーのゴドリックの左手を見ると指が6本になっている。

  • 第2形態になる前に一気にHPを削りきることで、左腕を切り落とす前に倒すことが可能。
その場合ステージにある竜の死体は首が残ったままになる。


弱き男は、おぞましい接ぎに力を求めた
兵士たちよ。いつかまた、共に帰らん
黄金の麓、我らの故郷に

ご照覧あったか。偉大なる追記修正よ!


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最終更新:2025年04月20日 01:25

*1 一説には弱いからこそ能力の底上げになる大ルーンになったという考察がある。他のデミゴッドの大ルーンはHP等が割合で増えるため、レベルが低いうちは単純加算のゴドリックの大ルーンのほうが強いが、レベルが上がり元のステータスが高くなると他の大ルーンが勝る場面が増えてくる