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スパイセット(ドラえもん)

登録日:2023/02/04 Sat 18:38:00
更新日:2026/06/27 Sat 09:03:37
所要時間:約 5 分で読めます





「スパイセット」は、漫画ドラえもん』に登場するひみつ道具

【概要】


第三者の行動を探ることができる道具。

人の頭を模した本体(モニター)と、一つだけ付いた眼球型のカメラ、耳型のスピーカーからなる。
カメラとスピーカーは本体から外れて自在に浮遊する能力を持っており、飛び回りながら対象者を盗撮・盗聴する。
その間、本体の口部分にあるモニターがその情報をリアルタイムで映し出す。

使用時に「〇〇(ターゲットの名前)をさぐれ」と言うだけで、カメラとスピーカーが直ちに標的の居場所まで出動する。
後に登場する「スパイ衛星」と用途・性能が似ているが、こちらは声で指示を出すだけで全自動で探ってくれるので手間が省ける*1
また、スパイ衛星は同じくターゲットにされたスネ夫に存在を勘づかれていた*2一方、スパイセットは最後まで本人に存在を悟られることなく偵察を遂行していたため、秘匿性においてもかなり高水準を満たした道具だと思われる。

【わさドラ版における特徴】

かなり見た目が不気味なためか、わさドラ版ではトランクケース型のモニター、頭部がそれぞれカメラとマイクになっているスパイの格好をしたミニロボットの「スパイ人形」が2体というデザインに大きくリメイクされた。

原作のカメラとマイクのように空を飛べないため移動は徒歩。また、などに襲われやすい、(ドラのびと同様)スネ夫につられて眠ってしまうなど結構ドジも目立つ。
ピストルを持っているが、水鉄砲なので殺傷力はない。

【原作】


「小学四年生」1970年5月号掲載『㊙スパイ大作戦』に登場。
単行本ではてんとう虫コミックス1巻、および藤子・F・不二雄大全集1巻に収録されている。
タイトルの「㊙」というフレーズが現代ではやや時代を感じさせるが、元々社外秘のものに「秘」のスタンプ等を押していた名残であり、「秘密の~」ぐらいの意味合いである。

雑誌掲載時は無題だったが、てんとう虫コミックス収録時にタイトルが付けられた。

てんコミ版における骨川スネ夫の初登場回*3

今でこそ「ジャイアンの腰巾着」というポジションのスネ夫だが、初期の彼はジャイアン以上に威張っておりむしろ「ジャイアンはスネ夫の手下」に見える場面が結構あった。しかもジャイアンの力を使うまでもなく持ち前の悪知恵によってのび太をとことん追い詰めることが多かった。
この回もまた、そんなスネ夫の悪辣さが濃厚に描かれると同時に、表には出さない意外な素顔も窺い知ることができる。
そして、のび太を散々苦しめた彼に鉄槌を下す兄貴肌なドラえもんと終盤で徐々に追い込まれていくスネ夫の対比には、思わず溜飲が下がることだろう。

終盤におけるドラえもんとのび太の「カ、ビ、ン。お、む、つ。」「つぎはなにをたのもうかなあ。」の2つの台詞だが、てんコミ1巻の一部版では順番が入れ替わってしまっている。
ストーリーの流れ的にはどちらでも支障はなさそうだが、今作における「カビン」というキーワードの効力を考えればやはり違和感が生じてしまう。
なお、大全集版では正しい順に修正されている。

【アニメ版】


これまでに計3回(日テレ版・大山版・わさドラ版で1回ずつ)アニメ化されている。

◇日テレ版「弱味をにぎれの巻」
1973年4月15日に放送された。

◇大山版「㊙スパイ大作戦」
帯番組時代の1979年5月1日に放送された。

◇わさドラ版「㊙スパイ大作戦」
2005年5月20日に放送された。

ストーリーの流れは原作準拠だが、先述した通り『スパイセット』のデザインが変更。スネ夫を尾行するスパイ人形たちの動き自体にもスポットが当てられている。

スパイ人形の2体は、後に2006年5月5日以降に放送された「ドラえもん キャラクター 大分析シリーズ!」の本編前後にも案内役として登場した。本編では一切喋らなかったがこの時は台詞付きで、マイク人形は真殿光昭*4、カメラ人形はあかいとまと*5が声を演じた。




いつまで見てもあきないなあ、この項目は……。

美しいということばは、この項目のためにあるんだなあ。

だけど、どうしてみんなは追記・修正してくれないのかな。

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最終更新:2026年06月27日 09:03

*1 「スパイ衛星」は1つの衛星で映像・音声の両方を受信できる他、一度に12人まで監視できるメリットがあるが、使用者が対象者に直接衛星を投げて軌道に乗せないといけない。

*2 本人は虫が飛び回っていると勘違いしていたため気にかけていなかったものの、危うく彼の手に捕まりかけていた。

*3 ただしベースとなっている『小学四年生』版の話で、『幼稚園』『小学二年生』『小学三年生』では連載第1話から登場している。また『小学四年生』版に限ってもこれの1話前に連載されてた「おいかけテレビ」の回がスネ夫初登場。

*4 本編ではパワえもんなどを演じている。

*5 わさドラ版における初代ミニドラ役。