登録日:2023/03/30 Thu 23:39:00
更新日:2023/04/07 Fri 01:39:22
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「人生やりなおし機」は、漫画『
ドラえもん』のエピソードの1つ。
てんとう虫コミックス15巻および藤子・F・不二雄大全集7巻に収録。
小学四年生1977年4月号掲載時のタイトルは「天才のび太」。
【概要】
「あの時はこうすればよかった」 人生はそんな後悔の繰り返しである。
もしも過去に戻って人生をやり直すことができたなら…そんな願いを叶えてくれるひみつ道具が登場するエピソードだ。
記憶や能力は現在のままで幼少期をやり直した
のび太は絶好調。だが、そこには恐るべき落とし穴が待ち受けていた…。
【あらすじ】
のび太のママは、遊びに来た4歳の子供・としおを大いに褒めていた。それを見ていたのび太は「不公平だ」といい顔をしない。
ひらがなで自分の名前を書けたり、簡単な引き算が理解できるとしおが褒められる一方、漢字で名前を書け、2桁の足し算ができる自分は全く褒めてもらえないからだ。
「『4歳』と『4年』ならたった一字違い」と屁理屈をこねるのび太。「頭の中身は今のままで4歳に戻りたい」とぼやく。
「わけない」といったおちょぼ口でのび太の願いに答える
ドラえもんは
『人生やりなおし機』を出した。
これを使って昔へ戻れば、もう一度新しく人生をやり直せる。今の能力や記憶を持ち越したまま過去へ戻ることができるのだ。
のび太がヘッドバンドを取り付けたところで、機械を作動させるドラえもん。「行き先」は4歳。
たちまち全身に強い衝撃が走り、のび太は叫び声を上げた。
………気がつくと、そこはどこか見覚えのある材木置き場のど真ん中。のび太の体は4歳に戻っていた。
今でいう
いつもの空き地のような存在だった材木置き場の風景を懐かしむのび太。
そこへ3人の小さな子供達が木材の陰からひょっこり顔を出す。
そう、
ジャイアン、
スネ夫、
静香だ。もちろん彼らも4歳の姿。
どうやらのび太は3人とかくれんぼの最中だったようだ。
この頃から乱暴者だったジャイアン。彼と一緒に弱い者いじめを楽しむスネ夫。そんな2人を咎める心優しい静香。そして、バカにされては女の子に庇われていた弱虫ののび太。
4人の関係性は4歳にして既に確立されていたらしい。
かくれんぼを中断し、次は「学校ごっこ」をすることに。先生の役を、誰が最も上手く自分の名前を書けるかで決めることになった。
静香は3人の中では最もまともに書けている一方、スネ夫は誤字がある上形が崩れており、ジャイアンに至っては解読不能。
そんな中、のび太は一人だけ漢字で自分のフルネームを完璧に書き上げてみせた。いつもは「のび犬」と間違うパターンなのに…。
のびちゃん かんじかけるの?
かけるわけないや。
そうだい、こんなのでたらめだい。
ほんとうのかんじだよ。
漢字こそ知っていても正誤の判断まではわからない。静香は近くを通りがかった大人の男性に見てもらうことに。
4歳児が完璧に書いた字を見て男性は驚く。これでデタラメでない事が証明されたのだが…。
のび太のくせに、かんじをかけるなんて。
なまいきだい。のび太のくせに。
いじめるじょ。
悔しさのあまりのび太に殴りかかろうとするジャイアンとスネ夫。「のび太のくせに~」の常套句もまたこの時点で築かれていた模様。
のび太はちょっとした抵抗のつもりで「チョイ」と2人を突き飛ばし(というより吹っ飛ばし)転倒させた。
所変わってこちらはのび太の家。
外から聞こえてくる大きな泣き声を聞きつけたママとまだご存命中のおばあちゃんは、またのび太が泣かされたと思い、彼を出迎えに上がる。
ところが、大泣きしていたのはジャイアンとスネ夫。のび太は泣かされたのではなく怪我をさせて「泣かせた」のだと知り、ママもおばあちゃんも驚きを隠せない。
2人の傷の手当ても済んだところで「あんまりらんぼうしちゃいけません」という育児始まって以来初のお小言を言うママ。そこへ、先ほどのび太が書いた漢字を見た男性が訪ねて来た。
「天才教育研究会」の関係者を名乗る男は、4歳にして漢字を的確に書き上げる才能を身につけたのび太に関心があると説明する。
ママが知っているのび太は、ひらがなすらまだ書けないはず…と、ここで再度自分の名前を漢字で書いた紙を見せつけながらのび太が登場。
これをのびちゃんが?
まだいろんな漢字をかけるよ。
その後の調査の結果、計算などにおいても4歳児という範疇を凌駕した能力がある事が判明。
突然天才児に生まれ変わったのび太の躍進に、ママもおばあちゃんもただただ感涙。
周囲の反応にのび太も誇らしげ。…だったのだが、「小学2年生ていど」の体力・知力という微妙な結果を出され思わずズッコけ不満気に。
仕事から帰って来たパパも、のび太が天才と診断されたとママから聞いて顔がほころぶ。
このぶんなら、まちがいなく東大に入れるわ。
東大どころか、きっと大学者になるよ。
めでたいことじゃ。
その夜の野比家は、将来有望な息子への期待と喜びに満ち溢れていた。
深夜、パパ・ママと並んで眠っていたのび太は起き出してトイレへ向かう。
今までは親がついてあげないと行けなかった夜のトイレも一人で行く姿に両親は再び感激する。
用を済ませ、部屋に戻ろうとした時、丸い大きな影が。
短い悲鳴を上げ逃げ出すのび太だったが、それは迎えに来たドラえもんだった。
たっぷり楽しんだろ。
そろそろ帰ろう。
帰る?ばかいえ。
せっかくみんなよろこんでるのに。
ぼくはこのままおとなになるよ。
「人生やりなおし機」によって家族から「天才」「博士か大臣になる」と褒め称えられ、いじめられる心配もなくなったのび太の人生はまさに順風満帆そのものであった。たった一日でそれらを捨てて帰ってしまうのはあまりにも惜しい。
だが、これにドラえもんは反論。今でこそ神童とされているのび太も、いずれは今と変わらない…どころか「前より悪くなる」と告げるのだった。
こんな機械にたよるより、人間の中身をかえていかなきゃ。
それでもドラえもんの言葉を信用しないのび太。そこで『タイムテレビ』を使い「このまま成長したのび太の未来」を確認してみることにした。
小学校に入学したのび太は、テストでも当然のように100点を連発。
今や取っていなくても0点と決めつけるほど息子に失望気味のママをして「見なくても100点なのはわかる」と言わしめ、3年生へ飛び級まで検討させるほどだった。
「かんたんすぎてつまらない」からと、のび太は放課後も勉強をすることなく遊びに多くの時間を割いていた。
草野球でものび太はジャイアン・スネ夫からエース扱いされており、試合でもホームランを決め大活躍。
1年生ののび太を見る限り、勉強も遊びも全てにおいてまさに理想の人生そのものであり、本人も喜ぶ。
それから3年後…現在と同じ4年生に進級したのび太。ちょうど学校から帰宅した場面のようだが、なにやら様子がおかしい。
のびちゃん。
また0点とったんでしょ。
もっとお勉強しなさい。
これからするよ。
ママの目を盗んでこっそり帰って来たものの大目玉を食らうのび太の姿だった。
これではまるっきり現在と同じ光景ではないか。天才少年として万事快調に過ごしていると思っていたのび太も、この有り様にはまるで理解が追いつかず戸惑いを見せる。
周囲から持て囃され、勉強の習慣が麻痺する程のぬるま湯人生を数年間謳歌していた「天才児」は、勉強の仕方さえ忘れてしまい、いつしか元の自分より頭が悪くなってしまっていたのだ。
「人間の中身をかえていかなきゃ」というドラえもんの言葉は、怠け癖を改善しないままより堕落した人生を歩もうとしたのび太の運命にそのまま突き刺さる忠告でもあった。
さらにこのまま大人になった、東大生も大臣も泡沫の夢に終わったと思しきのび太を見せようとするドラえもん。のび太はそれを拒みつつようやく「帰る」と言い出した。
「人生やりなおし機」を使った現在の時間軸に戻ったのび太。
努力しなければ成功はありえないということが……、
これでわかったかね。
どんな人間にも「努力」は大切であると気付かされたのび太は自ら「勉強する」と堂々宣言、ハチマキを締め机へ向かったのだが…。
勉強して発明するんだ。
勉強しなくても頭のよくなる機械を。
どうもまだ、よくわかってないみたい。
【登場したひみつ道具】
○人生やりなおし機
その名の通り、人生をやり直すことができる機械。任意の過去の時間軸まで対象者をタイムリープさせる。
知力や身体能力・記憶などを保持した状態となるので、同じ失敗を繰り返すリスクもない。
いわゆる「強くてニューゲーム」的人生を送ることもできる。幼ければ幼いほどその影響力は大きいと考えられるが、作中におけるのび太のように長期間に渡り努力や苦労を経験しなくなると、結果的によりダメ人間と化した将来に改変されてしまうリスクが伴う。
ドラえもんも自分から出しておいてこの機械に人生を委ねることを否定していた。
対象者の頭にヘッドバンド型の装置を取り付けた状態で機械本体の操作を行う。
ここで対象者が戻りたい年齢(年・月単位)の目盛りに合わせてボタンを押すのだが、なぜか目盛りが高速でスライドし、タイミングよくボタンを目押しするという謎仕様。
のび太のように正確な指定がない場合はともかく、諸事情で特定の時期をやり直したい用途に使う場合はかなり操作が高度を極めると思われる。
仮に目盛りが「0歳0ヶ月」以前まで進むとどうなるかは不明。
人生をいつ、どのようにやり直したいかは人それぞれであり、のび太のようにただ「幼少期に戻って褒められたい」という小さな願いを叶えたいだけの人もいれば…。
事故や病気・事件・その他大きなトラブルや損失を回避したい
失敗した受験・就職・その他大事な考査に再戦したい
悲しい別れ方をしたあの人ともう一度会いたい
やり直したい出来事はないけど楽しかった思い出や名場面の追憶に浸りたい
ギャンブルで無双して金持ちに…
…などあらゆる用途が想定できる。
もっとも、この手のタイムリープものでは大事件などを回避しようとしても『実は本人ひとりの努力ではどうにもならない要因が潜んでいた』『回避しようとした行動が新たなイレギュラーを生み出しそれが悪さをしでかして…』といったトラブルが立ちはだかり、なかなか思い通りにいかないというのがお約束と化しているが…。
なお、この機械を使った後に元の時間軸へ戻る際には、機械のヘッドバンドを再び装着する。
この事から、機械を使用した本人がやり直し中に帰りたい場合は、第三者がなんらかの時間移動系道具で迎えに来られる体制を取る必要があると思われる。
○タイムテレビ
4歳からやり直して「天才」と称えられたのび太がこの先どんな人生を歩むかを確かめるために使用した。
【アニメ版】
これまでに計3回(大山版で2回・わさドラ版で1回)アニメ化されている。
◇大山版1回目
帯番組時代の1979年6月22日に放送。
ストーリーは基本的に原作準拠だが、一部シーンに以下の相違点がある他、尺の都合でいくつかの場面がカットされている。
- 4歳のジャイアンが書いた名前が原作よりは読めるレベルに落ち着いている。
- ジャイアンとスネ夫を泣かしたのび太をママが注意するシーンがカットされ、のび太が2人を泣かせた事をママとおばあちゃんが知ったと同時に天才教育研究会の男が野比家を訪ねている。
- 夜中に一人でトイレに向かうのび太を両親が褒めるシーンがカット。
- 「タイムテレビ」で観た1年生ののび太については、テストで100点を取った事のみ触れられており、他の場面はカット。
◇大山版2回目
1994年4月8日のスペシャル「春だ!一番ドラえもん祭り」内の新作として放送。前後半2パート構成。
2度目のアニメ化かつスペシャル回ということで大幅にアニメオリジナルシーンが追加された。以下は原作との相違点。
- 冒頭、ジャイアン・スネ夫とサッカーをしていたのび太は、ある一人の男性(声 - 徳丸完)と知り合う。男はのび太に見覚えがある一方、のび太本人は全く記憶になかったものの、彼はかつてのび太の「天才」ぶりに驚嘆した「天才教育研究会」の男だった。
- 「5年生」ののび太に合わせて、としお(声 - 渡辺久美子)の年齢は5歳に上がっている。また、フルネームだけを漢字で書け、割り算を理解できるなど原作より知力がレベルアップしている。これにのび太は「漢字で作文が書ける」と対抗し、としおに出した計算問題も増えていた(ただし答えは言っていない)。
- のび太が戻った年齢も5歳に変更。また、やりなおし機で年齢を設定する際にメーターを目押しする場面がなく、事前の操作でドラえもんが設定を済ませている。
- のび太が名前以外にも「春夏秋冬」など様々な漢字を披露している。
- 「タイムテレビ」で観た小1時代ののび太がジャイアン達に加わった遊びがサッカーに変更され、この時はシュートを決めている。
- タイムテレビで5年生の頃ののび太を観た後、やりなおし機を使用した「現在」ののび太を観察する。そこには冒頭と同じようにのび太と再会した研究会の男が、天才の面影を失ったのび太の姿に失望する光景が映し出されていた。これにショックを受けたのび太は、原作通り「帰る」とドラえもんに訴えるのだった。
DVD「ドラえもんコレクションスペシャル特大号 春の2」に収録。
◇わさドラ版
2008年8月8日に放送。
大山版1回目と同様、ストーリーは原作準拠。以下は主な原作との相違点。
- のび太がとしおに出した計算問題が「20-10=10」と原作より難易度が下がっている。その後九九の二の段を暗唱したがママに止められた。
- 小1時代ののび太が仲間と遊んでいたスポーツはキックベースに変更。「たまには三振してみたいよ」と調子のいいコメントを残す。
- 小4時代のシーンでは、進級するにつれ落ちぶれていくのび太の有様に「育て方が悪かった」「天才だからと期待をかけ過ぎた」と自責の念に駆られやつれてしまったパパとママの姿が映し出され、より悲壮感を増している。
【余談】
- 「欲しいひみつ道具」の話題で定番のように挙がる道具でもある。2017年の『アメトーーク』集計では大人世代4位、ねとらぼが400人近い読者を対象に行なった投票でも4位を記録している。ただし後者は記者があらかじめ用意した選択肢の一つであり、前者に至っては信憑性に疑問がある(どくさいスイッチの記事参照)ため注意。
- 作中でおばあちゃんがのび太に語りかけていた「わんぱくでもいい、たくましく育っておくれ。」という言い回しは、1970年代に放映されていた丸大ハム(丸大食品)のテレビCMで使用されていたナレーション「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」のパロディである。このフレーズは当時の流行語にもなった。
- 学力・体力は小2レベル(小4時点)との結果が下されていたのび太。小1レベルのテストなら問題なく満点を取れるようだが、他の回では「1+1=11」「15-3=8」などと答えていたり、2年生で習う九九もわかっていない描写が存在する。また、有名な「のび犬」表記が示す通り、漢字はもちろんひらがなの誤記も多くなおかつ悪筆である。原作・アニメ版のいずれにおいても今話ではそのような本来の知力の低さについては重視されていないようだが、4歳に戻ったのび太が文句なしの天才と評された事すら奇跡に近いのかもしれない。
追記・修正して発明するんだ。
追記・修正しなくても項目のよくなる機械を。
- ガンダムSEEDでクルーゼが「時が戻ったとして次は間違わないと言い切れるのか?」という問いに対する一つの答えがこれだと思ってます。 -- 名無しさん (2023-03-31 00:17:12)
- ここまでは行かなくても、「今の選択は無かった事に」と思う事はしばしばあるので困る -- 名無しさん (2023-03-31 00:22:56)
- 発明品のブレイクスルーを早められたらえらいことになりそうな気もするが、その時はタイムパトロール案件なんだろうな -- 名無しさん (2023-03-31 00:26:07)
- 「やり直し」でもっと良い結果になる・・・なんて甘い考えは粉砕される -- 名無しさん (2023-03-31 00:30:33)
- 努力しなければ成功はありえないということが……、 これでわかったかね。と言われても努力しても上手くいかないことの方が多い、でも落ちこぼれだって必死で努力すればエリートを越えることもあるかもという人もいる、結局努力の大切さをのび太自身が「後で苦労したから倅には同じ思いは出来ればさせたくない」と自戒と反省したとはいえ思うようにいかないものだねえ -- 名無しさん (2023-03-31 00:30:56)
- 似たようなどうぐにタマシイム・マシンがある -- 名無しさん (2023-03-31 00:45:10)
- このエピソードに限らず過去に戻って人生やり直し系の作品は基本的に戻る前よりも酷いことになりがちなのが考えさせられる -- 名無しさん (2023-03-31 00:57:13)
- 欲しい秘密道具にこれがランクインしちゃうあたり結局読者はのび太の末路を見ても何も学んでないってことなんだろうか -- 名無しさん (2023-03-31 06:12:12)
- ↑自分ならのび太と違ってうまいこと立ち回ってやり直せるなんていう根拠のない自身があるんだろうよ -- 名無しさん (2023-03-31 07:41:49)
- そりゃ親の死に目に会えなかったとか、のび太は怠けたけどいじめられた過去とか変えられる可能性もあるしね。過去は変えられないけど今は変えられる~なんて気取った人は死んだ人間でも生き返してみればいいよ。こういうとき、本当に取り戻せないものを語る人間と別にどうとでもなることを語る人間で温度差が激しい。アメリカのロン・マレット教授なんて見ろ、のび太と同じころに父親が心臓発作で死んで、それから映画で見たタイムトラベルを実現すべく研究を続け、大学の偉い物理学者になってもなお父親と再会できる夢をあきらめず研究を続けている。父親と死に別れて60年、今も頑張る彼を悪く言う気になれないぜ。 -- 名無しさん (2023-03-31 07:43:13)
- ドラえもんの話だと本当にすぐマジレスの嵐になるな -- 名無しさん (2023-03-31 08:10:17)
- まあ知ってる人間の年代が年代だ。昭和の作品だからな -- 名無しさん (2023-03-31 08:13:37)
- ↑4 ↑5 原作理解した上で、昔を懐かしみたいとか一時的に俺TUEEEしたいって理由の選出だと思うんだけど…流石にそのまま一生を過ごすみたいな動機では選んでないと思う -- 名無しさん (2023-03-31 08:25:39)
- 別サイトにも書いたけど、アメトークのランキングは極めて少数を対象にかなりいい加減な調査を行なったか、スタッフが捏造した可能性が高い(時間の空いた時に根拠追記しておきます) -- 名無しさん (2023-03-31 08:29:36)
- ネット小説の転生もので、前世の知識があるのを良い事に、この話ののび太の様に幼い頃から天才アピールしてたら両親に遊びや休憩の時間を減らされ、「賢いんだからこれぐらい出来て当然」と勉強のレベルを上げられ、少しでも間違えたら怒られ、毎日ハードな勉強漬けで心が壊れてしまったって話あったな -- 名無しさん (2023-03-31 08:59:28)
- 何年か前のわさドラだと50m走18秒という驚異的な記録を叩き出していた。よくこの時間軸ののび太はスポーツ万能キャラになれたな -- 名無しさん (2023-03-31 09:58:52)
- 過去を変えるよりも今の自分を変えなくては意味がないという教訓 -- 名無しさん (2023-03-31 10:00:48)
- 大人ならともかくダメな小学生が転生してもそりゃそうなるわって話 -- 名無しさん (2023-03-31 10:43:12)
- 異世界転生ものなろう小説で「ヘンダーソン氏の祝福を」という作品の第1巻のボスが「強くてニューゲームで調子に乗った高校生が、大人になるにつれて落ちぶれて、最終的に人攫い組織のボスになる」というものだった。なお、主人公は転生先の兄に配慮したり勉強も怠らなかったことで魔女に弟子入り -- 名無しさん (2023-03-31 12:19:55)
- 勉強しなくても頭の良くなる機械を勉強して発明するってとんでもない矛盾と本末転倒 -- 名無しさん (2023-03-31 16:35:43)
- ↑7の件、書いてみたら人生やり直し機から離れた話題になってしまったので、代わりにどくさいスイッチの記事に書いた上で本記事からは誘導に留めました。 -- 名無しさん (2023-03-31 18:44:04)
- この道具の利用者が人生をやりなおすために何をするかによってはタイムパトロールが出てきそうな気がする -- 名無しさん (2023-03-31 18:47:34)
- のび太の「学力」は話によって結構差があるから何とも(「地頭」はひみつ道具の応用力や咄嗟の機転の良さを見れば分かるけど十二分に優秀) -- 名無しさん (2023-03-31 18:57:45)
- 使用者の能力に応じて適切な勉強方法を提案してくれるAIとかあればいいけど、まあ無料公開されたところでのび太は絶対に使わないよ。進研ゼミを全く手をつけないまま付録だけ楽しむ小学生と同じ -- 名無しさん (2023-03-31 19:06:08)
- あと本当に頭が良くなる機械なんて出来たら、出来杉みたいな人間がさらに賢くなってもはや格差社会なんてものではなくなる、才能至上主義によるディストピアが始まるぞ -- 名無しさん (2023-03-31 19:42:04)
- これずっと実際に過去に戻ってるんじゃなく装置の力で都合のいい幻覚見せられて調子乗った所でオペレーター(ここではドラえもん)が自覚させるどくさいスイッチ系の道具だと思ってたわ -- 名無しさん (2023-03-31 19:53:26)
- 『十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人』なんて言葉があるけれど、まさにそれを体現したようなオチな気がする。まぁ、小学生の時点で『只の人』どころか『それ以下』にまでなるのは余計酷いけれど………(;^ω^) -- 名無しさん (2023-03-31 20:11:37)
- ↑8後の時代の人々は恩恵を受けられるから、意味はちゃんとある。本人はそんなものが作れるくらいなら必要ないほど頭よくなってるはずだけどね。 -- 名無しさん (2023-03-31 20:38:28)
- ばあちゃんの「逞しく育ってくれればそれでええ(意訳)」が地味に触れられてない件 -- 名無しさん (2023-03-31 21:10:02)
- 努力って言葉を作中では使ってたけどそれは言葉の綾で、本質的は日々を一生懸命に生きる心が大事なんだと言ってると思う。努力が結果に結びつくとかじゃなくて、充実して生きているかとでも言うか。アニオリ(大山版2回目)で研究会の人が成長したのび太に失望した理由は能力が落ちたからじゃなくて、「あの頃の君とは目の輝きがまるで違う」って理由だったし。 -- 名無しさん (2023-03-31 23:54:22)
- ↑2周目人生で幼児相手に俺つえーしてるだけの4歳児の目の輝きとか、その研究会の人もだいぶ節穴だぞ -- 名無しさん (2023-04-01 00:24:26)
- ↑ 2週目人生で俺つえーしてるの見抜けとか無理ゲーにもほどがあるから勘弁しようぜ -- 名無しさん (2023-04-01 00:54:23)
- 学年上がるにつれて成績が落ちて行ったの、大いに覚えがあるわ…特に理系科目 -- 名無しさん (2023-04-01 07:43:20)
- 基礎の段階でつまづいて落ちこぼれて行った子なら、もう一度基礎からやり直せるから有用だけど、のび太はサボるだろうし、どっちみちダメだな。 -- 名無しさん (2023-04-01 09:11:49)
- のび太って原作じゃ1+1もできないレベルなのはびっくりした -- 名無しさん (2023-04-01 10:51:38)
- のび太も成長したりやる気を出したりする場面は多々あるけど、ギャグ漫画って都合上次の回では全部リセットされるのが悲惨なんだよなあ。ある意味延々やり直しさせられてるような状況 -- 名無しさん (2023-04-01 14:39:36)
- ↑2掲載誌によってのび太たちの学年も変わるからな。1、2年生で「びっくりするほど勉強ができない」子を再現しようとすると、そういう描き方(1+1があやふや)になる。 -- 名無しさん (2023-04-01 15:00:15)
- 今現在努力できてない人間が『過去に戻って努力する』なんてできるわきゃないわな -- 名無しさん (2023-04-01 16:26:33)
- ↑14 皆が秘密道具を持っているから、秘密道具によるバフが効かない22世紀がまさにそれだな。 -- 名無しさん (2023-04-01 17:22:55)
- ガミガミ怒鳴り散らすだけの母親や授業まともに受けさせる気のない教師とかの周囲の問題もあるとはいえ、基本集中力が続かないというか飽き性なのが努力が続かない遠因なのかねえ?ちゃんと集中できる環境なり「何言ってるか自分の頭では理解できないが助けてくれないなら自力でやれるだけのことはやる」と追い込まれないとやる気出さない系なのか? -- 名無しさん (2023-04-01 19:28:42)
- ↑不在とか故障とか恋煩いとかの理由で、ドラえもんが何らかの理由で役に立たない時はそうなる -- 名無しさん (2023-04-01 21:21:07)
- わさドラで出てきた一夜漬け系の浸かってると知識とかその場しのぎとはいえ身につけられる(漬物に浸かるから匂いはどうしても)機械が盗まれてピンチのときでも自力で一夜漬け特訓したら一応は頑張ったと評価してもらえた結果は残せるだけに努力すれば大体は上手くいく(10割とは言わない)思い込みに思考切り替えられたらと思うと -- 名無しさん (2023-04-01 21:38:11)
- こんな事しても嬉しいのは最初だけで人生の価値観が激変して生きる事自体つまらなくなりそうだ…そこが1番怖い -- 名無しさん (2023-04-01 21:43:06)
- 幸せな子供時代を過ごしてきたなら良いけど、人によってはとんでもない拷問にもなりえるよな。 -- 名無しさん (2023-04-02 08:01:13)
- コナンとか英語ペラペラの天才高校生なのに小学生の授業受けてて天才児扱いされないのかな。空想科学読本では拷問呼ばわりされてた -- 名無しさん (2023-04-02 09:26:05)
- ↑ そんな話が特別編にあった覚えがある。 -- 名無しさん (2023-04-02 16:32:40)
- ↑7授業受けてるときだって居眠りしてるし今までの行動見ても怒られるのものび太に原因ある所もあるしなあ… -- 名無しさん (2023-04-03 19:37:29)
- ↑4 「『悲惨な過去を克服する』までは行かなくても『悲惨な過去に立ち向かいたい』」という人には役立つかもしれない -- 名無しさん (2023-04-07 01:39:22)
最終更新:2023年04月07日 01:39