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人生やりなおし機(ドラえもん)

登録日:2023/03/30 Thu 23:39:00
更新日:2026/05/27 Wed 13:51:34
所要時間:約 17 分で読めます





「人生やりなおし機」は、漫画ドラえもん』に登場するひみつ道具および同名の道具が登場するエピソードの1つ。




【概要】

「あの時はこうすればよかった」 人生はそんな後悔の繰り返しである。

もしも過去に戻って人生をやり直すことができたなら…。
そんな願いを叶えてくれるひみつ道具が『人生やりなおし機』である。


【性能・用法】

その名の通り、人生をやり直すことができる機械で、任意の過去の時間軸まで対象者をタイムリープさせる。

知力や身体能力*1・記憶などを保持した状態となるので、同じ失敗を繰り返すリスクもない。


使用時には、まず対象者の頭にヘッドバンド型の装置を取り付けた状態で機械本体の操作を行う。

ここで対象者が戻りたい年齢(年・月単位)の目盛りに合わせてボタンを押すのだが、なぜか目盛りが高速でスライドし、タイミングよくボタンを目押しするという謎仕様。
「4歳まで戻りたい」と要求したのび太のように正確な指定がない場合はともかく、諸事情で特定の時期をやり直したい用途に使う場合はかなり操作が高度を極めると思われる。
仮に目盛りが「0歳0ヶ月」以前まで進むとどうなるかは不明。

なお、この機械を使った後に元の時間軸へ戻る際には、機械のヘッドバンドを再び装着しなければならない。
この事から、機械を使用した本人がやり直し中に帰りたい場合は、第三者がなんらかの時間移動系道具で迎えに来られる体制を取る必要があると思われる。


【人生はやりなおせない?】

過去の失敗を帳消しにするだけでなく、いわゆる「強くてニューゲーム」的人生を送ることも可能。幼ければ幼いほどその影響力は大きいと考えられる。
年齢不相応のずば抜けた学力や体力を兼ね備えた子供が現れれば、周囲の大人たちは間違いなく「天才」「神童」と称賛するだろう。昨日まで落ちこぼれだった子供もバカにされることはなくなり、いじめなどの問題解決にも結びつく可能性さえある。まさにやりなおしの人生はバラ色そのものではないだろうか。

しかし、作中において4歳から人生をやり直したのび太は、周囲から天才と褒められ続けるがあまり、小学生以降も長期間に渡り努力や苦労を経験しなくなってしまった。その結果、よりダメ人間と化した将来に改変されてしまったのである。
人間の持つ「慢心」という感情が最大の敵として待ち伏せることになるのだ。

このようなリスクが伴うことから、ドラえもん自分から出しておいてこの機械に人生を委ねることを否定していた。

部分的な過ちを取り消すことはできても、当人の運命までをも努力なくして改変できるほど現実は甘くないということなのだろう。
過去に囚われるのではなく、今の自分がどのように生きどのように変わるかがこれからの人生を変えていくのである。


人生をいつ、どのようにやり直したいかは人それぞれであり、のび太のようにただ「幼少期に戻って褒められたい」という小さな願いを叶えたいだけの人もいれば…。

事故や病気・事件・その他大きなトラブルや損失を回避したい
失敗した受験・就職・その他大事な考査に再戦したい
悲しい別れ方をしたあの人ともう一度会いたい
やり直したい出来事はないけど楽しかった思い出や名場面の追憶に浸りたい
ギャンブルで無双して金持ちに…

…などあらゆる用途が想定できる。

もっとも、この手のタイムリープものでは大事件などを回避しようとしても『実は本人ひとりの努力ではどうにもならない要因が潜んでいた』『回避しようとした行動が新たなイレギュラーを生み出しそれが悪さをしでかして…』といったトラブルが立ちはだかり、なかなか思い通りにいかないというのがお約束と化しているが…。




【原作】

てんとう虫コミックス15巻および藤子・F・不二雄大全集7巻に収録。

小学四年生1977年4月号掲載時のタイトルは「天才のび太」

【アニメ版】

これまでに計3回(大山版で2回・わさドラ版で1回)アニメ化されている。

◇大山版1回目
帯番組時代の1979年6月22日に放送。


◇大山版2回目
1994年4月8日のスペシャル「春だ!一番ドラえもん祭り」内の新作として放送。前後半2パート構成。

2度目のアニメ化かつスペシャル回ということで大幅にアニメオリジナルシーンが追加された。
DVD「ドラえもんコレクションスペシャル特大号 春の2」に収録。


◇わさドラ版
2008年8月8日に放送。

大山版1回目と同様、ストーリーは原作準拠。




【余談】

  • 「欲しいひみつ道具」の話題で定番のように挙がる道具でもある。2017年の『アメトーーク』集計では大人世代4位、ねとらぼが400人近い読者を対象に行なった投票でも4位を記録している。ただし後者は記者があらかじめ用意した選択肢の一つであり、前者に至っては信憑性に疑問があるため注意。

  • 類似するひみつ道具に『タマシイム・マシン』があるが、こちらは使用者の「魂」を一定時間タイムスリップさせ、任意の時間軸に存在する本人へ憑依させる道具であるため、タイムリープする道具ではない。また、魂が過去へ転移する間は現在の使用者は魂が離脱した「死」の状態になるため、発見者を困惑させるリスクが伴う。





追記・修正して発明するんだ。
追記・修正しなくても項目のよくなる機械を。



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最終更新:2026年05月27日 13:51

*1 ただし、のび太が眼鏡をかけていない4歳に戻った際には裸眼でも日常生活に支障がなかったことから、視力などは例外らしい。