坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

登録日:2011/06/09 Thu 15:19:02
更新日:2025/02/24 Mon 08:20:04
所要時間:約 7 分で読めます





諺の一つ。
意味は「その人の関わる事全てが憎くみえる」という意味。
簡単に言えば「憎しみに支配されて周りが見えなくなる」、「何の疑問も持たず決め付けに係る」って事。
ちなみに坊主は僧侶のことで、袈裟(けさ)は僧侶が葬儀のときとかに着ている正装。

対義語は
  • 惚れた欲目
  • あばたもえくぼ



例えば、DQN(不良・暴走族)が嫌いならばそれに関すること(単車やだらしない服装または思考や嗜好)が憎くみえたりする。

オタクが嫌いならば
  • アニメ(主に萌え系)を見ている人は駄目人間
  • ポロシャツ
  • 太った体型
  • 痩せた体型
  • その人が身に付けているもの全て
  • 吐く息
  • 太ったまたは痩せている人はオタク
等々、理不尽な位全てが嫌悪の対象

オタクDQN等の人種の他にも性格や世代でくくって嫌う人もいる。例に漏れずその場合も一纏めにしてしまう。
例)
理系文系問わず勉強の出来る人が嫌い、だと
  • 勉強が出来る人は人間味がない
  • 将来役に立たない事をしている無駄な行為
  • 温かみがない
  • 勉強をするとあの人みたいな性格になる
  • 鉛筆や筆記用具に触りたくない

ゆとり世代が嫌い、だと
  • 温かみがない
  • 融通が利かない
  • 新人の能力が低い
  • 口答えする
  • 俺の常識が通じない
  • デジタル人間で使えない
等、やはり理不尽で荒唐無稽な物言い。
またまた他にも、あの人は他人を小馬鹿にする人だという先入観を持っていると
  • 行動全てが小馬鹿にしている
  • あの人の発言は全て人を小馬鹿している
  • 行動全て癪に触る
これだと「その人の行動≒他人を小馬鹿にしている」ではなく「その人の行動=他人を小馬鹿にしている」と意識せざるとも見えてしまう。
人のとは怖いものである。



◆特徴
上記にも書いたが
  • 荒唐無稽な物言い
  • 理不尽な決め付け
  • 一纏めに物や人を扱う
  • 「単純」という事が大好きな反面、少しの「複雑」でも嫌う
  • 人には物を言うが、自分は聞かない
  • 罵倒
  • 〇〇が一番!△△は駄目!
  • 超主観主義
  • 二言目には「世間一般から見れば(すれば)~」と言う
といった事が特徴。当たり前の事だが、当てはまるといっても必ずしもではないので、悪しからず。

「超主観主義」と「二言目には世間一般から見れば」を持っている確率は異常に高い。


■坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで起こった事件

競売物件に違法に居座った夫婦とその子供たちが、その物件を扱った不動産鑑定士に殺害された事件。詳細は当該記事参照。
(殺害という手段に走ってしまった段階で既に問題外とはいえ)本来犯人が憎かったのは夫婦のみのはずだが、
容疑者の怒りはそれだけでは収まらずその子供も殺害してしまった。


この項目は主観的に書かれている場合がありますので、気になったら書き直してください。


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最終更新:2025年02月24日 08:20