アットウィキロゴ

EARTH JETS(Mリーグ)

登録日:2025/12/06 Sat 16:17:44
更新日:2026/07/11 Sat 16:00:53
所要時間:約 8 分で読めます




人事を尽くして天牌を待つ

EARTH JETSとは、Mリーグに所属するプロ麻雀チームの1つである。

所属選手:石井一馬(最高位戦日本プロ麻雀協会)三浦智博(日本プロ麻雀連盟)逢川恵夢(日本プロ麻雀協会)HIRO柴田(日本プロ麻雀連盟)

2025シーズン:10位

オーナー企業はアース製薬*1。「EARTH JETS」は同社の殺虫剤の製品名のひとつでもある。
2024-25シーズン終了後、Mリーグ10チーム目となる新チームとして参戦が発表され同日に風林火山が発表した亜樹の史上初の選手兼任監督&女性監督就任のニュースのインパクトを完全に消し飛ばした。
変幻自在に色を変え、素早く虫を仕留めるカメレオン、赤の「オシ」と緑の「ヒキ」の2匹をマスコットに据え、記憶に残る、心に残る、歴史に残る麻雀を理想とするチーム。協賛スポンサーであるサンスポ公式Xでは、みずしな孝之によるオシヒキコンビの4コマ漫画を掲載している。
そういった側面もあってか、創設メンバーは攻守のバランスがよい選手が多い傾向にある。

監督はアース製薬本社の顧問を務める川村芳範。プロ経験は無いがこれまでに天和2回・地和3回・九蓮宝燈を2回和了している麻雀愛好家。
現にシーズン開始前に開幕戦の出場メンバーを決める争奪マッチをチーム公式チャンネルで行った際はリーグ戦と日程が被ってしまった三浦の代走で出場して2半荘共に2着でまとめる等好成績を残している。
アース製薬現会長の大塚氏をはじめ監督以外も麻雀愛好家が多いらしく、Mリーグ出場日は他にも複数の役員がチーム控室で観戦していることが確認できる。公民館でスポーツ応援してる感があってちょっとシュール。

1年目から各団体のタイトルホルダーで固めるという本気度の高い指名を行ったことから注目され、優勝候補の一角とも評され迎えた25-26シーズンだったが序盤から魔境・Mリーグの洗礼を受け大苦戦。一馬が全選手最多タイとなる39試合に登板し最多勝争いに絡むなど一人気を吐いたが、それ以外の3人はシーズンで3勝ずつ・3桁のマイナスを叩くなど本来の姿ではなく、最終盤はPirates・サクラナイツとの8位争い*2にも敗れ最下位でシーズン終了、トップ回数は10チーム最少の22回という予想だにしない結果に終わってしまった。

ファンの愛称は、親会社のヒット作のひとつであるマウスウォッシュから取って「モンダ民」。
決めポーズは、「アース」の掛け声で銃の形に右手を正面に突き出した後、「ジェッツ!」で肘を折って左肩でJマークに構える、というもの。


所属選手


  • 石井一馬  「トリプルクラウン」「三冠馬」
主な個人タイトル:最高位戦最高位 最高位戦クラシック(2期)

レギュラーシーズン個人成績
2025:11位

チームのドラフト1位指名を受けた、最高位戦の新たなるスター雀士。
19歳の時に最高位戦の門を叩き、若くして初タイトル最高位戦クラシックを獲得するなどドラフト有力ではあったが、Mリーグ創生期のころは不運にも低迷期を迎えていた。
2023年に彼の師匠であり、団体のレジェンド雀士金子正輝の復帰企画において金子の後任で団体副代表となった近藤・同じく金子主催の勉強会ねこけんに参加していた多井といったレジェンドたちに混じり同卓し、注目を大きく集める。
翌年ついにA1リーグに返り咲き二度目のクラシック制覇と最高位戴冠。さらに同団体のチャンピオンカーニバルとも言える新設タイトル蒼翼戦を決勝卓シードという最高位の特権を活かし優勝。団体三冠に輝いた。

Mリーグの舞台でも力を見せており、自身2試合目の登板でチーム史上初勝利。以降も調子を崩さず最終的にはチーム唯一の10勝越え・プラスポイントでシーズンを終了。レギュラーシーズン突破が厳しくなった最終盤も最多勝タイトル獲得の可能性を残す活躍を見せた。
なお、名前の読みは「かずま」ではなく「かづま」である。



  • 三浦智博 「変幻自在の感覚派」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟十段位(2期) 帝王戦 麻雀日本シリーズ2025

レギュラーシーズン個人成績
2025:36位

愛称は「みうみう」。Mトーナメントにも十段位連覇という看板を引っ提げて2度参戦した連盟のネクストスター。
ドラフトの前日に連盟トップタイトルの一つ帝王戦を戴冠したことでも話題となった。

しかしMリーグでは全く力を見せられておらず、個人成績最下位で2025年内全日程を終えるなど大苦戦。
実力云々以前に「Mリーグに参加出来ていない」、「気付いたら東場で点棒が4桁になっている」と言われるほど展開に恵まれないのが印象的で、4山両面待ちのダブル立直が流局→オーラスでノーラス継続中だった中田に満貫ツモ条件をクリアされてラス落ちしたり、3局連続で先制立直後に追いかけられて12000以上を放銃して最終的に箱下30000点に沈められたり*3と、度々試合中に惨劇に直面。
シーズン序盤には、不調が続いたチームメイトの柴田と共に厄落とし休暇を与えられ、その休暇明けで初トップを達成。しかし、その後はある程度持ち直した柴田に対し三浦は2度目のトップ獲得が翌2026年1月まで待たされるなど、より長く雌伏の時を過ごす羽目に。それでも、2月以降は連帯で終える試合が着実に増え、一時期は断トツの最下位だった個人成績も36位までは回復した。

上記の経緯から悲運キャラが板についてしまっており、初トップ時には連投した2試合目で堂岐が役満・四暗刻達成→これで一度はトップから陥落した堀がまくり返す試合展開(三浦は3位)のせいで印象が薄れ、チームPVがあった日の2戦目で2度目のトップを取った際も試合が長引いた結果PV終了時間の23時を回った後での決着となった為勝利をPVで見せられない、監督やチームメイトもそちらに回った結果上記通り基本スポンサー企業の重役とかがいるのに今日に限って1戦目の柴田しか控室にいないと言う種類が違う不幸に張り倒された。

また、逢川を筆頭にキャラの立つ選手が多いJETSにおいては比較的大人しめなキャラであることもネタにされがち*4で、シーズン開幕前に三浦と同じような境遇から八面六臂の大暴れを見せた永井との対比で「本物のモブ」などと呼ばれてしまうことに。

同年12月に開催され、三浦、優、白鳥と3人のMリーガーが決勝に残った麻雀日本シリーズも制覇しており、実力自体は疑いの余地がないだけに、Mの舞台でも復権が待たれる選手の1人。


  • 逢川恵夢 「天真爛漫ドリーマー」「黒髪のイシュタル」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会永世女流雀王 日本プロ麻雀協会新人王

レギュラーシーズン個人成績
2025:27位

愛称は「むーこ」。女流選手では史上初の協会所属選手*5にして初の永世タイトル持ちMリーガー。
協会新人王をパイレーツ仲林の圧倒的戴冠と目された下馬評を覆して奪取、女流雀王決定戦を7回出場のうち連覇含め5回戴冠し永世女流雀王となった女傑。
協会女流リーグでの無双ぶりに加え、2024-25シーズンオフに開催の「世界麻雀」では非Mリーガーでは唯一フル代表16名に名を連ねるなど、かねてよりネクスト女流Mリーガーとして耳目を集めていた中での満を持しての指名となった。

Mリーグでの成績はトップこそ少なめながら、2,3着を死守してチームポイントを守るという安定感のあるタイプの選手。
本人はコミュ障を自称しているものの、それゆえに人一倍明るく振る舞う場面が多く、賑やかなムードメーカーでもある。

二つ名「天真爛漫ドリーマー」は、2025年11月にXで開催された企画「むーこの名付け親になって下さい!」で集まったおよそ500弱の候補から、JETSのメンバー全員で話し合って決定された。

ちなみに、当初は「令和生まれの清純派」を自称し、黒沢以来二人目の年齢未詳Mリーガーと目されていたが、初登板時のプロファイルで年齢公開という衝撃のデビューを飾る*6試合後のインタビューで自身も昭和生まれであることを認めている。実際にはチームメイトの三浦と同学年だが、チームメイトたちも実際の年齢をこの時まで知らなかった模様


  • HIRO柴田 「紅顔のアサシン」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟鳳凰位 麻雀グランプリMAX(2期) 初代・連盟達人*7

レギュラーシーズン個人成績
2025:38位

プロ歴は長いものの比較的年の若いJETSのメンバーたちのアンカーとなるべく指名を受けた連盟のベテラン雀士。
本名は柴田弘幸で、連盟の同姓プロ・柴田吉和*8との混同を避けるため2016年から現在の登録名を名乗る。
奥様は同じく連盟所属の蒼井ゆりかプロで、夫婦で活動することも多く、試合後の牌譜検討検証配信や「近代麻雀」紙面にてコラム「ひろしば×ゆりかのMリーグライフ」を連載中。
鳳凰位戦での通算獲得ポイントが連盟の全構成員中トップを誇る一方、長らく無冠の帝王とあだ名されるほどタイトルに縁遠かった男であるが結婚後の2023年についに頂点である鳳凰位を戴冠、その勢いのまま本田以来のグランプリMAX連覇を成し遂げた苦労人。

三浦の項目に書いた通り、序盤はなかなかトップが取れず苦労していたものの、厄祓い休暇の後は引きが良くなり、成績も回復しつつあった。
しかし、それと同時に時折波紋を呼ぶ打牌選択をする傾向が見え始め*9*10、その度に論争が巻き起こるというあまり嬉しくない目立ち方をしてしまっている。自団体での麻雀を知るファンからしても予想外な選択を取ることが多いようで、「MリーグでのHIRO柴田は別人」と困惑されることも。

一時は持ち直していた成績も再び下降してしまい、個人スコアもチームメイトの三浦と近い位置に落ち着いてしまった。

鳳凰位として2023年にスペシャル解説として参加した時には高宮の四暗刻を見届け、その同卓者として園田がいたこともあり、日吉に園田さん!と名前を間違えられた。
また、かつて財布を忘れて連盟道場に来てしまった黒沢にその場で1万円も貸したエピソードでも知られ一部で「黒沢選手のお財布2号」と呼ばれることも(1号は瀬戸熊)ある。



      zzz
Θ< Θ<
  

(本日、アースジェッツはお休みです)
(追記修正はモンダ民のみなさんでお願い致します)


この項目が面白かったなら……\ポチっと/

最終更新:2026年07月11日 16:00

*1 麻雀最強戦やWRC東京大会の後援も行うなどアベマ麻雀チャンネルととても深い関係性がある

*2 レギュラーシーズンの全日程消化の順番は前年レギュラーのチーム順位によって決定されており、9・10位のチームは最終日の2日前の試合日が最終戦になってしまう(25-26シーズンはBEASTと新規参入で10位扱いのJETSが対象)ため、レギュラーで敗退するとしても8位以内に入れるかどうかは翌年のチームにかなりの影響を与える。

*3 しかも、この試合の直前まで三浦は復調傾向で、個人成績を200ポイント近く回復させていた矢先だった。

*4 「ほぼ毎日4コマ」の初登場回でも、このことをオシ&ヒキにイジり倒されて盛大に吐血→横で聞いていた一馬が一度は待ったをかけるも、結局はうまくフォローできず困り果ててしまう、という哀しすぎる内容だった。

*5 元所属も含めれば、Piratesの瑞原(→最高位戦)、BEASTの東城(→連盟)などがいる。

*6 公表は逢川本人の打診で、自身が公表しないことで以降の新規参戦者に年齢非公表が増える可能性を懸念してとのこと。

*7 連盟には、連盟創設メンバー7名(森山茂和、灘麻太郎、前原雄大、沢崎誠、荒正義、伊藤優孝、古川孝次)にその年の鳳凰位を加えた8名で競われるトーナメント戦「達人戦」が存在。柴田は創設年の鳳凰位として参加し、そのまま優勝した。

*8 十段位 通算2期。

*9 主に、強気に攻めるべきと考えられる場面で受けの選択をし、それが裏目に出て物議を醸す、というルートが多い。所属団体の連盟が一発・赤ドラ・裏ドラ未採用のルールであり、それに引っ張られているのでは、と訝む視聴者が多い傾向にある。

*10 その極致が1月5日の対局での一幕。BEASTXの大介から5-8pリーチが入った後、8pをツモって無筋の6mを切ればカン7pテンパイが取れるという状況で、そのまま8pを切ってしまい放銃になった、という場面。どちらも危険牌であることには変わりなく、仮に6mを抱えていても危険牌を避けると良形の待ちになりにくく、リスクが釣り合っているとは言い難い選択だった。実況の日吉・解説の土田が揃って絶句してしまったこともあり、悪い意味で印象が強い手と言える。