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Mリーグ(麻雀)

登録日:2021/11/13 (土) 16:21:10
更新日:2026/06/14 Sun 13:09:38
所要時間:約 15 分で読めます




いま、最高の個人競技が、最高の団体競技になる。
この熱狂を外へ!



Mリーグとは、2018年に始まった、競技麻雀の団体間縦断チーム対抗プロリーグである。


概要

企業がチームスポンサーとなり、契約を締結したプロたちが年間を通して優勝を競い合う、プロスポーツとしての色合いを全面的に押し出したリーグ戦。冠スポンサーは大和証券(RS)・ZOZOTOWN(RS)・朝日新聞(SF・F)。

もともと麻雀プロは後述の五大団体含め規模問わず競技団体が複数乱立していた中、2014年の麻雀最強戦を制したAbemaの親会社であるサイバーエージェント社長の藤田晋が2016年に業界に本格参入。
ABEMA麻雀チャンネルで、各団体の枠を超えて超トッププロのみを集めて行ったリーグ戦・RTDリーグ(2016-18)*1と、団体対抗戦となるプロ麻雀団体日本一決定戦(2016)・麻雀駅伝(2017-18)を前身として、2018年に設立された。
参加資格は日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、RMU、麻将連合の五大団体と称される団体に所属するプロとなっている。各チームからドラフトで指名されたプロの雀士は、企業と契約を結んだ後にMリーガーとなり、ユニフォームを着て対局に挑む。*2
優勝チームの賞金は7000万円*3。選手個人の総合スコア、1試合での最多獲得スコア*4、ラス回避率がタイトルとして掲げられており、それぞれトップの選手がリーグ戦終了後に表彰を受ける。
これまで競技麻雀プロは大会を通して収入を得ているわけではなく、寧ろ大会参加やプロライセンスの為に身銭を切って参加していた*5のだが、Mリーグでは最低年俸が400万円に定められており、プロスポーツ選手という枠組みの麻雀プロとして、それまでに比べて資金的に安定した立場を得ることとなった。*6

Mリーグの開幕後、神域Streamerリーグを筆頭に麻雀リーグ戦や一部フリー雀荘でのライブ配信が行われるようになったり、更に応援しているMリーガーの地場での活躍を見るために各団体リーグ中継を観戦する視聴者としての麻雀ファン、通称『見る雀』の数も日増しに多くなってきている。
最近はこうしたMリーグをはじめとした活動が実を結んだ結果、老若男女問わず楽しめる究極のマインドスポーツの一つとしていわゆる一昔前の劇画でよく見られた麻雀≒シノギやアングラなギャンブルの代表格というマイナスイメージから脱却しつつあり、その影響は小学生向け雑誌である『コロコロコミック』にて特集記事が組まれたり同誌主催での小学生対象のMリーガーとの交流イベントの開催にまでに至っている。*7


大会の概要

2018-19シーズンに7チーム・21名で開幕。
2025-26シーズン現在は10チーム・40名で覇権を争う形となっている。
なお、同じチーム構成でセミファイナル進出を二年連続で逃した場合、チームメンバー最低一人の入れ替えが必須となる。

シーズンは9月中旬*8に開幕し、5月中旬~6月初旬頃に閉幕する。*9
2024-25シーズン現在はレギュラーシーズン各チーム1日2試合、48節・96試合。
そこからレギュラー上位6チームで1チーム20試合のセミファイナルシリーズ、さらに上位4チームが16試合のファイナルシリーズへ進出する。その際、各ステージでのポイントの絶対値が半減され、チームのポイント差が大きく縮まる。
選手にはレギュラーシーズン限定で試合数制限が課せられており、最低20試合・最高40試合となっている。また、個人タイトル資格のためには20試合以上の出場が求められる。なお、個人表彰はセミファイナル以降の成績は参照されておらず、レギュラーシーズンを1位で突破しても何の表彰もされてこなかったが、2024年シーズンからはレギュラーシーズンを首位通過したチームはセミファイナル以降の順位に依らず賞金が支給されることが決定した。
近年はボーダーラインだけでなく、RS4位以内通過というのも一つの注目ポイントになっている。*10また、試合時にはMリーグ機構側からケータリングとして弁当が支給されており、各週のウィークリーウィナーには副賞として豪華弁当が支給される。

ファイナル最終戦終了後に表彰式が行われ、個人タイトルの表彰と各チームの最終順位発表。
そして、優勝チームへのシャーレ授与が行われる。
オフシーズン中に契約更改およびドラフトが行われる。基本的には単年契約のようで、自由契約(退団)となった選手は所属していたチームとの次シーズンの再契約が不可能となる。
また、プロ野球のドラフトとは違い、別チームに加入する為には再びドラフトで指名される必要がある。*11

中継

大会はABEMATVの「麻雀チャンネル」で、基本的に水曜日以外の平日夜19時から生配信されている*12ほか、名場面集のベストコレクションをはじめ不定期での再放送も実施されている。ABEMAプレミアム会員は全シーズンのアーカイブを視聴できるほか、舞台裏インタビューやオフショット、チームごとの密着ドキュメンタリーや一部のコラボイベントなどを配信期限なしで何度も視聴できる*13
更に地上波では、ABEMATVに出資しているテレビ朝日のダイジェスト番組『熱闘!Mリーグ』が日曜日の深夜に、またBS朝日では火曜日の夜23時から特定の一試合を取り上げる『白熱の戦い』が放送されている。*14

また、各チームごとにYoutubeチャンネルやオンラインサロンを開設しており、控室の様子を移してのオンラインPVを実施したり、その日対局のない選手が様々な場所でチーム主催のオフラインのPVイベントを盛り上げることもある。
またリーグ全体でも、全チームの選手が集まる「プレミアムナイト」や、地方のシネマコンプレックスでPVを実施する「一気通貫ツアー」、後述の東京タワーREDイベント限定のチームフィーチャーPVなどに精力的に取り組み、見て楽しむスポーツとして麻雀を盛り上げている。近年では麻雀プロ側もMリーガーを中心に初心者限定のイベントや初心者やお年寄り子供向けの麻雀教室を実施する・ファンミーティングなど麻雀をやらないイベントを雀荘で開催する・麻雀以外のイベントやYoutube企画のオファーを受け出演するなど活躍の幅を広げている。

一方で、AbemaTVのコメント欄が匿名かつユーザーブロック機能を持たないこともあってか、非常にコメント欄の治安が悪い。特に女性や若手選手、不振の選手に対しての誹謗中傷が多く、Mリーグを初めて見るなら、コメント欄は開かない方がいいとまで言われるほど。*15
だが、麻雀プロとてプロである前に1人の人間である。緊張やうっかりが出てしまう場面は誰にでもある。チーム内や個人で対局後に検討が行われることも多く、自身がミスを自覚していることも少なくない。あまり厳しく追及するものでは無いだろう。まして誹謗中傷が許される訳が無い。
2023-24シーズンからは、ABEMATVの全チャンネルで唯一*16、AIを利用した誹謗中傷対策がスタート。誹謗中傷コメントの排除と、これまでに多数のコメント通報を受けた一部の人物に対し、書き込みブロックが行われることになった。


主なルール

  • 東南戦・誰かの持ち点が30000点に届かなかった場合に行われる西場北場はなし
  • 全自動麻雀卓の完全自動配牌機能を使用している。
  • 赤牌(5マン・5ピン・5ソーにそれぞれ1枚)を採用している。
  • 一発・裏ドラ・槓ドラあり。喰いタンと役牌バックあり。流し満貫なし。13翻以上の数え役満なしで三倍満止まり。ダブロン・トリロンなしの頭ハネ。
  • 各選手25000点持ちスタートで30000点を原点の0ポイントとし、1000点を1ポイントとして計算する。
  • 順位点として、その対局のトップに50ポイント、2着に10ポイント、3着に-10ポイント、4着に-30ポイントが加算される。*17
    • (例として、40000点でトップの場合は10ポイント+順位点の50ポイントで60ポイント獲得、0点で4着の場合は-30ポイント+順位点の-30ポイントで-60ポイントとなる)
    • (なお、同着となった場合は2つの順位点を足して割る形となり、例としてトップが2人だとトップの50ポイントと2着の10ポイントを合わせて2で割った30ポイント、記録上は1.5着となる)

各団体のリーグ戦などと比較すると、日本プロ麻雀協会リーグ戦レギュレーションに赤牌を追加した形でトップの順位点が大きい、つまりトップが非常に偉いルールになっている。
この赤牌の存在によりドラは最大7枚*18のため、高打点が出やすい。このことにより、手組みの技巧を凝らすよりも、面前で手を組んでリーチを打つことによってリーチ、面前自摸更に裏ドラに槓ドラの裏ドラと高打点が続出しがちである*19

PR・コラボ企画など

麻雀最強戦や麻雀ゲームもさることながら、Mリーグは麻雀を業界外へと持ち出すきっかけとなり、様々なコラボも誕生。
例えば、2018シーズンファイナルでは「はじめの一歩」とコラボし、森川ジョージ氏が描き下ろしたユニフォーム姿の一歩たちが描かれ*20、2023シーズンでは東京タワーでのコラボカフェを含む大規模コラボが開催されている。

また、スポンサー企業のCMにMリーガーが出演することも増え、そのたびに内川の四暗刻西単騎や仲林の国士無効が擦られ続けている。
2021-22〜23-24シーズンでは、地和を決めた選手には特別副賞として日清食品のU.F.O.を一生分貰う事ができたが、唯一でたのは2024/1/19の放送開始前のスタッフによるリハーサルでのことだった。*21「チーホー出たら、ユーホーあげる」
また日清食品は、2023シーズンにはドラカンやカンドラもろ乗りが発生した時に「槓全メシ」*22としてTwitter上でプレゼント企画を行っているほか、「飛んでしまった*23選手の次の飛躍を祈願する」という目的で「ひよこちゃん黒点棒」を贈呈している。…のだが、リーグ全体のトレンドとして攻撃性スタイルの表面化もあり、レギュラーシーズン終了時には36選手中31選手、セミファイナル以降も含める最終的には34選手が箱下を経験している。
なお、2023-24シーズンからは日清食品がメインスポンサーから離脱したことによりU.F.O.一生分は出ることはなかったが、代わって今度はソニー損害保険株式会社がだいすーきー賞ならぬ大四喜賞を設定。その名の通り役満・大四喜を出した選手に商品が与えられることとなった。
チーム単位でも、サクラナイツやパイレーツを中心に既存コンテンツとのコラボレーションを精力的に打ち出している。


それでは出場チームのご紹介へと参りましょう!

  • 50音順。チームスローガンをクリックすると各チームの項目へと飛びます











実況・解説の皆さま

実況


解説


他にも、Mリーガーがプレイヤー解説として登場したり、レギュラーシーズンが終盤に近づくと非Mリーガーの鳳凰位、最高位、雀王、令昭位、将王と各団体の現行最高タイトル保持者がレギュラー解説以外の解説者として登場。またセミファイナルシリーズやファイナルシリーズでは解説者が2人出演する事もある。
なお、基本的に選手入場時の口上は実況が担当する事がほとんどだが、解説者が声の演技も生業とする萩原か伊達の場合は第1試合での口上を言う事がある。

レポーター

2019シーズンまではトップを獲得した選手だけがインタビューを受けていたが、2020シーズンからはトップを獲得した選手の前に別の選手もインタビューを受けるようになった*28ただし、4着の選手が大きく沈むなど悲惨過ぎる結果に終わると高確率で呼ばれる為、さらに傷をえぐられる形になる。



その他関係者

  • 藤島じゅん
キンマwebにて掲載されているMリーグ公式4コマの作者。失言をした選手・解説がロンパールームの都市伝説よろしく人形に置き換えられる*30など、公式漫画とは思えないブラックなオチが時たまみられる*31。選手のいじり方もかなり豪快*32で、たびたび誰かしら吐血している*33
アニメにも多少造詣があるようで、まどマギジョジョ、果てはクソアニメが絡んだネタが公式4コマに登場したことも。*34
ちなみに夫は信長の忍びなどでお馴染みの重野なおき

  • Мリーグ成績速報(非公式)
Mリーグ発足以降、TwitterにてMリーグの試合経過などを毎日リアルタイムで記録している、自称ライトファンの御仁。その細かさは尋常ではなく、得点推移や各順位の割合はもちろん、裏ドラの枚数や席ごとの成績まで、数字に関するものならほぼ全てと言っていいほどに記録している。
その精度は公式にも頼りにされるほどで、Мリーグの公式ガイドブックにもそのデータが引用されている。
情報を引き出す早さも非凡なものであり、解説陣が少し話題にしたもの(レア役など)の過去の記録をすぐさま引っ張ってくる。筆者が覚えている限り、彼が唯一記録できていなかったデータは、日清食品がプロモーションの一環として発表した「日吉が実況で『メン』と口にした回数」。
上述の公式4コマを通してまどマギに触れ、白い悪魔の凶悪さを思い知る、なんてこともあった。Мリーグを通してアニメ沼に沈められる一般人
}

熱闘!Mリーグ

テレビ朝日・BS朝日で放送されている番組。
前半に1週間のダイジェストの振り返りを行った後、後半で週替わりのコーナーがある。

wiki籠りさんに任せたんだよ!あなたで編集合戦になったらしょうがないって言ってるんだ!
追記・編集でいいじゃないか!!

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最終更新:2026年06月14日 13:09

*1 正式名称は「藤田晋invitational RTDリーグ」。なお、第一回ドラフトにて選出された男性プロのうち、半数以上はRTDリーグ参戦済み

*2 Mリーグ発足前までは麻雀プロ対局は女流プロはそこまでの服飾規定はないものの、男性プロはスーツ着用が基本であった。

*3 準優勝チームは2000万円、3位のチームも1000万円もらえる。

*4 2018-19シーズンのみ最多獲得スコアではなく平均打点が表彰の対象だった。

*5 主な収入源は雀荘へのゲストや雀荘のメンバー・従業員、寧ろ本職を持つ中での趣味の一環など様々。

*6 ただし、これによって生じたMリーガーとMリーガー以外の麻雀プロの格差により、優勝争いや個人タイトル争いよりも、「Mリーガーになれるか、なれないか」「契約解除されるか、されないか」といった方が注目を集めてしまいがちという問題がある。

*7 担当記者のポン・チンカン氏は誌上企画にて日本プロ麻雀協会のプロテストを受験、見事合格し協会所属プロとなっている

*8 8チーム時代以前は10月

*9 なお、22-23シーズン以降のオフには、当該シーズン所属の全Mリーガー+各団体から推薦を受けた実力者を招いた「Mトーナメント」を実施している

*10 これはレギュラーシーズンの通過順位によりセミファイナルの日程が決まること、そこで4位以内だと最終日の試合を打つことができ、ポイント調整を自らの手でできるという理由がある。

*11 これまでに格闘倶楽部滝沢、風林火山内川、BEAST東城の3例

*12 放送時間は午後11時55分まででそれを超過する場合はサブチャンネルである麻雀Liveチャンネルで引き続き放送される

*13 試合アーカイブはU-NEXTでも視聴可能

*14 初年度シーズンのみハイライト番組はTOKYOMXで放送されていた

*15 一例として、点数申告の遅れや所作、牌選択などに対して、「プロなのに〜」という文言から始まる批判が多い。こうした無責任な発言や、4人の手牌が見えているからできるような批判(いわゆる「神目線」)を繰り返す連中はまとめて「コメランズ」と称されており、園田のYouTubeなどでもこの言葉が使われている。また、これらの多くは少人数の連投によるものと見られており、「不快なコメントを3・4個ブロックしたらコメント欄が一気にきれいになった」といった報告が相次いでいる。

*16 この意味をよく考えるべきだろう

*17 全員30000点スタートのうち最初に参加費として全員から5000点ずつをプールして最終的に1着が総取りすると考えればわかりやすい

*18 赤牌がドラの場合は1枚でドラ2枚分となる

*19 特に最近は一部の女流選手が活躍し、一方でそれまで実績のある選手がかなり苦戦していることに対して、運ゲーと揶揄する心無い声もあるが、そもそも麻雀は運要素が強いゲームな上、見ごたえが出るよう派手な撃ち合いが起こりやすいルールにするのは必然である。

*20 そのアクスタは現在でもMリーグスタジオに飾られている。

*21 出たのはABEMAS・松本の席だった。なお、2023シーズンは役満が一度もなかった為、この地和がある意味で唯一の役満となった。

*22 槓した当人が上がらずともよく更に他者のリーチ上がりで裏ドラをめくって全乗りしても発生した時点槓全メシとなる

*23 持ち点がマイナスになること。なお、Mリーグでは飛び終了は無い。

*24 入社したわけではなく、Youtubeでの活動のみ参加の形

*25 特に伊達・瑞原あたりが勝手に心境を語られがち

*26 麻雀用語であるリャンメン待ちやメンツだけでなくメンタル、メンテナンスなどもメンが入っているすべての言葉が対象となっている

*27 「使い勝手がいい」という非常に雑な理由で引っ張り込まれた

*28 シーズン最終戦などでは全員がインタビューを受ける事もある。

*29 もっとも、白鳥が麻雀番組のレポーターとして十分以上の素養を認めるレベルには高かったのだが。

*30 主に雷電・瀬戸熊が多井の逆鱗に触れて雷電のマスコットのクマに置き換えられる展開が多い。

*31 当時負けが込んでいた風林火山・松ヶ瀬について、二階堂姉妹が「4着を取りすぎて消された」と語る(Tol.630)、EARTHに指名された直後の三浦に対し、オシヒキが「ドラフト前の気配ゼロ!予想ゼロ!ドラフト後の存在感もゼロ!!」と集中砲火を浴びせたうえに、フォローに入った一馬が三浦の凄さを説明できずに困り果てる(出張版2025夏)など

*32 完全にロボット扱いの小林、完全にネコ扱いの茅森、西放銃&史上最低得点記録をとにかく擦られまくる内川、裏3が全く乗らず逆に相手には乗っけられがちな園田、年齢関連のネタでほぼ確実に現れる黒沢(年齢不詳)など。

*33 近藤誠一に至っては、2020/12/25回にて滝沢への満貫放銃時に腹部を激しく斬られている。

*34 一方、アカギをネタにしたときは許可を取るのを失念したらしく、掲載が遅れる事態となってしまった