登録日:2026/01/22 Thu 10:28:42
更新日:2026/03/12 Thu 12:14:19
所要時間:約 20 分で読めます
『勇者パーティを追い出された器用貧乏 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、万能へと至る~』とは、日本の
ライトノベル。
【概要】
『
小説家になろう』にて2021年2月5日から連載中。2022年4月30日からは『カクヨム』でも連載を開始した。作者は都神樹。
書籍版は講談社Kラノベブックスから刊行中。既刊9巻。イラスト・キャラクター原案はきさらぎゆり。
Web版と書籍版では大まかな流れは同じだが細部に違いがあり、作者曰く書籍版が正史。
序盤の展開こそ「主人公が元々所属していたパーティのメンバーが主人公の実力を理解せず追放し、主人公が新たなパーティで名を馳せていく一方元のパーティは落ちぶれていく」というよくある追放モノの流れだが、本作では
この手の作品でよく疑問になる「なぜ主人公の元のパーティメンバーは主人公の実力を理解できないのか」「なぜ主人公の元のパーティメンバーはやけに性格が悪いのか」という点に明確な理由がある点が特徴。
ほかにも、
「最初敵として登場した組織が主人公の古巣であり、主人公が最終的にそこに戻る」「メインヒロインが初登場時に主人公をガチで殺しにかかってくる」といった斬新な展開がある。
伏線がかなり多く、傍点がふってある部分は大体伏線。
【あらすじ】
勇者パーティに所属し付与術士を務めていたオルンは、バフの強化値が低いことを理由にパーティを追放される。
これを機に本来のポジションである剣士に戻ったオルンは、実力を試すため一人で迷宮に潜っていたところ、パーティメンバーに見捨てられ窮地に陥っていた少女・ソフィアを助ける。
お礼に食事をごちそうになっていたところ、ソフィアの姉で以前から親交のあったセルマと再会し、2人の所属するクラン《夜天の銀兎》の新人たちへの教導探索に教官として参加することに。
その教導探索の中、勇者パーティのミスで深層のボスである黒竜が教導探索の場に転移。新人たちを守るため、オルンは一人で黒竜に挑み……
【用語】
◆魔力関連
空気中に存在するエネルギー。
通常人間の目には見えないが、密度が高まると見えるようになる。
知覚することも通常は不可能だが、魔力に関わる異能を持っていればある程度魔力を感じ取ることが可能。
魔獣が使用する、魔力によって様々な現象を引き起こす力。
魔法を参考に作られた技術。
術式を構築し魔力を流すことで、魔法に近い現象を引き起こす。
各魔術の基本式に威力や効果範囲といった付加設定を加えて術式を作る『術式構築』と、完成した術式に空気中の魔力を流し込む『魔力流入』の二段階の手順を踏み行使する。
攻撃用の魔術。
『土』『水』『火』『風』『雷』『氷』の6つの系統に分かれている。
初級、中級、上級、特級の4つの階級に分かれており、上の階級程威力や範囲が上がるが難易度も上がる。
サポート用の魔術。
任意の対象の能力を引き上げるバフ、任意の対象の能力を下げるデバフ、その他サポート用の魔術に区分される。
メインで使われるのはバフで、4~5倍の上昇倍率があれば優秀とされる。
デバフは魔力抵抗力の影響が大きい上ため対象の魔力抵抗力を把握して術式を調整する必要があり、効果が難易度の高さに見合わないため使う者はほとんどいない。
治療用の魔術。こちらも系統の区分がある。
複数の術式を同時に構築する技術。Aランク以上の魔術師には必須とされる。
膨大な計算を脳内で行う術式構築を同時進行で複数行うため難易度は非常に高く、魔術師が挫折するポイントとされる。
特定の魔術に対して右に出る者がいないほどの常軌を逸した適性を持つ者。
自身の特異魔術ならば術式を一瞬で構築したり、通常のものとは比べ物にならない効果範囲になったりする。
自身の特異魔術以外の魔術に関しては得手不得手はないが、魔術全般との親和性が高く特異魔術以外でも全ての魔術を高水準で扱える模様。
人間が稀に持つ特殊能力。本来人間が持ち合わせていない別種の力の総称。
通常異能はその人だけの固有の能力とされるが、オルンとオリヴァーは何故か全く同じ異能を持つ。
かなり自由度の高い能力であり、異能者が自身の異能を定義し「こんなこともできる」と決めつける【拡大解釈】によって、限度はあるものの様々な応用が可能。中には異能の名前から受ける印象とは全く異なる効果を発揮する場合も。
魔術の術式を刻んだ道具。刻まれた魔術の効果を得ることが出来る。使用するには魔石が必要。
オリジナル魔術を公開する場合は魔道具に術式を刻んで公開するのが一般的で、そうすることによってダミーの術式を紛れ込ませ本命の術式を隠すことが出来る。
魔力の結晶。基本的には死亡した魔獣が落とす。
魔導具を使うためのエネルギー源となっており、現代では人々が生活するためには無くてはならない物。
魔獣は魔石を狙う習性があるため、ヘイト管理に魔石が用いられることもある。
魔石に特定の鉱物を混ぜ合わせて作られた合成石。
周囲の魔力を引き寄せる特性があり、魔力流入が楽になることから、主に魔術士が使用している杖に使われていることが多い。
別の鉱物が混ざっているためか、魔石を狙うはずの魔獣に狙われることが無いが、魔導具に使用することができない。
特定の系統に適性を持つよう変質した魔力。該当する系統の魔術を使用する際精霊を流入させると、普通の魔力を同量流入させた場合より威力が上がる。
Web版の解説によると、特定の系統の魔術に何度も使われた魔力が変質するため、特定の系統に弱い魔獣など使われる系統が偏るような場所に発生することが多い。
精霊の中に稀に表れる、自我を持ち魔力生命体に至った個体。
おとぎ話では勇者と共に邪神を討伐したとされる。
世間一般では架空の存在だと思われている。
◆迷宮関連
大陸各地に点在する、魔獣が出現する地下空間。
数百年前から突如各地に出現するようになったが、何故出現するのかはわかっていない。
内部構造は迷宮によって平原や洞窟、石造りの通路など様々だが、一つの迷宮の中では同じような構造が10~30層続いている。
深い層ほど出現する魔獣の数が増えるが、魔獣の種類は階層による違いはない。
各階層には大きな水晶があり、迷宮の入り口にある水晶の間まで一瞬で転移できるほか、水晶の間から自身のギルドカードに記憶されている階層の水晶まで転移する事も出来る。水晶から半径20メートル以内は魔獣が入ってこないため安全地帯となっている。
攻略されると消滅する。
迷宮内にも生態系があり特定の素材が狩り尽くされるとしばらく入手できなくなるが、一週間ほど人の手が入らないと自然に元に戻る。
魔石の供給が途絶えないようにするため、ギルドの許可なく迷宮を攻略することは禁止されている(攻略せず内部の素材を狩るだけなら可)。
通常の迷宮よりも巨大迷宮。大陸に東西南北4つ存在していたが、その内西の大迷宮は本編開始の約3ヵ月前に攻略された。
四つの区分に分かれており、1~30層は上層、31~60層は中層、61層からは下層と呼ばれ、北と南の大迷宮は91層から深層となっている。
より深い層ほど出現する魔獣が強力になり、階層も広くなるほか、下層からは環境の変化も加わるようになる。
攻略されても消えずに内部の素材を採取できるが、魔獣は出現しなくなるため魔獣素材や魔石は採れなくなる。
迷宮・大迷宮の各階層ある大きな水晶。
迷宮の入り口にある水晶の間まで一瞬で転移できるほか、水晶の間から自身のギルドカードに記憶されている階層の水晶まで転移する事も出来る。水晶から半径20メートル以内は魔獣が入ってこないため安全地帯となっており、魔獣が地上や他の階層に出る事を防いでもいる。
迷宮内に生息する生物。稀に地上にも出現する。人間を襲う習性があり、特に人の多いところを優先して狙う。
別種の魔獣を襲うことはないが、魔石は狙い、魔石を持つ一人と持たない複数人だと魔石を持つ方を狙うことの方が多い。
魔石を大量に取り込むとパワーアップする。
死亡すると黒い靄となって消え、魔石を落とすほか、稀に体の一部が魔獣素材として残る。
死ぬ前に体から切り離された部位も魔獣の死後消えずに残るので、特定の魔獣の特定の部位が欲しい場合は殺す前に剥ぎ取る方が確実。
水晶でも止められずに魔獣が地上にあふれ出す現象。
あふれ出た魔獣は迷宮から一番近い街に押し寄せる。
原因は解明されておらず、予兆なく突発的に起こるため人間側が後手に回ることが多い。
迷宮・大迷宮の最深部にある巨大魔石。これを回収するとその迷宮は攻略となる。
大迷宮に存在する、ボスエリアと呼ばれる一定の範囲内でしか活動できない代わりに強大な力を持つ魔獣。倒さなければ次の階層に進めない。
下層までは十階層ごとに、深層では各階層に存在する。
確定で魔獣素材を落とし、場合によっては死体がそのまま残る。
◆探索者関連
迷宮に潜り、魔獣を討伐した際に得られる魔石や魔獣素材、迷宮内に存在する鉱物や植物を売ってカネを稼ぐ者たち。
大迷宮の攻略を目指す者と、領主のお抱えとなりその領地内にある通常の迷宮を探索する者の2種類がいる。
探索者パーティの実力を示す区分。
メンバーの平均到達階層に応じて、上層:Cランク、中層:Bランク、下層:Aランク、深層:Sランクと分かれている。
探索者を管理する組織。
探索者から迷宮素材を買い取り販売している。
グランドマスターを頂点とし、その下に4つの大迷宮のある街を拠点として大陸四方の迷宮を管理するギルド長がいる。
探索者にギルドから発行されるカード。
持ち主の名前と大迷宮の到達階層が記載されている。
単なる身分証ではなく、迷宮の階層入り口にある水晶を記憶させておくことで、迷宮入り口の水晶の間から一瞬で記憶させた水晶の有る階層に移動できる。この発明により探索の効率が大幅に上昇した。
また、緊急事態にはギルドの判断により探索者を全員迷宮外に転移させる「強制送還」が使用できる。
複数人の探索者で組むチーム。
少なすぎると不測の事態に対応できず、多すぎると連携がうまくいかないうえにディフェンダーに狙いを集中させにくくなるため、5~6人で組むのが一般的。
探索者が所属する組織で、ギルドが公的機関ならこちらは民間企業。
探索者以外にも鍛冶師や魔道具師、商人などが所属し、資金稼ぎや武器の製造などで探索活動をバックアップしている。
何らかの事業を行っているところも多い。
パーティやクランに出資し、見返りにギルドを介さず欲しい迷宮素材を手に入れている貴族や大商会。
当然生きて帰ってくる可能性の高い探索者が所属しているところに出資するため、新聞では有望な探索者が取り上げられることが多い。
パーティ内での役割。相手を攻撃する『アタッカー』、相手の攻撃を引き付ける『ディフェンダー』、味方をサポートする『サポーター』の3種類に分かれ、その中でもさらに剣士、魔術師、回復術士、付与術士といったポジションがある。
セルマが考案したかなり新しい概念であり、それまではアタッカーに相当する者4人と回復術士という構成がスタンダートだったが、セルマのパーティがロールを分担したことで継戦能力を大きく向上させ、当時の現役探索者の到達階層を更新したことで現在はパーティ編成の常識となっている。
サポーターの一種で、支援魔術をメインで使うポジション。
主に味方をバフで強化するのが仕事だが、バフの効果時間は個々人の魔力抵抗値によって違うためそれぞれの効果時間を把握し、効果が切れる前に掛け直さなければならない。
直接戦闘に参加しないため、戦闘中の指揮を任されることも多い。
サポーターの一種で、回復魔術をメインで使うポジション
味方がダメージを負っていないなら攻撃にも積極的に参加する。
◆国家
作中の世界は大陸が一つと、島国が一つ、どこかの国の領土になっている島や無人島がいくつか存在する。
大陸の南西部にあり、南の大迷宮を擁する国。
大迷宮から得られた資源を貿易に用い他国との友好関係を築くことを優先してきたため、大迷宮を擁する国の中では最も国力が低い。
ノヒタント王国北西に位置し、クライオ山脈を挟んで隣接している隣国。君主はヘルムート・ルーツ・クロイツァー。
大陸の西部を占有する大国で、西の大迷宮を擁していた。
北の対迷宮を擁する国。
約60年前に戦争が起き、迷宮素材の需要が急上昇したことで大迷宮攻略が一気に進んだ。
世界の最東にある世界唯一の島国。君主はナギサ・アサギリ。
独自の文化が根付いている。
数年前に内乱が起きて当時の皇家が滅ぼされ、現在は内乱を主導したアサギリ家が新たな皇家となって治めている。
大陸中央にある国。
《おとぎ話の勇者》が建国した国で、他国からも一目置かれている。元々は《おとぎ話の勇者》を王とした王国だったが、王の崩御後は王政を廃止し上級貴族が持ち回りで統治している。
魔術大国として知られており、魔道具や魔導兵器の開発技術に長けている。
東の大迷宮を擁する国。大陸東部に強い影響力を持つ。
国家元首は最高議長で、現在の最高議長はグンナル・シュテルン。
◆教育機関
ノヒタント王国において10~15歳の貴族の子どもが通う学校。ここを卒業しないと貴族として認められない。
ヒティア公国にある魔術・魔道具について学ぶ名門校。
他国の者でも審査を突破すれば入学可能。
◆商会
ツトライルに本店を構える、ノヒタント王国国内では有数の商会。最近は他国にも商圏を伸ばしている。商会長はパスカル・フロックハート。
かつてはもっと手広く商売をしていたが、ここ10年間でフォーガス侯爵に依存し彼の派閥の貴族のみと取引をするようになった。
大陸各地に商圏を広げている世界有数の商会。本店はヒティア公国の首都セレスとにある。商会長はクリストファー・ダウニング。
生活魔導具を主に取り扱っている。
◆その他
数百年前邪神を討伐して世界を救ったとされる伝説の人物。
邪神討伐後はヒティア公国を建国し世界に平和をもたらした。
邪神を倒した功績から「勇ましい者」略して「勇者」と呼ばれ、晩年は《異能者の王》と呼ばれるようになった。
おとぎ話で語られている、最凶の魔獣。
おとぎ話の勇者によって討伐されたとされる。
作中で用いられている暦。おとぎ話の勇者が邪神を討伐しヒティア公国を建国した年が四聖暦元年とされる。
本編開始時点で四聖暦629年4月頃。
下から順に鉄貨、小銅貨、大銅貨、小銀貨、大銀貨、金貨、白金貨の七種があり、10枚で一個上の通貨と同価値になる。
庶民であれば金貨一枚で一月は暮らせる。
【登場人物】
《夜天の銀兎》
ツトライルを拠点にするクランの一つ。
一般的なクランの数倍の構成員を擁するツトライル最大手のクラン。
本編開始の前年に当時のエースが死亡したことやクラン内でごたごたがあったことから活動が停滞気味だったが、オルンの加入により盛り返していく。
CV:大塚剛央
主人公。
元々は《黄金の曙光》に所属していたが、実力不足と判断され追放される。
その後《夜天の銀兎》の教導探索に教官として参加し、乱入してきた黒竜を一人で討伐したことで《竜殺し》と呼ばれるようになる。
その後《夜天の銀兎》からのスカウトを受け、《夜天の銀兎》のエースとなる。
身体能力は平凡で支援魔術の強化値も低く何故か上級以上の魔術が使えない体質だが、高度な武術や魔術を短期間で習得する器用さと並外れた頭脳を誇り、様々なオリジナル魔術や創意工夫で基礎能力の低さを補っている。
【魔力収束】の異能者で、魔力を集め実体化させて操れる。
第一部隊リーダー。ポジションは付与術士。
ダルアーネの領主クローデル伯爵の娘。
オルンの実力を以前から高く評価しており、追放されたオルンを勧誘しようと真っ先に目を付けていた。
支援魔術と指揮能力に優れ大陸最高の付与術士と呼ばれる。
【精神感応】の異能者で、仲間と念話で会話できる。
第一部隊メンバー。ポジションは魔術師・後衛アタッカー。
幼児体系だが第一部隊最年長。みんなのお姉さん的存在。
かつてはストロメリア天才と呼ばれていた凄腕の魔術師。
CV:大倉紬
第一部隊メンバー。ポジションは回復術士。
ムードメーカーなボクッ娘でコミュ力が高い。
【魔力追跡】の異能者で、魔術・魔法の術者を探知できる。
CV:濱健人
第一部隊メンバー。ポジションはディフェンダー。
気のいい性格のムードメーカーその2。
双刃刀を用いたカウンター型のディフェンダー。
CV:立花日菜
新人部隊第十班メンバー。ポジションは魔術師・後衛アタッカー。
セルマの妹。クラン外の探索者と野良パーティを組んでいたところメンバーに見捨てられて命の危機に陥るが、オルンに救われる。
魔術師としてのポテンシャルは高く、当初から上級魔術を習得している。
CV:大地葉
新人部隊第十班リーダー。ポジションは付与術士。
14歳にして並列構築を習得しているなど、オルンも認める天才。
当初は自信過剰な性格だったが、オルンの実力を知ったことで謙虚になる。以来オルンを師匠と呼び慕う。
新人部隊第十班メンバー。ポジションはディフェンダー。
常に笑顔を絶やさず気配り上手だが、その裏には辛い過去があり、ところどころ闇を垣間見せる。
素早い身のこなしと短剣の二刀流で戦う。
【自己治癒】の異能者で、傷が瞬時に治る。
総長。優れた頭脳を持ち、団員たちからの信頼は篤い。
探索管理部長。軽い口調で話す。
《黄金の曙光》
オルンが元々所属していたパーティ。
暦史上初めて南の大迷宮の94層に到達し、20年ぶりに最高到達記録を塗り替えた当代の勇者パーティ。
さらなる躍進の為、実力不足と判断したオルンを追放しフィリーを迎え入れるが、以降は一度攻略に成功した92層で攻略に失敗するなど探索が上手くいかず……
CV:中島ヨシキ
《黄金の曙光》リーダー。ポジションは前衛アタッカー・剣士。
オルンとは幼馴染で親友だったが、故郷を滅ぼされて以来強くなることに固執しオルンとすれ違いが生じていった。
《剣聖》の二つ名を持つ剣の達人で、身体能力は常人離れしておりツトライルの前衛職探索者の中では一、二を争う実力を持つ。
オルンと同様【魔力収束】の異能者。性格もあってかオルンと違って攻撃にしか用いていないが、威力はすさまじい。
この手の追放モノのリーダーとしてはめずらしく、使命感が空回りしてかえって袋小路に嵌っていくタイプで、アネリよりも倫理観はあるほう。
寧ろデリックとアネリの方に問題がある。
CV:盆子原康
《黄金の曙光》メンバー。ポジションはディフェンダー。
粗暴な性格で、カッとなるとパーティメンバーに対してもすぐ手を上げる。
人の話を最後まで聞かずに遮る悪癖がある。
CV:渡部沙弓
《黄金の曙光》メンバー。ポジションは魔術師。
高飛車な性格で、誰に対しても上から目線で話す。
オルンに個人的な恨みがあるとのことで、追放の際に器用貧乏と罵った。
CV:田澤茉純
《黄金の曙光》メンバー。ポジションは回復術士。
フロックハート商会会長の養女で、商会の大口取引先であるフォーガス侯爵の命で加入した。
【精霊支配】の異能者で、精霊を知覚し操ることが出来る。
《黄金の曙光》の中で唯一オルンの実力を正当に評価しており、オルンの追放には最後まで反対していた。
実家に帰省している間に他のメンバーがオルンを追放してしまったことを知り、当初はオルンを呼び戻そうとするが拒否される。
その後は自身もパーティを抜けようとするも養父への恩義からそれも出来ず、パーティ内の関係改善に努めるが……
オルンの後釜として《黄金の曙光》の付与術士となった女性。
人当たりが良く、我の強いデリックやアネリともすぐ仲良くなった。
元は西の大迷宮で100層に到達した実力者で、セルマにも迫る支援魔術の使い手。
《赤銅の晩霞》
ツトライルの探索者クランの一つ。
探索者4人・非探索者7人の計11名からなる小規模なクランだが、少数精鋭をコンセプトにしており構成員一人一人が優秀。
所属しているパーティは一つだけで、クラン名がそのままパーティ名になっており、一人一人の実力の高さもありSランクパーティに数えられている。
《赤銅の晩霞》のエース。ポジションはディフェンダー。
キョクトウ出身の少女。
《剣姫》の異名を持つ剣術の達人。また【未来視】の異能者で、少し先の未来を視ることが出来る。
個人の実力ならオリヴァーを凌ぐとされる。
《赤銅の晩霞》リーダー。
キョクトウ出身でフウカとはキョクトウにいた頃からの仲間。
自由奔放なフウカに振り回される苦労人。
【鳥瞰視覚】の異能者で、視界を別の場所に飛ばし、遠くの光景を見ることが出来る。
《赤銅の晩霞》メンバー。ポジションは回復術士。
名字は漫画版で判明。
《赤銅の晩霞》メンバー。愛称はカティ。
十数個の回復魔術を並列構築し、そのすべてがかなりの発動速度を誇るなど魔術の腕前はかなり高い。
ヒティア公国のとある領主の息子に奴隷として酷使されていたところをフウカとハルトに助けられ、仲間になった。
探索者ギルド
大陸中のギルドを統べるグランドマスターの座に就く隻眼隻腕の男。
【永劫不変】の異能者で、老いることもなく数百年の時を生き続けている。
ツトライルのギルドを取り仕切り、大陸南部の迷宮を管理する南のギルド長。
白髪交じりの老人で、人のよさそうな風貌だがオルンからは掴みどころのない人と評されている。
ツトライルのギルドに務める女性職員。《黄金の曙光》を結成時から受け持っている。
他人に安心感を与える雰囲気や包容力を持つ。
面倒見のいい性格で、追放後のオルンのことも気にかけている。
ツトライルの住人
ツトライルで雑貨屋を営む老人。
伝説の魔道具師。表向きは死亡したことになっているが偽名を用いてツトライルで暮らしている。
オルンの魔術の師。オルンからはじいちゃんと呼ばれ祖父のように慕われており、カヴァデールもまたオルンを孫のように可愛がっている。
新進気鋭のAランクパーティ《翡翠の疾風》のリーダー。
貴族出身で、セルマとは貴族院の同期で親友。
魔術を交えた二刀流で戦う剣士。
ノヒタント王国王侯貴族
ツトライルを含む周辺一帯を治める侯爵。《黄金の曙光》のスポンサーも務める。
人の良さそうな顔だが腹黒く、裏で何やら暗躍しており……
王国北部に影響力を持つ伯爵家の前当主。《夜天の銀兎》のスポンサー筆頭。
好々爺然としているが真意の読めない面も。
ノヒタント王国第一王女。
セルマ、ローレッタとは貴族院の同期。
オルンの大ファン。
《アムンツァース》
二大犯罪組織の一つ。
大迷宮を攻略してはならないと主張し、各大迷宮の攻略最前線にいる上級探索者を殺して回っている。
大迷宮の下層、強い者なら深層でも活動できる実力に加え、対人戦に長けているため、人間との戦いに慣れていない者では上級探索者でもなすすべなく殺されてしまう。
CV:藤田茜
《アムンツァース》のエース。ローブを纏った銀髪の女性。
氷系統の魔術を得意とし、《白魔》の異名で恐れられる。
【時間遡行】の異能者で、対象の時間を撒き戻せる。
シオンの侍女兼護衛。シオンに絶対の忠誠を誓い、戦闘でもプライベートでも献身的に支えている。
《シクラメン教団》
二大犯罪組織の一つ。
邪神を信仰し、その復活を教義に掲げていているカルト教団。
元々いるかもわからない存在を信仰する怪しげな連中として悪名高かったが、人体実験や人身売買、テロ行為など悪質な犯罪を繰り返していたことが発覚したため犯罪組織と認定された。
《アムンツァース》とは敵対関係にあり、出くわせば即殺し合いに発展する。
教団幹部の一人。
教団の様々な研究に携わるマッドサイエンティスト。
貴族のような恰好の青年。
邪魔・不要と判断すれば仲間すら平然と手にかける冷酷な性格。
◆メディアミックス
ニコニコ漫画『水曜日のシリウス』にて2021年10月4日から連載中。単行本のレーベルはシリウスコミックス。作画はよねぞう。
Web版とも書籍版とも細部は異なっている。
タイトルは『勇者パーティを追い出された器用貧乏』。
2026年1月4日から放送中。
OP:「シルベ」常闇トワが歌うオープニングテーマ。
ED:「sukuu」シンガーライターのNowluによるエンディングテーマ。
◆スピンオフ
- 勇者パーティを追い出された器用貧乏 外伝 オフのセルマさんは不器用⁉
作者はよねぞう。『水曜日のシリウス』にて2025年12月24日から連載中。
オルンが加入する前の《夜天の銀兎》におけるセルマの日常を描く。
追記・修正は器用貧乏な人にお願いします。
- アニメではカットされてるけど、漫画版1話に登場するギルド職員の人が可愛いんだよね。ちなみに無料で見れる。 -- 名無しさん (2026-01-22 10:34:31)
- わぁ~ -- 名無しさん (2026-01-22 21:49:59)
- アニオリ(?)でキャロラインの蜘蛛糸拘束シーンが出たから吃驚したわ -- 名無しさん (2026-01-22 22:38:34)
- この手の追放モノにしては珍しく主人公と追放した勇者がマトモな関係に戻る…というか割と仕込みがあるから唯のザマァ系ではない -- 名無しさん (2026-01-23 17:42:04)
- コミカライズ版は主人公が無個性中の無個性・・・ -- 名無しさん (2026-01-24 19:32:42)
- コミカライズから入門したけど、1巻1巻の物語の進行スピードが遅いのなんのって…そこが問題だ。 -- 名無しさん (2026-01-27 11:56:52)
- コミカライズ版は絵は綺麗だけど進行遅すぎて -- 名無しさん (2026-01-31 18:04:27)
- 他の作品読むなりして数年待ってからまとめて読むって手もあるで 何なら終了を待つ作戦でもいいし -- 名無しさん (2026-01-31 23:23:52)
- ギルド長の声を聞いて『おや?』っと思ったけど、久々に菅原正志さん見かけたな -- 名無しさん (2026-02-03 00:56:32)
- 『笑ってれば誰も殴らない』キャロラインは声はヤイバのさやかでも、キャラ設定はるろ剣の瀬田宗次郎だったのか -- 名無しさん (2026-03-09 23:20:27)
最終更新:2026年03月12日 12:14