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アドヴォカート

登録日:2026/02/06 Fri 21:22:30
更新日:2026/05/30 Sat 09:57:55
所要時間:約 3 分で読めます




アドヴォカート(advocaat)とはリキュールの一種。

◆概要

オランダ発祥のをベースとしたクリーム状のリキュール。
云わば「洋風の卵酒」とでもいうべき洋酒である。

名前の由来はオランダ語の弁護士で、「この酒を飲むと弁護士のように弁舌がさわやかになる」と謳われている。
トゥピ・グアラニー語族がアボカドから作っていたアルコール飲料に由来するという説もある。

卵黄をメインに砂糖・ブランデー・スピリッツを混ぜ込んで作られており、濃厚でクリーミーな味わいが特徴的。
非常にドロッとしているため、洋酒というよりは「アルコール入りのカスタードクリーム」みたいなイメージかもしれない。
ウイスキーやスピリッツといったメジャーな酒とは違い、甘味がかなり強いため、お酒をあまり飲まない初心者にも馴染みやすいかもしれない。
しかし、アルコール度数は15前後と日本酒と同程度にはあるため、ストレートでも飲めなくはないが喉は結構ヒリつく。
そのため、基本的には後述するカクテルなどで楽しむ方がいいだろう。

より細かな定義としては
  • 良質な卵黄、卵白、砂糖、蜂蜜を用いること
  • 1リットル当たりの配合は、卵黄が140グラム以上、砂糖ないし蜂蜜が150グラム以上であること
  • サルモネラ菌が生存できないアルコール度数14%以上
といった条件もあるらしい。

また、日本に流通しているアドヴォカートは全卵を使用したカクテル向けの「薄い」タイプとのことで、
本場オランダにのみ流通しているアドヴォカートには卵黄のみが含まれた「濃い」タイプもあるとのこと、
こちらは主にアイスクリームやペーストリーなどのデザートなどに供されるんだとか。
アドヴォカートスロフやアイアーリクーアクーヘンに使用されるほか、アイアーシュッケなどの菓子に加えることもある。

日本国内では赤いキャップが特徴的な「ワニンクス」のアドヴォカートが有名。
他にボルス、ヴェアポーテン、ベン・フライドエッグといったメーカーがある。
ただ、ベン・フライドエッグは既に廃版となってしまっているらしいが…

◆アドヴォカートを使った主なカクテル

スノーボール(Snowball)

アドヴォカートにライムシロップを少量混ぜ、そこに大量のソーダを加えてゴリゴリに混ぜて作るカクテル。
ソーダの炭酸がもこもこの泡を作るのが何とも可愛らしい。
アドヴォカートの濃厚な甘みにライムシロップの爽やかな酸味を合わせることで非常に口当たりがよくなり、
さっぱりと飲みやすいことからお酒が苦手な人でもスイスイ飲めるおすすめの一品。

ディスカバリー(Discovery)

アドヴォカートにジンジャーエールを加えて混ぜるだけでお手軽に作れるカクテル。
こちらもスノーボールと同様に、ジンジャーエールのピリッとした辛味と刺激を加えることで、
やはりアドヴォカートの濃厚さを上手く抑えた上で飲みやすくしてくれる。

エッグノッグ(Eggnog)

クリスマスドリンクの定番として有名なエッグノッグだが、アドヴォカートベースでも作ることができる。
より正確にはブランデーエッグノッグの1種となり、本来これを1から作ろうとする多種多様な材料が必要で手間がかかるのだが、
アドヴォカートはベースでその大半を満たしているため、これに牛乳を加えて混ぜるだけで簡単にエッグノッグが作れてしまうという寸法。

牛乳を混ぜることでまろやかな味わいになり、炭酸系のカクテルとはまた違った飲みやすさがある。
ここにシナモンやナツメグのパウダーを加えて風味付けするとよりオシャレな感じに。

ジャマイカ・ジョー(Jamaica Joe)

アドヴォカートに同じ割合のコーヒーリキュールとホワイトラムを混ぜてシェイクし、グレナデンシロップを一滴加えるカクテル。
アドヴォカートの黄色とコーヒーリキュールの茶色が混ざり合った鮮やかな琥珀色にグレナデンシロップの紅色が映える。
コーヒーリキュールとラムの風味が実に鮮やかで、カクテルとしては比較的飲みやすい方。
とはいえ、酒で酒を割ってる形のため上述までのカクテルよりはアルコールが高めなため、アルコール初心者はちょっとキツいかも。

本格派の場合はティア・マリアなどのブルーマウンテン品種を用いたコーヒーリキュールを使うのが正しい作り方らしい。







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最終更新:2026年05月30日 09:57