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サイボーグ009完結編〜conclusion GOD'S WAR〜

登録日:2026/04/04 Sat 21:06:40
更新日:2026/05/24 Sun 17:50:29
所要時間:約 2 分で読めます





『サイボーグ009完結編 〜conclusion GOD'S WAR〜』(もしくは『2012 009 conclusion GOD'S WAR』)とは、萬画家・石ノ森章太郎とその息子・小野寺丈(『ウルトラマンダイナ』のナカジマ隊員役の人。現在は「丈」という芸名で活動中)の共著による小説作品である。
長らく絶筆状態となっていたサイボーグ009』の完結編として、2006年に一度単行本化されたのち、細かな校正を行い、2012年に角川文庫から全3巻の完全版が発売された。
また、文庫版の発売に先駆け、2012年からウェブコミックという形でコミカライズ版も連載(小学館『クラブサンデー』掲載。作画・早瀬マサト/シュガー佐藤)。2014年2月4日の更新分をもって完結した。コミカライズ版は全5巻。

なお「小説化ののち、改めて萬画として発表する」というスタイルは石ノ森の希望によるもの。

概要

石ノ森の没後、息子の小野寺が「サイボーグ009完結編」の構想を元に執筆した作品。
『サイボーグ009』の完結編(を予定した作品)としては、過去に『冒険王』1969年2月号から6月号まで連載された『天使編』、『COM』1969年10月号から1970年12月号まで連載された『神々との戦い編』が発表されていたが、いずれもいろいろな事情から未完に終わっており、石ノ森にとっては大変な心残りとなっていた。
しかし執筆に至る前に石ノ森は逝去。生前に練り続けていた21冊にもわたる膨大な構想ノートを元に、小野寺が完結編を執筆することになった。
小野寺は石ノ森から全体の構想を聞かされており、遺された情報を元に完成させた。

本作におけるサイボーグ戦士は21世紀の人間、かつ「本作以前に執筆されていた『サイボーグ009』という萬画は001(イワン)のテレパシーを受信した石ノ森がその内容を元に創作したもの」という設定となっており、各々サイボーグとなるに至るまでの経歴も一部変更されている。
特に004(ハインリヒ)の経歴に関しては東西ドイツ統一の都合で大幅に変更されている。アニメ三期と同じく「21世紀までコールドスリープ」にした方がよかったんじゃ…

石森プロ作品を代表する超ビッグタイトルの正統続編にして完結編ということで小野寺にとっては大変なプレッシャーだったそうで、単行本内において

「この作品を読んでつまらないと感じられた方がいたなら、それはすべて著者である自身の力不足が原因であり、父・石ノ森章太郎には何の責任もない」

何度も強く念を押している。

あらすじ

黒い幽霊団との戦いが終わり、平穏な日常に戻っていたサイボーグ戦士達。そんな彼らは個々に不思議な事件に遭遇していく。そのいずれもが超常の力を持った「神」と呼ばれる存在の暗躍を窺わせるものだった。
九人の戦鬼の最後の戦いが、今ここに始まろうとしている。

登場人物

ゼロゼロナンバーサイボーグ

一連の戦いが終わった後はそれぞれ平穏な日常を送っていたが「神」と呼ばれる存在が関わる事件に遭遇したことにより再び結集する事になる。
邪鬼達との戦いに敗北し、そこからの再起を経て神々に立ち向かうべく、PSYBORG(サイボーグ)超戦士へと進化する。

最大の特徴は強化服が青色になっている点。
また、それに合わせてマフラーも赤くなっており、アニメ一期(の主題歌)を知るファンには感慨深いかもしれない。

天使/神々

本作の敵勢力。彼らの襲来により人類に未曾有の危機が訪れた。サイボーグ戦士が人類を守るべく彼らに立ち向かうのが本作の主なストーリーとなる。

邪鬼

東京での大震災直後に人類を襲撃した怪物。サイボーグ戦士ですら全滅に近い敗北を喫す事になった。

鰐モドキ

邪鬼と共に人類を襲撃した怪物。

神の神

最終決戦の終盤に突如として現れた人型に点滅する物体。002(ジェット)曰く人に作られた創造神とのこと。

その他の人物

石ノ森章太郎

萬画『サイボーグ009』の作者。自身の死期を悟り『009』完結を急ぐが、志半ばで病に倒れ、完結は息子の小野寺に委ねられる事になった。

余談

「009完結編(石ノ森の遺稿)のプロットを形にする」という企画は本作以前にもアニメ三期で『conclusion GOD'S WAR 〜序章〜』として行われていたが、この小説とは異なっている描写も多く、放送後もさらなるプロットの練り直しが行われていた事が窺える。

また、『HERO SAGA』の一編『KAMEN RIDER W EDITION -Playback-』でも本作の存在について触れられており、併せて読む事をお勧めする。
故人の心情を他人が勝手に忖度する事の是非は置いておくとして






追記・修正は神々と闘ってからお願いします。

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最終更新:2026年05月24日 17:50