登録日:2026/07/22 Wed 08:15:05
更新日:2026/07/23 Thu 02:12:21
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この滅びを御覧あれ!
この嘆きを御覧あれ!
これら皆々すべて残さず余さず! 御身へ捧げる供物にて御座います!
おぉ、どうか餓えし混沌よ! この阿鼻叫喚を神楽と聞き届け賜え! 屍山血河の宴にて喉潤し賜え!
概要
ラゼィル・ラファルガーとは白貌の伝道師の主人公である。
銀髪で端正な顔立ち、瘦身で白い肌はエルフ種族その物に見えるが、その正体はダークエルフ種族である。
森に住まわずにふらふらと外界に旅立つ、根無し草のエルフであると偽装している。
肌の白さは特製の白粉で偽装されており、水にも油にも落ちないがエルフの生き血を被るとすぐに剝がれてしまう。
なお、この白粉の材料はエルフの遺灰と骨粉。
後述のアビサリオンにおいては、あらゆる面で名高い存在だったのだが、神像の片目を抉って地上世界に出奔してしまった。
位階を失う事を恐れた実家から命を狙われている。
エルフ種
法側の立場を取り、種族全体が高潔かつ秩序を尊ぶ。当然だがどいつもこいつも美形で不老長寿。
調和と均衡を尊び、地母神を奉じ、声明を育むような慈愛の心を持つ。
その高潔さは美徳なのだが、他種への排他的な姿勢を取る悪癖にもなる。
エルフ種が規範とする秩序の範疇にだけ注がれており、異種族間との混血であるハーフエルフは埒外である。
ハーフエルフを忌避的な物として扱っており、本編の惨劇はその高潔さが原因となった物である。
ダークエルフ種
遠い昔にエルフ種とは類縁関係にあるので、肌が黒い以外は外見はエルフ種と酷似。
その精神性はエルフ種とは真逆。闘争と欲望の探求を進め、他者を威圧し、簒奪者である事が最大の美徳。
混沌の神を崇め、神への捧げものとして破壊と殺戮を奨励しているので、エルフに限らず、あらゆる法側の種族から畏怖と嫌悪をされている。
遥かな太古において法側と混沌側に大戦で敗れた後は、深い闇へと放逐された。
今は光射さない深淵の渓谷や、大地の中にある広大な空洞の中に都市国家を作り上げて隠遁している。
間違いなく地上世界のエルフや人類の敵なのだが、他者への闘争欲求は自分達の種族にも働くので、
厳格な身分制度と恐怖政治で統べられたダークエルフの国は、悪辣さを持って上位層を蹴落として権力の座を奪おうとする者だらけである。
陰謀と裏切りで形成されており、慢性的な政情不安とも言えるので、他種族を滅ぼそうと一つに纏まるという事が無い。
歴代の指導者がやる事と言えば、油断できない政敵の対処が第一であり、かつて自分達を敗北させた地上世界への報復は二の次である。
一つに纏まる時などは、たまの宗教祭事ぐらいである。
ちなみにこの祭事とは、孤立した人族の村落やエルフの隠れ里を襲撃して虐殺する事。
身内同士の争いに忙しい事や、存在の隠蔽に気を使っているので、地上世界の定命の種族はダークエルフの存在を御伽噺でしか知らなかったりする。
太古の戦争を知っているエルフ種は居るのだが、彼らは他の種族とは没交渉しているので教えていない。
アビサリオン
深淵宮。ラゼィルの故郷。地上世界では地獄の呼称として御伽噺に伝えられ、地下深くの大空洞に築かれている。
ラファルガー家はアビサリオンを統べる評議会において、最高権限を振るう御三家の一門である。
混沌の神のグルガイアの詔が聖典として伝えられている。
そのただ一節の文は。殺し、穢し、焼き尽くすべし。陽光に栄える者共に、闇の怨嗟を知らしむるべし。
黄金の腕輪
精緻な彫細工がされており、中央に象眼された猫目石の宝石が目を引く腕輪。
ラゼィルは虐殺した時に必ずその腕輪を誇示して宝石で周囲を睥睨する、まだ息のある被害者は宝石に見られていると錯覚が起きる。
この宝石は、宇宙の異なる異相に追放されたグルガイアの片目であり、邪悪な波動を持ってこの世界を覗き込んでいる。
人物
カリスマにも武勇にも優れており、アビサリオンの筆頭祀将にまで上り詰めた天才。
骸操りの匠としての名や、屠龍の功などの名などがアビサリオンでは広く知られている。
その精神性は、限りなく敬虔で純粋な信仰者。邪悪を煮込んだ、という一文が前に入るが。
混沌の神のグルガイアの詔に忠実であり、自分がやった破壊と殺戮の神楽をグルガイアに見せるようにしている。
謀などで無益な争いを続ける同族に呆れ果てて、アビサリオンから表の世界に出奔。
邪悪な策略により法側の存在を陥れて虐殺を繰り返している。
地上世界に生きる種族全てに憎悪を抱くダークエルフ種にしては、人類に対しては悪感情もあるが、その性根には美点や見所もあると思っている。
勿論、真っ当な視点からではなく、強欲、虚栄、憎悪、嫉妬などの負の感情である。
低能なオークやゴブリンと違って、ずっと優秀な奉仕種族としてダークエルフの繁栄を手伝ってくれただろうとして。
龍骸装
ラゼィルがその手で殺した最強種族である龍の死体を素材にした武装。
ダークエルフにとって武器とは拷問危惧であり芸術品である。
殺傷力の追求と同時に、敵に最大限の苦痛を与えるように工夫を凝らしている。
そのどれもが人体を紙細工のように破壊する事は当然、鎧や兜など物ともしない殺傷力を持つ。
なお、厚みと重さを無視した影の入れ墨として肌に仕舞えるので、持ち運びに苦労する事や嵩張る事など無い。
勿論、出し入れは自由である。
凍月:
刃渡り3フィートある曲刀。肋骨を素材にしている。
群鮫:
長さ4フィートはある短槍。長角を素材にしている。
手裏剣:
長さ4インチ、幅2インチほどの、先細りの木の葉のような形をした刃物。鱗をそのまま使っている。
凶蛟:
竜の鱗を数十本に渡って連結し、龍の下顎の骨を取り付けた鎖分銅。
五指の先まで覆う篭手と、胴着:
鬣を編み込んで作った防具であり、生身なら触れただけで怪我する武器を扱える唯一の品物。
嘆きの鉈:
少女並みの寸法や刃の厚さの大きさの大鉈。
龍のどの武威を使ったのかは明らかにされてない、恐らくは背骨か。
巨大すぎるのでラゼィルが使う事はなく、操躯兵に使わせている。
凄煉:
見た目は縦横3フィートある大判の革袋。
龍の肺胞であり、外気に触れると痙攣して膨張し始める。
そして100秒後に、金属を溶解させる超高温と、直撃しなくても骨が腐り血が枯れる猛毒を合わせ持った竜の吐息が正面広範囲に放たれる。
ラゼィルの持つ武装で最強格の物。
操躯兵
ラゼィルの骸操りにより、精神の二大要素である魂魄の内、肉体に刻み込まれている魄だけを残す事により生み出される、生体機械。
生前の思考能力はそのままだが、自我、欲望、感情の全てが存在しない。概念としてはゴーレムに近い。
死霊使いのゾンビなどと違って、亡者のごとく餓えて暴走もせず、間違っても術者に反抗もしない、忠実な使い魔として運用できる。
充填した魔力によって傷は自動で治癒されるので、破壊するには全身をバラバラにする勢いで損壊を与えないといけない。
バイラリン
ラゼィルが無数の他種族を素材として作った。
見た目は肌が黒ずみ、縦横無尽に手術痕がある大男。
嘆きの鉈をそのまま振るう見た目通りのパワータイプ。
ラゼィル評では、強靭さの面ではそれなりの精巧だったが、動作の俊敏さと流麗さに不満が出ていた。
物語終盤において、エルフ種の守り神である巨大蛇に完全破壊される。
アルシア
ハーフエルフの少女。エルフにはありえない黒髪に漆黒の瞳を持つ。
人間として見るには愛嬌が無く、エルフとして見るには繊細さが無い、どちらからも排斥されている。
近くに寄った根無し草のエルフが置いてった捨て子だと周りから思われていたのだが、
なんとその正体はエルフの酋長が人間の女性との間に出来た子供。
その事実は隠されており、エルフ種にしては頑強な肉体で少しでも同族から気に入られるように戦闘訓練をしていたが、評価は芳しくなかった。
住処のエルフ種からは長年疎まれ続けており、自分に優しくした人間種の貴族に里の秘宝を持っていく暴挙に出るが、
秘宝を奪い取られた後は裏切られて野盗に売られた後に輪姦の後で自殺。ラゼィルに見付けられて骸操りを使われた、実は初登場から死んでいた存在。
生前の残留思念は残っていたのだが、その残り滓も恋人だったはずの貴族からのナイフや、父親エルフからの拒絶とこれまた凶器の攻撃により完全に消失。
同時に操躯兵として覚醒した後は、嘆きの鉈を使って殺戮を繰り広げた。
嘆きの鉈の重さに振り回されるようにしながら、舞うような戦い方をする。
ちなみに、ラゼィルの予想を超えていた存在だったりする。
死体に残留思念がこれほど長く留まるのも初めてなら、戯れに操躯兵したのに、後になって知った戦士の技量がこれ程に高い事も予想外。
野良のSSRハーフエルフ。
追記・修正の伝道師
- 格ゲーではぁと様と共演させられた哀れなアルシア・・・ -- 名無しさん (2026-07-23 02:12:21)
最終更新:2026年07月23日 02:12