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メトロイドII RETURN OF SAMUS

登録日:2026/09/18 Fri 22:08:00
更新日:2026/09/18 Fri 23:11:16NEW!
所要時間:約 23 分で読めます




メトロイドII RETURN OF SAMUSとは、1992年1月21日に任天堂から発売されたゲームボーイ用ソフトである。
本作のテレビCMで使用された「メトロイド、オモロイド」のフレーズはあまりにも有名。


【概要】


ファミコンディスクシステムで発売された初代メトロイドの続編。

本作は携帯機であるゲームボーイでの発売となったが、前作に見劣りするようなことはなく、
むしろ前作の要素を本作で引き継ぎつつ独自に発展・進化させており、後の「スーパーメトロイド」にてひとつの完成形を見せている。

収録されているBGM も少なく、どちらかといえば環境音のような雰囲気のものや短い曲がループしているものが多いが、それが却って緊張感を際立たせる効果に繋がっている。

メトロイドシリーズ自体、特に初期の作品は作中でのキャラクターの会話劇や文字による説明が皆無な作風であり、どちらかといえば「画や構図で見せてプレイヤーに解釈させる」タイプであるため、基本的にプレイヤーはノーヒントでの探索を行うことになる。そのため、本作も「行き詰まってしまい、途中で投げ出してしまった」という声も無くはない。
おまけに本作ではマップ機能がまだ実装されていないため、プレイヤー自身のマッピング能力も試される。

しかしながら、「探索し、新たに手に入った能力を用いることで道が拓け、プレイヤーが出来ることと行動範囲が増えていく」というのがメトロイドシリーズ全体の醍醐味。
能力をフル活用し、プレイヤー自身の経験と勘を活かしていけばいずれは先に進める。これは本作においても引き継がれている作品全体の魅力でもある。

システム


基本操作の拡張
前作においては正面と真上にしか銃口を向けることができず、足元を這う敵を撃つことすら出来なかった。
本作より十字キー下入力でしゃがみが出来るようになったほか、ジャンプ中に真下に銃口を向けることも可能になった。
これによって上下左右に向けて撃ち分けられるようになり、自由度が向上した。
斜め方向への射撃は次作を待つことになる。

セーブユニット
前作では死亡時にしかセーブができない仕様だったが、本作では各地に点在する台座に乗り、STARTボタンを押すことでセーブが可能になった。
以降の作品のセーブルーム、セーブステーションの元祖である。

ビッグエネルギーボール/ミサイルバッテリー
いずれもマップ上の何処かに点在しており、触れることで前者は体力、後者はミサイル残弾数をフルチャージできる。
前作同様にわざわざ部屋を出入りしながら原住生物を虐待して回復アイテムを集める以外の回復手段が増えた。
以降の作品のリチャージルームの元祖。

スターシップ
本作初登場。サムスが所有する宇宙船。
上部ハッチから内部に入れる。
実は内部の左側にビッグエネルギーボールが、右側にミサイルバッテリーがあるが、外側からは見えない場所にあるため初見では気づきにくい。
また、本作ではまだセーブはできない。
以降の作品では決まって登場するようになり、セーブと装備の回復を行ってくれるベースキャンプ的存在となっていく。
でも大抵スタート地点から動かないので、ゲーム後半になるとなかなか使わなくなっていったりする

メトロイドレーダー
本作では銀河連邦警察の精鋭部隊からの情報で、惑星に存在するメトロイドの総数が判明しており、画面下の体力、ミサイル弾数の隣にメトロイドの総数も表示されている。
また、STARTボタンを押すと画面ポーズになるが、その際に「メトロイドの総数」から「そのエリアから先に進むために倒す必要のあるメトロイドの数」に変わる。撃破目標数の確認で活用しよう。

規定数のメトロイドを倒すと、地響きと共にSR388の地下洞窟を満たしている有毒液の水位が引き、新たなエリアへと進めるようになる。

【ストーリー】


銀河連邦の調査隊が未開の惑星SR388で発見した謎の生命体メトロイド

帰路についたこの調査隊を襲い、メトロイドを奪取した宇宙海賊はこれを増殖、兵器転用を目論んだものの、宇宙戦士サムス・アランの手で未然に防がれることができた。

後日、銀河連邦は惑星SR388に再び調査隊を派遣。しかし、その連絡は途絶えてしまう。
次いで、銀河連邦警察のエリートから編成された精鋭部隊が送り込まれたが、こちらもわずかな情報を送ってきたのみで消息が途絶えてしまった。

送られてきたわずかな情報から、惑星SR388には複数のメトロイドが生息していることが判明。
事態を重くみた銀河連邦は、サムス・アランにメトロイドの殲滅を依頼する。

【キャラクター】


サムス・アラン


説明不要のシリーズ主人公である賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)
本作より球状の肩パッドやオレンジ色の装甲のついた見慣れた外見に。
惑星SR388の地表と思しき荒野にて、腰を落とした姿勢でアームキャノンを垂直に構え、ポーズをとったパッケージデザインは有名。記念写真っぽい
以降の作品でも、サムスのアートはアームキャノンを掲げたポーズをとるのがお約束に。

鳥人族


シリーズお馴染みの超種族。
今作の舞台である惑星SR388には、滅亡した鳥人文明の痕跡があり、彼らの遺した遺産が現在も眠っている。
前作に引き続き、パワーアップアイテムを守護する鳥人像が登場。是非探してみよう。
なお、彼らの文明の滅亡にはメトロイドが関わっているのではないかと考察されていたが…?

メトロイド


作品タイトルの名を冠する浮遊生命体。
詳細はリンク先も参照。

本作にて様々な能力、姿を持った派生形態が数多く登場し、サムスの前に立ちはだかる。
もし各エリアを探索中にメトロイドの抜け殻を発見した場合は、その近くにメトロイドが潜伏しているというサインと考えたほうがいい。
本作のメトロイドの派生形態はクィーンを除いて全て浮遊移動する。

なお、メトロイド殲滅任務を受けておきながらアイスビームを持ってこないサムスは一体何を考えているのか突っ込まれたりする。しかもリメイク版でも同様

アルファメトロイド
惑星地表で初めて遭遇することになるメトロイド。
頭部と胴体、短い四肢が形成され、体当たりで攻撃してくる。
最初は見慣れたいつもの幼生メトロイドの姿だが、サムスが近寄ると脱皮し急成長、襲いかかってくる。
序盤のエリアに比較的多数が潜伏している。脱皮してくるのは初めて遭遇する個体と終盤に登場する一部の個体のみで、それ以外は、初めからそのエリアに浮遊した状態で待ち構えており、遭遇すると同時に即戦闘となるため心臓に悪い。
耐久面は低く、ミサイル5発で倒せる。劣化してないか…?

ガンマメトロイド
アルファメトロイドからさらに成長した個体。頭部や体格がさらに大きく成長し 、四肢も長くなっている。
アルファ同様の体当たりだけでなく、腹部から電撃を放って攻撃する。
中盤から登場する、個体数の特に多いメトロイド。
中盤以降、暗闇の中にアルファメトロイドがポツンと待ち構えている場合は要注意。接近すると、途端にガンマメトロイドに急成長し、襲いかかってくる。
時には通路のど真ん中や、縦穴を落下中の空間の途中に居たりする場合もあり、特に心臓に悪い。

ゼータメトロイド
ゲームが後半に差し掛かったあたりから登場する。
白く点滅するガンマメトロイドを見かけたら、それはゼータメトロイド出現のサイン。
サムスが接近した途端、ガンマメトロイドの外殻を脱ぎ捨てるように脱皮し、襲いかかる。
ついに胴体と手足、尻尾を獲得し、小型の恐竜のような外観となった。外見がグロくなったヨッシーとか言わない
ガンマとは比較にならないほどの高速移動で突進しつつ、口から火球を吐いてくる。
ミサイルは胴体正面にしか通用しないためさらに大変。
ここから打って変わって戦闘の難易度が劇的に跳ね上がるため、どうしても慣れない方は、同エリアに隠してあるスクリューアタックの入手を急ごう。
個体数はガンマと比べて少ない。

オメガメトロイド
胴体や四肢がさらに強靭になり、巨大な怪獣のような見た目となった、メトロイドの成体。それでも移動は浮遊移動
暗闇にゼータメトロイドがポツンと待ち構えている場合はオメガメトロイド出現フラグ。サムスの接近とともに急成長する。
戦闘方法はゼータメトロイドと同一だが、体のデカさと耐久力が半端ない。おまけに鳴き声が野太いものになる。ミサイルは胴体正面と背中にのみ通用する。
終盤エリアはほぼオメガメトロイドとの連戦となる。
ミサイルの補給はこまめに行うことを推奨。


クィーンメトロイド
惑星SR388の最深部に待ち構える女王個体。
条件を満たすことで、最終エリア最奥部に出現する。
非常にデカく、画面内には頭部と上半身しか入らない。
攻撃手段は奥に引っ込んでから口からトゲの生えた球体を2つ吐き出す、
手前に出てきてから伸縮自在の首を伸ばしての頭突きもしくは噛みつきのパターンをひたすら繰り返してくる。スクリューアタックであれば、いずれも無効化可能。
特筆すべきはその耐久力であり、正攻法で倒すならばミサイル200発超えの装弾数が必要になる。
なお、噛みつきの際に口内にミサイルを受けると、口を開けたままの姿勢で数秒間動かなくなる。

なお、実は出口は封鎖されておらず、ヤバくなったら逃げることも可能。
もし、ミサイルの残弾数が厳しくなってきたら一旦離脱するのも手。ただし再入室時は相手の体力も全快してしまうので計画的に。


【装備】


本作より、新能力を獲得すると画面下に能力名が表示され、何を取得したのか分かりやすくなった。
いつもの桃屋のキムチアイテム取得ジングルも健在。

ノーマルビーム
初期装備。
低威力だが連射が効く。前作とは違い、今作では初めからロングビーム仕様。
なお、今作のビーム切り替えは前作と同様に換装性で、別のビームを選びたい場合はアイテムを別途取得しなおす必要があるが、その都合上ノーマルビームは1度換装すると2度と取得できない。でもコレを使い続ける旨味もないけど

ミサイル
シリーズお馴染みの重火器。弾数制。
今作では初期装備である。
メトロイドにはコレしか通用しないため、残弾数には常に気を配る必要がある。

モーフボール
お馴染みの変形能力。何気に初期装備
仕様も前作と変わらないが、今作からはモーフボールの拡張能力にもバリエーションが増えた。

アイスビーム
敵を凍結させるビーム能力。
外見は前作同様、「Iと書かれた球体を口で咥えるドラゴン」となっている。
雪の結晶のような形状をした単発弾を正面に飛ばす。凍らせた敵は足場にできる。
前作では命中する度にダメージを与えつつ凍結/解凍する仕様だったが、今作からは解凍はせず、凍結時間を延長させるようになった。
凍結効果を除けば、感覚的にはノーマルビームとほぼ変わらず。単純な火力であれば他のビームの方が優れている。
しかしある理由からクリア必須武器となっており、終盤に嫌が応にもコレを使用することに…

なお、上記したように本作のビーム能力は換装式となっている。そのため、ビーム能力のみは取得しても部屋を出直せば再配置される。
また、エリアごとにビーム能力持ちの鳥人像が複数配置されている箇所があり、ビームを替えたくなった時には活用してみるといいかもしれない。

ウェイブビーム
壁をすり抜け、大きく波打つ軌道の弾を発射するビーム。
外見は「Wと書かれた球体を口に咥えた蛇」。
使用感は前作と同様だが、本作ではより高威力なビームが増えたため少々控えめなポジションに。
しかしながら、本作のウェイブビームは「障害物だけでなく、敵が持つ装甲すらも貫通してダメージを与える」という唯一無二の性能を持つため、わざわざ弱点を狙いに行く必要が無いという利点があるほか、ビームの弾道のおかげでイバラや砂地などの障害物除去がしやすいという面もある。
威力自体はノーマルビームよりやや高い程度のため、人によって好みが分かれるところ。

スペイザー
本作初登場。
一度に縦3つに並んだビームを発射するようになる。
外観は「Sと書かれた球体を片方のハサミに持った蟹」。
単純に命中範囲が広がるため命中させやすく、障害物の除去もしやすい。おまけに壁も貫通する。ウェイブビーム「…」
しかし、敵の装甲までは貫通できないため弱点を狙いに行く必要がある。
おまけに、3つのビームそれぞれが個別の弾として処理されているらしく、フルオート連射中に1発でも敵に命中すると、途端にそれぞれの弾の発射タイミングがバラバラになってしまうという何とも言えない一面も。
「ビームが常に3発動時発射」に固定されるのは次作「スーパー」以降。

プラズマビーム
本作初登場。
大抵のザコをワンパンできるレーザー状のビームを発射する。
そして壁も貫通する。ウェイブビーム「…」
外観は「背中にPと書かれた球体を背負ったトカゲ」。
非常に高火力でザコの殲滅には効果的。
だがその一方で命中範囲に関してはウェイブ、スペイザーの方に軍配が上がるほか、敵の装甲は貫通できないため弱点を狙いに行く必要がある。
この頃になるとスクリューアタックも手に入っているはずなので、装甲持ちのザコ対策のためにウェイブビームの方を好んでいるプレイヤーも。


ボム
モーフボール状態で使用するシリーズお馴染みの爆弾。
爆風でジャンプするボムジャンプも健在。
本作では大抵のブロックはボムでしか破壊できないうえ、一見そうと分からない場所が破壊出来たりもするため、プレイヤーは手当たり次第にボムで爆破することに。
おまけに本作ではスパイダーボール実装に伴い、壁や天井も選択肢に入るため気が抜けない。

スパイダーボール
本作初登場。
モーフボール状態から更に変形し、壁や天井に自由に張り付けるようになる。引き換えに移動スピードは低下する。
本作ではコレを用いてエリア内を虱潰しに探索することに。
一見何もないところに隠し通路があったりするので、壁に沿って移動するスパイダーボールであれば見つけやすい。
Aボタンを押すと元のモーフボールに戻るほか、ボムの爆風でも戻ってしまうため、壁や天井を探索中にうっかり元に戻らないように要注意。
本作のビジュアルは「周囲が液状の膜で覆われた球体」。本作以降の作品ではメカニカルな外見にアレンジされていくことに。

スプリングボール
本作初登場。
モーフボール状態でジャンプできるようになる。
唯一、アイテムボールからではなくとあるボスを倒して入手する。
入手すると、モーフボールのビジュアルも変化する*1
いちいちボムジャンプをする必要が無くなるという利点はあるものの、能力的には地味なうえ持っていなくてもクリアできるため、人によっては存在をスルーされる事も…
何気にハイジャンプ入手後はスプリングボールのジャンプ高度も上がる。

ハイジャンプ
前作に引き続き登場。
サムスのジャンプ高度が2倍になり、効果音もピョーンって感じに変化する。
外観は「足首部分に羽が生えたブーツ」。

スペースジャンプ
本作から登場。無限回転ジャンプ。
外観は「上部にツノのように2本のトゲが生えた台座付きの球体」とでも形容するしかないもの。何かのトロフィーと言われても違和感ない
サムスは移動中にジャンプすると膝を抱えた姿勢で回転ジャンプをするが、このアイテム入手後はその回転速度が凄まじく上昇する。
そして、この回転ジャンプ中にタイミングよくAボタンを押すことで、際限なく回転ジャンプを繰り返すことができる。
ただし、本作以降の作品と比較して非常にクセの強い挙動をしており、再度の回転ジャンプの受付時間は「上昇してから落下が始まった辺りまでの特定期間」に限られている。そのため、タイミングをミスるとそのまま落下してしまう。
真に恐ろしいのはスペースジャンプしても気持ち悪くならないサムスの三半規管と精神力かもしれない…

スクリューアタック
シリーズお馴染みの最強攻撃。
アイテムの外観はスマブラでもお馴染みの「稲妻のような形状のSの文字があしらわれた球体」である。
前作では「回転ジャンプ中に身体が激しく点滅する」のみに留まっていたが、今作からは「回転ジャンプ中にまるで手裏剣のような形状のエフェクトを纏う」ようになった。
基本的に触れた敵キャラクターは問答無用で即死
攻撃が通用しない箇所に当たっても、弾かれはするもののダメージは受けない。
おまけに敵やボスの放った攻撃も完全に無効化する。スペースジャンプと併用し、無敵状態のまま延々と飛び回る事が可能に。
しかしながら、回転ジャンプ中は相手の攻撃を無効化出来つつも、効かない相手にはこちらも有効打を与えられないということでもある。
終盤の特に強力なメトロイド相手では、「スクリューアタックで攻撃を無効化しつつ、隙を見てミサイルでチマチマダメージを蓄積させる」という戦法になりがち。


バリア
後の作品でいうバリアスーツ。なお英語表記は「BARRIER」ではなく「VARIA」
外観は前作に引き続き「球体の周辺を斜めに交差した2つの環が取り巻いている」もの。
本作開始直後のサムスのスーツは前作と同じビジュアルだが、コレを入手することでスーツ各部にオレンジ色の装甲が追加され、現在まで見慣れたいつもの姿に変化する*2
この姿は「パワーアップサムス」と呼ばれており、移動スピードと防御力が向上する。
現在のバリアスーツのような耐熱性を活かしたギミックは本作には無いため、最悪入手しなくてもクリアは可能。未入手でもエンディングでのサムスのビジュアルが変化したりはせず、パワーアップサムスの姿で固定となっている。

また、本作では水中を移動する場面こそあるが、以降の作品のように移動速度が低下するようなことはない。
本作時点ではまだグラビティスーツは生まれていないので仕方ないね。


【惑星SR388】


本作の舞台となる惑星。
惑星核からはβ線が放出されており、メトロイドの増殖を促進させているという。
携帯機ハードということもあってか、シリーズのお約束から外れた本作独自の要素が多く存在する。

  • エレベーターが登場しない
メトロイドシリーズは基本的に複数の名有りのエリアが存在し、エリア間移動の際はエレベーターを使用するという形式となっているが、本作にはそれが無い。
スターシップが停泊する地表からシームレスに繋がった、非常に広大な縦穴状の地下洞窟が存在し、そこから枝分かれするように各エリアに分岐するというアリの巣のような構造となっている。
地下洞窟には有毒液が満たされており、一定範囲から先へは進むことができない。各エリアのメトロイドを全滅させる毎に有毒液の水位が下がっていき、さらに深く潜っていけるという仕組みになっている。

  • ゲートシールドが存在しない
メトロイドシリーズといえば、各部屋が「ビームを当てることで開くゲート」で区切られているが、本作にはゲートが存在せず、エリア移動するごとに画面がフェードイン・アウトするのみとなっている。
唯一前作から続投しているのが、ミサイル5発で解除できるレッドゲート*3であり、能力アイテムを持つ鳥人像が存在する部屋の入口がこれで封鎖されている。
見つけるとテンションが上がること間違いなし。

  • エリアボスが存在しない
前作におけるクレイドリドリーのような各エリア毎に待ち構えるボスは存在しない。
ある意味では、本作の撃破目標であるメトロイドがボスの役割を担っている。
中ボス的な役割を持つボスが1体存在するが、クリアに必須ではないとあるアイテムを所持しているだけで、必ず戦う必要は無い。

  • 回復アイテムのドロップが固定
本作に登場するザコ敵を倒した際に確率でドロップする回復アイテムは、エネルギーボール(大・小)、ミサイルアモの3種類のみ。
この3種類はそれぞれ、ドロップする敵の種類が完全に固定になっている。
エネルギーボールをドロップする敵からはどうあがいてもミサイルアモはドロップしないし、逆もまた然り。
これはシリーズ全体を通して見ても本作のみの特徴となっている。


惑星地表〜地下洞窟エリア


スターシップが着陸した地表から地続きで繋がっている巨大な地下洞窟。
洞窟内には触れるとダメージを受ける有毒液が満ちており、先に進むことはできない。
このエリアのBGMは前作の「ブリンスタ」同様に明るい曲調の耳に残るメロディであり、本作のメインテーマと言っても過言ではない。
殺伐とした雰囲気の各エリアからここに戻って来た際に明るいBGMが流れ出すため安心する。


各メトロイド潜伏エリア


上記の地下洞窟から枝分かれするように各地に点在するメトロイドの潜伏エリア。
エリアに入った途端にそれまでのBGMがピタッと止み、ピポポポ…といった電子音のような音がする環境音じみた物に切り替わる。
静寂の中、メトロイドに遭遇した際のデケデーン!というクソデカSEが鳴る度に寿命が縮むこと間違いなし。

鳥人遺跡


各メトロイド潜伏エリア内に点在する鳥人族が遺した遺跡群。メトロイドが潜伏していることも。
天然の岩肌剥き出しのエリアから一変し、人工の素材で構成された建造物となっている。
内部に入ると、これまたミステリアスな感じのBGMに切り替わる。
内部には鳥人族が遺した無人兵器群が稼働しており、現在も遺跡を防衛している。内部のどこかにはお馴染みの鳥人像が安置されているため、探索してみよう。

最終エリア


メトロイドレーダーの反応が残り数体を示す状態となった中、メインの地下洞窟を下る流れから一変、水溜りの点在する湿地帯のようなエリアを経て、巨大な地下空洞を上に登るような流れに切り替わる。
極めつけは高音を多用した不規則なメロディの不気味なBGMであり、プレイヤーにも「明らかにヤバい」と感じさせるものとなっている。
シオンタウンみたいなBGMと形容すれば伝わるだろうか
最深部は崩壊した鳥人遺跡のような人工物で構成されている。


【余談】


初代メトロイドや次作「スーパー」はバーチャルコンソールや、一部ソフト内に収録される等でプレイできる機会があるのに対し、本作は長らく実機とニンテンドウパワー以外でプレイする方法が無かった。
ニンテンドー3DS発売に伴って2011年9月28日にようやくバーチャルコンソールが配信、
現在はNintendo Switch版が2023年2月9日に配信されているため、プレイできる機会は格段に増えたといえる。


本作は海外の有志の手によって、任天堂が関わらない非公式のリメイク作品が作られていた事がある。
完成度は非常に高かったものの、権利的にも色々アウトな作品でもあり、
後に公式リメイク作品「サムスリターンズ」発売前の時期に公開停止措置が執られている。


本作は名前通りシリーズ2作目なのだが、後付けで前作から本作までの間に
「宇宙海賊の残党がメトロイドやら未知の放射性物質やらを使って悪事を働く」
「ついでに何処かの揉め事に巻き込まれてとばっちりを食らう」
「かと思えば突然現れたサムスそっくりの化け物にその宇宙海賊残党が乗っ取られ、連邦が崩壊の危機に陥る」
「前後して、元連邦兵が戦場で全てを失った末に無敵の人と化し、逆恨みで連邦転覆のための暗躍を開始」
「連邦軍がモビルスーツもどきの巨大新兵器を開発」
など、怒涛の大事件が立て続けに引き起こされたことになった。
作中時間でこの間に少なくとも1年は明確に経過しているほどの濃密ぶりであり、メトロイドシリーズを知らない人にシリーズ全体の時系列を説明する際に少々ややこしくなる原因でもある。
そのため、「メトロイドシリーズ」と「メトロイドプライムシリーズ」を分けて説明した方が大体伝わりやすい。

公式側もこれを問題視したのか、2025年発売の「メトロイドプライム4 ビヨンド」以降のプライムシリーズは舞台を別時空の宇宙に移すことを発表しており、メトロイドシリーズ側の時系列への影響を最小限に抑える措置を執っている。

シリーズタイトルを冠する生命体であるメトロイドだが、本作の出来事により最後の一匹を残して絶滅してしまう。2作目にしてシリーズ終焉の危機
その生き残りも次作にて死亡してしまい、後発のシリーズ作品が作られる毎に「作中にいかにしてメトロイドを登場させるか」の設定面に苦慮することに…
上記のプライムシリーズが、初代と本作の間の時系列に設定されたのもこれが一因だと思われる。

一応、本作終了時点では「ベビーがこの宇宙に残された最後のメトロイド」というのが長年の定説となっていたが、
近年では銀河連邦軍がほぼ同時期を描いた作品にて、本作とは別ルートでメトロイドを確保していたことが明らかになり、それが新たな戦いの火種となっている。


追記修正は有毒液の強行突破を試みたことのある方がお願いします。


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最終更新:2026年09月18日 23:11

*1 ゲームボーイカラーでプレイした場合、オレンジから黄色の球体に変化する

*2 前作ではスーツの色が変化するのみだったのに対し、本作で形状そのものが変化する理由は、「ゲームボーイの画面がモノクロであり、色の変化を表現しづらい」ための措置。

*3 ゲームボーイカラーでプレイすると赤色に着色される。