登録日:2026/08/21 Fri 22:59:50
更新日:2026/08/22 Sat 00:35:09NEW!
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SCP-731-JPは怪奇創作コミュニティサイト『
SCP Foundation』に登場するオブジェクトである。
オブジェクトクラスはSafe。
概要
SCP-731-JPはカードリッジタイプの赤ボールペンであり、市販品からは同型のものは見つかっていない。
後述の現象を除く一般的なボールペンとの違いは、どれだけ使用してもインクの消耗、ペン先の摩耗が確認されないこと、コンクリートやアスファルトなどボールペンで筆記するには困難なところにも書き込めることがあげられる。
SCP-731-JPで丸を描いたとき、以下のプロセスでSCP-731-JP-Aが発生する。
1.SCP-731-JPで丸を描き始める
この際の丸は円である必要はない。
数字の0とか崩して書いた口でも丸判定になるようだが閉じていることが条件となる。
2.丸を描き切るまで何処からか複数の子供のような声で「まーるかいて…」と歌のようなものが聞こえる
この歌は描いている本人は勿論その周囲の人にも聞こえる。
3.丸を描き切った瞬間、「ドーン!」の声と共に丸からSCP-731-JP-Aが出現する
出てくる動作としては実験1-3-3より丸の内側が穴となり、そこから出てくるものと思われる。
この出現するSCP-731-JP-Aだが見た目は黒ボールペンで描かれた落書き風の人間の腕である。(以下、SCP-731-JP-Aを「腕」と表記)
「腕」は人間の手から肘周辺までの輪郭と丸を描きこんだ部分の色に合わせた肌の色、描いた丸の大きさに合わせたサイズで構成され、力も丸の大きさに大体比例している。
また出現した「腕」には触れることが可能となっている。
今のところ肘以降の二の腕や胴体といった部位の出現や「腕」が紙から分離して動き回った、といったケースはないようだ。
なお、「腕」出現後に関わる現象として実験1-3の通り、丸を描いた物体及び丸そのものを燃やす、水につける、切る、ボールペン用消しゴムで擦る等で破壊する試みは失敗に終わっている。
実験
実験1:まずは「腕」の観察から
実験1-1
SCP-731-JPで直径2cm位の丸を描く
結果:概要のプロセスで「腕」が出現。
出現後の「腕」は数分間届く範囲で周囲を探った後、待機状態になった。この待機中には手遊びのような動きが確認されている。
「ハサミ」「ボールペン」などの簡単な語句や物音には反応を見せる一方、研究者間の専門的な会話にはこれといった反応を見せなかった。
原理は不明だが「腕」は音を知覚することが可能なようだ。
実験1-2
「腕」に市販品の赤ボールペンを与える
結果:ボールペンを近づけた時点で欲しがる仕草をした。
ペンを持たせると「腕」は周囲に落書きをした。最初の方は丸を描いていたがそれ以降は落書きのような図形や「どーん!」といった語句を描くようになった。
「腕」は触覚以外で物を感知することが可能なようだ。
実験1-3
「腕」を破壊、消去する
実験1-3-1:ハサミによる切断
結果:失敗
「腕」の切断どころか損傷もできなかった。「腕」が出現した紙についても紙そのものが異常に硬くなり、切断不可能となっていた。
他の実験結果より、紙とそこに描かれた丸については通常の紙と同様の柔らかさを持つが、破壊については未知の能力で抵抗されるそうだ。
ちなみにハサミを近づけたとき、「腕」はハサミを追い払う仕草をした。
破壊を思わせるものに忌避感を持つようだ。
実験1-3-2:ボールペン用消しゴムによる丸の消去
結果:失敗
消しゴムを近づけた時点で遠ざける仕草を見せた。
丸を消そうとしたら「腕」に奪い取られて放り投げてしまった。
消去を思わせるものにも忌避感を持つようだ。
実験1-3-3:「腕」を無理やり引っこ抜く
結果:失敗
「腕」が丸の線から千切れた瞬間ネバネバした黒い液体と化し、丸の内側を避けて飛び散った。
直後、丸から「ドーン!」の声と共に新たな「腕」が出現した。
さて、「腕」の破壊が不可能となると収容プロトコルに「実験などによりSCP-731-JP-Aが出現した物品はSCP-731-JP-A同士の干渉を避けるため、個別に保管して下さい」的な文言がつけられるだろう。
実験が重なると保管場所のスペースが不安だな、となった所で次の実験。
実験1-4
「腕」にSCP-731-JPで干渉する
結果:SCP-731-JPを近づけると実験1-2と同様に欲しがる仕草をした。
その際にSCP-731-JPではなく市販品の赤ボールペンを与えると以降は実験1-2と同様の反応を見せ、SCP-731-JPへの執着を失っていた。
「腕」にとっては描ければSCP-731-JPかどうかは関係ないようだ。
また、「腕」そのものに描きこむことはできなかったが、「腕」が出ている丸の線から塗りつぶすことは可能とわかった。
この塗りつぶしによって丸が小さくなると、「腕」のサイズ、力もそれに合わせて小さくなっていき、最終的に全て塗りつぶすと「腕」も完全に消滅した。
この状態の紙ならば通常の方法で破壊可能となった。
実験2:「腕」とコミュニケーションをとってみる
実験2-1
SCP-731-JPで直径8cm位の丸を描いて「腕」と対話する
なお、出現時以外で声を発さないことは分かっているためボールペンを持たせて筆談を試みている
結果:こちらの発声、筆談による簡単な質問は「腕」の描く「どーん!」「どどーん!」「どどどどーん!」のような書き込みと落書きの反応に終わった。
対話による意思の疎通は不可能なようだ。
実験2-2
「腕」に玩具の刀を与える
結果:刀を持たされた「腕」は楽しそうな様子で振り回した。
この刀が偶々近くにいた██博士にぶつかり、博士が痛そうな声をあげると「腕」は動きを止め、数秒後、別方向に刀を振り回した。
少なくとも「腕」は進んで周りに危害を与える意思を持ってないようだ。
実験3:大きな「腕」を出してみる
1m四方の紙に直径90cm位の丸を描く
結果:太さ約90cm、長さ約4mの「腕」が出現
大玉ころがしの大玉を近づけると掴んで転がす、軽く投げるといった反応を見せた。
大玉が手の届く範囲外に転がると、「腕」は手遊びに移行した。
消滅については塗りつぶしで対応可能だったがSCP-731-JPが一本だけだったこと、「腕」の周囲探りや手遊びによる意図しない妨害のため完全な塗りつぶしに数時間かかってしまったようだ。
なお、その丸を描くのにかかる時間から聞こえる歌も「まーるかいて、まーるかいて、まーるかいて、まーーーーるーーーかーーいーーてーー」と繰り返しや引き延ばしによって描き切るまで続いていた。
そういった意思はないとはいえ、妨害を考えると極端に大きな丸は避けた方が良さそうだ。
実験4:平らでないものに描いてみる
ピンポン玉に丸を描く
結果:「腕」が2体同時に出現した
この時「腕」たちはピンポン玉に描いた線を残して出現している。
観察中、出現した「腕」たちはじゃんけんや指相撲といった遊びを始めていた。
塗りつぶし中、小さくなっていく方の「腕」をもう一方の「腕」が名残惜しそうに手を握り、消滅の際には残った方の「腕」が「さよなら」のように手を振る仕草を見せていた。
このピンポン玉に描く丸の大きさを変えても同様の結果が得られたことから、SCP-731-JPを用いた屋外の地面への筆記は禁止となった。
理由については説明が難しいため、ディスカッションで作者のコメントを参照されたし。似た事例でいうと
これがある。
以上の実験より特別収容プロトコルには
- 保管庫への赤ボールペンの持ち込み禁止
- SCP-731-JPを使った屋外地面への書き込み禁止
- 出現した「腕」は塗りつぶしで消滅させること
この3点が盛り込まれた。
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発見に至った経緯 |
深夜、某中学校の職員室。その先生は定期テストの採点中だった。
新品の赤いボールペンで丸をつけると「まー」と声が聞こえた。
周りを見渡しても誰もいない。空耳だったかと思ってゼロを描くとまた「まー」と聞こえた。
丸をつけると「まー」、連続して丸をつけると「ま、ま、ま、ま、まー」…
次第に「まー」が悔しそうな感じに聞こえてきて、最後の丸をつけると「まー」の後にまた声が聞こえた。
その後、近隣の病院にパニック状態になった教師が搬送され、財団職員がSCP-731-JPを発見するきっかけとなった。
その先生は閉じない形の丸を描く人だったそうだ。
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余談
Q.丸をつけようとしたけど、描きかけた途中でバツに修正したらどうなりますか?
A.子供たちの声「まーるかいt…えー!?」
線が閉じていない、丸と認められない図形から腕は出てこられないつもりです(作者)
追記・修正お願いします
- 可愛くもあり、不気味でもあり… -- 名無しさん (2026-08-21 23:14:06)
- ドラミちゃんのダイナマイトのダイナマイトの部分 -- 名無しさん (2026-08-22 00:35:09)
最終更新:2026年08月22日 00:35