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ルスラン・グラドビッチ

登録日:2026/09/06 Sun 17:35:12
更新日:2026/10/05 Mon 17:10:37NEW!
所要時間:約 6 分で読めます





俺たちが汚いマネをしているだと
そのエビデンスは?


ルスラン・グラドビッチとは、世界で人気沸騰中の格闘漫画タフ・シリーズの登場人物である。
第3部『TOUGH 龍を継ぐ男』のホワイト・ナイト・バトル編でキー坊の対戦相手として活躍する。



【人物】

ロ…R国にて開催された格闘技大会“ホワイト・ナイト・バトル”に出場した格闘家。
まるで顎を保護するかのように顎ヒゲを蓄え、頭頂部以外を剃り込んだドングリ・ヘア特徴的な髪型をしている。
ストリート・ファイトや公式試合を含めて700戦無敗の記録を持ち、さらにその全てを1分以内に決着をつけていたということから“秒殺魔”と呼ばれる。

長方形の特殊なリングで4対4の勝ち抜き勝負を行うR国独自の新格闘技“T(テルモピュライ)・T(チーム)・C(コンバット)”のスター選手であり、
地元では英雄として称えられ、彼がリングに立つときには会場は大盛り上がりとなる。
その実績と名声からかプライドが非常に高く、侮辱されることを嫌う。

試合開始直前までアップをして集中を高め、格闘技を神聖な試合と称する高潔な精神を持っている。
……というのは上っ面だけで、実態はインチキな小細工をしたり、凶器を持った部下を使って試合前に対戦相手を襲撃したりと、勝つために卑怯なことを平然と行うクソ野郎。
そのことを対戦相手からつつかれても証拠がないことをいいことにしらばっくれるなど、面の皮の厚さは超一流。
その癖して、面と向かって侮辱されると一丁前に激昂するなど、情緒はかなりおかしい。


【戦闘能力】

打撃を主体とした総合格闘技スタイル。
組み技やグランドでの戦闘描写が無いためそちらの実力は不明だが、少なくともタックルをガブって抑える技術は体得している。

前述の通り、公式・非公式合わせて700戦無敗の記録を樹立した実力を持つ。
もちろん幼稚園児に勝った数をカウントしているわけではない。
T・T・Cでは4対4で試合を行うが、ルスランは一人で4人抜きを毎度のようにしており、これが700戦無敗という記録に繋がっている。
その戦いぶりも目覚ましく、対戦相手をほぼ一撃、1分以内に沈めている。


【活躍】

ホワイト・ナイト・バトルの公開計量シーンで初登場。
70キロ契約のところ69キロで難なくクリアする。

そして龍星vsサーシャの試合が終わり、出番が回ってくる。
しかし、グローブチェックを終えた後なのにアップを張りきりすぎてしまい、グローブがボロボロになってしまったので、スタッフに新しいグローブを持ってくるように要求した。

ルスラン・コールが会場を包む中でリングインして試合開始を待っていると、対戦相手のキー坊が何故か負傷してフラフラの状態で遅れてリングイン。
試合が始まり、勢いよくキー坊に襲いかかってチャランポを肋骨に打ち込むが、隙を突かれて強烈なボディ・ブローを打たれる。

普段後退することのないルスランが怯んだことで会場がざわつく中、今度はパンチの連打で攻め込む。
そのうちの一発がキー坊の側頭部を掠め、実況も当たったのか当たってないのかわからないような、わずかに掠っただけのパンチでキー坊はダウンした。

その様子を見たレフェリーは龍星と戦ったサーシャのときとはうってかわって即座に試合終了のゴングを鳴らそうとするが、キー坊はレフェリーの腕をひねって立ち上がる。
ルスランがグローブに何か仕込んでいると察したキー坊は、試合直前の襲撃も合わせて「どんなに卑劣な手段できても正々堂々と受けて立つ」と宣言。
対するルスランも「俺たちが汚いマネをしているだと そのエビデンスは?」と反論し、神聖な試合と自身を侮辱したキー坊に怒りをあらわにする。


「やかましいわ お前がインチキ糞野郎なんはバレバレやわ」
「ほれっ肋骨(ここ)打ってこいや その固いグローブでな」


「インチキ…糞」


インチキ糞野郎と面と向かって言われたルスランはブチ切れて止めを刺しにかかる。
タックルを仕掛けて転がそうとするキー坊にガブって抑え込み、そのまま抱え上げてブレーン・バスターを敢行。
キー坊を首から垂直に叩きつけた。


これで試合は終わった。


鬼龍「ルスランがな」

ヨシフ「なにっ」


…ルスランの敗北で。


そう、キー坊は抱え上げられた瞬間に即座に手首を絡め取って極める灘神影流“飛翔(ひしょう)・猛禽返(もうきんがえ)し”によってルスランの手首を極めており、そのまま投げ技をしたため衝撃が全てルスランの手首に掛かったのだ。
手首があらぬ方向に折れ曲がり、肩も脱臼したルスランはアへ顔を晒して幼児のように泣き叫び、う ぎ ゃ ぁ あ(PC書き文字)と絶叫する。

こんな状態ではさすがのヘボレフェリーも試合を止めないわけにはいかず、キー坊の勝利となった。


【インチキ】

劇中では以下のような不正を行っていた。

  • 突然の襲撃
暗い入場通路に凶器で武装した3人の部下を待ち伏せさせて襲わせる。
反撃されたとき用にテーザー銃まで持たせてあり、肋骨が折れるまでボコボコにする。
常人ならばルスランと戦う前に病院送りになるほどの重傷を負わされてとても試合どころではなくなってしまうが、タフなキー坊はなんとか痛みに耐えて自力でリングインした。

  • 闇グローブ
グローブチェックを終えた後にアップと称して壁を殴り続け、わざとグローブが使い物にならなくなるまで破損させる。
そして発汗で鉄のように硬くなる特殊な凝固剤を仕込んだグローブを試合直前に持って来させた。
ただでさえR国選手贔屓でチェックがガバガバなうえに、試合直前に再度グローブチェックが行われることはないため、堂々とリングに持ち込むことができる。
このグローブを使った拳撃がクリーン・ヒットすれば、骨まで叩き割る威力を発揮する。
ただし手のひらと拳を叩き合わせた際に異音が鳴るため、格闘技に精通している者であればグローブに何か細工をしていると察することができる。


【余談】

  • 普段からこんなことをやっているのか、国威発揚を目的としているホワイト・ナイト・バトルだからインチキをしたかは不明。
    読者の中には堂々と不正を行い指摘されても白々しくすっとぼける態度はどう見ても常習犯だという意見や、
    700戦無敗の記録がインチキで作られたものであったなら、鬼龍にドヤ顔でルスランの強さを語ってたヨシフがバカみたいじゃないですかという意見がある。

  • 「そのエビデンスは?」を始めとした印象的な台詞や堂々とインチキをしておいて白々しい態度を取るキャラクター性、それでいて侮辱されるとキレる謎のプライド、そしてアへ顔を晒した情けない散り様などから『龍を継ぐ男』の敵キャラの中でもネタキャラとして一定の人気と知名度がある。

  • ルスラン本人とはあまり関係がないが、ルスランとの試合前の計量シーンでは減量に失敗したキー坊が、パンツを脱いでギリギリ適正体重をクリアするギャグ・シーンがある。
    この際雑誌掲載版ではパンツを口に咥える汚い泣き顔の顔芸をしていたのだが、「パンツを持ったままだと脱いだ意味がないと思われるが…」というマネモブからのツッコミが多数届いたからか、単行本ではパンツを放り投げる描写に加筆修正された。
    龍を継ぐ男からは、キャラの細かな口調や誤植の修正*1を除き、あまり単行本での加筆はされない作風になったため、極めて珍しい事例と言える。*2

  • モデルとなった人物はおそらくR国の総合格闘家、イスラム・マカチェフ。戦績28勝1敗、元UFCライト級王者・現ウェルター級王者で、UFC二階級制覇を達成している。2015年から無敗の戦績を誇り、堅実かつ隙のない試合運びを特徴とし、相手を着実に制圧して勝利するそのファイトスタイルは、どこぞのインチキクソ野郎とは大違いである。



どうした?追記・修正してこいよ
どこか怪我でもしてるのか?


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最終更新:2026年10月05日 17:10

*1 ニコライの口調の統一、四大幻獣の読み仮名の統一、雑誌掲載版でリアルの国名が使われていたセリフを「○国」表記でぼかす等

*2 他に単行本で加筆修正された例は、ガルシア28号戦で切断された尊鷹の脚が左右逆になっていたコマが修正された例などがある。