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モンキーマン(未確認生物)

登録日:2026/09/13 Sun 19:40:34
更新日:2026/09/16 Wed 06:06:13
所要時間:約 4 分で読めます




モンキーマンとはインドに出現したとされる未確認生物(UMA)である。

概要

インドの首都ニューデリー付近に出現した。
当時連日厳しい暑さの夜が続き、計画停電も発生していた。エアコンが使えず現地の人々は涼をとるため屋根の上で寝る事もあった。
そんな夜にモンキーマンは連日出現した。
家屋の屋根から屋根へと跳躍し、屋根の上で寝る住人や路上生活者を襲撃、被害者の数は1000人以上になったという。
この騒ぎの中、屋根から避難する際に転落死した者も出たという。

この騒動はニュース番組では特集が組まれ、新聞でも多くの紙面を割くなど大変な関心を集めた。
現地警察も事態の収束を図るため当別捜査班を結成し、3000人以上を追加動員し夜間のパトロールを強化。
行政や電力会社に夜間の停電を中止するよう要請、街灯やエアコンを使用可能な状況を維持し治安維持に当たった。
さらにモンキーマンの捕獲、あるいはこの騒動を引き起こした「黒幕」の逮捕につながる情報に莫大な懸賞金をかけた。


形態・能力

体長は1.5m~1.8mほどで全身が黒い毛で覆われたサルに似る。この外見から現地語で「黒い猿(バンダル・マーナブ)」とも呼ばれていた。白い猿?タイの話だね。
ナイフのように鋭い金属製の爪をもち、建物から建物へ跳躍する高い運動能力を有する。
お国柄か「ヒンドゥー教の修行僧が変身したものだ」とデマが流れた他、「孫悟空かと思った」、「猿神ハヌマーンの裁きだ」と事態を受け入れる者もいた。

目撃例の中には頭部に潜水服のヘルメットを着用しているおおこわいこわい、ヘルメットやズボンを着用しているピポサル?、赤や青の光を放っているピポサル??、上下とも服を着ているピポサル???などやたらハイテクで珍妙なものも多数ある。

騒動の発生から終息まで

2001年4月上旬
ニューデリーの隣町ガジアバード付近で猿のような生き物に襲われたという目撃・遭遇報告が上がる。

4月中旬
同様の噂がニューデリーの貧困層でも同様の噂が出始める。この時点では胡乱な噂話、都市伝説程度の扱いであった。

5月上旬
記録的な猛暑が発生、電力不足解消のため計画停電が多発。

5月10~13日
住民達は涼をとるため住宅の屋根や屋外に簡易ベッド等を持ち出し寝始める。
謎の生物に襲われたという通報が急増。

5月14日
警察への通報が1日に50件を超え、被害者が次々と病院へ搬送される。
メディアは「モンキーマン現る!」と報道し、パニックが拡大する。

5月15
「モンキーマンが出た!」という叫び声に驚いた高所作業員がパニックになり屋根から転落死した。

5月16日
「モンキーマンに襲われた!」という隣人の悲鳴に驚いた妊婦が階段を踏み外し死亡する事故が発生。

5月17日
自警団が結成され武装した若者が夜の町を徘徊するようになる。暗がりでモンキーマンと誤認された小柄な男性や修行僧が集団暴行を受ける事件が発生。

5月18日
現地警察は臨時雇いを含む3000人の警察官を増員、目撃情報を元にイラストを作成、有力情報に懸賞金をかけ、本格的な捜査が始まる。
この時点でモンキーマンの模倣犯も多数出現していたため、「モンキーマンが出た」と虚偽の通報やデマを流した者、過剰な暴力を振るう自警団、愉快犯・度胸試し目的でモンキーマンのコスプレをする者達はテレビや新聞でその姿をさらし、見せしめとした。
中には空き巣・泥棒を働くためモンキーマン騒動に組織的に便乗した例もある。

5月20日
警察の医学・精神科医チームが被害者の傷を分析、「ほとんどが自傷行為、転倒による擦り傷、一部は野生生物による噛み傷」と発表する。

5月21日
現地警察はモンキーマンとは集団ヒステリーが原因の集団幻覚であると公式に断定。
これを受けてか5月末までには通報・目撃情報はゼロになり、事態は終息する。

モンキーマン、再び出現

2002年7月
ニューデリー近郊の住宅地で「屋上で黒い影が動いている!」、「またモンキーマンだ!」と複数の住民が叫び声を上げた。
前年に死傷者を出した騒動は記憶に新しく、パニックが発生した。

通報を受けた警察は直ちにモンキーマン包囲網を敷き事態解決に当たった。
警察官たちが懐中電灯で建物の屋上を照らしながら周辺を捜索、全身黒ずくめの服にサルのお面、光るバッジやLEDライトを付けた男を逮捕した。
犯人は地元の20代前半の若者、「暗闇の中、住民たちが悲鳴を上げて逃げ惑う姿を見るのは愉快だった」と語る。

警察は押収したお面やライトをメディアに公開したところ、パニックはすぐに終息した。
逮捕された男には夜間不法侵入罪、公共の安寧を乱した罪などが適用され、厳罰が下された。スピード逮捕劇の見せしめ効果により、ニューデリー周辺で散発的に発生していた模倣犯は一気に姿を消した。

正体

多くは上述のとおり集団ヒステリーや人間の扮装で説明できる他、違う説明も可能である。

  • アカゲザル見間違い説
ニューデリー市内で推定数万匹のアカゲザルが定着しており、住宅地が縄張りの中にある。
ハヌマーン信仰の影響で「神の使い」として親しまれ、日常的に果物や菓子を与えられ大変に人慣れしているのだ。住居に侵入し、無体を働く程に。
連日の熱帯夜と計画停電で住人のストレスは高まっていたため、暗闇の中とびかかってきたアカゲザルを本来の倍ほどの大きさと誤認、丸い頭部を潜水服のヘルメット、とっさに向けた懐中電灯の光を反射した眼を赤い光と誤認したわけである。2007年にはニューデリーの副市長がバルコニーでアカゲザルに襲われ転落死した事例もある。
モンキーマンに襲撃された人物の傷跡のいくつかは明らかにこのサルのものであると発表されている。

  • ハヌマーンラングール見間違い説
アカゲザルは自分より大型のハヌマーンラングールを非常に恐れいるため長年にわたり用心棒として人間に飼育・訓練されてきた歴史がある。
2001年の騒動でも「黒い顔」を持つハヌマーンラングールが闇夜で住民に目撃され、モンキーマンと誤認されパニックを発生させた例が確認されている。


この2種の暗闇で行われた縄張り争い、それに遭遇した人間の目撃情報が複合的に合わさったのがモンキーマンの正体かも知れない。



追記・修正は猿顔の一般市民(モンキーマン)にお願いします。

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最終更新:2026年09月16日 06:06