サルゲッチュ3

登録日:2022/04/05 Tue 00:35:00
更新日:2023/10/10 Tue 12:57:18
所要時間:約 20 分で読めます




「ピポサルをつかまえて おサルな番組を止めさせろー!」

『サルゲッチュ3』はソニー・コンピュータエンタテインメントから2005年に発売されたゲーム。媒体はPlayStation2

<あらすじ>

ヒカルに捕まったはずのスペクターが再び立ち上がり、今度はトモウキと手を組んでピポサル主演のテレビ番組を次々と立ち上げ、カケル達をはじめとした視聴者がナマケモノ状態になってしまう。
この様子を見て困り果てたナツミはハカセの元助手であるアキエに伝言を入れ、ガチャメカを転送した。
こうしてサトルとサヤカの冒険がはじまったのであった。

■概要

前作のシステムを継承させ、新たに2人の主人公やへんしんシステムが登場。

あらすじの通り今回はテレビ番組が題材であり、旧作でもよく見られたパロディが今まで以上に仕込まれている。
ウッキーファイブも主演作品に合わせた服装にリファインされ、必殺技にカットインが表示されるようになった。

また、ある条件を満たすと『METAL GEAR SOLID』とのコラボ作品『MESAL GEAR SOLID:SNAKE ESCAPE』が遊べるようになる。

事実上、本作がシリーズ最後のナンバリングタイトル作品となっている。
廉価版であるベスト化が異様に早かった事でも知られており、本作を購入した一部のユーザーの神経を逆なでしたりも

また、初代ナンデココニいせきがとんでもマウンテンに
サルバト〜レパチンガー予選がウエスタンビレッジに
それぞれのBGMのアレンジが使われている一種のファンサービスもある。

■登場キャラクター

  • サトル
CV:竹内順子
主人公。アキエの家で暮らしている。
好きな科目は体育と給食
サヤカが既に小学生にしてアイドルというとんでもないことになっている一方、彼はサヤカから「運動だけは得意」と言われるなど、良くも悪くも普通の少年の模様(後述するゲーム中での超人ぶりはともかく)。

ゲーム中では常に野球のユニフォームを着ている(背番号は3)。
年相応にかっこいいものを好んでいるらしく、ウッキーホワイトのドラゴン型ロボを絶賛した。
スポーツ好きということもあってか運動神経は抜群で、ゲーム中でもサヤカより走力とジャンプ力が高い…とされるが、それも普通に遊んでいれば気にならない誤差レベルである。
サヤカと違って特定のピポサルを足止めすることもできずガチ戦闘を強いられ、ボスはカタくて攻撃も苛烈になる。
とはいえ、本作はそもそもの難易度がシリーズの中では割と低めなので、ゲームに慣れてきた人や旧作経験者など、緊張感のあるプレイがしたい人はこちらを選ぼう。
また、RTAやTASなら僅かとはいえ移動が早いサトルを使うのが定石。

サヤカ共々、例によって素で2段ジャンプが出来、更にズガガ銀河最強の携行火器であるランチャーNo.8のフルバーストが直撃してもビスケット1枚のダメージで済むという、最早超人すら通り越した何か。

  • サヤカ
CV:野中藍
もう一人の主人公(ナンバリングタイトルでは初の女性主人公)。サトルの双子の姉だが、二卵性双生児なので見た目はあんまり似ていない。
本職はアイドルで、代表曲は『HAPPY☆センセーション』。
彼女がファンのピポサルも存在し、サヤカに気づくとメロメロになって一切の行動を取らなくなる。
彼女を選ぶとボスの耐久力も少し下がるため、初心者向け。
要するにイージーモードに相当するキャラである。

「女は度胸だ」と言わんばかりになかなかに勇ましい面を見せることが多い。その反面、スペクターの見え見えのワナに引っかかったり、ドアを勢いよく開けてはサトルにぶつけたりと天然ボケ属性持ちでもある。

変身衣装がどれも可愛らしい。
対象年齢を鑑みてかスカートの下にはスパッツを履いているが、これはこれでそっち方面の愛好家に喜ばれている

ついでいうと、前作のハルカよりおっぱいがおっきめだったりして、
当時のお絵かきBBSはそのバストを強調してロリ巨乳と言って差し支えないぐらい盛られたイラストがちらほらあった。

もちろん、彼女も例によってランチャーNo.8フルバーストが直撃してもビスケット1枚で済む超人。

  • アキエ
CV:大原さやか
過去作のナツミやハカセに代わってオペレーターを務める女性科学者で、サトル達の叔母。
28歳独身。おばさんと呼ばれるとスネる。

研究室は冒頭でピポサルに破壊されたため、自宅のテラスを改造して「テレビステーション」を作り上げた。
どこがとは言わないが大きい。

プリンが好物らしく、メカヨンクの外見をプリンにしてステーション付近を走らせると目線がそっちに向くようになっている。*1

  • ピポサル
最早説明不要のサル達。
旧作と同じくパンツの色で能力が識別できる…はずなのだが、本作では何故かパンツの色と能力値が一致しないピポサルがやたらと多く、旧作の感覚で挑むと手こずらされる。
ゲッチュに挑む前にサルレーダーで能力をしらみつぶしに確認する手間を渋るとほぼ漏れなく地獄を見る。

〇以下一例
  • 本来鈍足なハズの黒パンツなのにすばやさ5という前代未聞の、厳格な父親に育てられた「くろたん」。*2
  • 前作の能力そのままに*3パンツだけ黄色に履き替えた、実は宴会部長で偉猿だったUFOレーサー・「タクモン」。*4
  • 戦いのプロで下手に挑むと残機を無惨に散らす赤パンツ…のはずが、やけに能力が低調で、しかも名前が誤解されかねない「キモート」。
  • キモートとは逆に水パンツの癖にやけに能力が高く、「たかが水色」と高をくくってゲームオーバー直行させていくピポサル界のアビゲイル・「こヤギだいおう」。

ただ、泳ぐ速度は素早さ関係なくパンツ依存という話もあるが、要検証。

さらに、ピポサルの名前のパロディもやけにおとなしくなっており、「うきいちろう」だの「ウキピー」だの「ゴロンモー」だの、地味と言うか、無難な名前の個体も増えてきた。

また、本作ではパラメーターに「短気」が設定されており、これが高いピポサルは殴ると怒り、プレイヤーに強烈な一撃を喰らわせてガチャメカを奪ってしまう。ゲットアミも例外ではないので、迂闊に殴りかかると逆にゲッチュされてしまうことも…
なのだが、タンクに乗り込んでいくると逆利用できてしまう…後述

パスワード入力で隠しピポサルを出現させることもでき、その中にはピポトロンはもちろん*5ラチェット&クランクとのコラボとしてラチェットとそっくりな「ラチエツト」もいる。
コイツこそがランチャーNo.8を容赦なく振り回すあぶねーピポサルなのだが…サヤカとサトルの前ではそれも咬ませ犬、哀しいねぇ

  • スペクター
CV:坂本千夏


毎度お馴染み、ピポサルのボスもといリーダー。
2以上にギャグキャラ化が進行している。遊園地のサルという設定はもはや存在しないも同然。
というか二つの楽園計画…棲み分けと言えば聞こえはいいんだけど、それ以前に地球そのもの破壊しちゃうわけで、サルも人間も死に絶えるのでは…?
シリーズ恒例の最終決戦も存在するが、1回目と同じ戦法を使うというとんでもない手抜きなので、これまでのスペクター戦の中でも間違いなく最弱の部類に入る。



詳細は当記事を参照。


  • テレボーグ
Dr.トモウキが開発したロボット。旧作におけるクリーチャーやシタッパーズに相当する。
純戦闘用のものも多いが、カチンコやカメラなど、武器兼用の撮影機材を装備してピポサルTVの撮影をアシストする個体も多く見られる。
共通して背中のネジが弱点。ガチャチップやビスケットもたくさん入ってお得なのでなるべくネジを狙うように。*6
トレーニングステージではアキエによって改造されたマナボーグが仮想敵として登場する。

猿物像については当記事参照。
ここではボスキャラとしてのおおまかな概要を記す。
ホワイトブルーイエローピンクレッドの順番に戦う。
前作と違い、1体1体に専用の戦闘BGMが用意されるようになった。

「聞く耳もたぬわー」

ヒカルロボ2号は完成途中でスクランブルが入って緊急出場したのか、登場せず。
バト~レでの手紙見て期待したファンは肩透かしを食らっただろう。

かわりにドラゴンロボが登場し
「ヤキトリにしてやるぅ~~~~~~!!!!!」いうセリフと共に火炎ブレスでヤキトリにしようとしてくる。
もしヒカルロボ2号が完成していたらメカボーで「ネギトロにしてやるぅ~~~~~~!!!!!」ってでも叫んだんだろうか?
あとはくしゃみで吹っ飛ばして距離を取ってくるが、ダメージはないので落ち着いて、
火炎ブレスをファンタジーナイトの盾で守りながらゆっくり近づき叩けばいつか倒せるので焦らないように。
それよりもラチェクラの援護系よろしく4体セットで現れる魔法チックな見た目なのに武器が相反するようにゴツイ*7ハンマーボーグの妨害に注意。

「足の回しがあまいぜ!」

ガンマン10箇条なるものを信条としていたらしい、今のところ無事故無違反のスピード狂。
ただし最後まで言ってくれることはなく、アキエさんにも苦言を呈されている。
2周目でも相変わらず最後まで言ってくれない。本作では2連戦もあるので、強敵の部類に入る。

前半は縦横無尽に駆け回りながら、銃を乱射するだけでなく、ガンボーグもロボマウスよろしく援護射撃してくるので
まずは冷静にガンボーグを片付けて、冷静にゆうどうダマやワイルドウエストキッドで確実にダメージを与えていきたい。
一定のタイミングで「   必   殺   !!   」の掛け声とともに ドルカスのファランクス よろしく四方八方に爆弾を投げてくるが、
これはまず当たらないので、下手に動き回らずじっとしてやり過ごせばいい。

つづいて後半は、いきなり脈絡もなく一本道の1対1の構図となり、固定式のガトリング銃で迎え撃とうとしてくる。
そのまま無防備だと直撃してハメられ斃されるだけ。
初代クラッシュのピンストライプ戦と違って、確実な安置もないので、
ここはファンタジーナイトで防御しながら攻撃しよう。

バケルギアがガス欠?いったん喰らって無敵時間の間ガンバって叩いて下さい。

  • ウッキーイエロー(CV:樫井笙人)
「どぉ 魅力的?」

…力士でくのいち、皮肉にもその力士、忍者の弱点なんですが…。
さらに女豹を意識した意匠…はまだいいとして、乳首がどう見てもドラゴンガールなのはCERO仕事してほしい。

彼との対戦BGMはおそらくサルゲッチュシリーズのボス戦で屈指の神曲と言ってよく
肥満体系のボスキャラつながりでムドーが「まるでラスボスのようだ」ならば
このイエローは「まるで裏ボス*8のようだ」とでも言うべきやけに盛大にして贅沢なメロディが耳に残る。

巨体に似合わず気味が悪いくらいリズミカルに跳ねて押しつぶそうとしてくる。
このときワイルドウエストキッドに変身してたらかわしながらいつでも攻撃できるので
後述の特攻攻撃のために、縛りプレイでもない限りバケルギアの最大ストックを増やしておきたい。

で、いきなり大ジャンプしたかと思えば、「    く   の   い   ち   」という悍ましい奇声叫び声とともに、
例の星からぼにゅ…生々しい白いワイヤー付きフックが飛び出す。
どうか彼女に謝っていただきたい。

そのワイヤーをミラクルニンジャで綱渡りして、打撃で転ばせて坂道を転げ落ちてしばらく立てなくなるので
そこをカベ走りしてスイッチを押すと、ちょうちんが落下して、イエローをプレスし、大ダメージを与えられる。
鉄くずとか重量物がたくさん入ってるのか、このちょうちん?*9

なお、今回はいったん逃げて巨大化からのリベンジをすることはなく、
その逃げてからリベンジという役どころは、後述のピンクにバトンタッチすることになる。
それよりサトルを性的に狙い、サヤカを露骨に嫌悪するのはある意味見比べ甲斐があるので必見。
ホント、CERO仕事しろ案件である。

どうも後付けのようにお国柄の属性を加えられた感のある他の4体と比較して、
このイエローだけは和のコンセプトは一貫しており、直前のステージも日本の山城が舞台である。
あの迷惑な性癖もそうだがキャラの一貫性と言う意味では、作品跨いで終始安定しているのもまた彼の魅力と言えるかもしれない。

  • ウッキーピンク(CV:松下美由紀)
「見た目だけじゃダメよ」*10

なぜか関西弁で喋るようになったウッキーファイブの紅一点。
前述のイエローとは仲が悪いはずが、リベンジする役どころをバトンタッチしたり、
サヤカを共通の敵*11としたり、なにかと「実は仲いいんじゃね?」と思わせてくれる描写がチラホラある。

前半はただ歌って踊るだけだが、前作と違ってそうぬるいわけでもなく
歌のハートビームを浴びて動けなくなってる好きに、オトモのデザートボーグに切り刻まれるリスクがあり、難易度は増した。
マジンダンザーでピンクもろともデザートボーグも踊らせ動きを封じているスキに叩くのが基本とされるが
(特にサヤカでプレイ時は)フェアじゃない気がして気がひけるという人も少なくないだろう。

そんな方はやはりワイルドウエストキッドでデザートボーグも蹴散らしつつ確実にダメージを積み重ねていくのが無難か。
目まぐるしく移動したり広範囲攻撃を仕掛けたりするので、ミラクルニンジャで近づいて戦うのもあり。

どっちにせよ、ダメージを与えると「誰が口パクじゃ!!」別に言ってもいないのに勝手に喋ってはプッツンモードで突っ込んでくるが
そう早くもなく、ダッシュフープなしでも余裕でまけるくらいなので、落ち着いて距離を取ろう。

で、ひとしきり歌い終わると案の定「へこますぞ!!」という挑発と共に本性剥き出しにして、スペクター譲りの超能力をフルに発揮して、
「息の根止めたろか!!」という啖呵と共に鉄柱を降らせ、宣言通りにサヤサトをプレスしてへこまそうとしてくる。イエロー戦での意趣返しか?

ほかにも「このヴォケぇー!!」と、Volcanoの枕詞か火炎弾を高速の微妙に追尾する単発か、ゆっくりめな5WAYで仕留めようとしてくる。
このときデザートボーグを残していると、ダメージを回避するのが困難になるので本性剥き出し前には残さず駆逐しておきたい。
そしてこうなるとマジンダンサーもピンク本人には無効化されるのでダメージを与える手段は、やはり距離を取りつつワイルドウエストキッドが一番安定するだろう。

そして初回での彼女との対戦では、前述の通り前作のイエローの後を継ぐように、敵前逃亡して決着はお預けとなる。
(そのときの要約するとお前のせいでキャリアアップの計画が台無しだ!という私怨たっぷりのセリフは必聴。普通に怖い…!!)
そして1周目をクリアするなり、ナツミ宅に襲来して、残り4体を開放し、サヤサトはまたしてももう一度ウッキーファイブと戦わないならない。
(そのときのとても申し訳なさそうにサヤサトに頼み込む低姿勢なナツミ、いつもは強気な彼女とのギャップ萌えも見所である。)

「だっぺ だっぱー だっぺすと」

今回は九天断虎撲殴狼のように、二棍流で挑んでくる。本作では3連戦となっており、かなりの長期戦を強いられる。
サトルには「お前」呼びだが、サヤカには「姑娘(クーニャン)」呼びと、ステージのモチーフにマッチした粋な計らいがなされる。

当然おならは健在で、微妙にホーミングするので、主に横に忙しく動き回ることになるので、
ここはかわしながらスキを見てワイルドウエストキッドでちまちまダメージを稼ぐか(ヨージンボーグもついでに安全に処理できる)、
タイミング逃さず力を貯めて、おならを出した直後にパワーが残っているうちに叩くかになる。

ついでにおならをジェット噴射のようにホバリングする芸当まで身に付けたので、巻き込まれたら動けなくなり、そのすきにヨージンボーグに襲われるリスクがあるので、
いったんダッシュフープで距離を取って(このときリングアウトしないように)パチンガーのばくれつダマをお見舞いしてやろう。

しばらくすると「ここがお前の墓場だっぺ!!」と、一定のリズムで
九天断に炎を纏って振り回しながら近づいてくるので、ここも落ち着いて距離を取り
しばらくすると、ストライクマンよろしく「まわるっぺ~!!」と、ぐるぐる回って勝手に目を回すPONをやらかすので
その間に力を貯めたドラゴンカンフーでキツイ一発をお見舞いしてやろう。

なお、一定ダメージごとに上へあがっていくが、そのときインターバルにビスケットとバケルエナジー一本分が用意されてるのでありがたく頂戴しよう。

なお、2階は真っ暗なので、無理せずギミックを作動させること。
(それ以上に「ここがお前の墓場だっぺ!!」の炎のおかげで目印に避けやすくなってるPONも相変わらずだが…)

3階は一本道なので、ダメージ覚悟で懐にドラゴンカンフーラッシュか、安全パイならワイルドウエストキッドで遠くから連射しよう。
「ここがお前の墓場だっぺ!!」から「まわるっぺ~!!」までの突進距離は
ギリギリ端までとどかないし、「まわるっぺ~!!」の回転攻撃は初代仕様、つまり回転攻撃中に移動できないので回避は意外と難しくないはずだ。

  • アンサールズ
本作のイメージキャラクターとして登用された アンガールズ をモチーフにしたウキネ、ウキナカの二匹組。

後藤英貴の4コマではやたら高身長*12で、そしてやたら脆いなつかしの赤塚不二夫作品に出てきそうな体質のキャラとして登場していたが
本作ではトモウキシティに出没する、特徴的な髪型以外、体格はごくごく普通のピポサルと変わりない黄パンツとして登場。

DJを名乗るだけあってスクラッチの切れがいい、初代の白パンツのような能力値の黄パンツ・DJタモと、周囲の反対を押し切ってアフロを貫く、らしからぬ強い意志の水パンツ・みつおに
即席コントで完敗を認めると、噛ませ犬のような、イメージキャラクターとは思えない損な役回りを強いられている。

そしてなにより、二匹とも初代のサルテックファクトリーに生息する、そろそろ結婚10周年のカイとかつて赤いバナナと呼ばれたサルナブルと能力が酷似してるので
どうせなら未来都市モチーフのステージなんだし、サルロボで襲い掛かってほしかったと思うサルゲッチャーもいるのではなかろうか?

なお、ウキナカはひそかにピンで行けそうだという野心を内に秘めているようだ。

  • カケル、ヒカル、ハカセ
CV:八奈見乗児(ハカセ)
前作、前々作の主人公及び、その協力者。
今作ではピポサルのくだらない番組を視聴してナマケモノになってしまった。
番組の放送をどんどん中止にしていっても回復することはエンディングまで無い。


■ガチャメカ一覧

サトル用のものは前作でヒカルが使っていたもののデザインが踏襲されているが、サヤカ用のものは新規にデザインが起こされている。
サヤカのガチャメカのデザインは全体的にサトルより重厚そうな、クルマで言えばサトルがツアラーVでサヤカが3.0スーパールーセントGとでも言うべき
そんなスポーティー路線かラグジュアリー路線かで個性の差別化が為されている。

本作で新たに追加されたメカは存在せず、攻撃手段の増加はバケルギアに任せるカタチとなっている。

  • メカボー
お馴染みの初期装備であり、メインの攻撃手段となるレーザーブレード。
サトルとサヤカでそれぞれ色や形状が異なり、サトルが爽やかなブルーコンポーズのスッキリした刀身なのに対し
サヤカのは柄部分に王冠のデコレーションがあしらわれ、グリップも刀身も太めと、
前作のハルカが軽量を売りにしてたのとうってかわって、こちらはガークラを簡単に起こせそうな鈍器ようなものと言うべき重たそうなデザインで
オペラレッドの刀身が熱く焼けた鉄棒か、血を吸ってなお血に飢える妖刀か、果てはダークサイドに墜ちたような
デコの王冠も赤いのもあって血生臭さ全快の、ヒールまっしぐらのまがまがしくも厨二心をくすぐるなかなかの良デザインになっている。

最初から用意されていることもあってかトレーニングスペースは存在しなかったが、本作では初めて用意され、任意で練習することができる。
怒らせたサルから奪われる場合があるので、攻撃を食らった際はこれとゲットアミ以外のガチャメカに切り替えると良い。

  • ゲットアミ
お馴染みの初期装備であり、サルを捕縛するためのもの。
こちらも本作で初めてトレーニングルームが用意されている。
怒らされたサルから奪われ、捕まってしまうと逆に自分がステージから追い出されてしまうので、攻撃を食らった際は奪われる前にガチャメカを切り替えよう。
『MESAL GEAR SOLID:SNAKE ESCAPE』ではなんと故障してしまう。

  • サルレーダー
サルの居場所を探知することができる。探知したサルが視認できる状態でL2ボタンを押すことで情報を見ることができ、これによるネタ要素が満載な点も健在。
前作と違い、ウッキーファイブやスペクターに対してもL2ボタンで情報を得ることができる。

  • オヨゲッチャー
水中に入ると自動で切り替わる水泳用ガチャメカ。
本作では(ある種恐怖の)水中を深く潜るステージが存在しない。
水中のサルを捕まえることも出来るが、本作のオヨゲッチャーは網を飛ばすというより広げるような感じであり、至近距離まで追い詰めないと捕まえられない。

  • ダッシュフープ
回すことで速く走ることができ、そのまま体当たりで攻撃することもできる。
本作ではミラクルニンジャと言う強烈なライバルが存在しているが、いつでも使える点は魅力。

  • パチンガー
遠距離攻撃用のガチャメカ。爆裂玉、誘導玉も健在だが、弾数は増やせない。
サヤカモデルはわかりにくいが、中心部のオーブがよく見るとハート型になっている。

遠くの敵を攻撃するほか、遠方にある回転ハンドルを回すのに利用できる。
爆裂玉は威力が高く、空中を飛び回るウッキーレッドを撃墜させたり、ゴリアックの弱点であるネジを一撃で破壊できる。

  • メカヨンク
サトル/サヤカが入り込めないスペースにいるサルの誘き出しやスイッチの操作に使える。
やはり爆発するので取り扱いに注意。
今作でもモデルを色々と変えることができる。
サトルモデルはいつも通りのミニヨンク的な王道デザインだが、サヤカモデルは、ここは前作のハルカになぞらえて悪路に強そうな、これまたやや重厚な印象を受けるハッチバックデザインとなっている。
サトルモデルがスピード重視でやや曲がりにくく、サヤカモデルが操縦性に優れ、トップスピードで劣るが、どちらも誤差の範疇なのであまり気にしなくてもいい。

ブラックメカヨンクはスピードは出るが、当然曲がりにくくてコントロールが困難で、爆発の威力が弱いので、どちらかと言うとタイムアタック向け。
プリンはスピードは落ちるが、その分コントロールが容易となり、また爆発の攻撃範囲、攻撃力ともに飛躍的に向上している。
アキエさんは悪いこと言わないから 死にたくなかったら 近付かない方がいい。

  • トビトンボ
本作では最後に手に入るガチャメカ。
回し続けることで高く飛んだり、遠くへ移動することができる。
一応はプロペラ部分で攻撃できるようになっている。
サヤカモデルはブレード部分がハート型の双極星と言うべき、やはり殺意高めなデザインになっている。


■へんしん一覧

  • ファンタジーナイト
強力な剣(サヤカは杖)と盾で攻撃とガードもこなせる騎士。
ゲッチュは魔法陣で、一度に複数のピポサルを捕まえられる。
最初に手に入る変身だけあって出番は多いが、鈍重でリーチが短いので後半の戦闘ではあまり使いでがない。
それでも、ウッキーブルー戦はこれがないと後半ツラすぎる

  • ワイルドウエストキッド
走りながらの射撃が得意なカウボーイ(カウガール)。
ゲッチュは網発射で、隙は大きいがリーチが長い。
使い勝手は悪くないが火力が低く、ゲッチュマン解禁後は出番が減りがち。
それでもそれまでは貴重な遠距離攻撃手段として重宝する連射系な当たり、
マシーンブラスターN60ストームと立ち位置は似ている。
ついでに単発は低威力ながら主にボス戦で幅広い活躍が見込めるあたり、風ボムとも立場は似ている。

  • ミラクルニンジャ
身軽で多彩な忍術をこなす忍者。
分身を生成して攻撃範囲を広げることも可能で、ゲッチュも分身を飛ばして行う。
足そのものも加速し、ダッシュフープなしですばやさ5のピポサルに追いつけるほどになる。*13
ただし、手あたり次第ギミックを作用させようという積極性が求められるライトユーザーバイバイな側面も持つが、使いこなせれば頼もしい。

  • マジンダンサー
マジンくんを召喚して雑魚もボスもピポサルも馴れ合いのバカダンス'98させるアラビアンなダンサー。
あとはそのままゲッチュするか、「くだらんことするな!!」→「まったくだ!!」とひとしきりボコるかはお好きにどうぞ。
ゲッチュは音符発射で、ワイルドウエストキッドと使い勝手は似ているがやや隙が短い。
マジンくんのダンスの曲にはいくつか種類があり、好きなものを選べる。
攻撃性能としては最弱レベルなので、ウッキーピンク戦ではこれよりワイルドウエストキッドかミラクルニンジャの方が安定する。

  • ドラゴンカンフー
華麗な裁きでコンボ攻撃が得意な拳法家スタイル。
近接攻撃の際は鍋蓋のようなナックルダスターを装備する。
ゲッチュはヌンチャクを振り回して行い、リーチは短いがモーションが非常に素早い。
それゆえゲッチュは不得意だけど、直接戦闘向き。

  • ゲッチュマン/ゲッチュマン・フェアリー
正義のヒーロー・ヒロインを思わせる変身。
サトルとサヤカの憧れのヒーロー/ヒロインがモデルらしい。
レーザーや電撃による遠距離攻撃が可能で、最後の変身だけあって攻撃性能が高い。
「スパークダッシュ」で一度に複数のピポサルをゲッチュでき、機動力も高いが、終盤のステージでは落下ポイントが多いので、うっかり暴発させて転落しがち。
安全パイはとりたいけどまとめてゲッチュしたいならファンタジーナイトの出番。
ちなみに、ゲーム起動時に流れるプロモーションムービーで二人はこの姿に変身しているが、その時の音楽はファンタジーナイトのものである。

  • ピポサル
2週目開始時に貰えるピポサルの気ぐるみ。
攻撃力はなく、ゲッチュもできないが、楽屋を空けるのに必須。
旧作におけるマジックパンチに相当する。

サトルとサヤカの変身直後のボイス、サトルがノリノリで「ウキキ♪」とカートゥーンチックなおさるさんとして堂に入った小憎らしくもカワイく演技するのに対し、
サヤカはサルになりきるのがアイドルとしても人間としても気恥ずかしいのか「うーきき」と棒読みなのが逆に味の出る可愛さと、
聞き比べ甲斐があるので、是非比較してみよう。

後藤先生の4コマで、サヤサトがピポサルに包囲された時、日頃の恨みかサトルもピポサルに扮して加勢する裏切り行為を働いた一幕があった。
もしかすると預言者なのかもしれない。

◾️乗り物

  • スポーツカー
シリーズ初登場の車。
ミラクルニンジャかゲッチュマンに変身して乗り込むと最高速度が上がる。
これを使ってピポサルとチェイスを繰り広げ、車を破壊してゲッチュするのが目的…なのだが、コースが長い上にあまり操作性がよろしくなく、待ち伏せして正面から激突した方が効率が良いのが悩みどころ。

そう、クルマの破壊手段はいちいちぶつける陰湿極まる手段しかないのである…やってくうちに気が滅入るだろう。

  • タンク
前作と同じくゾウ型。
性能自体は旧作と変わらないのだが、本作におけるタンク戦の相手は機動性と手数に優れたロボットなので、正直にタンクに乗り込むよりもへんしんを使って挑んだ方が効率が良かったりする。

…と、思いきや、これはズルに等しい裏技という立ち位置なのだが、
サルがキャノンなどに乗り込む前にマシンガンを視界外から撃ちまくると、そのうち勝手にキレるので、
しばらく待つとクールダウン期間で、しばらく頭から湯気出して動かなくなるのでそのままダッシュフープで一気に距離を詰めて楽々ゲッチュ出来てしまう
ただし、タイムアタックには当然向かないしなによりゲームバランスを崩しかねない裏技なので、使用を自粛するもまた一興である。

  • ボート
前作と同じくカメ型。
使い勝手もあまり変わらない。

  • ロボット
前作と似ているが、全体的により角張った外見になり、カラーリングも真紅に変更されてより力強い印象に。ぶっちゃけ真っ赤なピポッチ
攻撃手段も棍棒から素手のパンチに変更された。
前作よりも圧倒的に機動性が高く、ジャンプやブーストアタックも出来るが、操作方法も大きく変更されたのでやや慣れが要る。

  • フライングタートル号
作中屈指のネタマシン。
プレイヤーに選択されなかった方の主人公が操縦し、プレイヤーは操作できない。
作中で2回出番があるのだが、最初はプレイヤーが戦ってる間周りを飛び回っているだけ(援護もしてくれない)。
2回目の役割もただの足場。



追記・修正はジャンガジャンガゲッチュしてからお願いします。

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最終更新:2023年10月10日 12:57

*1 後述する通り、あんな危険物にまで興味を示すアキエさんも命知らずと言うか、見境がないというか…

*2 ついでいうと、逆に快足なはずの青パンツはサルボーグを除くと4つ星が限界で、さらにやけに攻撃が高くなっている。

*3 すばやさ5、こうげき1、けいかい5

*4 なにもないところでよく転ぶサルランチも青から黄になったが、そちらは腹下しに苦しんでるためか、能力も序盤によくある弱い黄パンツ相応程度にナーフされた。

*5 ダークブースターで逃げ回り、トロンホーで反撃してくる。ダークエッジは使わない。レッド涙目。そのピポトロンも、レッドとブルーは虹扱いなのに、ゴーヤ入りおじやの完成を待ってるイエローは黄パンツ扱い。こんなところでもパンツの適当さというスタッフのドグサレ職務怠慢っぷりが露呈してしまっている…

*6 正確にはネジを叩かないとまともにダメージが通らないと言った方が正しく、慣れないと雑魚処理にすら苦労を味わうことになる。それよりこんな見え見えの弱点をあらわにしたのもトモウキなりの良心の呵責の発露とそれによるSOSを間接的に発信していたのかも知れない。

*7 のちにミリオンモンキーズで、Wドリル装備の黄パンツやらWハンマー装備の緑パンツやら、「むしろ赤パンツの装備だろ!」と突っ込みたくなる、パンツの色に不釣り合いなパワフルな装備のサルと言うカタチで受け継がれることになる。

*8 あるいはExtraないしPhantasm

*9 もしかすると粗大ごみ捨てボックスだった可能性もある。

*10 言わんとしてることこそ、ごもっともな反面、イエローを擁護しているようにも聞こえなくないか?

*11 こちらはアイドルと言う職業柄としてだが。

*12 本人たちも山根は180cm、田中は188cmと日本人としてはなかなかの長身と言える。なお、ウキネはまた2㎝伸びたらしい。

*13 今作の杜撰散々極まるスペック割り振りの被害者の青パンツは泣いていい。