御子(SEKIRO)

登録日:2019/11/16 Sat 13:05:48
更新日:2024/03/26 Tue 13:03:24
所要時間:約 3 分で読めます




狼よ、わが血と共に生きてくれ…


御子とはSEKIRO:SHADOWS DIE TWICEに登場するキャラクター。

CV:佐藤美由希


■概要

葦名の国に古くから伝わる異端の力「竜胤」をその身に宿す一族の末裔。
「竜胤の御子」とも呼ばれる。本名は九郎
葦名の重臣、平田家の養子として育てられたが、本編開始の3年前に夜盗の襲撃に会い平田家は没してしまう。
そのため天涯孤独の身であり、唯一の家臣であるを強く信頼している。
年若いが落ち着いており、芯があり聡明。凛とした佇まいに自然な威厳がある。
お菓子作りが趣味で、平田にいたころは良く炊事場に入り込んでいた。
変若の御子からもらったお米を渡すとおはぎを作ってくれる。

葦名の国の再興のため竜胤の力を欲する葦名弦一郎によって幽閉される。
御子自身は竜胤を人の生を歪める世の理に反する力として忌諱している。
狼によって救出された後は「竜胤断ち」を果たす方法を狼と共に探ることになる。

3年前平田屋敷で御子を助け、死にかけた狼に対し不死の契りを結んで、狼を死なずの従者とする。
しかし、自分のために幾たびも回生を繰り返す狼を開放してやりたいと考えている。


・竜胤


遥か西方から葦名の国に流れ着いた「桜竜」に起因する不死の力。
竜胤の御子と不死の契りを結ぶことで、その者に回生の力を授ける。
回生の力があれば、死んでしまってもその場で蘇ることができる。
回生の力が無くても不死の契りを結んだ者はいずれ復活するが、その場合竜咳と呼ばれる病が世に蔓延する。
竜咳は蘇生の際生きるための力を周囲から奪い、その者の血が淀むことで発症する。
そのため死ねば死ぬほど周囲に危険が及ぶこととなる。
竜咳を治療するには、御子から稀に零れる「竜胤の雫」を、エマが作った「快復の御守り」と共に鬼仏に供え祈ることで、生の力を奪った者たちに返す他ない。

また、桜雫という不死の契約が成らざるとき、引き換えに残る結晶を御子に渡すことで、回生の力を増やすことができる。


・竜胤断ち


不死断ちとも呼ばれる竜胤の力を断つ儀式。
葦名城に残された資料によれば、仙郷にいる神なる竜の涙があれば叶うという。
仙郷に赴くには馨し水蓮・お宿り石・常桜の香木・竜胤の血を材料に源の香を作り、その香気を纏い輿入れして源の宮に行く必要がある。
竜胤の御子は普通の方法では血を流さないので、死なぬものを斬る刀「不死斬り」が必要となる。

先代の竜胤の御子「丈」も九郎と同様に竜胤断ちを目指したが、望みは叶わず道半ばで亡くなってしまう。
しかし、彼が遺した書が九郎と狼の助けとなった。














ネタバレ注意













・不死断ちエンド


竜の涙を手に入れた狼。しかし、葦名城は内府の襲撃を受け、狼と御子は脱出のため抜け道を目指す。
だが待ち構えていた弦一郎に御子が斬られ重傷を負う。
狼は弦一郎を退けるものの、弦一郎は己を生贄に葦名一心を蘇生させる。

一心との死闘を征した狼は瀕死の御子に竜の涙を飲ます。
そして狼は御子に対して不死斬りを構える。
…竜胤断ちの最後の手順、それは竜の涙を飲ませた御子の命と共に、その不死を断ち切ることであった


わが生涯の忍びよ
不死断ちを、お願いできますか


狼は主の最後の願いを汲み、不死斬りにて御子を介錯する。
朝焼けのススキ野原に、刃が突き刺さる鈍い音だけが響き渡る。


その後狼は荒れ寺で、もう自分には必要の無い忍義手を外し、一人ただ無心で仏を掘る。
エマは忍義手を受け取ったが、狼に返す。

これは、やはり貴方が持っていてください
また、新しい忍びが
力を求めるときがくるでしょう

かくして不死断ちは成った。御子の命と引き換えに…。
九郎と狼、寄る辺なき孤独な主従の物語は幕を閉じる。


・人返りエンド


エマの頼みを聞き入れた狼は九郎を生かす道を目指し、一心との決戦後に「桜竜の涙」と「常桜の花」を飲ませることで九郎は竜胤の戒めから解放される。
…だが、その為の最後の条件は御子と不死の契約を結んだ者が一人残らず消え去ることであった。
それはすなわち、九郎と不死の契約を結んだ狼の完全なる死を意味する。



最後の不死を、成敗いたす
人として、生きてくだされ



しかし、狼は迷うことなく主に最期の報告と願いを述べて、携えた不死斬りで己の首元を斬り裂いた。
飛び散る血はまるで薄紅色の桜花の如く散華し、暁の空へと舞う。
後日、只人となった九郎は狼の墓前を訪れていたエマに旅に出ることを報告する。


私も、人として懸命に生き、そして、死のうと思います


目的はない、行くあてもない、だがその瞳には力強い意志が宿っていた。
その後、九郎の行方を知る者はいない。
それでも一つだけハッキリと言えることがあるとするならば、彼はきっと
己の為に殉じ、成すべきことを成した、誇り高き一匹の狼に恥じぬ生き方をしたということだけだろう―――




■余談


狼と葦名城を脱出する際裸足のまま外に出たり、燃える柱を押しのけ狼を救ったりと、見かけによらず大胆ところがある。
中性的な外見をしているが、少年であることがインタビュー明かされている残念いや寧ろそれがいい。

2周目以降手に入る「九郎の御守り」を御子に渡すことで「さらなる苦難」というハードモードを始めることができる。
「さらなる苦難」ではガード時にダメージを受けるようになり、状態異常の蓄積も速くなる。
クリアしてもトロフィーには関係ないが、セーブデータに「難」の文字が付く。
荒れ寺の仏師に話しかけることで御守りが返り、苦難から逃れることができる。


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最終更新:2024年03月26日 13:03