葦名弦一郎

登録日:2019/10/25 Fri 08:44:58
更新日:2024/04/26 Fri 10:19:11NEW!
所要時間:約 6 分で読めます





これも、葦名のため…


葦名弦一郎とはSEKIRO:SHADOWS DIE TWICEに登場するキャラクター。



■概要


作品の舞台となる葦名の国の大名、葦名一心の孫。ただし、正当な出自ではなく、市井の生まれである。
しかし、葦名への思いは深く、若くして将軍となった。また、の名手でもある。

物語が始まった時点で葦名の国は内府の襲撃により存亡の危機にあった。
弦一郎は窮状に憂い、異端の力を手にしてでも葦名を救おうと画策。
不死の力を持つ竜胤の御子を手中に収めんとしている。
なお、この方針は一心から難色を示されていたが、祖父が病床にあったこともあり葦名を保つことを優先して敢えて遂行している。

作中では主人公・の左腕を切り、御子を連れ去った張本人として登場。
御子に対し不死の契りを結ぶよう迫るが、御子に拒まれ、御子を救うため忍義手を手に入れ復活した狼と葦名城の天守で戦うことになる。


■戦闘


一戦目


チュートリアルの最後に、葦名城の抜け道を抜けた先のススキ野原で戦うことになる。忍殺ゲージは2。
チュートリアルにもかかわらず異常な強さであり、初見ではまだ本作の仕様を理解しきれていない段階のため、多くのプレイヤーは訳も分からないままやられてしまうだろう。
(体力が少ない状態から始まる、入手できる回復アイテムは僅か、この時点では「見切り」を習得していないので危険攻撃の突きは弾く以外にほぼ対処法がない…等々)

負けイベントであるため負けてもゲームは進むが、勝つとその後のムービーが若干変わる(ストーリーは変わらない)。
ここで狼は卑怯な手段により左腕を切り落とされるのだが、それが狼に「忍義手」という新たな牙を与えてしまい、その因果が巡り巡って最終的に葦名の崩壊に繋がってしまうのだから皮肉なものである。
鉤縄がないと狼は荒れ寺からも出られないので速攻で詰む。

どうしても勝ちたいのなら御子のもとを訪れた後で一旦死亡してやり直せば、体力がMAXの状態で御子の所から再開されるので多少は戦いやすくなる。


二戦目


葦名城天守での再戦。忍殺ゲージは2。
近距離では刀、遠距離では弓を用いて戦う。
動作が俊敏で、突き、下段、掴みの3種の険攻撃を使ってくる。
攻撃を弾くことに成功しても切り返してくるため、隙の少ない強敵である。
また、連続で相手を斬りつける奥義・浮き舟渡りを使ってくる。全て弾くのは困難で、体幹ダメージが多い状態で食らうと体勢を崩され大ダメージを負ってしまう。しかし、弾くことに成功すれば相手の体幹を大きく削れる上、ある程度行動パターンを固定できる。
勝利するためには、相手の攻撃を恐れず弾き、素早い矢に反応し、3種の険攻撃を見切り続ける必要がある。
ちなみに、項目冒頭の台詞はこの二戦目で敗れた際に弦一郎が呟く台詞。耳にタコが出来るほど聞いたプレイヤーも多いだろう。

攻撃パターン


先述の通り、近距離では刀、遠距離では弓を用いた多彩な攻撃を仕掛けてくる。
初見ではそのパターンの多さで攻撃を仕掛けるのも防御を固めるのも一苦労するが
攻撃を仕掛ける→攻撃を弾かれる→相手の攻撃をガードor弾く、もしくは躱す→攻撃を仕掛ける…というSEKIROにおける基本である剣戟によるターン制バトルをしっかりと意識すれば、驚くほど戦いやすくなる。

  • 袈裟斬り
近距離で繰り出すオーソドックスな斬撃。1回斬り付けるだけの地味な攻撃だが、意外に出が早く隙も少ないため
大技にヤマを張っている時に不意に出されると対処が遅れやすい。しっかりとガードするか弾くべし。


  • 二段斬り
横方向に踏み込みながら2回斬り付けてくる。この攻撃自体は予備動作も大きく弾きやすいため大した脅威になりにくいが
弾いた場合はその後に浮舟渡りへ派生させてくる。

  • 浮き舟渡り
若干の溜めの後、怒涛の勢いで連撃を仕掛けてくる。動作中はスーパーアーマーで潰すのは不可能。
その場で体勢を低くしてからいきなり繰り出してくるパターンと前述の二段斬りから続けざまに派生させるパターンがある。
体幹が貯まった状態だと一気に崩されて強烈な攻撃を叩き込まれてしまう。
この攻撃自体も全段弾く事は出来るが、弾けるタイミングが一定ではなく微妙にズレているため、上級者でも全てを弾く事は難しいとか。
最も簡単な対処はバックステップ、もしくはダッシュで一気に後ろへ引いてしまう事。間合いを空けて合間の連撃を凌いだ後に
敢えて近づいてタイミングを合わせやすい最終段だけを弾くと体幹も稼げる。
持っているなら鉄傘もありだが、長い攻撃なので形代の残り数に注意。
ただし距離を離していると最後に弓矢を放ってくるパターンもあるため、油断は禁物。

  • 兜割り
不意に飛び上がって頭上から一文字に斬り付ける。慣れないうちは急に視点が上に変わるため意表を突かれるが
慣れてしまえば弾き、ステップからパターンを固定できるため大きな反撃のチャンスとなる。
まずはこれとその後にセットで繰り出してくる後述の攻撃をしっかりと対策すると弦一郎戦はかなり楽になるはずだ。

  • 突き(兜割り派生)
危険攻撃。一瞬の溜めの後に高速で突きを繰り出す。
前述の兜割りを回避した後にこの技、下段攻撃、何もせずに待機する行動の三択を仕掛けてくる。
しかし、ゲージ1本目で兜割りを弾いた場合は突きに固定される。
予備動作が大きく、見切りの猶予も長いため恐れずに前ステップで飛び込んで体幹を稼がせてもらおう。

  • 突き(単発)
近距離で弾き合いをしていると出してくる単発の突き。兜割り派生とはモーションが異なり、顔の横に刀を構え突きの姿勢を取るのが特徴。
突きと比べると発生が遅く見切りやすい。ありがたく体幹を稼がせてもらおう。

  • 下段攻撃
危険攻撃。その場で姿勢を下げて前進しつつ、一回転して足元を斬りつける。
ガード、弾きが出来ず、突きと予備動作が似ていて咄嗟に反応しづらく威力も高いと厄介な技。
距離を離しているといきなり繰り出してくる他、先述の通り突き、待機の三択を仕掛けてくる。
ゲージ2本目では兜割りを弾いた後の攻撃が主にこちらとなるが、たまに突きも出してくるため注意が必要。
ジャンプから踏みつけを決めて体幹を削る事も出来るが、兜割りをステップで避けて横に回り込んで
火吹き筒を当てれば、攻撃そのものを強制的にキャンセルさせることもできる。
これは突きも同様のため、やりやすい対処法を選ぼう。
なお、2ゲージ目の兜割りは弾いたあとすぐにステップを入力すれば突きだった場合見切ることができ、下段だった場合そのあとジャンプで間に合うので実は見極める必要もなかったり。

  • 回転斬り→裏拳
危険攻撃(掴み)。回転斬りの後に走り寄ってガード不能の裏拳を繰り出す。
食らうとすごい腹パンで大ダメージを食らう。
初見は走り寄る動作に惑って裏拳を食らいがちだが、裏拳自体は攻撃範囲が狭いので避けやすく、また弾きも可能。
そして裏拳の直前直後に攻撃を当てれば大きくひるんで隙ができる。

  • 弓矢(強射)
弓を引き絞り矢を放つ。
シンプルな攻撃だが弾速が速く、攻撃を仕掛けてくる場面によって発射のタイミングを微妙にずらしてくるため弾きもしにくい。
遠距離で回復アイテムを使うと確定で撃ってくるため、回復後はすぐにガードを固めるかダッシュで横に避けるのが吉。
近距離で出そうとした場合は攻撃をヒットさせればキャンセルさせることも出来る。

  • 弓矢(速射)
地上で、もしくは横に跳びながら矢を素早く撃ってくる。
近距離での斬り合い中に出されると対応しづらく鬱陶しい。
地上版は2連射してきたり、射撃後に前転斬りや突進斬りで追撃してきたりするので気を抜かないこと。
開幕はほぼ確実に単発撃ち→前転斬りを使う。前転をかわせば一発攻撃を入れられる。


  • 弓矢4連射
空中に飛び上がって矢を4回連続で発射してくる。
攻撃を弾いた後、不意にバックステップで距離を離してから使用してくるパターンが多い。
距離を離されたと思って焦って追いかけるとガードが間に合わず全段命中してしまうため深追いは禁物。
弾いても体幹を稼げる訳でもないため、無理に対処しようとせずバックステップを見たらガードを固めて様子を見るのが最も安定する。
恐らく初心者の死因1位。
4発目は若干遅れて発射されるため、3発弾いて前ステップすると4発目を躱しながら懐に入れてスタイリッシュ。


忍殺ゲージを全て削るとムービーが入り、狼に対し主を変えるように勧誘するが、一蹴される。
すると、突如弦一郎が鎧を脱ぎ、周囲に嵐が起き始める。


戯言だと…?
俺は、この葦名を守るためならば
どのような異端の力であれ従えてみせる

巴の、見せてやろう


名前が「巴流 葦名弦一郎」に変わり再び戦闘が始まる。忍殺ゲージは1。
基本的な攻撃パターンは変わらないが、全体的に攻撃が荒々しいものとなる。
最も大きな違いは、刀や弓にを纏った攻撃を使うことである。
雷攻撃はガードや弾きが不可能で、地面に足がついた状態で食らうと、大ダメージを負うほか痺れて一定時間動けなくなる打雷状態になってしまう。
対処するためには、空中で雷を受け止め、着地する前に雷を相手に返す「雷返し」をする必要がある。
タイミングさえ掴めれば簡単に跳ね返せるほか、鎧を脱いでるためか体幹ゲージが少なめのため、慣れれば脱ぐ前より楽に戦える。
しかし、1周目は体力も回復アイテムも少ないため、前半戦をどれだけ余裕をもってクリア出来るかが重要である。
倒すと「戦いの記憶・葦名弦一郎」と「血煙の術」を入手できる。


攻撃パターン


鎧を着ている時より特定の攻撃からの派生パターンが増え、より前掛かりなボスになっている。
ようやく一段階目を撃破したところに連戦となるため焦ってしまう気持ちもあるだろうが
まずは落ち着いてこの派生パターンを見極める事。先述の通り体幹が低く攻撃が苛烈になっている分、弾きや見切りを
仕掛けるチャンスも増えているため、慣れれば速攻で片づけることも可能。

  • 飛び掛かり突き
危険攻撃。遠距離から飛び掛かって突きで強襲してくる。
予備動作、発生共に隙が大きいため見切りの絶好機。開幕にいきなり仕掛けてくる他、回復アイテムの仕様を咎める行動が
弓からこちらに変化しているため、この攻撃だけにヤマを張って見切るだけでも体幹をゴリゴリ削り取れる。

  • 兜割り派生
兜割りを弾いたあとの派生攻撃に下段と逆回転の回転斬りが加わり3択となる。通称葦名じゃんけん
回転斬りは弾くと突きを繰り出してくるため、じゃんけんに勝てばどのパターンでも大きく体幹を削るチャンスとなる。
なお見分けるのが難しい場合霧がらすならば3種すべて無効化しつつ背後に回れるため、後述の雷対策も兼ねてセットしておくと有効。

  • 浮き舟渡り
最終段を弾くと危険攻撃の突きへ派生するようになっている。
むしろ見切って体幹を稼ぐチャンスといえるが、やたら発生が遅いのでフライングしないように注意。
また始動時に離れると技を中断して飛び掛かり突きへ派生することも。

  • 巴の雷
危険攻撃。刀、もしくは矢に雷を纏わせた後、空中に飛び上がってから放つ。
弾き、ガード不能、直撃すると「打雷」の状態異常で動きを封じられてしまう上、そうでなくともほぼ即死級の威力を持つ。
派手な見た目にびびるが、ジャンプからの雷返しでカウンターを取れれば逆にHP、体幹を大きく削り取れるため、最大の反撃チャンスとなる。
ジャンプでタイミングを合わせにくければ、霧がらすを発動させてスティック操作を何もしなければその場でジャンプと同じ動きをするため、より余裕を持ってカウンターを叩き込める。


鍔迫り合いの末、狼に胸を突き刺され倒れる弦一郎であったが、赤いオーラを纏いながら、まるで回生の力を得た狼のようにゆっくりと立ち上がる。
更に、瞳にはまるで変若水によって変貌した「赤目」と呼ばれる異形を彷彿とさせるような赤い光を宿すなど、人間とはかけ離れた雰囲気を漂わせていた…。


葦名は、この国は、俺のすべてだ
そのためなら俺は
人間をやめよう


弦一郎は、変若の澱の力により、人間を超える力を手に入れていた。
変若の澱は、葦名の国に流れる源の水が濃く溜まったものである変若水が、より濃く溜まったものである。
これを飲むことで、弦一郎は並外れた強靭な肉体を手に入れていたのであった。
そして、嵐に乗じて天守から脱出し、行方を眩ます。




余談


  • 葦名のアイドル?
ゲーム中何度も戦うことになる、フロムゲー全体を見渡してもなかなか珍しい正統派なライバルキャラであるが、現在では一部プレイヤーからネタキャラ扱いされていることもある。
その要因として、

  • パターンが読めると攻撃が弾きやすく、慣れると比較的弱い。というか強すぎるラスボスの前座として嫌でも慣れるまで戦うことになる
  • 奥の手であるはずの雷攻撃が、雷返しによりプレイヤーとってのチャンスになってしまう。
  • そもそも雷返しの方法が葦名城の掛け軸に描かれている。その掛け軸は中ボス・佐瀬甚助が待ち構える部屋にかけてあるのだが、「掛け軸を外せなかったのは甚助に勝てなかったからじゃね?」という説を唱えるファンも…
  • ハメ技が存在し、一切反撃させずに勝利可能。
  • 特に巴流になってからの飛びかかりからの突きは瓢箪を使用すると親の仇のごとく即座に飛びかかってくるため、あえてこれを誘発させて見切りをしていれば勝手に体幹が溜まっていくため非常に手軽。誰が呼んだか「瓢箪に親を殺された男」
  • 一戦目で狼が勝利すると、部下に不意打ちさせ、その隙に左腕を斬る。
  • 誰がどう見ても卑怯なのにその際のセリフが「忍びよ、卑怯とは言うまいな」
  • 御子を攫った後、竜胤の力を手にする手段は拷問でも脅迫でもなく「説得」
  • 御子の外出を許してくれる上、エマ殿も付き添わせてくれる
  • 三戦目で体幹が半分以上削られたときのセリフが「踏みにじらせは、せぬぞっ…!」だが、下段や突きが多い関係上、頭または刀を踏まれながら言う・言った直後に踏まれることが多い
  • 俺自身を生贄に捧げ、一心を墓地から特殊召喚!!
  • 鎧姿がエンペルトに見える

などが挙げられる。プレイヤーからは「弦ちゃん」と呼ばれ親しまれている。

とはいえ、初心者からすれば強敵であることには違いなく、逆に慣れてきたプレイヤーからすれば、SEKIROの売りの一つである剣戟を激しく、そしてテンポよく味わうことができるので、戦って楽しい良ボスの一つに挙げられることが多い。
特に天守での戦いはストーリー序盤の最終段階にあたり、SEKIROの基本アクションである攻撃、弾き、見切り、ジャンプ、回避の全てを要求するものとなっているため、これまでに学んだ基礎が試されるという意味で「チュートリアル卒業試験」と評される。


  • 弦一郎と狼
葦名を守るために戦う弦一郎と、御子を救うために戦う狼。為すべきことを為すために戦う二人の姿はどこか似ている(戦闘中に回生を繰り返すとセリフが聞ける)。
葦名の国を救おうとした心は本物であり、異端に手を染めたり、御子を狙ったりしなければ、狼と共に内府の軍と戦う未来があったかもしれない。
というか九郎が否定していたのはあくまでも竜胤の力を利用することであって、別に葦名の地や弦一郎に対して悪感情は持っていない。
ぶっちゃけ普通に「葦名を共に救ってくれ」と頼めば協力してくれたはずである。
狼は二つ返事で「御意」しか言わないし。
しかも内府を手引している黒幕は平田屋敷を襲撃した梟だったので、尚更共闘する理由がある。

狼と敵対した結果、多くの部下を失い、内府の襲撃を受け城は落城し、最期の手段も狼によって阻まれてしまうなど、何もかもが裏目に出て凋落していく不遇さ。
しかし、落ちぶれようとも葦名を救わんとひたむきに戦い続けるその姿は、多くのプレイヤーの心を打ったことであろう。



+ 心中に息づく類稀な強者の記憶
心中の弦一郎、
記憶の中でも、その執念は変わらぬ
葦名を生かすため、さらに強くあらねばならぬ

~「戦いの記憶・心中の弦一郎」より~


心中の弦一郎

2020年10月の大型アップデートで追加された「類稀な強者との連戦」モードで戦う事が出来るようになった、狼の心中に息づく記憶の中の弦一郎。
実装前から「従来の弦一郎とは全く違うボスになった」「やり込んだ人ほど驚かされる」と公式から情報が明かされていたが「所詮は弦一郎」とたかを括った狼もいただろう。

その慢心を真っ向から打ち砕かれるとも知らずに……

攻撃パターン


  • 桜舞い
新たに追加された巴流の秘伝。空中から広範囲を三度に渡って薙ぎ払う。
通常難易度でもガードの上から体力を削られる上に攻撃範囲も異常に広く、スーパーアーマーが付与されているため発生前に潰す事も出来ない。
開幕に高確率で繰り出してくる*1他に連撃の〆としても多用してくるため、まずはこの攻撃を安定して対処出来るようにならなければ心中の弦一郎とまともに渡り合うことは不可能と言ってよい。
対処法としては初撃、二撃目を弾いた後に、三撃目は弦一郎の手前に大きな判定の穴があるためフロントステップで懐に潜り込むように回避するのが最も安全。距離を取って回避しようとするのは攻撃範囲が広すぎて安定せずリスクも高い。

これは巴流の秘伝の技であるが、
ときに巴は、己が主のため舞いとして捧げた
桜散る日は、もう近い
帰れぬならば、せめても舞いを

~「秘伝・桜舞い」より~

  • 弓矢
新しいモーションの攻撃はないものの、遠距離で自分から近づく事が少なくなった代わりにに弓による攻撃の頻度が増加。体幹に与えてくるダメージも高くなっている。
通常は攻撃を当てればキャンセルさせられたが、一部の発射モーションに短いスーパーアーマーが追加されたり、通常よりもほんの僅かにこちらとの間合いを広く取って後ろに引くパターンがあり、無理に攻撃を重ねようとすると届かずに一方的に狩られる場合があるなど地味に嫌らしい仕様変更がされている。みんなして弓使ってれば強いんだから弓だけ使えって言うから!

  • 追い斬り
弓を放った後に狼の義手忍具技にも通じる高速で踏み込んでの斬撃。
従来の弦一郎は距離を取ればある程度は安全だったものの、この攻撃で一気に間合いを詰めて桜舞いにまで繋げてくる。
桜舞いのような削りこそ無いが攻撃スピードが非常に速いため弾きの難易度も高く、弓の攻撃から息つく間もなく連撃を重ねられるとあっという間に崩される。体幹の回復を常に意識するか、正確な弾きの精度を高めることが重要となる。
矢を弾いたあと前ステップすると追い斬りを躱しつつ背後に回ることができ、桜舞いにも派生しなくなるため桜舞いが苦手な場合は試してみよう。

  • 渦雲渡り
浮舟渡りは発生前に大きな隙がある上、距離を離せば簡単に空振りさせて隙を生み出せる攻撃だったが、そんな狼の考えを叩き潰すかのように距離を離している際にさらに強化されたこの攻撃で追撃してくる。
ただし、あまり大げさに距離を取りすぎなければ繰り出してくる事はないため、浮舟渡りにある程度付き合ってやれば特に警戒する必要はない。

  • 巴の雷
第二段階になると繰り出してくる最大の必殺技にして弱体化と言われた主な原因。
攻撃モーションそのものに変化は無く雷返しも通常通り行えるが、なんとこちらの雷返しをさらに桜舞いで雷返し返しするという離れ業を習得。余裕綽々で無警戒に雷返しをした数多くの初見の狼を消し炭にした。
しかし、種が分かれば対処は簡単。あちらが雷返しをしてくるならこちらもさらに雷返しをすれば良いだけの話なので、もう一度ジャンプして再び雷返し返し返しをお見舞いしてやろう。
さらには霧がらすで雷を返すと雷返し返しはできないようで、強化前と同様にあっさり直撃する。
せっかく佐瀬君倒して掛け軸読んだのに結局これかい


以上のように通常の弦一郎とは比較にならないほどの超強化を受けており、公式発表通りもはや全くの別物のボスに仕上がっている。狼君の思い出補正が強すぎる気もするが
ただし弱体化した点もあり、通常版の弦一郎の兜割りを弾いた際の追撃が突きと下段の二択から突きのみになっており、このバターンで体幹を削りやすくなっている。

連戦の御子奪還ルートの最後のボスとして倒せば戦いの記憶・心中の弦一郎、及び特に苦しめられたであろう秘伝・桜舞いを獲得できる。空中判定があるため、第二段階の弦一郎がやってきたようにこの技で雷返しをする事も可能。非常にカッコいいため魅せ技になるだけでなく、霧がらすより形代消費が少ないという利点もある。

幼き日、弦一郎は、城裏で巴の舞いを見た
それは舞いであり、巴流の秘伝でもあった
そして、追い求めても生涯届かぬ高みであった
だが、宿敵との死闘を重ねた弦一郎は、
記憶の中なれど、巴の高みについに至った

~「戦いの残滓・心中の弦一郎」より~






葦名弦一郎は、市井の生まれである
母が死んだのち、葦名に引き取られた

巴の雷と呼ぶ、異端の技の使い手である
葦名存亡の鍔際。異端こそ、この国を護るのだ


~「戦いの記憶・葦名弦一郎」より~





追記修正は葦名を救ってからお願いします。


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最終更新:2024年04月26日 10:19

*1 必ず出すわけではなく、弓矢からの追い斬りのパターンもある