かつて古竜文明で幅広く利用されていた魔術体系。古竜以外には扱う事ができず、古竜が今や居ない以上消え去る定めの技術体系である
芸術や学問での利用を主体としており、戦闘用の魔術は殆どない……が。古竜の規模感で作られたこれらの魔術はそのままでもその他の知的種族にとっては危険になる場合もあり、害意と悪意をもって改造された場合は容易に恐ろしい物へと変貌する
芸術や学問での利用を主体としており、戦闘用の魔術は殆どない……が。古竜の規模感で作られたこれらの魔術はそのままでもその他の知的種族にとっては危険になる場合もあり、害意と悪意をもって改造された場合は容易に恐ろしい物へと変貌する
古竜魔術の一例
- 竜牙ノ操演
事前に仕組んだ術式の範囲内の土や岩、大気中の塵などを操る事で古竜を模した人形を産み出し、操作する術。本来は大広場などに仕組んで人形劇を行うための物であり、観る者を楽しませるために炎を吹き上げ、様々な色に輝き、そして自由に空を舞う事ができた
- 羽衣翼
翼がない古竜が空を飛ぶ為に編み出した魔術。数少ない大掛かりな前準備を必要としない古竜魔術。現代の主流魔法のフライのように風で肉体を飛ばすのでは無く、水の魔力を用いる事で物理的な翼を生やす魔法。こちらも元は演舞の為、透き通った翼での空中機動を舞とする為の物だった
- 星見鏡
天文学のような学術の為に使われていた大魔術。風の魔力で大気を歪ませ、その大気をレンズへと変化させる事で超高精度での望遠や拡大視を可能としていた
- オリジン
テュローが生き延びた最大かつ唯一の理由。古竜の王にのみ許された極大魔術。対災害魔術という区別に分類され、その名の通り自然災害へと対抗する為の魔術だった
中核となる王を大地に宿る魔力の流れと術式で結ぶ事で、王の手に周辺一帯の大地そのものの支配権を開け渡す極大魔術。大地震の衝撃をその場で抑え込み相殺し、噴火のエネルギーを流して周辺に被害が出ないように放出させる。規格外中の規格外だが操れる範囲には限界があり、発動中は術者が動けないという欠点もある
老いによる劣化が激し過ぎて発動前に肉体が負荷に耐え切れずに爆散してしまうので、今のテュローはこの術を使えない
中核となる王を大地に宿る魔力の流れと術式で結ぶ事で、王の手に周辺一帯の大地そのものの支配権を開け渡す極大魔術。大地震の衝撃をその場で抑え込み相殺し、噴火のエネルギーを流して周辺に被害が出ないように放出させる。規格外中の規格外だが操れる範囲には限界があり、発動中は術者が動けないという欠点もある
老いによる劣化が激し過ぎて発動前に肉体が負荷に耐え切れずに爆散してしまうので、今のテュローはこの術を使えない