概要
共和国同盟やその近辺を根拠地に活動する様々な傭兵団のこと。冒険者ギルドとの違いは傭兵個人は仕事を選べず団単位での契約を行う点、他の傭兵団との違いは手を抜いたり逃げしたりも稀によくある点。
後述する歴史から分かる通り、南方傭兵は共和国同盟社会からのドロップアウト組が多いため、社会の契約システムへの信頼がかなり薄いのだ。
現在は各自バラバラに西マジョリアを転戦しているだけだが……何かの拍子に団結するようなことがあれば、南方傭兵の武力は共和国同盟にとって重大な脅威にも心強い援軍にもなり得る。
だがそれは未来の話、何はともあれ今は金だ、金!
後述する歴史から分かる通り、南方傭兵は共和国同盟社会からのドロップアウト組が多いため、社会の契約システムへの信頼がかなり薄いのだ。
現在は各自バラバラに西マジョリアを転戦しているだけだが……何かの拍子に団結するようなことがあれば、南方傭兵の武力は共和国同盟にとって重大な脅威にも心強い援軍にもなり得る。
だがそれは未来の話、何はともあれ今は金だ、金!
歴史
現在の南方傭兵のあり方の歴史は浅く、「花達の革命」に始まる。
第一世代の南方傭兵は、主君たるフローレンシア伯ヴィットーリオ四世に置き去りにされた小領主達の手勢から派生した。南方傭兵の頭目が爵位を名乗っていたなら、見栄っ張りのホラ吹きか誇りを重んじる老舗傭兵団かであろう。後者だった場合、普通の南方傭兵よりかは多少士気が高いはずだ。
第二世代の南方傭兵は、時代に乗り遅れた様々な革命組織から派生した。革命派の内部対立に敗れた零細組織だとか、共和国同盟構想からあぶれた過激派だとかがここに分類されていった。第二世代は共和国同盟内で稼ぐことが多い。他国は君主国が多いのだから。
第三世代の南方傭兵は、海兵崩れや水兵崩れから現在進行形で派生している。誰もが同盟海軍の求める基準を満たし続けられるわけではないし、海賊団の自由さを見せつけられることもある。海軍を追い出される者、飛び出す者は案外多いのだ。
第一世代の南方傭兵は、主君たるフローレンシア伯ヴィットーリオ四世に置き去りにされた小領主達の手勢から派生した。南方傭兵の頭目が爵位を名乗っていたなら、見栄っ張りのホラ吹きか誇りを重んじる老舗傭兵団かであろう。後者だった場合、普通の南方傭兵よりかは多少士気が高いはずだ。
第二世代の南方傭兵は、時代に乗り遅れた様々な革命組織から派生した。革命派の内部対立に敗れた零細組織だとか、共和国同盟構想からあぶれた過激派だとかがここに分類されていった。第二世代は共和国同盟内で稼ぐことが多い。他国は君主国が多いのだから。
第三世代の南方傭兵は、海兵崩れや水兵崩れから現在進行形で派生している。誰もが同盟海軍の求める基準を満たし続けられるわけではないし、海賊団の自由さを見せつけられることもある。海軍を追い出される者、飛び出す者は案外多いのだ。
装備
傭兵団によってまちまちだが、派手な制服とクロスボウの採用は多くの南方傭兵に共通する。
派手な制服は帝国傭兵?との文化的つながりで、帝国諸侯から見放された皇帝の苦肉の策として独立戦争に投入された彼らが選んだ死装束的制服を元にしている。南方傭兵の頭目、特に第一世代は美々しく着飾っていることが多く、往年の貴族の栄華(往年でも所詮小領主だが)を偲ばせる。
クロスボウは南方傭兵にありがちなへっぴり腰の戦闘に向く遠距離武器だし、何より訓練が容易。なお多くの傭兵が用いるのはアルバトロスライダーのような強力な代物ではなく、装填しやすいが威力の低い軽クロスボウ。
派手な制服は帝国傭兵?との文化的つながりで、帝国諸侯から見放された皇帝の苦肉の策として独立戦争に投入された彼らが選んだ死装束的制服を元にしている。南方傭兵の頭目、特に第一世代は美々しく着飾っていることが多く、往年の貴族の栄華(往年でも所詮小領主だが)を偲ばせる。
クロスボウは南方傭兵にありがちなへっぴり腰の戦闘に向く遠距離武器だし、何より訓練が容易。なお多くの傭兵が用いるのはアルバトロスライダーのような強力な代物ではなく、装填しやすいが威力の低い軽クロスボウ。