西マジョリアで最も頻繁に見られる甲冑の様式。フローレンシア市の工芸ギルドで発明されたためこの名で呼ばれるが、現在は西マジョリア各地の工房で生産されている。
通常全身甲冑はオーダーメイドであるところ、この様式では決められたサイズの部品を流れ作業的に生産するのが特徴。
当然各種性能とコストパフォーマンスはオーダーメイド品に及ぶべくもないが、それでも「西マジョリアで最も頻繁に見られる」訳は冒険者需要だ。
大多数の冒険者にとっては、コスパが悪かろうと板金鎧の防御力が手の届く価格帯にあるのは大きな魅力である。また技術力で劣る工房では簡単な部位だけつまみ食い生産することが可能なため、これを選べば辺境でもすぐにスペア部品を買い求めることができ、全て自分でやりくりしなければならないことが多い彼らにとって大きな魅力となっている。
フローレンシア式甲冑を少しずつ買い足し全身を揃えることができたなら、その冒険者は現実的な範囲では最高クラスのタンク役として周囲から重宝されるだろう。
なお、開発経緯は花達の革命による地元騎士の没落と傭兵の成長によってオーダーメイド甲冑が売れなくなったとある工房が編み出した起死回生の策、というもの。
同じ苦境に苦しむ各工房が我先にと真似し他国にもすぐに普及してしまったため権利料を取るに取れず、結局元祖の工房は破産してしまったとか。
通常全身甲冑はオーダーメイドであるところ、この様式では決められたサイズの部品を流れ作業的に生産するのが特徴。
当然各種性能とコストパフォーマンスはオーダーメイド品に及ぶべくもないが、それでも「西マジョリアで最も頻繁に見られる」訳は冒険者需要だ。
大多数の冒険者にとっては、コスパが悪かろうと板金鎧の防御力が手の届く価格帯にあるのは大きな魅力である。また技術力で劣る工房では簡単な部位だけつまみ食い生産することが可能なため、これを選べば辺境でもすぐにスペア部品を買い求めることができ、全て自分でやりくりしなければならないことが多い彼らにとって大きな魅力となっている。
フローレンシア式甲冑を少しずつ買い足し全身を揃えることができたなら、その冒険者は現実的な範囲では最高クラスのタンク役として周囲から重宝されるだろう。
なお、開発経緯は花達の革命による地元騎士の没落と傭兵の成長によってオーダーメイド甲冑が売れなくなったとある工房が編み出した起死回生の策、というもの。
同じ苦境に苦しむ各工房が我先にと真似し他国にもすぐに普及してしまったため権利料を取るに取れず、結局元祖の工房は破産してしまったとか。