ダコメノス専制侯領 - アルカナアリアwiki

概要

神聖イルニクス帝国の領邦
海峡に跨る都市ダコメノポリスしか領土を持たないが、海運の要地の一つとしてかなりの規模と繁栄を誇るそれを基盤として帝国内で一定の存在感を持ち、皇帝以外からの干渉を一切受けない侯爵という意味の独自称号、専制侯を名乗っている
また本来塔の教団が管理すべき、「ダコメノスの火」と呼ばれる絶大な破壊力を秘めた古代遺物を所有、帝国中枢やアルカナ教団への抑止力としている
それ以外にも多くの古代遺物を保有、他の諸侯に優位に立ち皇帝や大諸侯に食らいついていくための原動力としている
伝統的に分権派、より正確には反皇帝派に属する。分権的な皇帝の治世では逆張り的に集権を主張、皇帝に従順だった時期はハインリヒ大帝の治世のみ。これには後述の歴史が関係している

歴史

エルニア帝国崩壊後に東へ落ち延びていったエルフ将軍が東マジョリアへの遠征拠点として繁栄していた街に立てた残党政権と、それに吸収された人族の大部族が起源
エルニア崩壊後の遺失の時代、神聖イルニクス帝国に対し知的種族の盟主の座を巡る「ダコメノス戦争」を起こし、激戦の末に当時の帝国領に匹敵する規模だった領土を首都以外全て剥奪された過去を持つ
当時の「ダコメノス帝国」はエルニア帝国に人族の皇帝と貴族を付け加えたかのような有様で、エルニアの武器と人族の物量に物を言わせて周辺部族から略奪を重ね、ダコメノポリスは退廃を極めていたという