ロッシーニ共和国 - アルカナアリアwiki

概要

共和国同盟では珍しく、内陸部に位置する国。
インブロジア森林帯にも近い……というか、ほぼお隣。ごく稀にインブロジアの木を狙ってしまい事故を起すパターンがある。

主な産業は林業であるが、首都であるロッシーニ市の音楽も主要産業の一つ。イルニクス帝国はおろかエルニア時代の音楽すら残っているレベルであり、かつては「讃美歌の街」と呼ばれていた。

そんなロッシーニ共和国であるが、河川水運に頼る内陸の国ということで、地味に他の構成国からの観光客もいる。とはいえ主要産業とはいかず、単に穴場的な役割だが。

政治

普通。国内各地を選挙区とし、そこから各地区ごとに1名が選出される(所謂)単純小選挙区制である。
国土の少なくない範囲が山林であること、主要産業が林業であること、そして国内の人口が比較的分散傾向にあることから以下の派閥(所謂政党に近いもの)が競り合う形で安定した統治を行っている。

農林派
地方の林業従事者や水運従事者を中心に支持を集める派閥。地方分権的で一次産業保護を掲げる。また、植林についても積極的であり、環境保護的性質も持つ。
共和国同盟全国農民銀行や魔術師の教団とのツテもあり、地方の教育基盤育成に力を入れている。
税は富の再分配のために増税志向。

楽団派
国土の全域の中産階級や穏健な上流階級、都市労働者に人気のある派閥。
主に集権化と高等教育、労働環境改善を訴えている派閥。
また、都市や地方に病院を建てる運動を行っていた時期もあり、農林派とも軍国派とも仲良くやれる。
税はこれら施策のためにも財源を確保する必要があるが、上流階級が強い時は減税、中産階級や労働者が強い時は増税に振れる。

軍国派
主に上流階級や軍人、軍国主義者や国粋主義者が基盤となる派閥。
唯一の減税志向だが、明らかに国富を全て軍事と経済発展に突っ込む気満々のため、評判はあまりよくない。
主に市場自由主義を唱え、ひたすらに経済取引を増やすことで「先」に行こうとしている。
楽団派とは辛うじて話せなくはないが、民生志向の農林派とは死ぬ程仲が悪い。

体制は議院内閣制。議会最大派閥の長が主席として組閣する、我々の世界ではよくある形。
因みに議会制度は前述の小選挙区制の議会のみの一院制である。

国家元首はロッシーニ市にある「エルニア女帝を称える楽譜」。

軍事組織はロッシーニ共和国森林警備隊