アルカナアリアでの火薬砲について
至極当然なことであるが、大砲とは銃より圧倒的に作りやすいものである。
そのために火薬式大砲の原型は銃より古くから存在していた。
直射式長砲を製造する技術が発達しているのは東マジョリアで、西マジョリアなど他地域では製造の容易な曲射式臼砲が用いられる。戦力としての評価も東の方が高い。
そのために火薬式大砲の原型は銃より古くから存在していた。
直射式長砲を製造する技術が発達しているのは東マジョリアで、西マジョリアなど他地域では製造の容易な曲射式臼砲が用いられる。戦力としての評価も東の方が高い。
- 大々的に利用する国・地域
特に劉帝国は大量の農民兵を運用するにあたり、秦王国や魔王との戦いにおいて敵を混乱せしめる為に、或いは攻城兵器としての大砲を大量運用している。
魔力をふんだんに持つ貴族を駆逐して成立した共和国同盟では、魔法によらず大火力を発揮する手段として艦砲などに利用されている。かのウンベルト・ラッタッツィ提督曰く「魔力は溜め込めないが、火薬と砲弾は溜め込める」とのことらしい。またアルバトロスライダーによる弾着観測射撃を行うことにより臼砲特有の曲射弾道をカバー、西マジョリアの他国より精度で優越している。
魔力をふんだんに持つ貴族を駆逐して成立した共和国同盟では、魔法によらず大火力を発揮する手段として艦砲などに利用されている。かのウンベルト・ラッタッツィ提督曰く「魔力は溜め込めないが、火薬と砲弾は溜め込める」とのことらしい。またアルバトロスライダーによる弾着観測射撃を行うことにより臼砲特有の曲射弾道をカバー、西マジョリアの他国より精度で優越している。
- 部分的に利用する国・地域
秋津列島やウイラニ諸島においてはその山がちで海も多い地形から運搬に難のある大砲は好まれず、山岳という天然の要塞に籠るシメオンの角の帝国もまた運用に向かないことから大砲は好まれにくい。
ただし、これらの国においてはレザーカノン(皮で作った大砲)や分解式といった独自の大砲も存在する。
秦王国においても、その轟音に馬を慣らす訓練の手間からあまり大砲は好まれていない。
ただし、これらの国においてはレザーカノン(皮で作った大砲)や分解式といった独自の大砲も存在する。
秦王国においても、その轟音に馬を慣らす訓練の手間からあまり大砲は好まれていない。
- 火薬砲の役割を他の兵器に担わせる地域
また、神聖イルニクス帝国においては魔力投射思想から貴族の魔力を用いた砲を産み出しており、他国の技術ツリーとは異なった様相を呈する。
ふんだんな魔晶石資源帯を持つメシェレウ大陸諸国(シメオンの角の帝国以外)では、魔晶石を放り投げる投石器や破晶轟砲が開発されており、広く使用される。
ふんだんな魔晶石資源帯を持つメシェレウ大陸諸国(シメオンの角の帝国以外)では、魔晶石を放り投げる投石器や破晶轟砲が開発されており、広く使用される。
- 特殊例
固定式大砲という動かせないものも存在し、ケーキ・カット等の城塞を中心として使われている。
単に固定されている砲とわざわざ分ける理由は、現地の高低差の大きい環境に合わせて仰俯角を広く取る特殊な砲台と、その複雑な機構による故障を避けるための強化で重い補強材という特徴があるからである。
単に固定されている砲とわざわざ分ける理由は、現地の高低差の大きい環境に合わせて仰俯角を広く取る特殊な砲台と、その複雑な機構による故障を避けるための強化で重い補強材という特徴があるからである。