蒸留に蒸留を重ねたぶっちゃけほぼ純粋エタノールな酒。アルカナ信仰の葬儀で用いられる。死神の教団の司祭(あるいはナッハール教団の導師)は葬儀の際これを遺体にふりかけて灰になるまで燃やし、グール化やゾンビやミイラの干渉によって死者の眠りが穢されることを防ぐ。また、死神の教団では神への捧げ物として神殿に奉納される。
失われたその起源は、アルカナ団幹部がひとりマノンが好んだ酒。人工戦闘種族ホムンクルスであるマノンには毒への耐性すなわちアルコールによる酩酊への強い耐性が組み込まれており仲間たちと酒宴を共にすることが難しかったため、「厭鱗」のケーニックが、燃料や消毒剤としてエルニア帝国軍の倉庫に貯蓄されていた純粋エタノールを酒として盗み飲んだ経験からヒントを得て作り出したのだった。