- 劉帝国
大陸東部の南方を統べる帝国。
国号は劉。皇帝の呼称は龍帝。
現皇帝の代になり宦官のコントロール(養子への相続禁止)や財政改革等を成し遂げて国家再建の道を歩んでいる。
だが、国内では南北に分裂した国家を見て「現帝国は天命を失った」とする空気が発生しており、地方では僭称者反乱や「新帝」を自称する反乱の気配がある。
国号は劉。皇帝の呼称は龍帝。
現皇帝の代になり宦官のコントロール(養子への相続禁止)や財政改革等を成し遂げて国家再建の道を歩んでいる。
だが、国内では南北に分裂した国家を見て「現帝国は天命を失った」とする空気が発生しており、地方では僭称者反乱や「新帝」を自称する反乱の気配がある。
歴史区分
建国前史と前劉
建国からエルニア帝国襲来による首都陥落までの劉帝国を指す言葉
当時、マジョリア大陸東部では肥沃な土地を活かして狭い範囲で多くの人口を養うことができ、耕作地を中心とした城砦都市国家群が点々と存在した
これらの知的種族は魔物に追われ続けていた西マジョリア民や神獣だよりだったメシェレウ大陸民とは異なり自力で魔物と戦うという自信を待ち、都市から出て勢力圏を拡大し始めた。その果てに統一国家を打ち立てたのが更始帝、それを討ち統一国家を安定させたのが泰龍帝であり、泰龍帝が建てた政権を特に前劉と呼ぶ
建国からエルニア帝国襲来による首都陥落までの劉帝国を指す言葉
当時、マジョリア大陸東部では肥沃な土地を活かして狭い範囲で多くの人口を養うことができ、耕作地を中心とした城砦都市国家群が点々と存在した
これらの知的種族は魔物に追われ続けていた西マジョリア民や神獣だよりだったメシェレウ大陸民とは異なり自力で魔物と戦うという自信を待ち、都市から出て勢力圏を拡大し始めた。その果てに統一国家を打ち立てたのが更始帝、それを討ち統一国家を安定させたのが泰龍帝であり、泰龍帝が建てた政権を特に前劉と呼ぶ
南劉
エルニア帝国により未龍帝が討たれた後も、皇族や家臣や民は臥螭河][を天然の要害として南方([[螭南?)で勢力を立て直し抵抗を継続した。こうして誕生した諸勢力を南劉と呼ぶ
劉家の社稷を忠実に代行しているが血筋が伴わないものからノリで帝国の官職を号しているだけの大規模なゴロツキ集団まで千差万別であるが、肥邑の戦いとその前後の抗戦に大きな意義があった
しかしエルニア帝国が撤退すると戦時ムードによる団結が失われ、統治機構に深く刻まれた傷が開くようにして劉帝国は瓦解し縮小してしまう
エルニア帝国により未龍帝が討たれた後も、皇族や家臣や民は臥螭河][を天然の要害として南方([[螭南?)で勢力を立て直し抵抗を継続した。こうして誕生した諸勢力を南劉と呼ぶ
劉家の社稷を忠実に代行しているが血筋が伴わないものからノリで帝国の官職を号しているだけの大規模なゴロツキ集団まで千差万別であるが、肥邑の戦いとその前後の抗戦に大きな意義があった
しかしエルニア帝国が撤退すると戦時ムードによる団結が失われ、統治機構に深く刻まれた傷が開くようにして劉帝国は瓦解し縮小してしまう
後劉
伏龍帝が臥螭河以南(螭南)を統一し、今日劉帝国とされるあり方が築かれた。これを後劉と呼ぶ
この頃になると遺失の時代から盛り返した諸国との交流が可能になり、人口が増加、都市国家の集合体という初期の面影はほぼ消え失せている
伏龍帝が臥螭河以南(螭南)を統一し、今日劉帝国とされるあり方が築かれた。これを後劉と呼ぶ
この頃になると遺失の時代から盛り返した諸国との交流が可能になり、人口が増加、都市国家の集合体という初期の面影はほぼ消え失せている
官僚機構
後劉帝国の官僚機構は伏龍帝の即位によって再構築されたものを、更龍帝が改革した形で運用されている。
まず、伏龍帝時代の劉帝国は司馬嶺、鳳岳、開元明らの功臣によって諮問機関である「内閣」が置かれていた。
この内閣が功臣らの死によって入れ替わるくらいであれば皇帝の優位によって国政は不安定にならなかったが、五代皇帝蘭龍帝が早世し、まだ幼い六代皇帝灰龍帝となると、時の宰相が内閣を掌握し全ての取り次ぎを宰相に一度させてから皇帝に上奏するという形に変更。皇帝の権力は一気に形骸化した。
そのうえで専横なく機能していた頃はよかったが、宰相に腐敗した官僚がなるようになってしまった。
まず、伏龍帝時代の劉帝国は司馬嶺、鳳岳、開元明らの功臣によって諮問機関である「内閣」が置かれていた。
この内閣が功臣らの死によって入れ替わるくらいであれば皇帝の優位によって国政は不安定にならなかったが、五代皇帝蘭龍帝が早世し、まだ幼い六代皇帝灰龍帝となると、時の宰相が内閣を掌握し全ての取り次ぎを宰相に一度させてから皇帝に上奏するという形に変更。皇帝の権力は一気に形骸化した。
そのうえで専横なく機能していた頃はよかったが、宰相に腐敗した官僚がなるようになってしまった。
が、その腐敗した宰相こと伯光が新帝である更龍帝により誅殺、皇帝専制が戻ることになる。
更龍帝は手始めに形骸化していた内閣を名実ともに行政の最高意思決定機関にし、宰相をあくまで内閣筆頭にして副議長とした。勿論議長は皇帝であり、皇帝の採決で事実上全てが決まる制度となった。
また、内閣の人員を整理して各官僚組織の長と宰相、全軍統括(指揮のトップ(あくまで軍令の長は皇帝であり、その代理人として宰相も行使可能))、陸軍と水軍の大監(それぞれ陸水軍の軍政トップ)に限った。
これにより「龍帝の考えを国政に反映する」組織を構築した。
また、内閣の人員を整理して各官僚組織の長と宰相、全軍統括(指揮のトップ(あくまで軍令の長は皇帝であり、その代理人として宰相も行使可能))、陸軍と水軍の大監(それぞれ陸水軍の軍政トップ)に限った。
これにより「龍帝の考えを国政に反映する」組織を構築した。
細かな文官の組織については割愛するが、現在の劉帝国では軍令(指揮権)と軍政(普段の予算配分やらなにやら)が明確に分離されている。これは軍の反乱を阻止するためと更龍帝はしているが、実際は神聖イルニクス帝国の皇帝親衛軍やファニョン民国軍を参考にしたともされる。
政府機関
現在の劉帝国の政府機関は、更龍帝の大改革によって再編されたものである。
更龍帝は皇帝専制のために「官僚機構をある程度縦に割り、宰相の治める府をその橋渡しとする」とした。
この大改革は更龍帝直々の案を宋子春と盧子嶺の二代の宰相に渡り実現したものであり、宰相ですらも龍帝の意向に逆らえないこの状況そのものが更龍帝の改革の短期的な成功を印象付けている。
各組織の長官は(特別な記述がない限り)尚書と呼ばれる。
更龍帝は皇帝専制のために「官僚機構をある程度縦に割り、宰相の治める府をその橋渡しとする」とした。
この大改革は更龍帝直々の案を宋子春と盧子嶺の二代の宰相に渡り実現したものであり、宰相ですらも龍帝の意向に逆らえないこの状況そのものが更龍帝の改革の短期的な成功を印象付けている。
各組織の長官は(特別な記述がない限り)尚書と呼ばれる。
政府機関は以下の通り。
内閣(最高意思決定機関。以下の「府」の長全てがこの機関に属する)
宰相府(宰相直々に統括する組織。職権は他の府同士の調整)
人事部(部という名だが独立した機関。宰相府の独立下部組織であり、全官僚の人事を担う)
禁裏府(宮中担当。宦官は全員ここに雇われるという形になった。また、帝室資産を管理するのもここ)
戸府(財務担当。劉帝国の国庫や徴税を管理する。土地の記録もここ)
外政府(外務省。他国との外交や条約締結を龍帝より委任されている)
祠府(宗教と教育担当。祭事もここで行われる他、魔法の研究もこの祠府が管轄する)
鬼道部(鬼道将軍や鬼道将軍局とは別の組織。あくまで文官による魔法の研究や記録のための組織)
膳生府(厚生担当。医者や薬剤師の監督、疫病対策、その他衛生インフラについて手掛ける)
農工府(国内産業担当。農業高の記録なども行う)
刑務府(司法担当。刑事事件の類いを担当する)
法務府(立法担当。皇帝や宰相の考えた法案を成文化し、審査し、その上で公布する組織)
書令局(法務府と独立し、法務府の作成した法案の不備や他の法との矛盾がないかを監督する。内閣には参加しない)
工部府(国内の土木担当。運河から道路、橋に山林管理とかなり広い範囲を執り行う大規模組織)
宰相府(宰相直々に統括する組織。職権は他の府同士の調整)
人事部(部という名だが独立した機関。宰相府の独立下部組織であり、全官僚の人事を担う)
禁裏府(宮中担当。宦官は全員ここに雇われるという形になった。また、帝室資産を管理するのもここ)
戸府(財務担当。劉帝国の国庫や徴税を管理する。土地の記録もここ)
外政府(外務省。他国との外交や条約締結を龍帝より委任されている)
祠府(宗教と教育担当。祭事もここで行われる他、魔法の研究もこの祠府が管轄する)
鬼道部(鬼道将軍や鬼道将軍局とは別の組織。あくまで文官による魔法の研究や記録のための組織)
膳生府(厚生担当。医者や薬剤師の監督、疫病対策、その他衛生インフラについて手掛ける)
農工府(国内産業担当。農業高の記録なども行う)
刑務府(司法担当。刑事事件の類いを担当する)
法務府(立法担当。皇帝や宰相の考えた法案を成文化し、審査し、その上で公布する組織)
書令局(法務府と独立し、法務府の作成した法案の不備や他の法との矛盾がないかを監督する。内閣には参加しない)
工部府(国内の土木担当。運河から道路、橋に山林管理とかなり広い範囲を執り行う大規模組織)
兵営府(軍事担当。全軍統括たる兵営尚書の下で、軍事に携わる文官達が働く)
陸軍(陸軍大監の下で、劉帝国の中央政府軍を司る。予算や軍内の人事等で兵営府のコントロールを受けている)
鬼道将軍局(鬼道将軍を長とする、陸軍における魔法を取り扱う組織)
水軍(陸軍とおおよそ同じ。ただ、水軍の方が予算はともかく人員は少なめである)
地方府(地方自治に関する業務を担当する)
中央銀行(グルムニィ・ライヒスバンクやガスペリ銀行を参考に「劉帝国の貨幣流通をコントロールする」組織。ガスペリ銀行のように完全な民間組織でも、ライヒスバンクのように特定一族の世襲でもない組織として置かれる。また、更龍帝による「農本主義からの移行」の第一歩でもある)
皇帝官房(皇帝直々に執り行う政務の補佐。宰相や内閣、宰相府の監視を受けている)
国監局(国士監と呼ばれる、劉帝国式の大学を取り扱う組織。祠府の下部組織の一つだが、高い独立性を持つ)
陸軍(陸軍大監の下で、劉帝国の中央政府軍を司る。予算や軍内の人事等で兵営府のコントロールを受けている)
鬼道将軍局(鬼道将軍を長とする、陸軍における魔法を取り扱う組織)
水軍(陸軍とおおよそ同じ。ただ、水軍の方が予算はともかく人員は少なめである)
地方府(地方自治に関する業務を担当する)
中央銀行(グルムニィ・ライヒスバンクやガスペリ銀行を参考に「劉帝国の貨幣流通をコントロールする」組織。ガスペリ銀行のように完全な民間組織でも、ライヒスバンクのように特定一族の世襲でもない組織として置かれる。また、更龍帝による「農本主義からの移行」の第一歩でもある)
皇帝官房(皇帝直々に執り行う政務の補佐。宰相や内閣、宰相府の監視を受けている)
国監局(国士監と呼ばれる、劉帝国式の大学を取り扱う組織。祠府の下部組織の一つだが、高い独立性を持つ)
劉帝国は戦車(ノット担克)使ってて欲しいかも〜
更龍帝は胡服騎射を取り入れられる性格してない(偏見)しファンタジー世界だから騎兵より戦車に向く動物もいそうだし
秦王国との国境線の川を水軍がガッチリガードしてるみたいな話あったよね、蛟戦車隊とかどうよ
更龍帝は胡服騎射を取り入れられる性格してない(偏見)しファンタジー世界だから騎兵より戦車に向く動物もいそうだし
秦王国との国境線の川を水軍がガッチリガードしてるみたいな話あったよね、蛟戦車隊とかどうよ
帝位の象徴として赤龍泰剣がある
十三省府
後劉帝国における地方行政区画における最上位の区分。下位区分として州と県。
地方府の監督下に置かれているが、十三省府そのものも高い権限を持つ。
各地の都督へ命令して軍の派兵を行わせることが出来るのはその最たる例である。
各省府の長は○○長官と呼ばれる。
地方府の監督下に置かれているが、十三省府そのものも高い権限を持つ。
各地の都督へ命令して軍の派兵を行わせることが出来るのはその最たる例である。
各省府の長は○○長官と呼ばれる。
そもそも後劉帝国における各省とは、伏龍帝時代に再編されたものである。
伏龍帝とその臣下の当地において真っ先に行われたのは、龐帝国時代の小国家の完全解体であった。即ち地方行政区画を再編して統合し、小国家のアイデンティティを粉砕することで効率的な行政を成し遂げようとしたのである。
この目論見は成功し、劉帝国の国土に存在した小国家や龐帝国の民は「我々も劉帝国の一員」である意識を確立することに成功した。
伏龍帝とその臣下の当地において真っ先に行われたのは、龐帝国時代の小国家の完全解体であった。即ち地方行政区画を再編して統合し、小国家のアイデンティティを粉砕することで効率的な行政を成し遂げようとしたのである。
この目論見は成功し、劉帝国の国土に存在した小国家や龐帝国の民は「我々も劉帝国の一員」である意識を確立することに成功した。
後年更龍帝の代となり、(秦王国への敗戦後に)地方制度にもメスが入ることになったが、こちらに関しては地方府からの監督官の派遣等で中央の介入をよりしやすくすることで対応された。
命令系統としては
省
├州─県(文官の統治単位)
└都督(武官の統治単位)
├州─県(文官の統治単位)
└都督(武官の統治単位)
後宮
本命の伝統ある大貴族からとる上妃、金でねじ込める中妃(ここまでが龍人で皇子が期待される)、皇帝の気分次第でとれるし龍人じゃなくていい(むしろじゃないのが望ましい)下妃から成る