■■鏖戦禍血丸■■
読み方:おうせんかけつまる
危険度分類:大禍物(ただし、扱える者があまりに少ないため暴走しやすさは最上大禍物に並ぶ)
断味分類:巌物
刃渡り三尺(約91cm)、重さも相応とされる刀。
鍔には小さく、鬼灯を象った穴が空いている。
鞘と呼べるものは朽ちかけた熊革張りのものであるが、修復は事実上不可能。
危険度分類:大禍物(ただし、扱える者があまりに少ないため暴走しやすさは最上大禍物に並ぶ)
断味分類:巌物
刃渡り三尺(約91cm)、重さも相応とされる刀。
鍔には小さく、鬼灯を象った穴が空いている。
鞘と呼べるものは朽ちかけた熊革張りのものであるが、修復は事実上不可能。
その性質は至極単純。鞘にしろ刀そのものにしろ、手にした瞬間尋常ではない殺人衝動に襲われ、手当たり次第に斬り殺すというもの。
これだけならまだいいが、この刀の恐るべき点は斬り殺した人間から魔力を吸い上げたあと、斬り殺した者の死体を従順な傀儡として使役できるようにする。
この傀儡には鬼灯のアザが出来るので見分けやすい。
要約すると、制御できなければゾンビパニックを引き起こしかねない危険な刀。
ただし、この刀を制御できる者であれば傀儡を作らないことも選べる他、事実上の魔力タンクとして運用可能。そんな奴はほぼいないのだが。
過去にはこれで山一つとその周囲の村が6つばかりこの刀の傀儡まみれになったという。
これだけならまだいいが、この刀の恐るべき点は斬り殺した人間から魔力を吸い上げたあと、斬り殺した者の死体を従順な傀儡として使役できるようにする。
この傀儡には鬼灯のアザが出来るので見分けやすい。
要約すると、制御できなければゾンビパニックを引き起こしかねない危険な刀。
ただし、この刀を制御できる者であれば傀儡を作らないことも選べる他、事実上の魔力タンクとして運用可能。そんな奴はほぼいないのだが。
過去にはこれで山一つとその周囲の村が6つばかりこの刀の傀儡まみれになったという。
最初の持ち主はどうやらこの刀を片手に、姫巫女の下で武将として戦っていたようである。この時暴走したという話がないように、この持ち主は制御していたようだ。
だが、持ち主が変わると暴走。何人かの持ち主の暴走を経て、村一つを容易に滅ぼしかねないこの刀は白木の箱に納められて封印、安置される。
だが、持ち主が変わると暴走。何人かの持ち主の暴走を経て、村一つを容易に滅ぼしかねないこの刀は白木の箱に納められて封印、安置される。
だが、時は流れて現代。何故か秋津を抜け出したこの刀は、中身を知らない劉帝国の商人によって更龍帝に献上される。
更龍帝は箱を開けて中を確認した後、箱に戻すのではなく侍従の武官にも手に取らせてみた。
これが不味く侍従の武官は瞬時に乗っ取られて暴走……したが、目の前の更龍帝の方が普通に強かったため即座に鎮圧。
どういうわけか更龍帝当人だけは安全に持てる……と、囚人を使った実験で判明。
「ならば朕自ら責任持ってこの刀を扱おう。そして、朕の墓標に共にこの刀を封じる」と宣言。今では更龍帝が秋津から来た者と会う時にしれっと差している刀となっている。
更龍帝は箱を開けて中を確認した後、箱に戻すのではなく侍従の武官にも手に取らせてみた。
これが不味く侍従の武官は瞬時に乗っ取られて暴走……したが、目の前の更龍帝の方が普通に強かったため即座に鎮圧。
どういうわけか更龍帝当人だけは安全に持てる……と、囚人を使った実験で判明。
「ならば朕自ら責任持ってこの刀を扱おう。そして、朕の墓標に共にこの刀を封じる」と宣言。今では更龍帝が秋津から来た者と会う時にしれっと差している刀となっている。
尚、献上した商人は中身を確認しなかった罪で収監された。
因みに、制御条件の一つは「天下に名を轟かせるカリスマ性を持つ者」である。