惑星Caligula - 世界観共有創作wiki -
特殊な能力や動力について
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魔法について
魔法と魔術
- 魔法と魔術は一般的な能力を持たない種族においては混同されがちだが、魔法が「魔の法」、魔術が「魔の術」であることを理解すれば、この世界では簡単な話である。
- この惑星カリギュラにおいての「魔法」とは、世界一般で「不思議な力を行使するための決まり事」であり、「魔術」とは「不思議な力を発動する術」である。前者が「原理」、後者が「方法」と考えると簡単かもしれない。
- つまり、この世界において不思議な力を発動するためには、まずその原理「魔法」という、能力を使用する上での決まり事を理を明晰に理解した上で、「魔術」という、その能力を発動するための「方法」を学ばねばならない。
賢者N:要するに「魔法」を学ぶことでこの世界に対する「魔術を行使して良い世界からの法」を学び、「魔術」を学んでこの世界に沿った魔術を行使する、ってことになる。だから「魔法」と「魔術」は違うんだ、みたいな定義はこの世界では無いよ。「魔法」を知って初めて「魔術」が使えるってことだね。
- この世の理(魔法)を無視した力を行使すると、その報いを受ける、と言われている。どのような報いであるかは諸説あるが、定かでは無い。
魔法学
魔法とは原理である。ここで言う原理とは「真実であると受け入れられ、理論や行動の基本とすることができる、基礎的な概念」である。以下は魔法学で習得する基本的な項目。
魔法基礎「源素」とは
- 同一の次元において、全ての生命体が同一に持つ(ただし、その内包する量は個体差がある)、「生きる為の力」「生命力」「熱量」、所謂魔力である。
- 生命体に含まれる源素は、生命体が活動を続ける限り内側に留まっており、絶えず生成される(ただし、個体差のカンスト値がある)。
- 異界の者の力が惑星に入って「源素化」したとしても、発動する能力自体に変化はない。
惑星膜とは
- 別名「異界異能変質膜」。トラストゥッラでは「フォルツァ・トラスフォマーレ・ミンブラーナ(forza trasformare membrana)」と呼ぶ。目には見えないが、カリギュラと異界を隔てている次元の膜。
- この膜を通り抜けると、異界の生物の異能素体がカリギュラに適応した同質源素(どうしつげんそ。異界の力源と同等の、カリギュラへ適応した源素)へと強制的に変質させられる。
- カリギュラで生まれた生命体は元からカリギュラに適応している源素を纏って生まれているので、生まれながらにしてカリギュラ型源素である。
カリギュラ源素とは
- カリギュラ源素とは、カリギュラの中で適応された源素である。
- 惑星カリギュラを包む源素(トラストゥッラではフォンテ・エレメンターレ:fonte elementareと呼ぶ)。惑星の内側にあるものであれば、すべてが持ちうる源の素。熱源。これが核であり、これが原初の単位である。
- 一方で異界の生物にはこれは一切含まれない。異界の生物がカリギュラへ進入した時、初めて彼らの「力の根源」はカリギュラの「惑星膜」にて変換され、「源素」へ変質する。
魔法元素とは
光属性の火、また闇属性の水など、根源によってその四大は魔術が異なる。
- 源素には「元素」がある。源素は個性を持たない力そのものの名称であり、元素とは源素の個性である。
- 元素には二大と四大がある。二大元素は「光・闇」、四大元素は「火・水・風・土」である。
- 四大元素は能力の根源を表し、二大元素はその方向性を表す。これらを合わせ、元素系統は大分類8に分類される。
賢者N:もっと細かく分類すると、雷や幻なんかもでてくるけど、これらはその発生源である大分類に属する小分類になるよ。あと、個体の源素がどの系統により強い反応があるかによって、得手不得手なんてのもでてくるよ。ただ、その得手不得手は特に相反するものとかが決まってるわけじゃなくて、個体の差で決まるだけだから、水が得意な人が火にもそれなりに得意、ってこともあり得る話。
特殊魔法
- 無属性魔法…上記の分類に属さない、属性を持たない源素。または、元素を帯びる前の根本の源素。精神作用魔術など、精神に作用する魔法は上記の分類に属さない、無属性に分類される。
賢者N:簡単に書き出してみたけど、まあ上記みたいなことを細かく細分化して魔法学では教えているよ。
魔術学
上記魔法学を習得した上で、魔法を発動する「方法」を学ぶ。
発動系統の分類
詠唱(口で決められた言葉・または音を発することで発動する)
- 高速詠唱(詠唱を素早く唱える方法。別名「早口」)
- 無詠唱(基本的に魔術を使用しないことになるから、カリギュラではほぼあり得ない)
魔方陣(陣を描き、術を発動させる)
- 決められた道具を必要とする魔方陣(魔方陣を描くための筆や杖、インクや塗料などが決定しているもの。媒体は本や画用紙なども含む。術者の決めたキーで発動する)
- 特に決められた道具を必要としない魔方陣(地面に枝や指で描いたり、果ては血で壁に描いたりもする。正確性がやや上記に劣るが、決められた法則を守っていれば発動する。術者の決めたキーで発動する)
符術(符と呼ばれる「紙」や「板」を使用して発動する)
- 文字符(中津でとくに良く見受けられる。筆で描かれる神代文字(特殊な呪文用文字で、一般人は意味を知ることが無い)を使用して和紙に描かれ、術者の決めたキーで発動する)
- 絵符(中津でとくに良く見受けられる。筆で描かれる絵で、神獣や妖怪など、契約したものを呼び出すのによく使われる。術者の決めたキーで発動する)
- 式神(中津でとくに良く見受けられる。術者が依り代である式神(和紙で作られた人型あることが多い)に、決めたキーを使用することで発動する。人型である場合もあれば、獣型である場合もある。元になる和紙の形による)
音楽(音を奏でることで発動)
- 呪歌(唄うことで発動する)
- 演奏(楽器を用いて演奏することで発動する)
舞踊(踊ることで発動)
- 魔方陣演舞(踊りそのものが魔方陣代わりになっていて、踊ることで発動する)
- トランス舞踊(踊ることでトランス状態になり、神を降ろしたり、精霊や魔物を降ろしたりする。所謂降霊)
魔具(本や符など。またそれらを使用した道具。ものによっては魔法を知らない者でも発動が可能となる。大抵のものは1つにつき1つの術しか刻めない)
- 紙媒体(所謂本・符、板など。基本的に封じてある魔力を放出したり、封じた魔術によってそれ自体を動かしたりする)
- 杖・棒類(殴る武器としても簡単に使用できるので、多くの場合駆け出しの魔法使いが使用したりする)
- 指輪・耳輪・首飾りなどの宝飾品(嵩張らないので身軽でありたい職業の者がよく使う)
- その他魔具
- 日用品など(例えばケトルにすぐお湯が沸くロア・マジックをかけてあったりする)
魔導具(トラストゥッラ発、科学と魔術を混ぜたハイブリッド製品)
- 飛行船・海上船・車・バイクなど(電気回路と魔術回路を合成した乗り物)
- 医療器具・武器・家具・日用品(電気回路と魔術海路を合成した道具や入れ物など)
複合発動
- たとえば詠唱と魔方陣を同時に行ったり、舞踊と演奏を同時に行ったり、ということ。
- 同じ効果を掛け合わせたり、違う魔法を掛け合わせて新たな効果を生み出したりできる分だけ協力であるが、難易度が高くなるため基本的に高い学問を修得した高位魔法使いしか使用できないし、使用も禁止されている。
賢者N:ちなみに「詠唱破棄」は唱えていた詠唱を破棄すること。けして無詠唱と同意義ではない。これをすると術を完成させることが出来なくなる。それだけならまだ良いが、不完全な魔法行使が暴走することもあり、基本的にお勧めしない。複合発動も、未熟な奴はやりたがる子が多いけど、やっぱりお勧めはしないね。まあ、やるのは本人の覚悟次第だけど、不発ならまだしも暴走して周りに迷惑をかけたら…なんてこと、ないようにね?(やるなとは言ってない)