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		| 武将名 | みなもとのよりとも | 朝の大将軍 | 
		| 源頼朝 | 統一名称:源頼朝 生没年:1147~1199
 
 「源氏の旗に集いし武者たちよ!
 我らの力を示す時は来た!」
 
 源義朝の三男。鎌倉幕府初代将軍。
 平治の乱の処分で伊豆へ流されるが、令旨を受けて平家打倒の兵を挙げ、鎌倉を本拠に坂東を平定。
 平家を滅ぼすと義経追討を名目に守護・地頭を置き「国朝の大将軍」と自ら名乗り、武家政権の礎を築いた。
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		| 勢力 | 玄 | 
		| 時代 | 平安 | 
		| レアリティ | SR | 
		| コスト | 2.5 | 
		| 兵種 | 弓兵 | 
		| 武力 | 7 | 
		| 知力 | 9 | 
		| 特技 | 気合 昂揚 技巧 | 
		| 計略 | 武皇の大恩命 | 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は同時に複数発動できない) 味方の武力が上がり、計略の必要士気が下がる。
 この効果は必要士気2を下限とする
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		| 必要士気 | 7 | 
		| 効果時間 | 知力時間 | 
		| Illust. | 西野幸治 | 
		| 声優 | 伊丸岡篤 | 
計略内容
		| カテゴリ | 士気 | 武力 | 知力 | 速度 | 兵力 | 効果時間 | 備考 | 
		| 英傑陣形 | 7 | +3 | - | - | - | 35.0c(知力依存0.4c) | 範囲内の味方部隊の計略の必要士気-1 (必要士気2より少なくはならない)
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範囲は自身を中心とした縦6部隊分、横7部隊分の長方形
(最新Ver.1.6.0C)
調整履歴
		| 修正Ver. | 変更点 | 内容 | 備考 | 
		| Ver.1.6.0C | 計略範囲 縦幅 5.4部隊分 → 6部隊分
 横幅 6.4部隊分 → 7部隊分
 | ↑ | - | 
所感
玄勢力所属の2.5コスト弓兵。
高い知力と気合・昂揚・技巧の三つの特技を併せ持つが、武力はコスト比で低め。
採用にあたっては後述の計略を意識したい。
計略「武皇の大恩命」は長時間の強化陣形。
武力上昇値は効果時間の長さを考慮しても士気7としては控えめだが、最大の特徴は陣形内の味方が使用する計略の必要士気を下げる効果。
ただし下限が2と決まっているため、必要士気が2以下の計略には効果がない。
その性質上「武皇の大恩命」を展開後に他計略で畳み掛けることが前提となり、必然的に一度の攻勢で決め切るフルコン狙いのデッキになる。
通常であればあり得ない頻度で計略を連打する攻勢は圧巻。
また士気軽減効果は割合ではなく一律なので、大型計略よりも低士気計略を連打するほうが士気軽減の恩恵が大きくなる。
一方で効果を最大限活かすにはできるだけ士気を溜め込む必要があり、必然的に士気が溜まるまでの序盤中盤が弱くなりがち。
その中盤での落城されるのはもちろん、耐えられたとしても逆転不可能な大差をつけられることも避けたい。
防衛用に軽めの計略を用意するのか、士気を一切使わずに大逆転に全てを掛けるのか。
どこまで城ダメージを許容しどのように逆転するのか、一試合を通したプランニングが求められる計略。
なお、この効果は他の必要士気を下げる計略の効果と重複する。
例えば「奉武」と名の付く計略を陣形内で使った場合、陣形の効果で必要士気が下がり、さらに「奉武」側の効果でも必要士気が下がる。
また陣形内で渾身計略を使う場合は、「武皇の大恩命」の効果で下がった後の必要士気が基準となる。
解説
鎌倉幕府を成立させた初代・征夷大将軍。
徳川慶喜が大政奉還するまで向こう700年弱続く武家政権の始まりとなった、日本の歴史上かなりの重要人物。
……なのだが弟・
義経が判官贔屓で絶大な人気を誇り、その死の原因となっている為に創作での扱いはあまり良くない。
鎌倉時代の始まり(=鎌倉幕府の成立年)は、以前は長らく頼朝が征夷大将軍に任命された1192年が主流であった。
だが現在は平家を滅ぼし各地の守護・地頭の任命権を得た1185年が主流となっており、教科書にも後者が採用されている。
これは1192年よりも前に、1185年の時点で頼朝の支配体制は確立したと見なされるようになったためである。
ただし1185年説も現在の主流というだけであり、他にも侍所を鎌倉に設置し東国支配を樹立した1180年説や、
朝廷から東国の支配権を承認する宣旨が出された1183年説などもあり、数年後にはまた異なる年が教科書に載っているかもしれない。
「国朝の大将軍」こと頼朝は、太陽を表す要素が多く見受けられる。
対して義経は月を表し、義経の死の後に頼朝が征夷大将軍となり武家政権の黎明を迎える……まさに月が沈み太陽が昇ったということだろうか。
また、頼朝の死後に鎌倉幕府を支えた「鎌倉十三人衆」は、太陽が沈んだ夜空に浮かぶ13星座を表している。
余談だが
平清盛は日光を意識した台詞が多かったり、
木曾義仲は「旭将軍」だったりと割とみんな太陽である。
陣形内の武将の必要士気が下がるという計略は、マネジメント力に優れていたと伝わる頼朝らしい効果と言える。
ただ彼は過剰とも言えるリスク管理を行っており、それによって兄弟を粛清しすぎ親族の数が少なくなってしまった。
自身を生かした清盛を反面教師にしたのかもしれないが、このことが頼朝死後に得宗北条家に幕府実権を握られてしまった遠因と考えられている。
贈り物台詞に出てくる「藤九郎」は安達盛長、「康信」は
三善康信のこと。
安達盛長は頼朝が流人時代から仕えていた最側近の武士であり「鎌倉十三人衆」の一人。
数々の戦いで軍功を立てただけでなく、彼が頼朝と
政子の間を取り持ったことで2人は結婚に至った。
三善康信もまた「鎌倉十三人衆」の一人であり、元は朝廷に仕えた下級貴族。
流人時代の頼朝に月に2~3度は中央の情勢を伝え頼朝の挙兵に大きく貢献した後、鎌倉に下向して正式に仕えた人物である。
女性関係の逸話も多いが、関係を持った女性やその一族は政子の嫉妬により一部を除きロクなことになっていない。
- 政子と結ばれる前の話だが、吾妻鏡によると流人時代に監視役の伊東祐親に殺されかけたことがある。
 祐親が京に上洛している間に娘の八重姫との間に子供を儲けたことが原因とされるが、真相は不明。
- 政子に内緒で亀の前という女性と浮気していた。伏見広綱の屋敷に住まわせていたことが牧の方経由で政子にバレる。
 「亀の前事件」と言われる大騒動になったが、懲りずに中原小忠太光家の屋敷に住まわせる。なお当時の政子は子供(源頼家?)を産んだばかりである。
- 平治の乱で兄・義平が斬首されたため未亡人となっていた正室・祥寿姫に、1182年に恋文を送った。
 しかし彼女の父・新田義重が政子を恐れ、師六郎という男に嫁がせた。その怨みから頼朝は新田氏を冷遇したとされる。
- 伊達朝宗の娘・大進局と密通する関係にあった。1186年に二人の間に子供が産まれたが政子の嫉妬で出産後の儀式は中止。
 しばらくしてその子供は仏門に入れられた。
他にも自身の乳母である
比企尼の長女と関係を持ち、その子が島津家の祖である島津忠久という話もある。
(ちなみにその長女は上記の安達盛長の妻である。
さすがに時期は被ってないと思いたい。)
また、大友家の祖である大友能直を落胤として残したという伝説もある。
戦器の「源太が産衣」は「源氏八領」の一つであり、平治の乱の際に頼朝が着ていた鎧。
しかし敗走の最中に脱ぎ捨てられ行方不明となったと言われている。(この時頼朝は12歳。仕方がないと言えば仕方がないが……)
ちなみにこの場合の「領」は領土など指すのではなく鎧の数え方。長宗我部家の「一領具足」と同じ意味。
「源氏八領」は以下の八つであるが、現存しているのは武田家に伝わった「楯無(こちらも戦器で登場)」のみである。
- 「薄金」源氏の棟梁のみが着用を許された鎧。保元の乱では為義が着用したという。おそらく保元の乱の際に喪失したと思われる。
- 「楯無」その堅牢さから盾がいらないといわれるのが名の由来。義朝が着ていた。敗走の際脱ぎ捨てられたが回収され甲斐武田氏に伝わった。
- 「月数」保元の乱では、為義の四男・頼賢が着用したという鎧。保元の乱で喪失。
- 「日数」保元の乱では、為義の五男・頼仲が着用したという鎧。保元の乱で喪失。
- 「八龍」全身に八大龍王という8匹の龍が飾り付けられた鎧。為義の八男・為朝に与えられたが、小さすぎたため作り直された。
 また平治の乱では義朝の長男・義平が着用し、敗走中に美濃の山中で脱ぎ捨てられた。
- 「沢瀉」詳細不明。平治の乱では義朝の次男・朝長が着用し、敗戦で落ち延びる際に雪中に脱ぎ捨てたという。その後朝長は落命している。
- 「源太が産衣」源氏の嫡男が鎧の着初めで使用された鎧。頼朝が着ていたが、平治の乱の敗走中に美濃の山中で脱ぎ捨てられた。
- 「膝丸」牛1000頭の膝の皮を集めて作ったとされる鎧で、牛の精が入り込み常に現れては持ち主を嫌うと言われる。
 そのため埃を掃う時さえ精進潔斎しなければならなかったという。保元の乱で喪失。
大戦シリーズにおいて
台詞
		| \ | 台詞 | 
		| 開幕 | 身を重く、心を長く、軽率は御し、冷静なる戦を | 
		| 計略 | 源氏の旗に集いし武者たちよ、我らの力を示す時は来た! | 
		| ├絆武将 | 源氏の星の下、日ノ本の武士を統べる時! | 
		| └玄086_源義経 対象時 | 戦うために戦う修羅よ、この私に力を貸せ! | 
		| 兵種アクション | 穿て! | 
		| 撤退 | 天に見放されたか | 
		| 復活 | 天の思し召しか! | 
		| 伏兵 | 駒は焦らず、静かに詰める。 | 
		| 攻城 | 私がどこまで行けるか、運試しといこう | 
		| 落城 | 天下草創、これより、武者の世が訪れる | 
		| 贈り物① | ふふ……お前の忠義ぶり 藤九郎や康信を思い出すな。
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		| 贈り物② | 良きものをいただいた。 その時が来たら必ずやその恩に報いよう。
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		| 贈り物(お正月) | 年を越す度、この身がある事に感謝している。 天が私を生かしてくれている事への感謝だ。
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		| 贈り物(バレンタインデー) | 私を源氏の御曹司と知って近づいたのか? 構わぬ。愛には名など関係ないだろう。
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		| 贈り物(ホワイトデー) | 感謝の気持ちに、お前の別荘を用意した。 これでいつでも好きな時に会えるな。
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		| 贈り物(ハロウィン) | 父上や兄上は妖怪変化に扮するのは得意だが 私は無理だ。他の何かにはなれないのだよ。
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		| 友好度上昇 | 天の思し召しか! | 
		| 寵臣 | 座して機を見る訳にもいかぬ。御家人たちに召集を掛けよ! | 
		| └特殊 | - | 
贈り物の特殊演出
①
		| 対象武将:蒼076_土肥実平 | 
		| 会話武将 | 台詞 | 
		| 源頼朝 | 岩場にサザエが貼り付いていた。 後から浜に下りる者は踏まぬよう気を付けよ。
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		| 土肥実平 | 御曹司の足を傷つけるとはいい度胸だ! その角片端から折ってやろうか、ええ!?
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		| 源頼朝 | む……今度は椎の木の実が、頭の上に…… | 
		| 土肥実平 | 実だけじゃなく首も落とされてえみてえだな! おう昌俊、椎の実全部落としてこいや!!
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②
		| 対象武将:蒼080_北条政子 | 
		| 会話武将 | 台詞 | 
		| 北条政子 | 隣の屋敷に植えてあるのは椿か。 ここは桜で、その向こうは桃と。
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		| 源頼朝 | 椿の季節には隣で花見をする。 今が盛りの桜では物足りないか?
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		| 北条政子 | いえ、花はない、木炭も臭わない種なのに どうも椿が匂うと思いまして。
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		| 源頼朝 | ……今は桜を惜しんでやってくれ。 | 
		| 北条政子 | もちろん分かっておりますとも。 少々遊んだだけです、そうお拗ねになるな。
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最終更新:2024年11月20日 19:17