クライネ

クライネ


新・紋章の謎に登場する敵ユニット。リメイクの追加キャラである。クラススナイパー
エレミヤ率いる暗殺組織の構成員であり、彼女の命令でマルス軍を襲撃する。
キャラデザは金髪ストレートに釣り目。同じ金髪のニーナなどと比べると、やや茶色がかっている。
また黒い服に左肩と胸部を覆う鎧を装着している他、将軍敵将と同じ巨大な赤い襟が存在する。

細かい設定は後述するが孤児であり、エレミヤに拾われ、育て上げられた。
そのエレミヤがとある事情で冷酷非道な性格に変心したため、クライネもそちらに影響され、あるいは捨てられることを恐れて同様の態度を取る。
仲間であるローローしくじった際、エレミヤが彼らの始末を命じた際にも、困惑するカタリナを余所に嬉々として応じている。
逆にエレミヤの思想に追従しきれず迷いや気弱さを見せるカタリナに対しては、表面上はかなりキツく当たる。
しかし、過去には孤児であるがゆえに誕生日を知らない者同士、お揃いの誕生日を決めてプレゼントを贈り合うなど、義理の姉妹としての絆を持っている。ちなみにカタリナが姉で、クライネが妹。
実際、ガーネフに洗脳されているエレミヤとは違って、クライネは素で彼女に忠誠を誓っているだけなので、死の間際や過去を回想する際など、そういった人間らしさを見せることもある。

ユニットとしての登場は二回で、初回はマルスと合流前のリフを襲撃。この際は早々に退却する。
二回目に氷竜神殿前でマルス軍を襲撃し直接対決するが、敗北して瀕死の重傷を負う。
その後、駆け付けたカタリナにより辛うじて雪山から救助されて暗殺組織のアジトに帰還するが、最早助かる見込みはなく、エレミヤにはローローと同じく使い捨てられる。
死の間際には、一度は強がって自らの末路を受け入れたかのような素振りを取り、無様な最期を見られたくないとカタリナを遠ざけようとするが、義姉の前で虚勢を通し切ることはできず、直後に一人ぼっちで終わりたくないという本音を吐露。
その望みを聞き届けた彼女に看取られて死亡した。

敵将としてはスナイパーなので、索敵マップで突っ込んでくる。武器は銀の弓。
低難易度では大したことないが、ルナティックでは力20速さ24など中々強力な上に、割と狭いマップにシューターも多いため、不意の一撃や集中攻撃が怖い。
対飛行武器のクインクレインに加えて、クライネや宝箱が配置されている場所にはエレファントを設置しているため、油断はできない。
なお、このマップにはなぜかアイオテの盾の入った宝箱があるが、勝利条件が敵全滅であるため、盾を取るまでシューターを残しておくか、彼女を助けて、カタリナ状態にするなどの必要がある。
ちなみに初回は前述の通り早々に退却してしまい、通常プレイでは初期配置の関係で戦闘自体できないが、オンラインショップのこの時点では入手できないアゲインを使用することで戦闘はもちろん、倒すことも可能。
通常では不可能なためか初戦時の台詞も、突然の攻撃にビビり散らかすものになっている。

DLC「暗殺者」では自軍ユニットとして使用可能。パラメータ、武器は本編ノーマルと同じ。
ローローと違って、攻撃が当たるだけでも大きいが、所詮幸運0のスナイパーなので無双はできない。

ストーリー的には彼女の生い立ちが判明。裕福な家庭で生まれ育ったようだが、ガーネフに裏で操られたサムシアンの襲撃によって孤児になったことが明かされる。
そしてそのガーネフが操るエレミヤに拾われて暗殺者になったわけで、要するにマッチポンプである。
なお、このことは本人が作中で断片的に思い出すのだが、忘れていた理由は不明。
覚えていないほど幼かったのか、ショックによるものか。前者ならエレミヤの年齢が結構なことになる。
生家を失ったことと、第二の親エレミヤの豹変により、第二の親を真似て悪人を演じつつも内心では家族愛に飢えるという本編の人格が出来上がったものと考えられる。
とはいえ、マルス軍側からすれば洗脳されたわけでもないのにほぼ完全に悪人になっているため、同情できるかは人によるだろう。
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最終更新:2024年06月15日 19:55