AI製イラストを見分け方などを解説するページです。
【目次】
注意点
- このページは、AIが苦手とする表現から「AIと人間のイラストの見分け方」について考察するためのページである。
- 昨今のAIイラスト界隈では手による加筆修正がほぼ常識となっている。
- 下記の情報はいわゆる「ポン出し」でしか通用しないものと考えていただきたい。
- 下記の特徴はあくまで傾向であり、これらの特徴があるイラストは100%AI製である、と保証するわけではない。
- なお、このページに掲載されている参考画像はすべて初稿の筆者がAI画像生成サービスによって生成したものであり、筆者は画像について著作権の一切を主張しないものとする。
編集される方へ
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AIが苦手なもの
目、瞳

- 瞳の塗りを均一にしたがらず、黒目や瞳孔部分をぐちゃぐちゃに描いてしまう傾向にある。
- いわゆる「キラキラ目」と混同されがちだが、AIの瞳の塗りはかなり独特である。
- 眉毛、まつ毛、前髪が溶け合いぐちゃぐちゃになりやすい。また、眉毛を境に前髪が途切れたり、前髪を境に眉毛がズレてしまうことがある。
- ハイライトの位置が左右で違う位置になりやすい。
- たまに左右で違う色の目になることもあるが、いわゆるオッドアイの可能性もあるため注意。
耳

- 中に起伏のない、のっぺりした耳を描写することが多い。
- デフォルメ表現にしてもまわりの描き込みと釣り合っていない。
- 髪と一部が融合してしまうことも多い。
髪

- 髪の毛のラインと陰影の境界線を混同してしまっている。


- 髪の毛と襟の色が近いため溶けてくっついてしまっている。
手前の物体で隠されている時の線のつながり

- 物体の奥にある線をつなげるのが苦手である。
- 屋内における窓の縁、手すりや屋外の木、ビルなどで起こりやすい。
- まともに背景を描く場合はまず起こらない現象であるため、AIである可能性が高い。
文字

- 現在の画像生成AIは文字を書くのが非常に苦手である。
- 太字のゴシック体で書かれた企業ロゴなど視認しやすいものはそれなりに出力されることがあるが、細かな文字はまず無理。
細かいパーツが連続してできているもの

- キーボードや水玉など細かいパーツが連続しているものを描くのがかなり苦手である。
- 遠くから薄目で見ればそれっぽく見えなくもないが、注意してみれば一目瞭然である。
食べる・飲む


- 手掴みで食べる、カップを上手く掴めていない。
- 箸を使わずに麺を啜るなど「道具」の認識が不得手なパターンが見受けられる。
(上記画像は初稿執筆ではないユーザーが生成・アップロードしました。画像について著作権の一切を主張しません)
抱き合う構図

- 一見すると抱き合っているように見えるが左の女の子の右腕と右の女の子の左腕が融合してしまっている。
(上記画像は初稿執筆ではないユーザーが生成・アップロードしました。画像について著作権の一切を主張しません)
距離感

- 明らかに水深が満たない状態で船が停泊しているなど見栄えを重視し過ぎた結果、おかしい構図になる。
(上記画像は初稿執筆ではないユーザーが生成・アップロードしました。画像について著作権の一切を主張しません)
AIが克服しつつあるもの
手指
- 「AIは手が描けない」というのは過去の話であり、現在はそれなりの精度でちゃんと描画してくれる。
- また、プロンプトに「five fingers」などと入れても割と対応してくれるため、手だけを見るのは推奨しない。
絵柄の多様性
- ブラウザ版のAIサービスですら相当数の学習データを読み込ませており、様々な画風を出力できるようになっている。
- 更にローカル環境ならばLoRAの存在もあるため、マスピ顔じゃないからAIじゃない、というような判断は通用しない。
線画・ラフの提出
- 既存の画像から線画を抽出する技術も進歩しているため、制作過程と称してラフっぽい画像をアップするものも出てきている。
- 制作過程は結構ごまかしが効くため、提出したからといって信用しすぎるのはオススメしない。

(上記画像は初稿執筆ではないユーザーが生成・アップロードしました。画像について著作権の一切を主張しません)
関連リンク
- 画像生成AIによって生成されたイラストの見分け方